この記事は第640回の今週のオススメ記事に選ばれました! よりニコニコできるような記事に編集していきましょうニャ。 |
モンスターハンターライズ(Monster Hunter Rise)とは、カプコンから発売された作品の1つである。
2021年3月26日にNintendo Switchで発売され、2022年1月13日にはPC版をSteamで、加えて2023年1月20日からはPlayStation 5,PlayStation 4,Xbox Series X|S,Xbox Oneにも展開されているほか、Xbox Game Passにも対応するようになった。
概要
モンスターハンターライズ | |
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ハンティングアクション |
対応機種 | Nintendo Switch PC(Steam,MSStore) PlayStation 5 PlayStation 4 Xbox Series X|S Xbox One |
開発元 | カプコン |
発売元 | カプコン |
発売日 | Switch:2021年3月26日 PC(Steam):2022年1月13日 PS5,PS4,XSX|S,XB1 MSStore:2023年1月20日 |
価格 | 【ダウンロード販売】 7,264円[Switch]→5,990円→3,990円 【パッケージ版[Switch]】7,264円→5,990円 【デラックスエディション】6,990円→4,990円[Switch] 7,041円→4,996円[Steam] 3,990円(税込)[PS5,PS4,XSX|S,XB1,MSStore] |
対象年齢 | CERO:C(15才以上対象) |
通信 | |
その他 | |
ゲームソフトテンプレート |
2020年9月17日に放送された「Nintendo Direct mini ソフトメーカーラインナップ 2020.9」内で発表された、モンスターハンターシリーズ最新作。任天堂ハードでの新作としては、2017年発売の『モンスターハンターダブルクロス』以来、4年ぶりとなる。
今作からゲームエンジンが「REエンジン」に変更され、開発開始時期もニンテンドー3DSからNintendo Switchへの世代交代が起こっていたため、検証に多くの時間が割かれていたようだ。ゲームエンジンが変更されても、旧エンジンで使っていたデータが使えないわけではないらしく、MHWに登場していたモンスターが引き続き登場している。
今作はMHP3と同じく、全体的に”和”を基調とした舞台設定なのが大きな特徴となっている。新フィールドの一つは「大社跡」と呼ばれ、朽ち果てた大社の中で数多のモンスターと戦うこととなる。ワールドのようにシームレスマップなだけでなく、今回はなんとマップ毎のオープンフィールド化を実現。マップ内であれば、崖も山も谷も見えるものは全て縦横無尽に探索することができる。また、新たなアクションとして「翔蟲」を使用した「鉄蟲糸」を使い、スパイダーマンの如く道なき道を高速移動することができる。
作品全体の作風に合わせてか、今回が新登場となるモンスターおよび生物も東洋古来の“妖怪”や“幻獣”をモチーフにしたものが多く、今作を象徴するモンスターマガイマガドをはじめ、様々な未知のモンスターがハンターたちの行く手を阻む。また、これまでのシリーズに登場したモンスターも多数登場する。
Switch版ではブームの火付け役となった、ハードを持ち寄っての最大4人での協力プレイにももちろん対応。Nintendo Switchの特徴を活かし、家でも外でも気軽に「一狩りいこうぜ!」ができる。
PC動作環境
下記要件は現時点でのもの。
SteamユーザーはサンブレイクのDEMO版にて動作検証が可能。
最低環境 | 推奨環境 | |
---|---|---|
OS | Windows 10 (64bit) | Windows 10 (64bit) |
プロセッサー | ||
メモリー | 8GB RAM | 8GB RAM |
グラフィック | ||
ストレージ | 35GB 利用可能 | 35GB 利用可能 |
DirectX | Version 12 | Version 12 |
その他 | グラフィック「低」設定で、1080p/30fpsのゲームプレイが可能。 | グラフィック「中」設定で、1080p/30fpsのゲームプレイが可能。 |
新要素
オトモ
今作では新たなオトモとして、猟犬のような「オトモガルク」が新登場。MHW:Iのライドモンスターのように背に乗ることができ、ガルクに乗って移動している間はハンターのスタミナ消費がないほか、一部のアイテムも使用可能。
ライドモンスターとの最大の違いは、プレイヤー自身で操作できるということ。ダッシュやジャンプを駆使して、自在にフィールドを駆け回れる。
もちろん、おなじみのオトモアイルーも続投。戦闘面では、アイルーが支援特化なのに対して、ガルクは火力特化と差別化されている。オトモはシングルプレイでは2匹まで自由に組み合わせて連れて行くことができる(ガルクとアイルー各1匹の他に、ガルク2匹、アイルー2匹も可能)ほか、マルチプレイでも人数に関わらず1人1匹オトモを連れていける。
オトモへの指示を選択するウィンドウは、アクションスライダーとしてアイテムウィンドウから分離しており、十字キーで操作する。ガルクへの騎乗ができるほか、ガルクにお手をしたりアイルーとネコジャラシでじゃれたりと、オトモとコミュニケーションが取れる指示も。なお、ガルクへの騎乗は、アクションスライダーから選択しなくとも、ガルクの近くでAボタンを長押しすることで素早く行える。
翔蟲
かけりむしと読む。MHWのスリンガーを発展進化させたような要素。
ハンターがこの虫を飼いならしているようで、それの吐く糸『鉄蟲糸(てっちゅうし)』を利用して飛び上がったり飛び跳ねたり、縦横無尽に駆け回る。例えるなら某スパイダーマンや某進撃の巨人の立体機動装置。また、移動に使うだけでなく、攻撃を食らって吹っ飛ばされたときに使用して受け身を取ったり、拘束攻撃を食らった際に翔蟲で脱出したりと極めて汎用性が高い。
基本的に、ハンター一人につき翔蟲は2匹飼いならしているようで、画面下部に虫の姿のゲージで表示されている。1回の使用につきゲージが一個減り、二個とも使い切るとどちらかが回復するまで再使用できない。フィールドには環境生物として野生の翔虫も生息しており、取得すると使える翔虫の数を一時的に増やすことができる。納刀時の通常使用で1匹につきリチャージ時間5秒。
鉄蟲糸技
てっちゅうしぎと読む。上記の翔蟲を今度は攻撃に転用した、いわゆる必殺技のようなもの。
武器種毎に専用のものが数種類用意されている。
片手剣ならば糸の先端に剣をくっつけて鎖鎌のように高速で振り回し全方位攻撃をしたり、ランスならば前方に貼った糸を引き寄せて高速移動突きをしたりと、個性が豊富。また、技によって消費するゲージ数や消費後のゲージ回復時間が異なる。
武器固有の技、専用のゲージがある、自己バフから大技まで幅広いとMHX/MHXXの狩技に近いが、再使用まではさほど長くなく新しい通常モーションのような感覚で使える。
狩技との大きな違いは、上記の翔蟲を使用するため当然ゲージも共有なこと。そのため、受け身や回避に翔蟲ゲージを使うか、技を出して火力を出すためにゲージを吐き出してしまうか、考えてプレイする必要が出てくる。
- 飛影(片手剣)
翔蟲をモンスターの少し上辺りに飛ばし、そこから一気に駆け上がりながら相手を斬りつける。
空中に昇った後から盾を相手に叩きつけるフォールバッシュを繰り出すことも可能。 - 風車(片手剣)
翔蟲の鉄糸を片手剣に結びつけて振り回し、辺りを薙ぎ払う。
ある程度連続して振り回すため、場所や相手によっては攻撃が多段ヒットする。
MHXにあった狩技のラウンドフォースと同様、出始めに無敵時間が存在している。 - 朧駆け(双剣)
前方に翔蟲を使っての高速移動を行い、その最中にモンスターの攻撃判定に触れると無敵回避のカウンター攻撃が発動。モーション、性能ともに『MHX』のブシドースタイルのジャスト回避を彷彿とさせ、非常に使い勝手が良い。 - 鉄蟲斬糸(双剣)
糸付きクナイをモンスターに投げ刺し、刺さった部分付近を攻撃する度に追加ダメージが発生するようになる。数秒後に刺さったクナイが炸裂して大ダメージを与えるオマケ付。実質的な時限火力バフのような技。 - ハンティングエッジ(大剣)
翔蟲を使って飛び上がり、そのまま回転しながらモンスターを斬りつける技。
ヒット時には反動でハンターがさらに上昇するため、そこから空中での溜め斬りなどにも繋げられる。 - 強化納刀(大剣)
一度飛ばした翔蟲を納刀しながら引き寄せて腕に宿すことで、一定時間攻撃力を引き上げる。 - 飛翔蹴り(太刀)
前方上空に飛び上がり、モンスターに触れると踏みつけてから真下に突き刺し攻撃。突き刺しモーションはMHWのクラッチ武器攻撃に酷似している。
太刀のオーラが白色以上ならば技後半が変化し、MHWでお馴染みの兜割りになる。練気ゲージ回復効果は無くなってしまったが相変わらずの高火力技。 - 水月の構え(太刀)
ハンターの周囲に蟲の糸を無数に張り、その糸にモンスターの攻撃が触れるとカウンター攻撃を見舞う。格ゲーで言う当身技。張られる糸の範囲は大体ハンター一人分よりやや大きい。(つーかこれが限界)
カウンター攻撃ヒット時に練気オーラが減るがやはり威力は高い。
2ゲージ消費技で、開発陣いわく使いどころが難しいとのことだが、むしろ太刀カウンター技の中では取り回しが良い方。 - デュエルヴァイン(ランス)
糸付きクナイをモンスターに突き刺して糸を固定し、モンスターの注目を引くタゲ取り技。
それだけでなく、クナイが刺さっている間は好きなタイミングでモンスターの位置に高速で跳躍することができる。
跳躍にはガード判定も付いており、至れり尽くせりな移動技。 - アンカーレイジ(ランス)
糸で自身を地面に縫い付ける様にして固定し、盾を構えて攻撃を受け止めることで一定時間攻撃力アップ。
受けた攻撃の威力によって上昇幅が変わるなど、MHX系のガードレイジに酷似しているが、あちらと違って発動時にカウンター攻撃のおまけも付いてくる。 - ガードエッジ(ガンランス)
翔蟲を纏わせた盾で敵の攻撃をタイミングよくガードすると同時に、銃槍の切れ味を回復させる。
そこから即座に竜撃砲などの他の技に繋げることも可能となっている。 - ヘイルカッター(ガンランス)
翔蟲でモンスターの頭上に駆け上がり、その直後に銃槍をモンスターに叩きつける技。
切り上げ時に弾のリロードができるほか、竜撃砲使用後の場合は砲身の冷却時間が短縮される。 - 鉄蟲回転攻撃(ハンマー)
力を溜めて翔蟲で宙へと飛んだ後、縦の高速回転を掛けながらハンマーを振り回して相手に連続攻撃を仕掛ける。
似たようなモーションはMHWでもあったが、傾斜が必要だったそれと違い翔蟲ゲージさえあれば場所に関係なく使用が可能。 - インパクトクレーター(ハンマー)
鉄蟲回転攻撃と同様、翔蟲で宙に飛んだ後に敵めがけてハンマーを思いっきり振り下ろす。
見てわかる大技でハンマー屈指の高威力技。 - スラッシュチャージャー(スラッシュアックス)
翔蟲での移動の際に剣形態のスラッシュゲージを回復し、さらに数秒間それを維持し続ける。
しれっと無敵時間があるため緊急回避にも使える。 - 金剛連斧(スラッシュアックス)
蟲を使って高速で相手に接近しながら斧形態で連続攻撃を仕掛ける技。
発動時にはハイパーアーマーがかかるため、多少の攻撃ならば気にせずに攻撃を続行する事が可能。 - スライドビート(狩猟笛)
翔蟲の糸で一気にモンスターの懐に飛び込んで連続攻撃を叩き込む技。
フィニッシュには演奏攻撃をかけるため、そこで演奏によるバフをかけることもできる。 - 震打(狩猟笛)
鉄蟲糸をモンスターに打ち込み、演奏で発生させた振動波をそのモンスターの体内に直接流し込む。
場合によっては相手を昏倒させてスタンを取ることも可能。
凄まじく隙が大きいだけあって笛にあるまじき超火力を持つ。 - 鉄蟲糸跳躍(操虫棍)
翔蟲を使うことで、さらに遠距離の跳躍を行う。
棍での跳躍と併用することで多段ジャンプもでき、そこから回避や強襲をかけることができる。 - 回帰猟虫(操虫棍)
翔蟲を使った回避と同時に猟虫を飛ばし、こちらの体力を回復するエキスを取らせて自身の体力回復を行う。
虫のスタミナもハンターの元に戻れば即座に回復する。 - 形態変化前進(チャージアックス)
相手めがけて突進しながら武器を斧形態に変形させ、一気に斬りかかる技。
こちらも発動時にハイパーアーマーが付くため怯まずに攻撃を仕掛けられる。 - カウンターフルチャージャー(チャージアックス)
糸を使って盾を地面に固定し、攻撃を防いだ際に全てのビンを自動的に再装填する。 - 鉄蟲糸滑走(ライトボウガン)
前方向に高速移動するシンプルな移動技。追加入力で切断属性の近接攻撃も出せる。
全武器共通で抜刀中は通常の翔蟲移動はできないため、ライトボウガンはこの技で抜刀中にも前方向の翔蟲移動ができるのと同義。 - 旋回跳躍(ライトボウガン)
空中に高く跳び追加入力で空中射撃を行う技。
この技と組み合わせることで、MHWでは地面に植えるだけだった起爆竜弾を直接標的にくっつけることも可能となった。 - 自在鉄蟲糸滑走(ヘビィボウガン)
ライトの鉄蟲糸滑走と同じような技。こちらは1ゲージ技で取り回しに優れる。 - カウンターショット(ヘビィボウガン)
糸を纏いつつシールドを構え、攻撃を受けるとタメ砲撃で反撃するカウンター技。
溜め中はシールドを構えていないもののエイムは操作可能。 - 剛力の弓がけ(弓)
素早くステップを踏んだ後、一定時間攻撃力が上昇するシンプルなバフ技。 - 弓息法(弓)
左右もしくは後方に大ジャンプで飛び退き、着地地点にしゃがみ込んで休むというユニークな技。
しゃがんでいる間はスタミナが急速回復する。
操竜(そうりゅう)
操竜を行うためには、モンスターを操竜待機状態にする必要がある。翔蟲を使った攻撃や鉄蟲糸技による攻撃で一定ダメージを与えたり、モンスター同士に争いを行わせたり、特定の環境生物を利用したりすることで待機状態にできる。
操竜中は自由にモンスターを動かすことができ、移動や弱攻撃、強攻撃、回避(緊急回避)、突撃離脱などの行動を自由に選ぶことができる。 また、モンスターに攻撃することで操竜の時間を延長し、逆に攻撃を受けると操竜時間が短縮する。突撃離脱を壁に向かって行いモンスター自身にダメージを与えることも可能で、突撃離脱後のモンスターはダウン状態になる。
なお、突撃離脱は慣れれば連続でダメージを与えることもでき、ダメージを稼ぎつつダウン拘束させることも可能となる模様。
操竜ゲージと呼ばれるゲージがあり、これを溜めると操竜大技という技を繰り出すことができる。モンスターのダウンが取りやすくなり大ダメージを狙えるが、時間制限があり一定時間で操竜が解除される。
マップ毎のオープンフィールド化
MHWがエリアとエリアを細い通路でつなぐ形のシームレスマップであったのに対し、今回はなんとマップ内に限り完全なオープンフィールド化がなされている。一応いくつも広場が用意されそこにエリア番号が振られてはいるが、エリアとエリアを区切っている山や崖や谷や森といった、今まで壁の役割をしていたものが全て侵入可能になった。
単にオープンフィールドになっただけでなく、ゲームデザインも大きく変更されている。あまり地形が複雑でないメインエリアと、大型モンスターが入ってこない安全地帯や探索用地帯であるサブエリアの区分がされており、サブエリアではステータスを上昇させるなどの効果を持った環境生物が多く生息している。狩りの移動時に通りかかるようであれば、そういった環境生物を集めながら移動すると良いだろう。
また、一部過去作のフィールド(水没林、砂原)がこの仕様を基にリニューアルされて再登場する。マップの幅が広がるため、今まで行くことが不可能だった場所への移動も可能。
BGMのコンセプト
MHWでは原作のフレーズ入れながら音色をアレンジをし、登場作品のフレーズを加えるという大胆なものものだったが、今作のBGMの多くは原曲の構成を踏襲しつつコーラスを中心に取り入れた構成となっている。これは開発内から「全曲歌を入れよう」という要望があったようで、それが強く反映された形となる。
また、そのうち一部のBGMは和楽器を取り入れて和風アレンジになっている試みがされている。
フィールドの汎用BGMは大型モンスターでも専用曲を持たないのも多く、比較的高い頻度で聴くことが出来、復活フィールドのBGMは原曲の部分取り入れながらも新曲となっている。この新BGMも含めて今作のフィールド汎用BGMも近年の作品の法則に従ってイメージモンスターを設定しているわけではなく完全にフィールドをイメージしたものになっている。
百竜夜行
カムラの里のある地方で数十年ごとに発生し、本来生息域も生態も異なるはずの複数の種類の中~大型モンスターが相争うことなく、まるで統制されているかような一つの集団となって進行してくるという異常現象を指す。カムラの里は長年これに悩まされ続けており、里に続く谷の街道に大砲や撃龍槍などで武装した巨大関門「翡葉の砦」を建設してこの事態に備えている。
ゲーム的には、その城塞をモンスター軍団の攻撃から守るいわゆる”タワーディフェンス形式”のミッションとなっている。過去作でも、一つの拠点に出現した特定の超大型モンスター相手に”その拠点を壊される前にモンスターを倒す”といった条件が設けられているクエストはいくつかあったが、今作では最大で4体以上の大型モンスターが関門前の一つのフィールドに集まり、ハンターと交戦するというこれまで前例の無い規模のクエストなのが大きな特徴。
当クエストでは、開始からしばらくは猶予時間があり、先にエリア内に自由に火器やトラップを配置することができる。そのため、出現するモンスターの規模や状況に合わせた設備の配置も考える必要があるなど、これまで以上に戦略的な準備と用意が求められる。これらの設備は、百竜夜行のクエストをクリアしていくと新しいものが追加され、それによって施設の強化、発展が可能となる。
戦闘の最中には「反撃の狼煙」と呼ばれるハンターの攻撃力が強化されるタイミングがあり、この時はトラップではなくハンター自身による直接的な攻撃のチャンスとなりうる。
モンスターの進行パターンは、モンスターの群れが断続的に出現するウェーブ形式で、その群れの中には通常の個体よりもずっと大柄な「大物」や、何か異様な雰囲気を漂わせた特別な個体「ヌシ」と呼ばれるものも含まれている。最終的に全ての群れを退けるか、そういった特殊個体を倒す事で百竜夜行は一旦終了(ミッションクリア)となる。
百竜夜行はランダムに複数のサブ任務が設定され、それらを達成すると即時帰還可能な他、「クリアランク」の上昇になる。また、最終関門突破が失敗条件となっているため、ハンターが3回力尽きても失敗にはならない。ただし、クリアランク上昇のための項目に固定で「力尽きることが3回未満になること」が設定されている。
報酬として、「百竜強化」と呼ばれるシステムの素材が手に入る他、「ヌシ」を撃破した場合、ヌシ限定アイテムを入手出来、新たな武器の素材となる。
なお、『サンブレイク』では既に終息済みの事象という事で追加の百竜夜行クエストは実装されない。
入れ替え技
2021年3月8日/3月9日のオンラインイベントで情報が解禁された新要素。
今までもPVで度々チラ見せされていた、体験版では使えない攻撃の各種がこの要素。
各武器決まったモーション3つを、それぞれに用意された別の攻撃に入れ替える。
MHX系のスタイルを限定的に再現したようなものと言えるだろうか。
バリエーションが非常に豊かで、太刀の武器出し斬りを通常の攻撃から二連斬りに入れ替えると言った分かりやすいものから、ガンランスの溜め砲撃をブラストダッシュ(逆噴射かっとび攻撃)に入れ変えると言った突飛なモノ、更にはランスのガードをX系のジャストガードに入れ替えるといった攻撃モーションでは無いものまでとにかく多彩。
また、鉄蟲糸技も2つのうち決まった一つを全く別の物に入れ替えられる。
通常技2つ、鉄蟲糸技1つの割合はどの武器も共通。
製品版でも最初から解禁されているわけではなく、里クエスト(今までの村クエスト)を進めることで解禁される要素で、解禁した時点では武器種ごと1つしか習得出来ない。そのほかは技ごとに条件が設定されている。
ソロプレイとマルチプレイのクエスト区分の復活
上記で記されているように里クエストという形でソロプレイ限定クエストの区分が復活している。そのため、MHXXまでのソロプレイのクエストとマルチプレイのクエスト(集会所)の区分も復活している。
今作では里クエスト下位をある程度進行させると、下位のHRをスキップ出来る「特別許可試験」というクエストが出現するため、進行的にはMHWとあまり変わらない状態で出来る。
MHWの救難信号システムと似たシステムは「参加要請」として今作でも続投しているが、それも集会所クエストでしか使えないため、ある程度は独力でゲームを進める必要がある。頑張ろう。
その他仕様変更など
- プレイヤーのセリフボイスの追加
これまでプレイヤーキャラは意味のない掛け声程度のボイスしか発さなかったが、今作では初めてハンターが日本語で意味のあるセリフを話すようになった。鉄蟲糸技の使用時やオトモと触れ合うとき、アイテムを使ったときなどにセリフ付きで反応してくれるほか、他のプレイヤーに指示を出したり「了解!」と返答したりと、コミュニケーションの手段としても使えるようだ。なお、設定でプレイヤーボイスの頻度をOFFに変えれば、従来通り掛け声のみにもできる。また、MHWから引き続き、言語切替でモンハン語も選択可能。 - 血しぶきエフェクトや斬撃属性のSE変更
モンスターに攻撃を当てた際のエフェクトは、初代~MH2系を彷彿とさせる赤い血しぶきが復活した。もちろんヒットエフェクトを「控えめ」に設定変更することも可能で、その場合は火花のようなエフェクトに置き換わる。また、MHWでは斬撃武器も鈍い打撃音が鳴っていたが、今作では鋭い斬撃音に変更されている。
一方でMHWのダメージ数表示は続投している。 - 痕跡集め、導蟲の廃止
痕跡は完全に廃止された。
もちろんペイントボール制に戻る訳でもなく、常にモンスターの位置が把握できる状態が保たれるようになった。設定上は、クエスト開始時にフクズク(フクロウっぽい生物)を飛ばして偵察を行い、あらかじめ大型モンスターの位置を把握できるということらしい。未討伐状態では最初は?マークだが、一頭でも狩猟するとモンスターのアイコンに変化して種類も判別できるようになる。 - 環境生物の活用
多くの環境生物に攻略上の活用法が追加された。MHWでも一部の環境生物で強走効果などがあったが、それの発展要素と言える。
ステータスを上昇させる、なんらかの消費アイテムとして採取する、翔虫ゲージを増やすなど、様々な効果を持った環境生物を、道すがら集めつつ目的のモンスターに向かうよう設計されている。
現地で散策しなくとも、いつも通り強化アイテムも用意されている。 - 戦闘アクションの調整
翔蟲要素以外でも、戦闘アクションは細かい調整がされている。
TGSやカプコンTVのライブ配信では、双剣の鬼人化や太刀の居合抜刀など、細かい変更要素が数多く見受けられた。 - キャンプの利用
今作ではMHWと同様に条件解放型の複数のキャンプを持っているが、スタート地点や支給品ボックスは初期のメインキャンプに固定されている。勿論テントの利用はサブキャンプでも可能で、ファストトラベルで目的の付近へ行く手段となる。
使用可能武器
剣士 | |
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ガンナー |
モンハンシリーズにおける武器の詳細は各武器の大百科記事を参照。
モンスターハンターライズ:サンブレイク
モンスターハンターライズ:サンブレイク | |
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ハンティングアクション |
対応機種 | Nintendo Switch PC(Steam) |
開発元 | カプコン |
発売元 | カプコン |
発売日 | 2022年6月30日 |
価格 | 4,990円→3,990円 |
対象年齢 | CERO:C(15才以上対象) |
通信 | |
その他 | |
ゲームソフトテンプレート |
2021年9月24日の「Nintendo Direct 2021.9.24」にて発表された超大型拡張コンテンツで、MHWの『アイスボーン』と同じくこれが本作における”マスターランク(=G級)”に相当する追加コンテンツバージョンとなる。
Switch版/Steam版は共に2022年6月30日発売。
日本的な和風要素を押し出していたカムラの里とは打って変わって、新たなハンターの拠点にモガの村あるいはタンジア港にも似た臨海施設「エルガド」、そして新狩猟フィールドには洋風の古城の廃墟を中心に様々な環境が広がる「城塞高地」が追加されるなど、全体的に欧州、即ち西洋の雰囲気を漂わせた作品になっているのが特徴。
それに合わせてか既存種の亜種系や過去作からの復帰勢を除いた新登場モンスターも“吸血鬼”、“狼男”、“フランケンシュタインの人造人間”といった西洋の魔物、怪物を彷彿とさせるものが多い。
登場モンスター
本編のメインモンスターは「マガイマガド」、サンブレイクのメインモンスターは「メル・ゼナ」。
草食種 | 獣人種 | 甲虫種 |
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鳥竜種 | 飛竜種 | 魚竜種 |
海竜種 | 獣竜種 | 牙竜種 |
牙獣種 | 甲殻種 | 両生種 |
鋏角種 | 蛇竜種 | 古龍種 |
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翼竜種 | 魚類 | 分類不明 |
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※ヌシモンスターは今作の独自要素で新規ではあるのだが、その多くはMHXに登場した、二つ名モンスターと特徴が一致している。
登場人物
今作では拠点の殆どの人物に名前が付いている。
また、SBからはカムラおよびエルガドにいる特定のNPCキャラクターがサポート要員として実際のクエストに同行し、プレイヤーと共闘してくれる“盟勇クエスト”が実装されている。
カムラの里
百竜夜行に際しハンター以外の人員も狩猟武器の携帯を認められているため、百竜夜行においてのみ戦闘員として一部のキャラを配置可能。
- フゲン(CV.土師孝也)
- カムラの里の里長。「気炎万丈!」が口癖の豪快な元ハンター。得物は刀。
- 大団長亜種ではない。
- ヒノエ(CV.佐藤利奈 / 歌.加藤いづみ)
- 里クエストの受付嬢で双子の姉。竜人族。うさ団子50本まとめ買いするほど食いしん坊で明るい性格。得物は弓。
- ミノト(CV.伊藤静 / 歌.宮崎カナエ)
- 集会所クエストの受付嬢で双子の妹。竜人族。冷静で優しい性格。得物はランス。姉大好き。
絵が下手。エルガドのところどころで飾られている絵は彼女が描いたもので、Ver14.0ではこの絵のハンター、オトモアイルー、ガルクの姿になる重ね着装備化もまさかの実現。 - ヨモギ(CV.阿澄佳奈)
- 里の茶屋の看板娘。彼女の作る「うさ団子」はハンターも元気が出る程絶品。得物はヘビィボウガン。里の出身者ではなく、どことなくやんごとない雰囲気がするらしい。
- ハモン(CV.麦人)
- 里の加工屋。元は狙撃を得意とするハンターだった。オトモの育成を軟弱な仕事だと嫌っているが、実はガルクが苦手なだけである。
- イオリ(CV.花江夏樹)
- オトモ雇用窓口を運営している少年。ハモンの孫。得物はチャージアックス。
- カゲロウ(CV.梅原裕一郎)
- 元ハンターの竜人族。顔を隠した謎多き行商人。
- コミツ(CV.久野美咲)
- リンゴ飴売りの少女。
- コガラシ
- オトモ隠密隊を率いるアイルー。かつてはフゲンのオトモだった。
- ロンディーネ(CV.小倉唯)
- 異国から来た交易商。女王に仕える騎士の称号を持つハンターであることは秘密なのだが周囲にバレバレ。いい人そうだからという理由で見逃されている。
得物は太刀……と思われていたがまさかのスラッシュアックス。
サンブレイクで実装された彼女の装備が清々しいまでにスラッシュアックス特化であったことからスラアク使いから女神と呼ばれたり呼ばれなかったり。 - ゴコク(CV.緒方賢一)
- 竜人族。里の長老にしてカムラの里の集会所のギルドマネージャー。語尾は「ゲコ」。ペットのテツカブラ「テッカちゃん」の背中に乗りながら仕事をしている。絵がうまくモンスターの手配書の絵を担当している。
- ウツシ(CV.谷山紀章)
- 里のハンター教官。モンスターの鳴きまねとモンスターの仮面作りが特技。
里のフクズク達には完全に天敵だと思われている。集会所を出て右のほうにフクズクを放ってみよう。
得物は一応双剣だが全武器扱える。比喩でもなんでもなく全ての武器を使いこなせる凄い人。
エルガド
- ガレアス(CV.小山剛志)
- 王国騎士団のリーダーで、対モンスターのための観測拠点「エルガド」を管轄している提督。
- フィオレーネ(CV.石川由依)
- 王国騎士団に所属する女騎士。生真面目かつ責任感の強い性格の持ち主。
彼女が国内で起こったモンスターに関する異変調査の末にカムラ地方にたどり着いた事がサンブレイクの物語が始まるきっかけとなる。 - ジェイ(CV.江口達也)
- 王国騎士団の新人騎士。肉体を鍛える事を趣味にしている体育会系で、何事も体一つで解決しようとする傾向がある熱血漢。
ガレアスに憧れており、髪型を彼に似せている。 - ルーチカ(CV.上坂すみれ)
- 王国騎士団の女性騎士。常に冷静で感情の起伏に乏しく、拠点内で誰も彼女が表情を変えるのを見た事がないと言われるほどのポーカーフェイスの持ち主だが、任務中はそうでもないらしい。
勉強熱心で、モンスターの情報や世界の歴史に関する知識は豊富。 - アルロー(CV.山路和弘)
- 王国騎士団の教官。やや口の悪い大雑把な性格をしているが、それ以上に寛大で面倒見の良い気質のため周りからは父親のように慕われている。
提督のガレアスとは昔から付き合いのある幼馴染であり、互いに正反対の性格ながら気の合う間柄となっている。 - チッチェ(CV.楠木ともり)
- エルガドでハンターの依頼受け付けを行う本Verの受付嬢。まだ幼い少女で、受付担当としても新人。
でありながら、ガレアスやフィオレーネからは敬意を持たれた特別な扱いを受けている。 - バハリ(CV.諏訪部順一)
- エルガド調査団の研究主任を務めている竜人族の青年。これまで数多くの謎を解き明かしてきた天才だが、一度興味、関心を抱いたものに対しては周囲を顧みず突っ走る傾向がある。
- ミネーレ(CV.近藤唯)
- エルガドで武具加工を担当している女性。若いながらも既に王国御用達の職人として認められている。
過去にロンディーネの案内でカムラの里に赴き、そこでハモンから鍛冶の技術を学んだ事があるのだという。 - オボロ(CV.土屋神葉)
- エルガドで雑貨屋を営んでいる竜人族の青年。同基地の住人としては珍しくカムラかユクモの民のような和装姿をしている。
知的好奇心に溢れたアイテムの仕様を始めとする様々な情報に精通している博識家。 - タドリ(CV.津田健次郎)
- 薬剤師として医療活動を行っている竜人族の男性。今回の事件に際してエルガドに赴き、自身が集めた情報とこれまでの経験から得た知識を提供して、ハンター達の調査活動に協力する。
アップデート
Ver2.0.0(2021年4月28日)【Switch版のみ】
霞龍オオナズチとヌシ・リオレウスなど複数の追加モンスターとそれによる装備追加、ハンターランク(HR)解放とそれによるクエスト追加が主なアップデート。また、花結の追加や重ね着装備の生産が追加される。
イベントクエストの機能解放、初期バージョンに存在したヌシモンスター3体の通常討伐クエストが実装。
防具の強化段階の上限が上昇と、オトモの最大レベルの上昇が行われ、オトモの重ね着も生産可能に。
Ver3.0.0(2021年5月27日)【Switch版のみ】
奇しき赫耀のバルファルク、ヌシ・ジンオウガなど複数の追加モンスターとそれに伴う装備追加、追加エンディング。今回のアプデまでに追加されたヌシモンスター3体の通常討伐クエストが実装。
その他、新たな武器派生、防具、重ね着装備、アイテム、スキル、百竜スキル、クエスト、決戦場フィールドなどが追加。
また該当する素材を使用することにより、百竜武器の外装が変更できるように。
イベントクエストの配信時期的に「破滅の鳥竜?」の(BGM含む)コンテンツ追加もこのバージョン。
Ver3.1.0(2021年6月24日)【Switch版のみ】
複数のイベントクエストおよびダウンロードコンテンツの追加、不具合修正。
Ver3.2.0(2021年7月29日)【Switch版のみ】
複数のイベントクエストおよびダウンロードコンテンツの追加、表示言語にアラビア語追加、不具合修正。
Ver3.3.1(2021年8月26日)【Switch版のみ】
複数のイベントクエストおよびダウンロードコンテンツの追加、不具合修正。
Ver3.4.1(2021年9月30日)【Switch版のみ】
Ver3.5.0(2021年10月28日)【Switch版のみ】
複数のイベントクエストおよびダウンロードコンテンツの追加、不具合修正。
Ver3.6.1(2021年11月25日)【Switch版/Steam版】
複数のイベントクエストおよびダウンロードコンテンツの追加、不具合修正。
Steam版の初期バージョン。
Ver3.7.0(2021年12月20日)【Switch版のみ】
複数のイベントクエストおよびダウンロードコンテンツの追加、不具合修正。
Ver3.8.0(2022年1月27日)【Switch版のみ】
複数のイベントクエストおよびダウンロードコンテンツの追加、不具合修正。
Ver3.9.0(2022年2月24日)【Switch版/Steam版】
複数のイベントクエストおよびダウンロードコンテンツの追加、不具合修正。
このバージョンを以てSwitch版とSteam版のアップデートが同期される。
Ver10.0.2(2022年6月29日)【Switch版/Steam版】
MHWのVer10.11に相当するアップデートで、サンブレイクの要素をプレイするために必要。
武器種毎のバランス調整などが実施されることが事前アナウンスされている。
Steam版は1日遅れの2022年6月30日配信。理由は大人の事情につきお察しください。
Ver11.0.1(2022年8月9日)【Switch版/Steam版】
ナルガクルガ希少種、紅蓮滾るバゼルギウスなど複数の追加モンスターとそれに伴う装備追加、決戦場フィールドが追加。
それ以外にはMH4のギルドクエストとMHWの調査クエストを足して割ったようなエンドコンテンツが拡充されている。
その他不具合の修正等はパッチノート参照。
Ver12.0.0(2022年9月29日)【Switch版/Steam版】
エスピナス亜種、タマミツネ希少種の追加とそれに伴う装備追加。
傀異研究レベルおよび傀異討究クエストの上限が上昇。
武器の「重ね着」が追加された。
それ以外では福引の景品に懐かしのマスコットの姿も。
その他不具合の修正等はパッチノート参照。
Ver13.0.0(2022年11月24日)【Switch版/Steam版】
渾沌に呻くゴア・マガラの追加とそれに伴う装備追加。
傀異研究レベルの上限が上昇。
その他不具合の修正等はパッチノート参照。
Ver14.0.0(2023年2月7日)【Switch版/Steam版】
イヴェルカーナの追加とそれに伴う装備追加。
傀異研究レベルの上限が上昇。
その他不具合の修正等はパッチノート参照。
連動要素
Switch版/Steam版では、『モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~』のセーブデータがある場合、Ver3.1でMHST2の初期装備である「ライダー」シリーズのハンター用重ね着装備、サンブレイクでナビルーのオトモアイルー用重ね着装備が手に入る。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- カプコン
- Nintendo Switch / Nintendo Switch Lite
- モンスターハンター
- モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~ (※連動要素あり)
- モンスターハンターの関連項目一覧
- REエンジン
- マツケンサンブレイク
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一覧 | 関連項目 - モンスター - 楽曲 - お絵カキコ プレイヤー(生主・声優) |
外部リンク
脚注
- *無料アップデート追加モンスター第1弾
- *無料アップデート追加モンスター第2弾
- *SB無料アップデート追加モンスター第1弾
- *SB無料アップデート追加モンスター第2弾
- *SB無料アップデート追加モンスター第3弾
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