モンスターペアレントとは、自分の子供や孫等がかわいすぎて暴走してしまう親のことである。和製英語の一種。
モンスター(monster)=化物、怪物
ペアレント(parent)=親
概要
主に学校の先生などが生徒の保護者に対して使う言葉であり、自分やその子供のことしか考えず、権利や義務・責任を無視、完全に逸脱した無茶苦茶(対応や行動)を要求、容認させる様子をモンスターに例えている。略称は「モンペ」。
一方、単にわが子を愛しすぎる(束縛にならない)程度なら「親バカ」という。バカ親の場合、下記のような害を周囲に振りまく。
実際は子供のことなどどうでもよく、立場上反論のしづらい教師や教育機関などに向かって罵倒や過度なクレーム、要求をすることで憂さ晴らし、ストレス発散をしているだけという場合も多い。
「んなもん断ればいいじゃねえか!」と思うかもしれないが、学校側や教育委員会側も「そのくらいしてあげては」「警察に相談するほどでもない」「市民や親からのクレームが多いと(学校側の)評価や査定、昇進に響くから…」「教師ならそのくらい耐えろ」「そういった対応も給与に含まれている」と
むしろモンスターペアレント側を許容する立場を示すなど、「相手を立てる」「波風を立てない」「穏便に済ませる」「お客様は神様です(完全に誤用)」「苦難に耐えることが美徳」という日本特有の悪習・文化がそれを後押ししている部分もあり、対応するための人手不足も相まって真面目でやり遂げようとする教師ほど孤立し割を食う現状がある。
(クレーマーの項目も参照)
例
- 自分の子供を特別扱いしたがる、させたがる。
- 自分の子供を代表や主役、レギュラーなど、特定の役目にすることを強制する。
- 自分の子供を(体質や持病などの理由なく)当番や特定の授業を免除するよう強制する。
- 自分の子供が怪我やトラブルが起きた場合に全責任を取るよう、教師や学校に誓約書を書かせる。
- 自分の子供のミスは棚に上げ、そのミスを他人の子供や教師のせいにしたがる。
- 自分の不注意で子供が不幸に陥ると、自分の責任とは思わず、要因となった道具や、その製造業者等、(保護監督義務の不足を名目に)学校や当該施設に押し付ける。
- 「家で勉強させますから、学校でしつけてください」逆だろjk。
- 子供が被害者だと常軌を逸したレベルで騒ぎ散らす(自分の子供の自業自得だった場合も含む)
- 子供が加害者だと相手に「そのぐらい平気だろ」「お前が悪い」と非を認めない。
- 子供が加害者の場合、いじめ被害者および家族を罵倒する。相手が自殺しようが罪悪感などない。
- 悪いことをした子供を叱る=虐待。
- 教師のちょっとしたミスを大げさに騒ぎ、その教師をやめさせようとする。
- 若い教師=経験不足だから役に立たないという固定概念で接してくる。
- 結婚していない/子供のいない教師に何が分かる!親の苦労が分かるか!という価値観の押し付け。
- 結婚していない/子供のいない教師に「そんなんだから結婚できねえんだよ!」という人格否定。
- 夜中に学校へ電話や、教師の電話番号を聞き出し、24時間いつでも対応させようとする。
- 善悪よりも、ただ大声で騒ぎ散らし学校側を屈服させれば勝ちという「ゴネ得」精神でやってくる。
- クレームや要求が傍から見て幼稚すぎる。
- 自分の子供の学歴=親のスキル。
- 他の子供が自分の子供より下の学校に行くと「ざまあw」と思う。
- そのくせ自分の子供より上の学校に行くと親やその子供を恨む。
- マジで人間じゃない、文字通り"モンスター"なペアレント。
関連動画
関連項目
- モンペアホイホイ
- 自己中
- 親バカ
- マジキチ
- DQN / DQNネーム
- 親 / 子供 / 家族
- 脅迫 / 恐喝
- 社会問題
- クレーマー
- 圧力団体
- だいたいこいつのせい
- ゴリ押し
- 詭弁
- 詭弁の特徴のガイドライン
- お客様は神様です(誤用)
- 自業自得 / 因果応報
- お前がそう思うんならそうなんだろう
- 被害者(被害者ビジネス)
- 自己愛性パーソナリティ障害
- 価値観
- 教師 / 責任
- ストレス
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