モントゥトゥユピーとは、漫画「HUNTER×HUNTER」の登場人物である。
通称「ユピー」。
概要
性格も見た目から想像出来るように大雑把で、加えて護衛軍の他の2匹と違って人間ではなく魔獣との混成であるため、「個」に対する執着が薄く、細かい事に拘ろうとしない。
上記の通り自分自身の考えと言うものを(良い意味でも悪い意味でも)あまり持たないため、護衛軍の中では中立的な立場にある。
コムギと出会って人間の価値を認め始めた王、およびそういう変化をし始めた王に対して感涙したピトーと同じく、モラウ・ナックルらとの戦いにおいて敵を認めると言う思考を持つようになった自分に戸惑ったりしていた一方で、護衛軍の3匹のうちピトーだけ別行動でプフとユピーが2匹で行動する期間が長かったせいか、王を巡る策略においてはプフの思惑に協力する形で行動する事が多かった。
しかし、一度は好敵手として討伐軍の人間を認めたユピーだったが、ネテロ会長の自爆によって瀕死になった王を見、討伐軍を皆殺しにする事を決意する。
自らの肉体の殆どを液状にして王に与え、王が見る見るうちに回復して行くと共に「こんなものを味わってしまったらもう他のものなど口に出来ないではないか」とまで言われた事に対して物凄いアヘ顔で狂喜乱舞する。
(このアヘ顔によって、ゴンさんが登場するまでの短い間ではあったが、ユピーがネタ要員としてトップに躍り出ることになった)
そして、王に肉体を分け与えた後は1/10以下のマスコットサイズに縮んでしまう。
能力
※ ユピーは念能力とは別に形態変化の能力を持つが、念能力と密接に関わっているため一緒に記述する。
ユピーはピトーやプフのような名前の付く固有の念能力を持っていないが、そのオーラの総量は凄まじく、「戦歴5000を超え、相手のオーラ量を数値化する能力に長けた」ナックルが仮定でしかユピーのオーラ総量を推定できなかったほどである。
なおその時は「仮に師匠の10倍、70万オーラとして」と言っているが、戦闘が中盤に差し掛かりユピーのオーラもいくらか消費されているであろう時点でも、ポットクリンが示すユピーのオーラ残高が407752オーラあった事を考えると、総量70万と言うのもあながち間違いでは無い様子。
ちなみに討伐軍の人物としては、モラウがナックルのセリフの通り総量約7万、ゴンが割符をかけてナックルと対決した時点で総量2万強であった事を考えると、いかに桁外れのオーラ量であるかが分かる。
形態変化の能力
最初に使ったのは護衛軍3匹と王が誕生した直後、巣の頂上へ行くに際してプフの真似をして翼を生やした時。
この時は翼を生やしたがいいがあまり上手く飛べずに結局羽を生やすのはやめている。
次に目だって形態変化をしたのは宮殿中央の大階段にて討伐軍と戦った時。
メレオロンの能力で見えないところから攻撃を仕掛けてくるナックル、および周りを飛び回るシュートに対抗するため、背面を含めた全身あらゆるところに目を作って視界を確保した他、腕を追加で生やして死角に対する攻撃に備えた。
この形態変化はメキメキと音を立てて時間をかけているような描写もあったが、実際はほんの一瞬で変化を完了出来るほどの速さ。
ノリにノって高速で周囲を飛び回るシュートの、背後からの攻撃に対して腕を新たに生やしての防御が間に合うほど。
後述の怒りを爆発させる能力をコントロールする術を身につけた後は、最終的に右腕が銃のような形になったケンタウロスのような姿に落ち着く。
怒りを爆発させる能力
極度に強いストレスを受け怒りを溜め込み、それを一気に爆発させることで強大な破壊力を得る事が出来る。
怒りを爆発させる際はオーラ量の劇的な増大と共にユピーの身体も物理的に膨れ上がり、巨大になった腕などを叩きつけて攻撃する。
その威力は大階段を一撃で崩壊させたり、巨大なクレーターを作るほど。
これだけだと形態変化の延長線上でしかない能力とも取れるが、この爆発によってポットクリンのカウントが1万オーラ分以上一気に進む事から、念能力をも爆発させている事が分かる。
ナックル・モラウらに翻弄されて最初に怒りを爆発させた時点では、本当に怒りに任せて爆発しているだけであり、爆発の前後に重大な隙を晒す技であったが、すぐに「怒り」そのものをコントロールする術を身につける。
爆発の隙を突くべく突撃してきたナックルに対し、途中で怒りによる膨張を止め、「怒って膨れ上がる」事自体をフェイントに使う。
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