ヤンバルクイナ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなど各種メディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するアニマルガール/フレンズ(動物が女の子になった擬人化キャラクター)である。
CV:沼倉愛美(アプリ版)、川口桜(3)
演:西島綾香(舞台)
概要
日本の沖縄県沖縄本島の山奥にのみ生息する飛べない鳥・ヤンバルクイナのフレンズ。主に地上を徘徊して生活する。翼は小さく跳ぶための仕組みも未熟だが、木の枝に止まるなどの跳躍程度の飛行なら可能。
まったりおっとりした、なんくるないさーな性格。穏やかな癒し口調で喋る。なんくるないさーの本来の意味は該当記事の説明曰く「自然と(あるべき様に)なるものだ」と沖縄版「人事を尽くして天命を待つ」的な単語なのだが、いつのまにか「なんとかなるさ」という意味で広まってしまった。性格を見る限り、彼女の場合のなんくるないさーも後者の意味なようだ。
天敵がいない孤島での生活から飛ぶ事をやめた元動物の経緯故か、平和的でどんな時でも焦らずのんびりとしている。危機感が欠如しているため、戦闘でもこれから危ない所にいって戦うという自覚が無い・危ないという事も分からない。一方飛べない代わりに走るのに自信があるようで、仲間と協力すれば「敵を引き付け惑わしながら逃げる」という芸当が可能。
木が生い茂る密林に生息するヤンバルクイナは鳴き声で情報伝達を行う。フレンズ化した後も大きく甲高い「クリャァー」と独特な鳴き声を上げる。その声の大きさは密林を越え海にまで響き渡る。
沖縄に住む鳥だからか、沖縄の言葉である「しまくとぅば」たるなんくるないさーという単語をよく使用する。ヤンバルクイナとは語感などが似ていると思っており、たまになんくるクイナーと両者が混ざっちゃう。
フレンズ化した今でも飛ぶ事は殆ど出来ない。「あまり飛べない」と言っているので、頑張ればちょっとだけ飛べるのかもしれない。
外見
ヤンバルクイナの特徴的でカラフルな外見を人間の女の子の姿で再現したナイスデザイン。元動物は雛時代は黒一色の外見らしいが、彼女にも真っ黒な時代があったのだろうか。
黒色と茶色の半袖タートルネックシャツと白黒縞々模様のジャケット(元動物のお腹部分の色合いを再現)を羽織り、黒色ミニスカートを着ている。黒色のアンダーウェアを身に付け、オレンジ色のタイツ(元動物の脚の色を元にしている)を履いている。南国のフレンズだからか、履物はサンダルと軽くて涼し気。
髪型は髪先が広がったロングヘアー。髪の色は頭部分が黒色・真ん中部分が茶色・ロング部分も茶色。ロング部分は元動物の背中と翼部分の彩色を再現したモノで、見た目も逆立った羽根のようにボサボサしている。前髪の真ん中の一際長いオレンジ色の房は元動物の嘴を再現した形状になっている。
側頭部からは長い白い房が垂れ出ている。他の鳥系フレンズのデザインを考慮するとこの部分が翼と言う事になるが、翼っぽい場面は無く、元動物にも該当する部分は無い。この部分は単なる髪の1部なのかもしれない。
ハイビスカスの花飾りを付けて南国っぽさを演出。瞳の色は赤色。
ゲームでの扱い
「なんくるクイナ~♪ あ、なんくるないさ~とヤンバルクイナが混ざっちゃいました」
ヤンバルクイナ~と、なんくるないさ~ってやっぱり似てますよね? え ?話し方のせい? あ、私ってば羽はありますけど、実はあまり飛べないんです~。
自己紹介遅れましたが、私がヤンバルクイナなんですよ~。
レアリティレベル4(最大レア度は5)のピュア属性(緑)のフレンズとして登場。コストは350・攻撃タイプは近距離・サイズはM。得意地形は森林で、飛べない鳥のためか、苦手地形は雲海。特定のグループには所属していないが、示唆されるのみで実現しなかった「飛べない鳥系フレンズ用の新グループ」に入る予定だったのかもしれない。固有スキル「エリヤルヤンバルガンバル」は発動から20秒の間のみ自身の攻撃スピードが30%アップする、「やんばる」と「がんばる」を掛けた高度なスキル。
攻撃では何か(羽根だろうか)を射出する。スキルを使うと手をパタパタさせて少しだけ浮遊する。
2016年1月28日メンテナンスで実装された、メインストーリー第8章追加記念スカウト(所謂ガチャ)で新規フレンズとして初登場した。同時期に登場する新規フレンズはシーサー・レフティ(レア度5)&シーサー・ライト(レア度5)&ハブ(レア度3)の3名。新規フレンズはレベル最大で排出され、期間限定イベント「ジャパリ警察 犯罪撲滅作戦!」においてパワ-アップする特攻スキル付き。
メインストーリーでは勿論第8章で登場。リウキウチホーにおいて、吹っ飛ばされたセーバルを探してセルリアンの警備網を掻い潜ってきたサーバル達プレイヤー一行の前に助っ人としてハブと一緒に登場(本来なら天敵の関係)。彼女の独特の鳴き声とハブのピット器官サーチでセルリアン軍団を錯乱し突破口を開くが、実は敵は罠に引っかかったフリをしてプレイヤー一行を包囲殲滅するという高度な作戦を仕掛けていた。消耗し追い詰められたサーバル達だったが、そこで合流したヤンバルクイナが大声で位置を教える事でシロナガスクジラがシーサー姉妹を投擲。逃走経路を切り開き、一行は無事難を逃れた。
第9章ではジャパリパークのパーク・セントラル奪還戦に参加。同施設のアトラクション・遺跡と砂エリアでの戦いにダブルスフィアやハブと一緒に、トムソンガゼルの援軍として駆け付けた。
舞台での登場
2018年1月からの再演版にて、新たにアンサンブルキャスト(特に台詞などはないが歌や踊りなどでエキストラ的に活躍する役)として登場。
ぱびりおんでの扱い
「ヤンバルクイナとなんくるさいな~って、似てませんか~?」
2020年10月14日から観察可能になった。 けもトークアイコンの背景色は緑。
一人称は「わたし」、他のフレンズのことは「~さん」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
「なんくるないさ~」「はいた~い」「でーじ」「ちゅらさん」などの言葉を使用することがある。
なお、フレンズあーかいぶの自己紹介は上記のアプリ版と同一の内容となっている。
元々が沖縄に生息する動物だからかシーサー達とは面識があるようで、ご近所さんだったと言う。
その縁だろうか、けもトークにシーサー達+ハブと一緒に観察する事が条件というものがある。
守護けもの同士などではよくあったことだが、通常のフレンズでは数少ない例である。[1]
「クリャァーーーーッ!?」「キョキョキョキョーーーッ!」といった鳴き声を出すときもある。
清楚な雰囲気とは裏腹に、意外と大きな声が出せるようでエリマキトカゲなどを驚かしてしまった。
また飛ぶのが苦手なようでけもトーク内では一度も飛んでいないが、一応飛べるらしい。
関連静画
関連項目
脚注
- 1
- 0pt