モンハン語とは、カプコンから発売されているゲーム「モンスターハンターシリーズ」内において人々が話している言葉である。地球上に存在するどの言葉にも該当しない。
概要
なぜ「モンスターハンター」(以下、モンハンと略す)内でモンハン語が使われているかというと、ユーザーをより作品世界に没入させるためと「モンスターと戦う場所は地球上のどこにもない架空の空間」と強調するためである。モンハン語の中には歌もあるがそれらも一見意味不明な言葉の羅列でできている。
モンハンは世界中で発売され、様々な国の人々がプレイしているがそこで特定の言語を作品内で使ってしまうとその言語を使う人々だけが日常世界に引き戻されてしまう。それを防ぐのにもモンハン語は一役買っている。
「モンスターハンタークロス」以前、モンハン後に明確な意味が当てはめられる以前のキャラクターのボイスにはカプコン社員(後発作品の一部では声優も起用)による「アー」や「ウー」といった掛け声/叫び声や、あるいは日本語を逆再生したものが用いられていた。無印モンハンにおいてココット村の村長に話しかけたときに聞こえる「アウィラ・タゴノ・モゥラミジャ・ハラヘットンナ」というボイスは逆再生すると「これから 始まる 物語は」となることが特に有名である。
一方歌姫やミラクル☆ミルクティによるモンハン語の歌の歌詞には基となった日本語の歌詞が存在しており、そこから一定の法則に基づきモンハン語に崩していることが辻本良三プロデューサーから明かされている。[1]
ところがシリーズ初となるRPGの「モンスターハンターストーリーズ」では会話が増えたため、きちんと日本語に訳せる、意味のある言語として「モンハン語」が作り込まれた。ムービーなどで聞けるボイスをよく聞いてみると、例えば「モンスター」は「モータ」など、きちんと日本語に対応していることがわかる。
その後登場した「モンスターハンター:ワールド」ではシリーズで初めて日本語や英語など実在する言語によるフルボイスが実装されたが、ボイスの言語切替で「モンスターハンターの言語」、つまりはモンハン語も選択できるようになっている。なお、MHSTとMH:Wのモンハン語は文法や単語が異なっているようだ。いずれのモンハン語でも、モンスターの名前の発音に関しては日本語とほとんど同じである。
シリーズで初めてプレイヤーが意味のある言葉を発するようになった「モンスターハンターライズ」でもモンハン語は選択可能なので、初めて「モンハン語を話すプレイヤー」を見ることができるようになる。
ちなみにアイルーたちは以前からモンハン語ではなく本物の猫の鳴き声を加工したボイスを発していたが、MHST以降の声優によるフルボイス化が推し進められた作品でも(ナビルーなど一部を除いて)猫の鳴き声のボイスで統一されており、アイルーたちがモンハン語のボイスを発したことはない。
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関連項目
脚注
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