モロコシとは…
- イネ科の一年草。タカキビとも呼ばれる。雑穀の一種。英語ではソルガム。本項で解説。
- トウモロコシの事
- おそらく、ニコニコ動画における生放送主の事 → モロコシ(生放送主)
- うる星やつらにいた主人公 → 諸星あたる
- 光GENJIにいたボーカル → 諸星大介
- 秋田県の和菓子。漢字で書くと諸越。 → 秋田諸越
のどれかだと思われます。
概要
イネ科の雑穀の一種で野生種は3mにまで達する。栽培種は約1~1.5m。日本ではコーリャンで知られる。
非常に乾燥に強く、寒冷でも痩せた土地でもよく育つ非常にタフな植物で連作障害にも強い。それどころか土壌の栄養分の偏りを改善する性能も備わっており、日本では連作障害を防ぐために畑作における連作の合間に栽培される。現在の日本では主に飼料作物であるが、加工用にも使用される。
穀物として
イネ科の雑穀であり、飼料や加工用が主であるが、もちろん食用にも転用できる。
しかし食味においては実のなかにタンニンが含まれるため独特の渋みがあり、食味では劣るうえに世界三大穀物と言われる米、小麦、トウモロコシに比べて収量は少なくカロリーも低い。そのため食用としては米、小麦、トウモロコシが育ちにくい過酷な環境で栽培されることが多い。かつては中国東北部で寒冷過ぎてコメの生産が上手くいかない地域で代用に生産されており、満州国と言われていた時代は米とともに栽培されており、少ない米に混ぜて炊いて食べられていた。
余談ではあるが、漫画家のちばてつや氏は幼少期を満州国で育っており、日本の敗戦で中国人や満州人、朝鮮人が満州国時代の日本の圧政の報復で日本人を襲ってきたことから奉天市郊外で潜伏していた。その当時は日本への引き揚げを待ちつつ中国人の迫害から逃れていた日本人たちは集団で隠れ住んでいて、もちろん食べ物を手に入れることも難しかった。そんなときに彼らが食べていたのがコーリャン(モロコシ)で、大鍋でご飯を炊く要領でモロコシを炊いて食べて食いつないでいた。当時6歳であったちばてつや氏は満州時代の記憶はそれほどはっきり残っていないそうだが、それでもモロコシのご飯は『パサパサしていて本当に不味くてね・・』と記憶しているほどなので、本当に不味かったと言えよう。(しかしいわゆる「おこげ」だけは香ばしくておいしかったらしく、大鍋の底で焦げていたのを削ぎ落して食べていたらしい。)
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