モーニングショーとは、1964年~1993年にテレビ朝日系列で放送されていたワイドショーである。日本に「ワイドショー」というジャンルを確立させた記念すべき番組であり、この番組の歴史を継承して「スーパーモーニング」「モーニングバード!」が放送された。
2015年10月よりそれまで放送されていた「モーニングバード!」を発展解消させ、22年ぶりに名称を復活させた「羽鳥慎一モーニングショー」が放送されている。
概要
第1期(1964年~1993年)
1964年、番組開始当初のメインスポンサーであった日本ヴィックス(現在のP&G)がNETテレビ(現:テレビ朝日)や毎日放送(当時:NET系列)にアメリカのNBCで放送されている『トゥデイ』という朝の情報番組をモデルにした新番組を立ちあげたいと話を持ちかけて生まれた。
番組開始当初はNETテレビ、北日本放送、中部日本放送(現:CBCテレビ)、毎日放送、九州朝日放送、少し遅れて中国放送の計6局ネットで放送されていた。これが次第にネット局を増やしていき、系列外ネットも含んで全国各地で放送されていくこととなる。
この番組の成功を起点にし、競合他局も裏番組にワイドショーを投入。また、「モーニングショー」で築いたワイドショーというジャンルを他の時間帯にも投入しようと考えたNETテレビは、平日正午台に「アフタヌーンショー」を、土曜午前帯には毎日放送に製作を委託した「ウィークエンドショー」を立ちあげ、これらの番組も成功に導いた。
当時弱小局でくあったテレビ朝日にとって多くのネット局を抱えた重要な番組であったものの、次第に競合裏番組に押され視聴率が低迷。1993年に放送時間を大幅に拡大した「スーパーモーニング」へリニューアルされることとなり、29年の歴史に幕を閉じた。
第2期(2015年~)
「モーニングショー」終了後、「スーパーモーニング」(1993年~2011年)、「モーニングバード!」(2011年~2015年)と番組が変遷。しかし長期低落傾向には歯止めがかからず、系列外ネット局が本来のキー局で放送されているワイドショーにネットを切り替える大量離脱まで起こった。「モーニングバード!」開始時に日本テレビを退社したばかりの羽鳥慎一をメインキャスターに据え一時は視聴率回復に成功したものの、再びマンネリ化に陥り低迷が始まった。
そこで、2015年9月をもって「スパモニ」時代から合計10年近くサブキャスターを務めた赤江珠緒の降板と同時に番組をリニューアル。その際に「羽鳥慎一モーニングショー」へと改題し、22年ぶりに「モーニングショー」が復活した。
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関連項目
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