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ヤグvsプル動画リンクとは、当時最高峰の技術と表現力で競い合った、ヤグディンとプルシェンコの二人を主にあつかった動画のリンクである。
概要
それぞれ全く違う魅力と、ほぼ同等に近い実力を持っていた二人は、奇しくも同じミーシンコーチの元で育っていた。
しかし二人の天才を同等に扱う事は至難の技だったらしいコーチは、ヤグディンのDQN気性の激しさもあり、どうも新鋭のプルシェンコに目をかけはじめたらしい。後に、ヤグディンは別のタラソワコーチに師事するようになる。
タラソワは元ペアスケーターであり、現役時代のミーシンのライバルでもあったので、師弟共々ライバル対決を繰り広げるようになる。
100年に１人の天才といわれていたプルシェンコの技術レベルは、早くからその精度を増していく。
プルシェンコの技は非常に多彩である。正確なステップワークやバレエの才能もあるといわれるほどのそのダンス的才能、柔らかい身体を生かした、男で珍しいドーナツスピンやビールマンスピン。中性的な魅力、そして希代のエンターテイナーっぷりにファンは激増。まさに宇宙人である。
一方ヤグディンも、タラソワによって才能と魅力を開拓されていく。幼少期からあった雄大な雰囲気、マイムを取り入れた振り付け。優雅でありながら男らしい重厚な演技に磨きがかかっていった。また、2000-2001年シーズンのプログラム以降から取り入れられたステップワークは、後に「お断りしまステップ」「ヤグディンステップ」として語り継がれることになる。
そしてなにより、４回転ジャンプは当たり前と言われていた時代に、二人とも4-3-2、もしくは4-3-3といったコンビネーションジャンプを試合や公式練習で飛んでいる。
このように、互いを意識しながらの切磋琢磨ぶりに、ニコニコ動画ではよく「プルあってのヤグ、ヤグあってのプル」というタグやコメントがよせられる。
神同士の大激突として名高い2001年のワールドでは、双方共に異次元レベルの競技を繰り広げ、世界の注目の的となった。しかし当時は難度の高い技を決めるだけでなく、両者が少しでもミスをすれば負ける壮絶な時代でもあった。
プルシェンコは、2000年～2001年にかけてはことごとくヤグディンに勝ってチャンピオンになっている。やはり宇宙人である。
一方、2歳年下の後輩に負けていったヤグディンは、精神的な挫折を乗り越えることでオリンピックで逆襲をはかることになる。結果、次シーズンのＧＰＦにおいて二人の表彰台の立場は、またもや逆転する。
そして、二人の最後の闘いとなる2002年のソルトレークシティオリンピック。プルシェンコはジャンプでまさかの転倒をし、ヤグディン完璧な演技を魅せた。
今思うと４回転時代最高峰のオリンピックであり、芸術点において満点を4つ出したヤグディン、4-3-3のコンビネーションジャンプを決めたプルシェンコは、共に伝説的な偉業を成し遂げたと言えるだろう。
今のニコニコ動画では、「納得のメダル」というコメントが、双方のファンから寄せられている。
このように、1999年から2002年まで二人の間はコーチや国を巻き込んでの壮大な闘いがあった。後にこの時代は動画内で「ヤグプル時代」、「双璧の時代」、「フィギュア男子の黄金期」と称賛される。
前からヤグプル動画はあったが、フィギュアスケートの新採点への疑問や４回転論争が噴出するなか、なかば神話のように取り扱われている傾向が最近出始めている。
４回転にしろなんにしろ、二人の才能が非常に傑出し、今でも見る人を魅了していることにはかわりがない。
現在、二人はふざけ合う写真もでてきたりなど、順調に態度を軟化させてきている・・・らしい。
当時あまりに二人の闘いが激しかったので、二人の動画にはたまに一方を下げるコメントがでてくる。
しかし、ニコニコ動画にはプルファンもいれば、ヤグファンもいる。また、どちらも大好きな人もいる。
更にこのタグがよせられる動画は二人の至高のライバルっぷりを楽しんだり、讃える動画でもあるので、あまりに露骨なsageコメントは控えた方が良いかもしれない。
関連動画
ヤグプル対決
ヤグプルMAD
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関連項目
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