モルガン(Fate)単語

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モルガン
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モルガン(Fate)とは、Fateシリーズに登場する登場人物及び、スマホゲームFate/Grand Order』に登場するサーヴァントの一騎である。

CV遠藤綾(Fate/Apocrypha) / 石川由依(Fate/Grand Order)
イラスト武内崇

サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)の記事を参照。

概要

アルトリア・ペンドラゴンの異。(原典のアーサー王伝説においてはティンタジェルゴルロイスとその妻イグレインの間に生まれた異型月世界ではイグレイン妖精の子をんだ後、ウーサー王にいだ。)ブリテンの王補であったがアルトリアが選定のを抜いたため自身は王になれず、彼女を恨んでいた。ロット王との間にガウェイン、ガヘリス、ガレス、アグラヴインの4人の子を産んでいる。もう一人の隠し子モードレッドアルトリア遺伝子を回収し作成したクローン。アグラヴインモードレッドの二人を自らの野望のため円卓に送り出した。

三重人格者であったともられる。(人間アルトリアの側面/モルガン妖精/ヴィヴィアンブリテンの化身の側面/モルガン・ル・フェ)

Fate/Apocrypha

アニメ版にてモードレッド回想シーンで登場。モードレッドアーサー王を破滅させるために送り出す姿が描かれている。

このときすでにFGOでのものに近いデザインは出来ていたが、ヴェールで隠されその素顔は明かされていなかった。

また、FGO的に言うならば、Apocryphaに登場したのは汎人類史のモルガンであり、FGOで大いに活躍している異聞帯のモルガンとは同一人物にして別人である。

Fate/Grand Order

ベリル・ガットが召喚した「裁定者」のサーヴァントにして異聞帯ブリテンを統べる王、そして「楽園妖精の使命を捨てた者」として登場。

一般住民である妖精たちには暴君として認識されている冷酷な女王。本来であれば異聞帯のモルガンは「6000年前にすでに死んでいたはずの楽園妖精」なのだが、「サーヴァントして召喚されたモルガンが自身の霊基を代償にレイシフトを利用して記憶過去へと転送、そのおかげで異聞帯のモルガン賢者グリムを召喚し危機を脱した」。その後「救世主トネリコ名乗り世界を救っては妖精たちに排斥され眠りにつくという事を繰り返す。妖精歴400年、始まりの騎士トトロット、黒騎士クター、排熱大公イネックと共に各地を転戦、統一王ウーサーを見出すに至る」。しかし「戴冠式当日ウーサーは殺され、彼女妖精達に絶望、救済ではなく支配によりブリテンを統一することをした。

そのか残で淫蕩、自分勝手な性格は鳴りを潜め、挫折し反省した傾国の美女となっている。
嫌いなものはモルガン最大のピンチは200年前に起きた「キャタピラー戦争」。の厄災が現れた際モルガン宝具一発のみを放ち「理。帰る」と戦場から去ってしまったという。

サーヴァントとしての能力

ステータス

ゲーム内性能

メインシナリオ2部6章「妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ」配信に合わせ、2021年6月11日より実装された限定バーサーカー

は攻撃極振りのバーサーカー。敵のクラスが複合の場合まとめて消し飛ばしてくれる他、NP供給やガッツも持ち合わせるため利便性にも優れる。宝具には対人特攻が付いているため、敵のクラスが複合+人の属性を持った敵が沢山出てくる『キャメロット』や『トラオム』ではモルガン無双となる。特に『トラオム』終盤ではコンティニュー不可、ターン制限、フレンド使用不可が同時にある鬼畜面があり、モルガンの有難易度が大きく乱高下する。やっちゃえバーサーカー

スキル妖精眼」は被クリティカル率を20低下させる。敵のクリティカル率は10~30程度なのでクリティカル事故を大幅に減らせる。
妖精一覧はこちら。

アヴァロンクリアスキル2の名称が変わる。

〔円卓の騎士一覧
セイバー アーチャー ランサー
ライダー アサシン キャスター
バーサーカー EX その他

意外なところだとアルトリア〔リリィ〕/ヒロインX/ヒロインXXは円卓属性を持たない。

キャラクター解説


私はおまえたちを許さぬ。私はおまえたちを救わぬ。

ただ従え。頭を垂れよ。
その低頭の忠をもってブリテンを守護してやろう。

第六異聞帯『妖精ブリテン』を統べる冷なる冬の女王にして異聞帯の王。一人称は「私」。キャメロットを居とし、妖精騎士三騎と女王への忠が篤い女王騎士、そして女王軍を率いる。2000年間に渡って妖精から「存在税」と称して魔力を吸い上げ、人間の数を管理し、圧政を敷いて苦しめてきた魔女である。

本格的な登場は第二部第六章『妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ』だが、第二部第五章『都市山脈オリュンポス』終盤から既に行動を開始している。テーマ曲は『の玉座』と『トネリコ ~女王モルガン戦~』。第二部第六章第二十四節をクリアすると宝具に専用BGMが追加され、Lv5ボイス解放される。

『アヴァロン・ル・フェ』の配信が始まった2021年6月11日から25日にかけて最初のピックアップが行われた。当初『アヴァロン・ル・フェ』のストーリーは前編・後編・崩壊編の三つに分割されており、モルガンピックアップされたのは丁度前編部分であった。ピックアップ時に引かなかったマスターが、モルガンの設定が掘り下げられた後編で猛に欲しくなるも、既に入手の手立てが失われていて絶した話が伝わる。運営も何か思うところがあったのか、それとも商機だと思ったのか、最後の崩壊編が配信されてから2週間後の8月18日に異例のさで復刻

ぶっ壊れレベルの高性本編での不憫さ、主人公に明確な好意を向けている希少さから凄まじい人気を獲得し、『カルデア・サテライトステーション2021-2022』にて「最もレベル120にされたサーヴァントランキング5(SSR)編~」で1位いた事が発表され、『ウィンターパーティー2022-2023』の英霊召喚フォトスタジオ(好きなサーヴァントと一緒に写真が撮れるやつ)においても、バーサーカークラスで最も一緒に写真を撮られて堂々の1位に。2023年バレンタインイベントにおける祝福ロックオンチョコが贈られたサーヴァントランキングでも3位にランクインし、八周年記念フェスではグッズが即売した報告が寄せられるなど、彼女人気ぶりは明確に数字に表れている。また実装から1年半以内に4回も復刻するという類を見ないペースピックアップされている。またモルガン実装は、難所だった第一部第六章『神聖円卓領域キャメロット』の難易度を劇的に引き下げ、アルジュナ・オルタともども初心者のお供としても人気。もはや人理の裏切り者どころか人理の守護である。

2023年9月17日から10月10日にかけて、京都利休園とのコラボモルガンイメージした「妖精林檎」が限定販売された。周りが蘆屋道満(fate)葛飾北斎(fate)千利休(fate)和風サーヴァントで占められる中でのまさかの選出だった。林檎なのはアーサー王伝説におけるアヴァロン林檎だった事に由来する。

モルガン自身が最高位の妖精であり、最果てのロンゴミニアド」を魔術として会得した稀代の天才魔術師という実面は最強クラスゲーム通貨であるQPを1億ポンッとくれたり、技術を解析してレイシフトしたり、ベリルビーコンにして『ブリテン異聞帯』から『オリュンポス』の狙撃するなど規格外の事をしれっとやってしまう程。巡礼を経て円卓軍全軍を一人で補助出来るようになったキャストリアですら「先一つ程度」と笑って見せる。オーロラく「女王先ひとつで私たちは全滅」と評し、グロスターを半独立状態たらしめるムリアンの妖精領域も破壊可。実際、円卓・ノクナレア連合軍が居キャメロットに攻め寄せた時も全く動揺せず、実をも全にコピーした分身を作って一気に殲滅している。妖精に住む妖精魔術基盤や礼装などの助けを借りずに秘を成すため本来魔術を必要としないのだが、その魔術域に及ぶまで極めたモルガンは異質な存在と言える。

また圧政者ではあるものの、数年に一度ブリテンで発生する災厄をを使って消しており、妖精たちもその面ではモルガンを認めている様子。しかし彼女は「決して妖精を救わない」と断言しており、向かう者は女王騎士であっても容赦なく処断する。もはや妖精では彼女に勝てる者は存在しないのだが、何かに怯えるように魔力を徴収し続け、キャメロットには大穴を睨むかのようにロンゴミニアドが複数設置されている…。『妖精ブリテン』へは、異に対抗するためのロンゴミニアドを獲得する的と、突然観測された汎人類史への攻撃を止める的のためにカルデア軍団が足を踏み入れる。

彼女が振るう魔は元々選定のであったが、敵を打ち倒すべくに変化したのだという。

人物像

妖精に君臨する冬の女王だけに冷酷な性格。敵対者には容赦の鉄槌が下される。長年の『ブリテン』支配により心は冷え切り、あらゆる享楽や欲望にも興味を示さない氷のような存在。

モルガンは異聞帯の存在ではあるが、とある理由から汎人類史モルガン記憶インストールされており、(異モルガンとは直接関わりがいものの)汎人類史で敵対関係にあったアルトリアマーリンを憎悪している。一方で汎人類史における自身の子ガレスや本物ガウェインに対しては「私に似ず良い騎士に育ったようだ」と情を覗かせ、アルトリアコピーしたモードレッドの存在に驚くなど様々な反応を見せる。

もちろん異聞帯での記憶も持ち合わせ、『ブリテン』崩壊の原因を作ったオベロンを「」と呼んで棄する。養子のバーヴァンシートネリコ時代の仲間トトロット及びマシュ、長年の忠義を見せたウッドワスや妖精騎士には寛大であり、敵対関係になったアルトリア・キャスターに対しても巡礼を始めるまでは見逃す措置を取った。憎んでいる相手でも協してくれたら感謝する辺り、素の優しさが見え隠れする。『日記』によると冬の女王になる前は雨音だけが友達文学少女だったらしい。他にもモルポンドという自分の名前を入れた通貨を流通させていたり、年に一度「モルガン祭」なるの催しをしていたり、が大の苦手だったりと所々お茶な面を覗かせる。

ただ、悲しいかな言葉足らずのため酷薄な印を相手に植え付けてしまう。表情も凍り付いたように変化が無表情か微笑する程度と、喜怒哀楽を見せない点も手伝っている。原則として氏族長以上の上級妖精人間に近い感情と理性を持つ。最上位の妖精たるモルガンも好きな人を愛したり大切な人を想う心を持ってはいるが、そもそも妖精は次代が自然発生する生態上、恋愛や子育ての必要がいため経験のさから非常に不器用になってしまった。恐怖妖精を統べる立場ゆえ信頼出来る対等の仲間がおらず、またが出来なかった事も不器用さに拍を掛けている。このため最であるバーヴァンシーにすらイマイチ情が伝わらなかった(ベリルは気付いていた)。縁あってカルデアに召喚された後は反省したようで、若干口調が柔らかくなって口数が増えた。その様子は妖精騎士トリスタンから「でもあのお様、妖精の時よりかわいくない?どころかライオンかぶってるレベルよ、あれ」と評されている。冬の女王だけに普段は命口調だが、初々しい頃のヴィヴィアン時代では敬語を使っていた事から本来の口調は敬語と思われ、実際モルガンと化した現在においても心を許した相手であれば敬語を使用している。

カルデアに召喚されると、いきなりマスターを夫(女性の場合は妻)と呼ぶ。このためユーザーからの称は「」、もしくは「陛下」。ちなみに召喚時の彼女をよく見ると男性マスターだと微笑んでいるが、女性マスターだと無表情になる細かい差がある。妖精は基本的にバイセクシャルだがモルガンは男の方が良いのだろうか。厳密には異なるが『ブリテン異聞帯』で実質マスターだったベリル・ガットに対しても「夫」と呼んでいた。これは汎人類史の魔術師に対して軽蔑と反感を抱いているからで、ニュアンス的には「夫って呼んで欲しいのか?ん?」といった嘲笑である。おそらく淫蕩な汎モルガンからインストールされた情報に由来していると思われる。

サーヴァントになった後も女王気質であり、マスターを臣下として扱って全てをげるよう命じてくる。だが、そんな彼女と向き合ってを深めていくと、次第に冷え切った彼女の心に温かな火がっていく。Lv3になると独占欲を見せて「何故私以外のバーサーカークラスがいるのです?全員解雇しなさい。必要ありません」と言ったり、Lv4では自分と夫/妻のためにを建てようとし、召喚時は「お前」呼ばわりだったのがLv5や最終再臨の台詞では「あなた」に変化するなど慕を隠さなくなる。「(召喚された時は反感から夫と呼んだが)縁というのは不思議なもの。本当に、その通りに、なるなんて」と当人も困惑するほど密な仲に発展し、本物の夫婦関係のようになっている。忠実な部下である妖精騎士ですら「が夫/妻」の正体がか知らなかった所を見るに、モルガンが夫もしくは妻と呼ぶのはマスターと二人きりの時だけ、言わば秘密の関係ではないかと思われる(実際人前では「マスター」呼びになっていた)。またバレンタインデーを「運命を共にすると決めた者に、日頃の感謝を告げ、将来の契約を交わすもの」と解釈しており、マスター製作期間10日の気合いの入ったチョコレートを贈った。このようにマスターに対する好意は本物だが、チョコを渡してすぐに帰ろうとした辺り、まだ不器用さが残っているようだ。実装から長らく封印されていたLv5ボイスでは「今度は失敗しないよう、私が野心とあなた、どちらも取りこぼさない法律を作ります」とく。2023年7月5日より開催されたイベントミスティックアイズシンフォニー』ではサーヴァント休憩所に相性が設定され、相性が良いと疲労回復まる仕様となっている。モルガンの場合はマスターマイルームが良相性に含まれる

闇のコヤンスカヤスケジュール表によると午前11時マスターモルガン、ハベトロットの三人でドラ魔女」を見ているらしい。イベント『カルデア妖精騎士杯』では妖精騎士ガウェインに薦められて少年漫画読み、『日記』では正月駅伝を見ている事が判明。幅広いジャンルを嗜むようだ。地作成スキルを持っているためか築を得意としており、たった一人で巨大なを作り上げてしまう。本人く「ビル5等プロ級」との事。

サーヴァントの状態だと、本人く第三再臨まで強化しても生前の1/3の実にしかならない。故に妖精』で使用していた分身といったチート魔術は一切使えないと思われる。しかし天才魔術師としての頭魔術は健在。対魔力:Aにより現代の魔術師事実モルガンに傷を負わせる事は不可能、狂化:Bを保有しているが理性の維持に成功して全パラメーター強化の恩恵だけを受け、魔力を帯びた具を作れる具作成:EXをも持つ。魔術師だからか、バーサーカーながら地作成:Bを持っているが、現時点ではモルガン千利休(fate)のみのしい特徴。ただでさえ強ランクスキルを取りえる中、独自スキル妖精眼:A、渇望のカリスマ:B、加護/アヴァロン妖精:C、最果てより:Aを保有。このうち妖精眼、アヴァロン妖精、最果てよりの三種は異聞帯のモルガンのみが持つ。サーヴァントになって弱体化しても規格外の地位に居座り続ける化け物と言える

あまりに次元が異なる存在のせいか、すぐに黒幕の正体や真実に辿り着いてしまうためイベントではまず登場出来ない。『クライシス』でようやくイベントデビューを果たすも、終盤を除いてマスター達とは別行動を取らされていた(実際い段階でコンの正体に気付いている)。メインストーリーにおいても何かと異常なカルデア式召喚術の真実の設計、未だ正体不明の黒幕を「球」と称するなど核心に迫る情報を持っているとされる。妖精崩壊の一因を担ったカルデアに対しては異常な召喚術の存在もあって悪感情を抱いており、ハベトロットにおぞましい宝具を持たせているのを見て「おのれ…許さんぞ、カルデアめ!」と昂する一面も見せた。コヤンスカヤアルトリア・アヴァロンのように、カルデアではなくマスター本人に従っているレアパターンと言える。

アーケード版『Fate/Grand Order Arcade』にも参戦。アーケードでは妖精攻略していないためか、マスターの事を夫/妻とは呼ばず、終始臣下として扱っている。

劇中での活躍

妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ

FGO2部6章のネタバレが大量に含まれているため、折りむ。

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大厄災により『ブリテン異聞帯』に住む妖精の9割が滅び、ブリテンは一度滅亡した。しかしモルガンセイファートを枯らす程の大魔術を使い、歴史を強引に再開させて『妖精ブリテン』を作り出す。この時には単なる枯れ木と化した。ブリテンは僅か数ヶで滅亡前の姿に戻り、妖精たちは順調に数を増やしていったが、氏族同士の争いも始まった。そこへ妖精たちを震え上がらせる恐ろしい侵略者が現れた。

女王歴元年。忘れられた北部の土地、最果ての地オークニーからを伴って出現したモルガン。いがみ合っていた各氏族は共通の敵を前にして同盟を組み、迎撃を試みる(戦争)。しかしモルガンの操る邪悪な魔術によって氏族同盟は惨敗し、で氏族の半分を従え、たった一人で『妖精』を定。驚くべき事にロンゴミニアドは一発も使っていないという舐めプであった。支配のとして大穴の傍に王キャメロットを築き、ソールベリー大聖堂で戴冠式を行って女王となり、玉座についた。その際に「私はお前たちを許さぬ。私はお前たちを救わぬ。ただ従え。頭を垂れよ。低頭の忠をもってブリテンを守護してやろう」とった。モルガン女王になったのを年号女王歴とめられ、「新しく武器を作ってはならない」といった様々な法律を制定。の使用も各氏族長以外は禁止している。これはが当たり前になるとレッドラ・ビットのような妖精が生まれなくなるため、秘を維持する的で禁じている訳である。『ブリテン異聞帯』はモルガンによって想から脱却し、汎人類史と同じ強度を持つ異聞帯として成立させた。

その後、モルガン人間たちにある程度の自由を与えて文化の土台を築かせてゆく。一方で人間出産数は厳しく管理され、都市部に生きる妖精たちにはモルガン呪いである令呪が刻まれ、年に一度「存在税」として魔力を徴収する。一年間に「モルガン満足出来るだけの魔力」を溜められなかった妖精はその場で絶命。耐え切れずに働けなくなった妖精キャメロットに連行されて処理されるか、あるいは都市部から逃げ出して誰も知らない土地へ逃走するのだという。このような政策によりキャメロットには計り知れないほどの魔力が蓄えられた。マシュく「これまでいくつもの魔力炉心を見てきましたが、それらを上回るといっても過言ではありません!」との事。他にもモルガン嫌いだったため、の容姿を持つ妖精は居場所を失い、西にあるウェールズへと追いやられた。

妖精』ではモースを始めとする数多くの厄災が定期的に発生するが、モルガン率いる女王軍がその厄災を常に撃退しており、宣言通りブリテンを守護していた。このため妖精たちは女王を恐れ憎んでいる反面、モルガンの支配に頼って生きている。モルガンブリテン全域を覆っている上、女王軍には訓練された妖精兵士女王加護を受けた妖精騎士がいるため、女王に逆らう事が出来ない状態だった。モルガンに厄災を祓っている実績がある以上、それが絶対的な正義となっており、女王を信奉する妖精も多数を占めている。ちなみに騎士グラントの「モルガン陛下から戴いたこの甲冑」、妖精騎士ガウェインの「陛下よりを授けられた衛士」という台詞から女王騎士武器と防具はモルガンが与えているようだ。災厄から安全に逃れられるのはキャメロットに住む上級妖精のみ。の氏族長オーロラキャメロット入りを許可されていたが、ソールベリーの民も一緒に受け入れてくれなければ入らないと反発したためモルガンの怒りを買い、オーロラも入禁止となった。

女王歴になった後、本来滅びるはずだったブリテンをモルガンが強引に維持した事で「滅びの意思」であるヴォーティガーンが出現。ブリテンを滅ぼそうとするもモルガンによって討伐された。しかしヴォーティガーンは今後も定期的に出現するようになり、ブリテンを脅かし続けた。同時にモルガンブリテン創世のくだりである「ケルヌンノス」「最初の予言」「何故はいなくなったのか」「六つの氏族は何を望んだのか」「そもそもこの世界が異聞帯になった理由」等をひた隠しにしていた模様。

女王歴400年、かつて救世主トネリコに敗れた女王マヴが北部の地にてエディンバラを築いて引退。二代女王ノクナレアの誕生まで王の氏族は導者しの状態が続く。女王800年、ひそかに誕生した二代ヴォーティガーンの扇動により牙の氏族が翅の氏族を滅亡させる。一ムリアンのみが生き残るが、しばらく六つの氏族は五つに減じる。

女王1000年。1000年おきに大災厄が起きる『妖精』にとって節の年に、二代ヴォーティガーンことモースの王に率いられたモースの大群が出現。モルガンと五つの氏族が鎮圧に参加した(モース戦役)。モースの王は炎と稲妻を好む生態をしていた事から「の王」と呼ぶ妖精もいたが、モルガンがその名を口にするのを禁じている。戦闘は数十年に渡り、排熱大公イネックが戦死する被害を受けたが、次代のウッドワスが誕生し、彼がモースの王を討った事で戦役は幕を閉じた。しかし王は倒された時に牙の氏族へ呪いをかけていてモース戦役以降各地で妖精食いのブラックドッグが出現するようになる。この戦役で騎士ポーチュンが活躍し、200年間チェス盤で保存される事に。

女王1800年、中原で土地喰いの災厄であるモースが大量発生し、女王軍が迎撃する(キャタピラー戦争)。無限増殖するキャタピラー駆逐するため、モルガンバーゲストに円卓の騎士ウェインのギフトを与え、初代妖精騎士以来の妖精騎士が誕生。ガウェインのギフトを受けた事で真名が変貌し、バーゲストの名を認識出来なくなった。『日記』によるとモルガンも参戦したようだが、キャタピラーの大群に向けてロードレスキャメロットを撃った後、「理。帰る」と言って妖精騎士ガウェイン丸投げしてキャメロットへ帰ってしまったらしい。一人残されたガウェインはコーンウォールファウル・ウェーザーを捕食してそのが物とし、モースを撃破。その功績からマンチスターの領となった。高な立場でありながら率先で前で戦うガウェインの戦いぶりを、モルガンは「ノブレス・オブリージュ(高な者の社会的義務)」と評した。

女王歴1900年頃、ダーリントンにてりの災厄が起こり、領グレイマルキンがナイトコール化。その際にバーヴァンシーが巻き込まれて死亡、現場に駆け付けたモルガンによって蘇生させられた後、ギフトにより妖精騎士トリスタンとなる。そのトリスタンを移転して再したニューダーリントンの領に据えるとともに自身の後継者に名し、魔術を教える。ニューダーリントンには国立殺戮劇場が作られ、トリスタンが領になってからはいたずらに殺される妖精の数が増。牧場から脱走した人間ニューダーリントン送りとなる。故に国立殺戮劇場恐怖の対として知られる一方、トリスタンへの反感から反乱軍や反抗勢の規模を大きくしている。同時期、女王歴に年号が変わってから新しい武器は作られていなかったが、モースの増加や北の妖精の不穏な動き等を受けてスプリガンが重要性を進言した事でモルガン許可を下し、彼が領を務めるノリッジは鍛冶へと変貌した。

  

ぼくらの望みは棚の上。今も女王の手のひらのなか。でもそれもあと少しの辛抱だ。
二千の年をえた、救いの子が現れる。
妖精人間を結びつけ、世界を救う救世の子。はじめは小さなでも、に見えなくても、
のように。
、煤の。災いを退けた時、巡礼は迎えられる。選定のに導かれ、異邦の旅人に見守られ、
救いの子は玉座に届く。
玉座につくのはの王。血染めの冠おひとつどうぞ。ならせ、ならせ、のように。火のように。
六つの鐘をならして示せ。
の王のを作れ。あかい災厄が追いつく前に。くろい災厄が食いつく前に。
 

女王2001年、二代の予言の子であるアルトリア・キャスターティンタジェルに流れ着く。未来を見通せるの氏族、その氏族長エインセルが「予言の子が偽りの女王を倒す」という予言を行い、圧政に苦しんでいた妖精を中心に予言の歌が流行り出す。この年に三代目ヴォーティガーンのオベロンが西ので誕生。奈落を宿していたが、モルガンがケルヌンノスを斃さずに封印していた事で奈落復活できず、しばらく何も出来ない日々を過ごす。

2012年キャメロットで行われた御前試合コマドリ大会にて人間騎士パーシヴァルが勝ち残り、決勝戦で妖精騎士ランスロットとぶつかるも生き残った。パーシヴァルの腕前をモルガンは高く評価し、「人間ながら妖精騎士に匹敵する」と褒美を取らせた。しかし一方のパーシヴァルモルガンと謁見した事で「女王人間妖精も等しく具としてしか見ていない」「今の妖精の在り方を変える気は絶対ない」と実感するに至り、じきに現れるであろう予言の子を助ける組織・円卓軍の結成を決意する。当初はモースから商人を守る護衛団だったが、オベロンからの出資を受けて円卓軍に格上げされる。

女王2017年、予言の子がを始める16歳になるため、モルガン女王軍に命じてブリテン全土で予言の子狩りを実施。通報を受けてティンタジェルウッドワス率いる処刑隊が踏み込んでいるが、村人同士の殺し合いに巻き込まれ、キャストリア逃げられている。いつ頃からかモルガンは「女王2017年の終わりに、妖精はこの惑星の支配者となる」と言しており、ブリテンを囲っているの壁を消して汎人類史へ攻撃を仕掛ける準備をしていた。

西暦2017年12月31日宇宙から想の種が落ちてきて、イギリスに落下したものが『ブリテン異聞帯』となる。しかし担当クリプターであるベリル・ガットが『ブリテン異聞帯』を訪れた当初は荒れ果てた土地が広がるのみで、セイファートこそ健在だったが『妖精』なんてものはく、何の発展性もい行き止まりの世界であった。実際、第二部『Lostbelt No.1 皇女プロローグでデイビットから「原始的」と評され、『Lostbelt No.5 を撃ち落とす日』プロローグintorではベリルに「人間の数は少ねぇ、幻獣は腐るほどいる、ちょいと歩けルールの違う世界に出る……」「ありゃあ地獄ワンダーランドだ。イギリス生まれのオレドン引くほどのな」と言われる始末。またクリプター軍団リーダー格であるキリシュタリア・ヴォーダイムは「イギリス異聞帯だけは残ってはいけない異聞帯なんだ」「イギリス異聞帯から出てくるものは、々にも、『異』にとっても脅威になる」とり、担当のベリルにセイファートを伐採して自滅させるよう密命を与えていた。この時点でキリシュタリア妖精を汎人類史にまで拡大させるモルガンの野望を把握していたと思われる。

だがベリルが『ブリテン異聞帯』で汎人類史のモルガンを召喚した事で歴史が変わり、異聞帯のモルガンと化した救世主トネリコがセイファートを枯らして滅んだブリテンを復活させる。結果、『ブリテン異聞帯』を覆っていたの壁の壁に転じた。通常異聞帯と汎人類史との界にはをねじ切るほど強の壁が広がっているが、カルデア軍団に観測された時には既に『ブリテン異聞帯』はの壁ではなくの壁になっており、勝手に自壊すると判断して攻略を後回しにした。一応キリシュタリアからの密命は果たされた訳だが、ベリル本人にしてみれば寝ている間にいつのまにかセイファートが枯れ木と化し、荒野に『妖精』が誕生しているという超展開にしか見えなかった。

リルが最初に訪れたのは大厄災で滅んだ一周世界だった。異聞帯モルガンになるはずの妖精ヴィヴィアン妖精によって既に殺されており、大厄災を回避出来ぬまま一度は滅んだ。だが彼が汎モルガンを召喚した事で歴史変される。召喚されてすぐに事態を理解した汎モルガンは、過去妖精歴4000年のヴィヴィアンに自身が持つ汎人類史の情報レイシフトで提供して死亡。遠い未来から情報を得たヴィヴィアンは自身が殺されるはずの場面で生き残り、歴史を分岐させる。

そこから救世主トネリコとして仲間を率いながら何度も厄災を祓ってブリテンを守護するも、妖精からは称賛ではなく罵倒を浴びせられて次第に精を病んでいく。妖精歴400年、トネリコは人間との共存を訴える円卓を結成し、人間騎士でありリーダーのウーサーによって妖精氏族を屈させてブリテンを統一。ロンディニウムの戴冠式で彼が王になるはずだったが、妖精の気まぐれによってウーサーは殺され、円卓は皆殺しにされてしまう。更に魔手はトネリコとその仲間にも及び、賢人グリム逃げ延びたが、捕まった黒騎士クターは不死だったため両を潰された上でに投棄される。トネリコ自身は魔術を使って首謀者の妖精濡れ衣を着せて逃亡に成功するも、何度も妖精に裏切られ続けてきた彼女の心はもう限界だった。「ブリテンに住む妖精も厄災」と認識した彼女は、決して妖精を救わないと決心するのだった。

そしてモルガンを名乗った彼女セイファートを枯らして歴史を強引に再開させ、二周世界である『妖精ブリテン』が誕生。オークニーに上陸し、戦争妖精氏族を従えた冷なる女王元号女王歴にめて「決して妖精を救わない」統治を始める。ちなみに「2017年の健在だったセイファートを見た」ベリルはありえざる歴史である女王歴に入った時にタイムパラドックスで一度消滅しており、女王歴のベリルモルガンが作り直した二代である。つまり彼は最初の爆死を含めて2回死んでいる。

本編開始後

本編での初登場は第二部第五章『都市山脈オリュンポス』第二十三節第二十五節。魔力を貯め込んで育ち切ったマゼランを燃やすべく『ブリテン異聞帯』で枯れ木状態だったセイファートを自ら燃やし、枝という枝を伝ってマゼランを延焼させて内部から燃やすという離れ業を初手から披露。予想外の事態はキリシュタリア驚愕させる。続いてオリュンポスにび込んだベリルを誘導ビーコンにして妖精からロンゴミニアドの狙撃を行った。その威たるやホームズにして「仮に間転移でオリュンポス都市部まで退避したところで、あのは全てを貫く……!」と言わしめる程。が全てをみ込んで消し去るかに見えたその間、キリシュタリアった結界に阻まれ、かろうじてオリュンポスは残った。が、的であったマゼランを消滅させる事には成功する。ベリルモルガンの実は評価していたようで「(異が降りてくる器がくなって)今この惑星で一番強いヤツは、うちの異聞帯の王サマって話にならないかい?」と発言している。

の器となるセイファートを燃やした挙句、汎人類史を塗り替えて自身の『妖精』を地球全土に広げる野望を抱くモルガンは異にとって邪魔者でしかなかった。『オリュンポス』第二十七節にて、モルガンが放ったロンゴミニアドを「すら焼きかねなかった」と脅威に感じ、使徒の千子正にモルガンを始末するよう命じて『ブリテン異聞帯』へと送り込んだ。正はキャメロットに殴り込んで妖精兵士を蹴散らし、あと一歩の所でモルガンの首を取れるかと思われた間、から現れた妖精騎士ランスロットに妨され、大穴に転落している。

モルガン妖精たちから徴収した魔力を使って汎人類史への攻撃を企んでいた。彼女的は『妖精』を拡大して汎人類史を塗り潰し、地球ブリテンだけの惑星にする事だった。第二部第六章『妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ』のプロローグで観測レンズシバ24時間後に『ブリテン異聞帯』の崩壊を観測、その崩壊は地球全土に伝播して「の終わり」を迎えると弾き出した。異への対抗手段となる兵器ロンゴミニアドを確保し、汎人類史への攻撃を阻止するためカルデア軍団は『ブリテン異聞帯』へと足を踏み入れる。

序盤から断片的に女王の存在がられ、妖精たちが恐れている事をわせる。第二節「ソールベリー」で初めてオベロンの口からモルガンの名が出た事で同行サーヴァントの本物トリスタンが食い付き、『ブリテン異聞帯』で倒すべき存在がモルガンだと明かされた。また彼女が政策で人間出産数や総数を管理している事もられている。その頃、東の港町ノリッジには数ヶ前から年に一度と言われる強大なモース流こと厄災溜まりが渦巻き始め、日に日にく塗り潰していた。にも関わらずモルガンは何ら手を打たず、オーロラから「あの女王陛下でさえ解決できない呪い」と言われ、ノリッジの住民は「モルガンを見捨てた」と浮足立っていた。第三節「オーロラ」では事前にベリルからカルデア軍団が『妖精』へ来訪する事を聞かされていたようで妖精騎士に「機会があれば捕らえよ」と命じている事が判明。はぐれマシュを探しめてカルデア軍団ソールベリー西方人間牧場を襲撃して女王騎士グラントを撃破。その隙に円卓軍が介入して収容されていた人間を救出した。すんでのところで妖精騎士ガウェイン率いる部隊が円卓軍を殲滅し、逃げ出した収容者の一部を捕まえて処刑するが、モルガン財産たる人間牧場は機を失った。

「5(断章)」では反モルガンの旗を掲げて戦争の準備をしているシェフィールドを潰すべく、ニューダーリントンより女王軍を出撃させる。元々シェフィールドは北部の妖精に備えるべく軍備拡充をモルガンから認められていたが、それを良い事に領ガードが堂々と戦を蓄え続け、トリスタンの横暴で殺される妖精が増えてからは反乱分子の受け皿にもなっていた。「7(断章)」ではボガードに対し「予言の子を差し出せ。従うのならシェフィールド自由を認める」という旨の書簡を送り、シェフィールドの反乱を全く気にも留めていない事からボガード激怒。「予言の子などには存在せず。ただ女王への叛旗あるのみ」と返事して開戦不可避の状況となった。モルガンはボガード軍を確実に粉砕すべく妖精騎士三騎を同時投入。『妖精』最大の戦によりシェフィールドは容易に崩れ去り、進退窮まったボガードブラックバレルを使用して大損を受けるも戦況は覆らず、あっさり陥落。ボガードも戦死した。

第四節「グロスター(Ⅰ)」にて本格的に登場。キャメロットの玉座に集まった各氏族長からの報告にを傾ける。妖精騎士トリスタンが余書記官イットリーや法務大臣らを殺してウッドワスが憤怒するが、「良い。貴様は黙っていろ、ウッドワス。庭の事情というやつだ」と制する。次に妖精騎士ガウェインから南部人間牧場が破壊されたと失態の報告を受けるも、どのみち牧場は取り壊す予定だったのと、シェフィールドでのガウェインの功績によって不問に付した。スプリガンからの陳情でノリッジの厄災溜まりに対してはを使うと決断、近頃内を騒がしている予言の子については多少の危険性を考慮し、カルデア軍団マスターに対しては引き続き殺ではなく捕獲を命。成功した氏族には五エーカーの領土を褒美にするとして捜索の任を与えた。第八節「ドラケイの河」で、キャメロットにて女王が大規模な魔術の準備を始めたとの噂が流れ始めた。

第九節「ノリッジ(Ⅰ)」にて、いよいよノリッジの厄災が始まった。カルデア軍団の活躍で厄災を祓ったのも束の間、モルガンが準備していたの転移魔術が上から放たれ、マスター達をかばって前に出たマシュを取り込み――消滅させた。厄災を祓ってノリッジを救ったカルデア軍団に対しモルガンは異邦の魔術師と、軍団と一緒にいる予言の子との謁見を許可妖精騎士ガウェイン率いるモース掃討職第一近衛騎兵隊をノリッジからキャメロットまでの護衛に派遣した。不測の事態に備えて妖精騎士ランスロット派遣している。キャメロットの北部では「大厄災に備えた軍事訓練」の名で北部のノクナレア軍が領土ぎりぎりで演習を行うという露な挑発を受けていたが、過去に何度も同じ事を繰り返しては撃退され、またキャメロットには集められた膨大な魔力が蓄えられているのもあって脅威とも思っていなかった様子。

第十節「キャメロット」にて、モルガンはベリルを伴って異邦の魔術師ことマスター及び予言の子アルトリア・キャスターと相対。大使と官の発言を一切禁じた後、キャストリアを一瞥して本物の予言の子だと見抜きマスターにはノリッジの厄災を祓った褒美としてQP1億を与える約束を結ぶ(実際ゲーム内でQPが加算される)。どうやら短時間でカルデア軍団魔術体系を読み取り、それを再現してQPを錬成したようだ。マスターロリンチから『ブリテン異聞帯』の崩壊とそれに伴う地球の崩壊が検知された事、崩落現の解明と解決のために『妖精』へ上陸した事、オリュンポスに向けてモルガンが放ったロンゴミニアドの提供めに来た事を告げられる。だがモルガンは氷のような微笑を浮かべながら「おまえたち汎人類史は、この上なく無様に滅びよ」と処刑宣告を下す。崩落現の元モルガン本人であり、悲願でもある『妖精』の領土拡大と相容れないものだったからだ。「おまえたちの世界を救いたければ、私を倒せ。それ以外、汎人類史を救う術はない」と宣戦布告とも取れる言葉を言い放つ。キャストリアにも「ブリテンを救いたいのなら、私を倒し、玉座を奪え」と明確な敵意を見せる。女王の謁見は終わった。速ベリルがカルデア軍団に襲い掛かろうとしたが、キャメロットを出るまで賓客扱いだとするモルガン重力操作によって床に叩きつける。そしてキャストリアに対して巡礼の鐘を鳴らさぬうちは見逃してやるが、一つでも鳴らしたらカルデア軍団ともども敵と認識して兵を挙げると脅しをかける。最後にマスターからで転移させたマシュの安否を問われ、ロリンチの説明を受けて何かに気付く素振りを見せた後、マシュの身の安全を保した。図らずもモルガンと敵対関係になってしまったカルデア軍団天才ロリンチですら「モルガンと敵対した時、どうすれば勝てるのか、といった判断材料がまるで見えてこなかった」と勝ちへの筋が見えずに嘆息するのだった。

謁見から数時間後、妖精払いを済ませた玉座にて一人佇むモルガン。その視線の先には巨大な大穴があり、その中に潜む「何か」に気を揉んでいる様子だった。そこへ異巫女とカルデアの者が現れる。カルデアの者にとって異的にべればモルガンの野望はかにマシらしく、女王の手で汎人類史が滅びる方が良いとして『妖精』拡大の妨はしない、カルデア軍団にも助しないと約束モルガンが作り上げた『妖精』という作品、域の天才へと至ったモルガン魔術を褒め称えたが、「貴様魔術の腕を讃えられても喜べぬ。それこそ嫌味というもの」と不機嫌に返した。

第十二節「ノリッジ()」ではカルデア軍団キャメロットを出立した後、スプリガンモルガン女王軍の派遣を要請。ノリッジの厄災を祓った事で住人が予言の子を支持し女王への敵意を露わにした事が理由だった。ノリッジには女王騎士を含む軍勢が派遣されたが、ロンディニウムから出撃してきた円卓軍やカルデア軍団の出現に加え、反女王の住民が一斉起して乱戦状態と化す。やがて女王軍は撃退されて敗北ノリッジの鐘が予言の子に鳴らされ、この時からモルガンと予言の子の敵対関係が始まった。

巡礼の鐘は鳴った。すべての領、すべての妖精に伝えよ。

これより『予言の子』を、臣民とは認めぬ。

『予言の子』は妖精なす外敵。これに与するものも同類と見做す。

妖精において敵は斃すもの。滅ぼすもの。一片の情けも与えぬもの。

オックスフォードウッドワスにはロンディニウムへの攻撃を命じる。

久しぶりの戦争に臣下の妖精たちが心躍らせる中、モルガンは「戦争の準備ができると見るや、先にと、己が住みかに走り去ったか」「飽きやすく、血に酔いやすい。2000年かけても妖精どもの性根は変わらぬな」と一人呆れるようにくと、チェス盤より護衛騎士ポーチュン覚めさせる。彼が眠っていた200年の記憶を含んだ「伝達の」を与えて状況把握させた後、妖精騎士ランスロットとガウェインの補佐に付けた。

十三節「ウェールズ()」にて、命通りウッドワス軍がロンディニウムの攻囲を始めたその矢先、モルガンは反乱分子どもを集める良い機会だとしてロンディニウムへの直接攻撃とウッドワスの出撃を禁じ、ベリルにその伝役をやらせた。同時にモルガンオベロンの本拠地であるウェールズにも戦を差し向けており、ロンディニウムへの攻撃は単なる陽動、本当の的はオベロンを始末する事だった。妖精騎士ランスロット、ガウェイン、護衛騎士ポーチュンを送り込むという必殺の構えであり、あっと言う間にウェールズは焼かれ、そこに住む妖精たちは皆殺しとなった。急報を受けて駆け付けたカルデア軍団や予言の子、オベロンパーシヴァルの決死の抵抗により女王騎士の一団が戦死、キャストリアによって真名を見破られてガウェインがギフトを失い敗退、ポーチュン迷彩を使ってパーシヴァルの隙を突こうとしたがガレスに見破られて失敗し、二人から同時に攻撃を受けて撤退。ランスロット火災が鎮火したのを見て自らキャメロットへ退却して女王軍は退けられた。その後、ポーチュンは帰投中に何者かに襲われて死亡

第十四節「決戦(Ⅰ)」で、ウェールズでの任務からバーゲストランスロットが帰還し、玉座に座るモルガンの前に姿を現した。ギフトを失い予言の子に敗れたバーゲストに領地マンチスターでの謹慎処分を言い渡す。「反抗勢が立てこもるロンディニウムに増援として送るべき」というもあったが、モルガンは既に援軍を送ったと取り合わなかった。ポーチュンの未帰還に関しては「妖精の質も落ちたものだ。『モース戦役』を生き延びた騎士でさえ、この体たらくとはな」と落胆を隠さずに言い放つ。この時にバーゲストからカルデア軍団との和解を進言されるも、ブリテンの存続しか考えていない彼女は却下、これによりバーゲストから「妖精を救う気がい」と疑念を抱かれてしまう事に。

第十五節「ロンディニウム防衛戦」で遂にウッドワス軍がロンディニウムへの総攻撃を開始。しかしモルガンが送ったはずの増援は何故か到着せず、パーシヴァル率いる別動隊に包囲されてウッドワス軍本隊が混乱。カルデア軍団パーシヴァル、ガレスの反撃でウッドワスが重傷を負い、ウッドワス軍は壊走。援軍が来なかった事でウッドワスの胸中にもモルガンへの疑念が渦巻き始めた。更にグロスターで行われた妖精舞踏会で妖精騎士トリスタンが予言の子に敗北した挙句、トリスタンの正体が吸血鬼バーヴァンシーである事がバレてしまい、そのバーヴァンシーを寵愛しているモルガンへの不信感が強まる。予言の子はノリッジに加えてグロスターの鐘も鳴らし、着実に巡礼が進んでいく中、反モルガンの感情は都市妖精だけでなく点在するでも強まりつつあった。反乱分子が無視出来ないほど強くなったのを見て打算で動くスプリガンもまた反抗勢への替えを行う。事が次々に舞い込む中、無様逃げ帰る羽になったバーヴァンシーモルガン断で「失意の庭」を持ち出し――。

第十七節「マンチスター」では玉座に座って一人務を執り行っている描写が描かれた。肩のを入れ続けているモルガンに対し、ベリルは「(圧倒的を持つモルガンにとって)カルデアも『予言の子』もアンタの敵じゃあないだろ?」と諭すが、汎人類史を打倒するまでは玉座を譲る気はいと跳ねつける。そしてグロスターで敗北したバーヴァンシーに「次はない」と冷に釘を刺した。

第二十一節「ロストウィル」において、ベリルバーヴァンシーが玉座から「失意の庭」を勝手に持ち出した事に気付いて激怒していた様子。

第二十二節「最後の騎士」ではロンディニウムで決起した反乱軍に呼応して女王軍を送り込み、内外からの同時攻撃で内を火のへ沈める。子供も含めて避難民兵士を皆殺しにし、ガレス抵抗若干被害こそ出たものの、円卓軍本隊が戻ってくるまでに大損を与える事に成功した。キャメロットでは開戦準備が進められ、モルガンは各氏族長、妖精騎士女王騎士に招集の命を下した。招集に応じた妖精騎士ランスロットバーゲストキャメロットに布させる。一方、バーヴァンシーは後継者から外されて軟禁となった。

第二十三節「決戦()」でグロスターの氏族長ムリアンは招集命無視して予言の子に賛同。直属の女王騎士ですら105名中25名が招集を拒否して領地に留まるなど女王軍内部からも離反者を出すほど士気は着実に下がっていた。だがモルガンの冷静さはまるで崩れない。西門から招集に応じるべく近づいているオーロラの軍勢には敵意があると見抜いて西門を閉ざし、招集に応じなかった女王騎士は作った分身を各地に飛ばし、わずか一晩で全員処断。自信たっぷりに「何があろうとキャメロットは落ちぬ。反乱軍など、そうだな――8度の『災厄』程度の問題だ。私ひとりで事足りる」「『予言の子』……。巡礼の鐘をすべて鳴らした程度で、憐れな。私がそれを何度終わらせたと思っている。たった一度の巡礼では、私の一本にも届くまい」とくのだった。そんな中、北部の妖精を束ねるノクナレアから明朝を明け渡すか、戦争するかの宣戦布告がなされ、円卓・ノクナレア連合軍との開戦は不可避となった。

第二十四節「モルガン」でいよいよキャメロット舞台女王vs円卓・ノクナレア連合軍の戦いが始まった。カルデア軍団との密約によりバーゲスト抵抗せず、賢人グリム正の攻撃により妖精騎士ランスロットは後退。賢人グリムモルガンは戦いにおいては一度も引き分けた事がく、どんな場所であれどんな相手であれ彼女が戦えば必ず死人が出るという。敵が死ぬか、自分が死ぬまで手を止めない苛なる女王。それがモルガンだった。ノクナレア軍の巨人兵団が正門を破り内に連合軍が崩れ込む。下の6割が連合軍に制圧され、女王騎士80名のうち38名が戦闘不能へと追いやられていた。戦況が寄せられるたびに敗色が一段と濃くなっていき、玉座に集まった上級妖精ですら女王軍の敗北を予期して保身に走りだす中、遂にモルガンが玉座から立ち上がって出する。

本気を出すのは2000年ぶりだ。初手で詰みにならぬよう、多少は気遣うとしよう。

キャメロットのようなが降りだした。咄嗟にキャストリアを狙った攻撃をマシュが防ぐ。を吹き飛ばす一が吹くと、カルデア軍団キャストリアの前に女王モルガンの威容があった。まだ内に突入すらしていないにも関わらず中で恐るべき冬の女王と出くわしたのである。異聞たるブリテンよりも正しさを取ったキャストリア覚悟を問いただし、その覚悟を変えられないと確信した今、モルガンとカルデア軍団決戦の火ぶたが落とされた。交戦の末、致命傷を受けたモルガンはあえなく消滅。確かにモルガンは強く、カルデア軍団の面々がこれ以上の戦闘困難になるほど追い詰められたが、呆気ない女王の最期に困惑せざるを得なかった。その間、オベロンキャストリアを突き飛ばし、オベロン一条まれて消え去った。次はパーシヴァルを狙ってが落ちてきたがマシュが間に入って防ぐ。

 

まさか、私を一体倒しただけで終わり、などと思ったのか?
 

モルガン分身していたのだ。先ほど倒されたのは数多の分身の1体に過ぎない。ノクナレア軍も、円卓軍も、単独行動中の正も、みなモルガンに襲われている。のような破壊に連合軍の兵士は抗えるはずもなく、出入り口は既に可動区画によって封じられ、今やキャメロットは反乱分子の処刑場。どれだけ兵差があってもモルガンには関係のい話だった。どれだけ事か舞い込んでも冷静さを崩さなかった女王の自信の正体。倒すのであれば暗殺でなければならなかったとオベロンは痛感する。戦争を仕掛けた時点で勝ちかったのだ。キャメロットの上から降り注ぐが容赦なく反乱分子を消し去ってゆく。カルデア軍団にも魔女が襲い掛かり、容易に薙ぎ倒される。戦争モルガン完全勝利で終わるかに見えた。キャストリアトドメの一撃が振り下ろされようとしたその刹那モルガン分身体が一斉に消え失せる。

その頃、玉座の間では異変が起きていた。地下の抜けを使ってび込んだウッドワスが書記メルディックを殺し、女王の御前に立つ。ロンディニウムを攻囲した時に援軍を送ってくれなかったモルガンを問いただすために。モルガンは確かに援軍を送っていたのだが、事前オーロラからの入れ知恵を受けていたウッドワスはこの回答を「牙の氏族を見捨てるための」と解釈。忠義を踏みにじられ、氏族の誇りも汚されたウッドワスは激怒し、牙を剝き出しにして敵意を向ける。しかしモルガンは「おまえの毛並みは、このブリテンでもっとも温かく、らしかった」と宥め、情のままモルガンに致命傷を負わせるも、その直後に自分の失態に気付いて後悔。モースとなって消え失せた。

ウッドワスに吹っ飛ばされて重傷を負った体に打ち、よろよろと玉座へと戻ろうとするモルガン。そこへ追い討ちをかけるかのように反旗を翻したスプリガンとその軍勢に取り囲まれる。だが重傷を負っているとて相手は妖精モルガン保険のためスプリガンは軟禁中のバーヴァンシーを回収しており、人質として突き付けてきたが、それでもなお、左手しか動かせない状態ながら敵兵を物言わぬ塊へと変えてゆく。そして最後にモルガン地獄へ突き落とす最悪のトドメが刺される。の氏族長オーロラによってモルガンの正体が「楽園妖精」だと暴露されたのである。ブリテンに住む妖精は本的に楽園妖精を排除したがる。モルガン楽園妖精だと知られた以上、転落はあっと言う間だった。時に臣下からの信頼を失い、玉座の間が敵地となり、一人として味方となる者がいなくなったモルガン。周りから物を投げつけられ、で刺し貫かれ、「ブリテンを失いたくない」と玉座に戻ろうとする瀕死女王も顧みず、妖精たちからリンチを受けて死亡遺体は原を留めていないほど損壊がしかったという。これが2000年間『妖精ブリテン』を統治してきた女王の最期であった。モルガンの死によってキャメロットは陥落。円卓・ノクナレア連合軍の逆転勝利に終わった。実はサーヴァントとして実装された『妖精』の要人物の中で最もい退場である。

その後

モルガンの死後、新たな女王にはノクナレアが就き、彼女の治世のもと『妖精ブリテン』は平和になる…と思いきや「モルガンの死」こそが『妖精』崩壊の決め手となってしまった。オーロラの謀略により新女王ノクナレアはあえなく殺され、導者不在の状態で千年に一度の大厄災を迎える事となった。オーロラ行を前にスプリガンは「妖精どもにはめ上げる王が必要不可欠だ!それはモルガン歴史明している!」と吐き捨てたが、全てが遅すぎた。

何の前触れも中にモースが大量発生し、恐怖まれた妖精もたちまちモース化していく。ギフトによって霊基を上書きして呪いを抑えていたバーゲストメリュジーヌが厄災と化し、大穴からはケルヌンノスの死骸呪いを撒き散らしながら蠢く。モースの大量発生に対応できる牙の氏族は既にムリアンが絶滅させ、有効手段を失ったまま『妖精』全土が炎に包まれる。災厄を一手に引き受けていたモルガンがいなくなった事、ブリテン終末装置オベロンヴォーティガーンの暗躍が厄災の同時多発を招いたのだった。

しかしモルガンが大厄災――ひいてはケルヌンノス対策のために用意したロンゴミニアド12門がキャメロットに遺されており、これがカルデア軍団の切り札となる。モルガンの死によって庭から解放されたマーリンも合流して一縷の希望が生まれた。第二十九節「ある予言」にて蓄えられた魔力ロンゴミニアドをキャストリアが使用。その際に彼女は「……すごい、本当に天才だったんだ」とモルガンへの賛美の念を抱いた。妖精としての論、キャメロットそのものを礼装にする発想、これほど巨大な術式でありながら僅かなみもない魔術回路の繋がりと魔力循環、まさに域の天才と。しかし一の欠点はその天才が扱う事を前提にした設計。キャストリアには扱えないものだったが、魔力を自分自身から供給する事でクリアし、自らの命と引き換えに12門全てを発射。ケルヌンノスの厚い呪層を貫通して遂に核を露出させ、すかさずマシュブラックバレルを撃ち込んでとうとうケルヌンノスは斃された。

だがケルヌンノスを斃した事で最後の厄災、奈落オベロンヴォーティガーンが出現する。厄災と化していたケルヌンノスは実は奈落の出現を抑え込んでいた善であり、モルガンは敢えてケルヌンノスを斃さずに封じる事で奈落の出現を防いでいたのである。

バレンタインイベント

2022年バレンタインイベント実装。前半のBGMは「の玉座」。

以下、イベントネタバレが大量に含まれているため、折りむ。

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自分の部屋妖精騎士三騎を秘密裏に呼び出したモルガンバーヴァンシーに靴を自重で壊してしまった事を暴露されるバーゲストだったが、それを聞いたモルガンバーヴァンシーに命じて頑丈な靴を用意させ、にも関わらず参集に応じたメリュジーヌを褒めるなど良き女王っぷりを発揮を見せる。今回モルガン妖精騎士たちを呼び出したのは、10日後に控えるバレンタインを見据え、「が夫に贈る品について会議」を開くためだった。ただ「が夫」の正体については妖精騎士たちには明かしておらず、バーゲストはカルデアに集う歴戦の英霊に贈るものと思い、バーヴァンシーも同様にカルデアの英霊が相手だと判断。女王釣り合うかどうか、暇人マスターを誘って素行調を行うつもりでいた。メリュジーヌのみ「が夫」の正体がマスターだと正しく理解し、人と夫は別のジャンルと言ってまどろんでいた意識を覚醒させる。

バレンタインチョコレートを贈る事を事前に調していたモルガンは、どのようなチョコを作るべきか妖精騎士に意見をめる。バーヴァンシーは「今どきカワイイだけなんて魅不足でマイナス」「クールアイスダークなの、得意でしょ」と述べ、バーゲストは「造形も大事ですが、重要なのはやはりではないでしょうか」「着があるもの。愛しているもの。そういうものを模してみるのはどうでしょう?」「陛下愛しているものを、同じように愛しく感じてくれるのなら、それは理想の伴侶ではないでしょうか?」と多きガウェイン卿らしい意見を述べ、メリュジーヌからは「自分自身を差し出す」という直球な意見を言われて「自分自身……それはか、動物的すぎて……」とモルガンは顔をらめる。とりあえず自分自身とも言えるものをモチーフにすれば良いと解釈。一通り意見を聞いた彼女具作成EXスキルを使い、妖精騎士に手伝って貰いながら、10日間厨房にこもった。

10日後、モルガンマスター部屋にいた。突然押しかけて来たモルガンマスターは困惑するも、彼女から今日バレンタイン摘された事で意図を察し、妖精の威信を賭けて製作したモルガンの自信作「キャメロット物語」を手渡す。自身の居キャメロットに、頼れる妖精騎士ウッドワス、スプリガン、そしてモルガンバーヴァンシーを模したチョコレート。ともすれば芸術品にも見える迫のあるチョコレートだった。アフタヌーンティーを楽しんだ後にチョコを味わおうと考えていたモルガンであったが、奮のあまり先にマスターが包装を開けてしまい、予定が乱れる。何故か部屋にいたフォウくんにも化される始末。本来なら礼打ちするところだが、先走るほど嬉しかったと解釈してマスターを許す。そして工房へ戻ろうとするモルガンマスターが「チョコの説明をして欲しい」と引き留める。するとモルガンはハベトロットも呼んで会を開く事を提案。何せ、りたい物語が沢山あるのだから。罪都キャメロットで紡がれたいくつもの悲劇、いくつものの寓話がマスター人生の導きにならん事をモルガンは願う。

キャメロット物語」の実装によって『妖精』でモルガンの敗因を作ったウッドワス、重要な局面で裏切ったスプリガンの事も未だに大切に想っている事が判明する。敗因を作ったとはいえウッドワスのこれまでの忠は評価に値し、スプリガンは元々「はじまりのろくにん」とは関係ない存在のため、モルガンから侮蔑ので見られていなかったと思われる。モルカーも作ってくれたし。今回のイベントモルガンの私室がセイングラフにある教会のような内装をしている事も判明した。

バトル・イン・ニューヨーク2022

2022年3月16日より開催されたイベントバトルインニューヨーク2022』の「G・B・Fプロローグ」にて登場。ネロ祭に参加するサーヴァントの中に妖精騎士ともども混ざっており、アルトリア(ランサー)と言の対面をしていた。今にも別のバトルが始まりそうな険悪な雰囲気である。

イベントイベントデビューしたと言えるが、台詞一切しのモブのような扱いであり、これといった活躍はしていない。

水怪クライシス

2022年4月6日より開始された『クライシス』にも登場。今回は若干帳の外へ追いやられながらもしっかりとした出番と台詞があり、実質本イベントデビューと言える。またモルガンの登場に伴ってガチャピックアップされた。

仮にモルガンマスター達と一緒にレイシフトしていた場合、妖精眼で黒幕が一で分かって話が終了してしまうため、モルガンを登場させるには露に別行動させるしかなかったと思われる。

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第四節「インターミッション」より参加。カルデア軍団がコンの生息地を取り戻すべく怪たちと戦っている中、モルガンパート平和裏に進行していく。ハベトロットと散歩するためにカルデアからレイシフトを行い、マスター達がいる南特異点に人知れず降り立つ。そこで地面から生えてきたの怪生物コンと出くわし、興味を持って抱きかかえる。第七節「監視建設計画」ではハベトロットが仕事に行ってしまい、一人残されたモルガンを膨らませながら「おのれカルデア。私の憩いの一時を邪魔するとは……」と恨み節をぶつける。そんなモルガンを慮ってかコンから遊びの誘いがあり、ひなたぼっこをする事に。第九節の終盤にてコンに導かれる形で徴姉妹の徴弐と遭遇。一応自身をカルデアのサーヴァントだと名乗った。その後、に乗って遊ぶコンを見て「単純な作りではありますが、希なる発想。絶妙に恐ろしく、楽しげではありませんか」と興味を持ち、安全性確認のため徴弐に女王用のを献上するようめた。要は乗りたい訳である。

カルデア軍団の戦いには参加していないが観察はしていたようで、第十一節では第三エリア「ウハラ」を奪還した事を把握していた。またこの時点では正体不明だったコンの素性を掴んでおり、ユーザーにとって彼女独白は、コンを考察する上で重要な判断材料となった(さすがに正体に繋がるような部分は伏せ字だったが)。それはそうとしてコンの手触りにハマる女王であった。

マスター達の方は特異点を作った黒幕であるダゴンの正体を突き止め、ダゴン津波を起こしてごと沈めようとする緊迫状態の中、第十八節「顕れる」にて、コンを抱えて「立たしい。喧しすぎて、落ち着いてこれを撫でることもできん」と抗議しながら登場。ここでようやくカルデア軍団と合流する事になった。ロリンチから「今までしょっちゅう、許可なくレイシフトしてるかがいる気がしてたけどキミかー!」と怒鳴られており、モルガンが今回の特異点攻略には本来関係な存在である事、そして今までに何度もレイシフトしている事が判明した。状況が状況なのでマスターマシュ徴姉妹から助められ、コンを助ける名で協に応じる。が、自身は手伝わないと宣言。マシュの円卓を地面に突き立てさせた後、触媒としてエレシュキカル、ラムダ武則天から1本ずつ髪の毛を抜き、コン数匹を使って太歳星君を召喚。相変わらずブッ飛んだ魔術行使にロリンチも「くそー、悔しいけどやっぱり天才的な術者だなあ、モルガン」と舌を巻いた。新たに召喚された太歳星君を加えてカルデア軍団総力戦を行い、遂にダゴンを撃破。特異点解決の途が立った。「エピローグ」では大多数のコンは特異点とともに消滅する運命にあったが、「そこで寝ている彼は連れて帰れるでしょう」「違法召喚のようなものとはいえ、マシュの円卓を通して縁を結んだ立サーヴァントですから」と太歳星君だけはカルデアに持っていけると摘。実際、太歳星君はカルデアに来たのだった。

カルデア妖精騎士杯

2022年11月9日から23日にかけて配信された『カルデア妖精騎士杯 二代の凱旋』に登場。今回は「カルデア妖精騎士杯(モルガン祭)」の催者であった。相変わらずマーリンオベロンに対しては悪感情を抱いており、潰し合って欲しいと願う程(一方でプロトマーリンことレディ・アヴァロンセーフらしい)。

ある日、彷徨騎士が殴り込んできた。マスターと手合わせした後、その騎士は二代ブリトマートを名乗りモルガンに会うために来たとる。そこへしい魔力反応を探知したモルガンが姿を現す。いきなり探していた人物と相対して「その高なる気配と魔力の高まり、グロリアーナ陛下に勝るとも劣らぬ女王格は間違えようも御座いません!」と奮を隠し切れないブリトマート。息を荒げる騎士とは対照的に「ブリトマートと言ったか。汎人類史の妖精騎士が、カルデアに何用だ?」とモルガンは冷淡にり掛ける。どうやらブリトマートはグロリアーナ女王に仕える妖精騎士なのだが、修行の一環で外征妖精騎士としてモルガンにも仕えたいのだという。だがこの申し出を断る。既に統べるべきい事、自分が勝手に外征妖精騎士に任じればグロリアーナ女王にも失礼というのが理由だった。それでも食い下がるブリトマートの前に今度は妖精騎士トリスタンことバーヴァンシーが登場。言葉ではなく体で、気持ちじゃなくて結果で思い知らせてやろうとモルガンに「アレ」の使用を具申する。

アレ」とはモルガンが幾人かの協を得て、シミュレーター間で秘密裏に造っていた英霊のための修練装置であった。名付けて明日霊血古圏(アスレチックゾーン)黒髭から借りた少年漫画バーゲスト読み、続いてモルガンが読んだ事でを受けたらしい。往年のテレビ番組SASUKE」のパロディだが、回転ノコギリや溶岩、振り子の大の沼などギミッククッパ城みたいになっており、あくまで英霊用である。いつしか興味本位から多くのサーヴァントが集まり、実況解説まで付いて大規模な競技にまで発展していった。外征妖精騎士と認めて欲しければ数多の参加者を蹴散らして見事優勝してみせよ。それがモルガンからの課題であった。

前半戦では背景ギミックは停止しているが、後半戦になるとギミックが作動して回転ノコギリや火の輪が火を散らし、カルンウェナン(?)を模したの柱がバチバチ電撃を放つように。

以下、イベントネタバレが大量に含まれているため、折りむ。

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数々の関門や他の参加者チームを倒して最終関門まで生き残ったマスターブリトマートのチーム。いよいよ最終関門という事でモルガン解説者として参加する。マスターチームが最後まで勝ち残ったのは「それぞれのを発揮し、チームとして成立しているが故の結果」と分析した。暴力だけでも運動だけでも明日霊血古圏は攻略出来ない。チームとしての連携も必要。その事にエルメロイⅡ世アストライア、そしてマスターは気付いていると評した。そんなマスターチームの最後の相手を務めるのは妖精騎士の三騎。ただメリュジーヌが本気を出すとシミュレーターが破壊されるため、モルガンは「手を抜かなければ恥ずかしい秘密を一つ開する」と事前に脅していたらしい。戦闘では上の妖精騎士チームずくで叩き潰そうとマスターチームを狙う。実際、アストライアやマシュグレイ等を圧倒出来るだけのを持っていた。だが戦闘に熱中するあまりゴールするのを二の次にしてしまい、ブリトマートの意表を突く奇策で先にゴールされて敗北マスターチーム勝利に「見事な奮闘でした」「が修練場、明日霊血古圏をよくぞ乗り越え、勝利の栄を手にしましたね」と称え、約束通りブリトマートに外征妖精騎士称号を与えた。こうして彼女グロリアーナとモルガン、二君に仕える事となった。最後にトロフィー代わりの聖杯を受け取って妖精騎士杯は幕を閉じた。

ストーリーでのバトルでは姿を見せなかったモルガンであったが、7日実装された最後の高難易度クエストフィナーレは皆で」で、満を持して登場。裏のラスボスとして君臨する。その際に協してくれた人物一人ひとりに謝意を述べ、イベント冒頭で蝎の如く嫌っていたマーリンにも場を盛り上げてくれたとして感謝する辺り、彼女の優しさが見え隠れする。

余談だが、周回性の高さからモルガンパーティーに採用する人が多く、「自分が用意した関門や敵チーム催者自らが蹴散らし、自分の顔が描かれたメダルを集めている」というシュールが生み出された。またマイルームの台詞に「私も年に一度のモルガン祭を開いていましたから」というものがあるが、この明日霊血古圏の事かどうかは不明。妖精』での方針から察するに妖精を溶岩に沈めたり、回転ノコギリの餌食にしていた可性も否定出来ない。

ミスティックアイズシンフォニー

2023年7月5日から7月26日にかけて開催されたイベントミスティックアイズシンフォニー』にて、巨大樹30階のイベントにチョイ役で登場。

大樹最上階で魔術を編み込むのに四苦八苦していたバーヴァンシーを陰から見守っており、彼女冷やしプリンを食べるため席を外した隙に天才的な頭魔術を組み上げ、言で立ち去った。戻ってきたバーヴァンシーはいつの間にか術式が完成寸前になっている事に驚きつつも、最後の仕上げを行って遂に完成させる。ちなみに彼女モルガンの助を知らず自分の才だと勘違いしていた様子。

終わりも近くなった追加ポートレイト集め99写依頼家族の登場だ」にて再度登場。彼女ハイヒールも撮する事になる。女王に相応しい出来に期待する一方、「マスターも共に、というのは難しいのですね」といてマスターと一緒に撮出来ない事を残念がっていた。

Fate/Grand Order Arcade

実はビースト/Sによって召喚された配下だったのだが、渡された聖杯を持ち逃げし特異点で建して過ごしていた。そのためメインシナリオにおいて敵として登場せず。イベント「因縁両断。赫きと焔の使命」にてドラコーに発見され聖杯を回収された。

雨の魔女トネリコ/救世主トネリコ/水妃モルガン

時は流れて2023年7月30日、八周年記念イベントサーヴァントとして魔女トネリ/救世主トネリコ/モルガン実装された。クラスキャスター。今まで設定上でのみ存在した冬の女王になる前のトネリコが第1~第2霊基で、水着姿となったモルガンが第3霊基で現れる。ネタバレに大きく関わるためか、2部6章クリア前だとプロフィールモルガンの事がど書かれておらず、「霊基第三で登場するモルガン友情出演である(原文ママ)」の一言のみ。クリア後だとこの文は削除される。

第1霊基はの氏族に育てられていた頃、つまり最初期のヴィヴィアン時代であり、冷酷なる冬の女王に変貌するどころか救世主になる前の状態。だれの音を聞きながらほの暗い図書館で本を読むのが好きな初々しい子。この頃から独学で魔術を学んでいたようだが、攻撃系の魔術に長けていたようなので既に魔の氏族の片鱗が見える。モルガンにとって記憶に相当する幸せの日々だったその一かけら。それが魔女トネリコである。ちなみに露出度が高いモルガン装を見てドン引きしている。未来お前やぞ。

第2霊基は救世主としてブリテンを救うをしていた頃の姿。

そして第3霊基は現在の姿ことモルガンとなる。本人水着着替えたとの事。彼女は「普段と何一つ変わらない冷なる女王」として振る舞っているつもりだが、魔力に浮かされて内心ウキウキの状態であり、女王というよりも少女の側面が色濃く出ている。このためマスターバーヴァンシーが何かやらかしても優しく微笑むのみ。あまりの変わりっぷりに女王時代を知るバーゲストは「逆に怖い」と述べていた。第3霊基専用宝具希望孵す」はアーサー王宝具に対抗してランク:A++に強化しているが、理な強化が祟ってモルガン本人のステータスが通常霊基より下がってしまった。王に聖剣を与え、そして回収したを触媒にする事で大量の疑似聖剣を作り出す兵器工場に仕立て上げ、敵全体を巻き込む大魔術彼女の恐るべき魔術の冴えはクラスが変わってもなお健在と言える。ちなみに妃は「妻」という意味。そのためかマスターに対する好意が今まで以上に強くなっており戦闘結婚式の予行練習にするという前代未聞のブッ飛んだ戦い方を行う。

言わば1つの霊基に3つの人格が同居しているのだが、それぞれの人格は「その時の姿と記憶」を切り取ったものであるため、第1霊基のトネリコは自分が辿る末路を記録でしか知らず、第3霊基のモルガントネリコ形態を遠い過去のように捉えている様子。いずれも秩序属性を持っている。またモルガンは先行実装の形であり、次のイベントネタバレに繋がるからか、実装当初は特定サーヴァントに対する専用台詞が全て封印され、マイルームの台詞も進行状況に関係なく2部6章クリア前のものに固定されていた。クリア前だとマスターとの面識がいので非常に辛辣だが、再臨時の台詞や一部の台詞いつものモードなのでちょっとチグハグである。

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モルガン(Fate)

248 ななしのよっしん
2022/11/19(土) 02:04:36 ID: HiB6XmejBd
とりあえず2部6章の話は折りんでみた+記述の順番を入れ替えてみた
さすがに2部6章のストーリーのほとんどが書かれていたのはやり過ぎかと思う
あと、大幅加筆前にあった記述がせっかくネタバレ対策の文字にしてあったのに、その上にネタバレ記述大量に書かれるのもちょっと…
イベントの話はとりあえず手つかずにしてるけど、「」つきの台詞の量が少し多すぎかなあ
そういうのは本当に大切なとこだけにした方がいいと思う
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249 ななしのよっしん
2023/01/11(水) 13:45:06 ID: 6WhFpq6VHb
さすがにあれだけお前ら妖精は許さないし救う気はないし全滅しても知らんとしてたら
最後に反乱されてもしょうがないと思った
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250 ななしのよっしん
2023/01/30(月) 18:50:08 ID: Gw8gagefJO
俺ガイル八幡モルガン遇が似ているってほざいた二次創作者がいるんだけど…。みんなどう思う?

自分?不快
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255 ななしのよっしん
2023/07/30(日) 18:15:21 ID: GwmLLgDc7s
お迎えできたぜイヤッフー
生放送でも感じたけど、この人の召喚の回転速くない?
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256 ななしのよっしん
2023/08/03(木) 13:47:29 ID: 6tAPaoaJj8
実質6章アフターの予感がする水着イベ
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257 ななしのよっしん
2023/08/03(木) 21:12:05 ID: bOBMrcV7Ua
>>256
なおクリアが条件
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