ヤオヨロズとは、かつて存在した日本のアニメーション制作会社である。当時の代表取締役は寺井禎浩
概要
セルルック3DCGを主体としたアニメーションの制作を行っていた。
2013年、ジャストプロを立ち上げたばかりの寺井禎浩[1]が、新たな事業に取り組みたいとつばさエンタテインメント取締役である福原慶匡と共に設立したアニメ会社である。そこに石舘光太郎(石ダテコー太郎、以下ダテコー。2015年にヤオヨロズから離脱)や、たつきなどを所属させた。
ダテコー所属時には『直球表題ロボットアニメ(ザルゴザール名義)』『てさぐれ!部活もの』『みならいディーバ(※生アニメ)』といった3DCGアドリブアニメで知られていたが、ダテコー退職後にはirodoriメンバーが中心となり『けものフレンズ』『ケムリクサ』などを制作した。
なお『直球表題ロボットアニメ』『みならいディーバ(※生アニメ)』のアニメーション監督、『てさぐれ!部活もの』のアニメーターを務めたcortもirodoriメンバーと同じく、自主制作者として活動していたところを福原に誘われたという経緯がある。
2017年12月、第3回CGWORLD AWARDS 大賞を受賞した。
取締役であった福原氏によれば、ヤオヨロズは設立当初はジャストプロとつばさエンタテインメントの窓口をひとつにするためのペーパーカンパニーのようなものだったが、たつき監督による『けものフレンズ』の大ヒット後には「今後、ヤオヨロズはたつき監督の作りたいものを具現化するためのスタジオという形を取ります。(中略)たとえば僕の色が出るような作品の場合は、ジャストプロ名義でプロデュースしていく形になると思います。」[2]としている。ただし、2022年7月の8millionでのインタビューではけものフレンズヒットの後にヤオヨロズを立ち上げたとしている。[3]
2020年4月1日、ヤオヨロズが解散を発表し、官報に解散公告が記載され、事業が清算された。しかし、当時取締役であった福原氏が2017年に設立していた8millionが新法人であり、統合先であるとtwitterで発表した。ただし、アニメ制作は事業内容に含まれていない。[4][5]
制作作品
- 直球表題ロボットアニメ(ザルゴザール名義)
- てさぐれ!部活もの
- てさぐれ!部活もの あんこーる
- てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう
- みならいディーバ(※生アニメ)
- けものフレンズ
- ラブ米 -WE LOVE RICE-(企画・原作)
- ケムリクサ
関連動画
関連項目
関連リンク
脚注
- *つんく♂のアマチュア時代からのマネージャーであり、つんく♂を初期から支えていた大物である。インタビューとして「『けものフレンズ』が生まれたホントの話と、つんく♂との驚愕の関係!? ヤオヨロズ・寺井社長独占インタビュー
」(アニメイトタイムズ、2017年5月2日)がある。
- *「「けもフレ」制作のヤオヨロズ、今後アニメスタジオとして何を目指す? 新作「ケムリクサ」は? 福原Pインタビュー
」(アニメ!アニメ!、2018年10月23日)
- *「【8million】代表・福原が語る、コーポレートリブランディングへの想い~クリエイターエコノミー時代に、私たちができること~
」
- *アニメ「けものフレンズ」「ケムリクサ」制作のヤオヨロズが解散、新法人8millionへ統合 - GIGAZINE
- *『けもフレ』1期のたつき監督擁するヤオヨロズ、新法人8millionに統合 - KAI-YOU.net
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