モンキーターンとは、
本記事は、2番について記載する。
概要
小学館『週刊少年サンデー』にて1996年から2005年の8年と4ヶ月間連載された。単行本は全30巻。また、サンデースペシャルより愛蔵版として全18巻も出ている。2004年にはテレビアニメ化もしており、アニメ『モンキーターン』25話とその続編に当たる『モンキーターンV』25話の全50話が放映された。
物語は、主人公である「波多野憲二」が担任とその教え子でOGでもある競艇選手に連れられ、競艇場でモーターボートに試乗したことがきっかけで競艇選手になることを決意する。その後、競艇選手の養成所に合格し、やがて研修所を卒業し競艇選手となった波多野が波乱万丈の選手生活を送っていく様が描かれている。
2004年7月にはPS2ソフト『モンキーターンV』が発売された。
また、2010年8月にはパチンコ化、2011年3月にはパチスロ化も果たしている。
登場人物
- 波多野憲二(はたの けんじ) 声 - 川島得愛
本作の主人公。本栖養成所82期生として入所し、卒業した後はプロ入りを果たした。性格はお調子者で気性が激しい一方、物怖じしない性格からどことなく他人を惹きつける性格をしている。古池を師匠としており、相談役、ペラ開発等様々な面でお世話になっている。競走スタイルとしては、飛びぬけたスタート勘と、持ち前のターンスピードからマクリ屋である。また、通常のモンキーターンよりも更に鋭角に旋回をする「Vモンキー」を編み出した。波多野しか使用することは出来ないが、繰り出すにはいくつか条件が必要である為、常に使用できるわけではない。最終話では「Vモンキー」をターンマークすれすれで繰り出す「究極のVモンキー」を使用し、洞口のVモンキー崩しを破った。
取得したSGは全日本選手権競走(ダービー)2回(2連覇)と賞金王決定戦。ダービーキングの名を持つ。 - 洞口雄大(どうぐち たけひろ) 声 - 間島淳司
「愛知の巨人」と呼ばれる名選手の「洞口武雄」を父に持つ。また、波多野とは競艇選手の養成所である本栖養成所82期生の同期であり、永遠のライバルでもある。父と対立をしていたが、後に和解し師弟関係となった。競走スタイルは父と同じく強引なダンプをしたりと、ラフプレーを厭わない強引なレーススタイルであった。しかし、思いを寄せていた青島にレーススタイルなどを巡り対立したりしたことから次第にレース運びもクリーンなものになっていった。波多野のマクリに対抗し、イン屋になったことでVモンキーを打ち破ることも叶った。 - 生方澄(うぶかた すみ) 声 - 野田順子
波多野の同級生で幼馴染であり、実家は波多野家の隣で小料理屋を経営しており、高校卒業後はその小料理屋の手伝いをしている。波多野に好意を抱いてはいるが、幼馴染ゆえ中々進展はしない。波多野に様々な形で協力・応援をしており、波多野の事故の快気祝いには龍をあしらった自作のヘルメットを贈った。 - 古池勘一(こいけ かんいち) 声 - 麦人
30年連続でA1級に所属し、ダービー制覇の経験もあるベテランレーサー。かつて愛弟子を自らの過ちから怪我をさせて引退させてしまったことから弟子は取らないつもりであったが、弟子入り懇願する波多野に対して課した無理難題をもクリアされ、ついに弟子入りを許可した。ペラ製作やエンジン整備にも長けており、波多野のペラ開発を和久井と共同で行ったりしている。 - 榎木祐介(えのき ゆうすけ) 声 - 小西克幸
競艇界のトップレーサー。過去に賞金王決定戦を4回も制覇しており、艇王の異名を持つ。イン逃げからマクリ、ダンプまで硬軟自在のテクニックを持ち、またモーター整備からペラ製作においてもトップクラスの技術を持っているため、トップレーサーの名を表した実力を持っている。 - 青島優子(あおしま ゆうこ) 声 - 高野直子
波多野や洞口と同じ本栖養成所82期生の同期。女子ならではの軽い体重を活かし、直線でのトップスピードが男子レーサーに比べると高いのを武器としている。 洞口雄大に告白をされ、交際していたが後に別れる。その後は、波多野に思いを寄せていたが、最終的には波多野が澄を取ったため諦めることになる。しかし、波多野を競艇選手として純粋に尊敬しているため、彼を競艇選手として追いかけてゆくことになる。 - 三船正義(みふね まさよし) 声 - 大西健晴
本栖養成所82期生であり、波多野とは同じD班の同期。気性が激しく、よく波多野や他の同期と揉め事を起こしていたが、根は正義感が強く、仲間思いである。卒業後は無駄の無いレースを確立し、好成績を収めていた。しかし、その一方では、榎木に初出場のSGで「状況に応じて最善手を打つが、それがワンパターンで意外性に欠ける」と評されたこともある。それでもSGに出場するほどの実力を持っている。 - 岸本寛(きしもと ひろし) 声 - 私市淳
本栖養成所82期生で、波多野、御船と同じD班の同期。本名は「ひろし」であるが、その容姿が『北の国から』の黒坂純に似ていることから「純(じゅん)」というあだ名を付けられ、浜岡等他の多くの選手からもそう呼ばれている。養成所卒業後は波多野と同じく東京支部に所属したため、同期の中では波多野との接点は多い。プロ入り当初は周りに比べて実力が乏しかったが、徐々に実力を付けSG出場を果たすほどの実力レーサーになる。 - 和久井錠司(わくい じょうじ) 声 - 山崎たくみ
東京支部のレーサーで、波多野や岸本の先輩にあたる。ペラに絶対的なこだわりを持っており、競艇の勝敗はペラが90%は影響していると言うほど。また、ペラにこだわりを持つだけにペラの整備技術は高い。そのストイックな性格から、グループに属さず一匹狼であったが、波多野にレースで敗れた以降は次第に波多野を介し古池・波多野グループに加わっていった。波多野のよき相談相手となり、また古池とは共同で波多野のペラ開発を行っている。 - 浜岡猛(はまおか たけし) 声 - 渋谷茂
東京支部のレーサーで、波多野や岸本の良き兄貴分といった存在。お調子者な性格はしているが面倒見がよく、何だかんだで周りからの信頼は厚い。後輩の波多野に先にSG優勝をされるなど、中々調子に恵まれなかった面もあるが、波多野の3連覇のかかったダービーでは見事SG初優勝を飾った。 - 蒲生秀隆(がもう ひでたか) 声 - 松本保典(ゲーム版は真殿光昭)
一般戦の鬼と呼ばれる、A1級のレーサー。普段は明るくつかみ所のない性格をしており、分け隔てなくほかの競艇選手と接している。若くしてSG優勝戦に出るほどの実力を持っていたが、その優勝戦でフライングを切ってしまった事がトラウマになり第一線から身を引き、一般戦にのみ出場するようになった。その実力から、一般戦では高い勝率を叩き出しているため、前述した呼び名がついた。しかし、波多野と一般戦で勝負をしてからは闘志が再燃し、第一線に復帰した。その持ち前の実力から、賞金王争いに加わるほどのトップレーサーとなる。 - 潮崎俊也(しおざき としや) 声 - 遠近孝一
ルックスが良く、艇界の貴公子と呼ばれるほどで、女性ファンからの人気が高い。また、ルックスだけではなくSGの総理大臣杯を2回獲得するほどの実力も持っている。 - 岡泉誠二(おかいずみ せいじ)
潮崎よりも2期早い72期生で同世代の中ではトップクラスの実力を誇る。驚異的な速さでピットから離れるスーパーピット離れを得意としており、6号艇でもイン枠を狙いにいくほどのアグレッシブなスタイルをしているが、SGのオーシャンカップ競走の優勝経験があるほどの実力者である。
主題歌
- 第1期オープニングテーマ
『ココロが止まらない』 作詞 - 三枝夕夏 / 作曲 - 大野愛果 / 編曲 - 小澤正澄 / 歌 - JEWELRY - 第2期オープニングテーマ
『胸いっぱいのこの愛を 誰より君に』 作詞 - 三枝夕夏 / 作曲 - 大野愛果 / 編曲 - 小澤正澄 / 歌 - JEWELRY
関連動画
関連項目
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