ヤン・ファン・ライデン単語

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ヤン・ファン・ライデンとは

• ゲーム『ファイナルファンタジーIV』に登場するモンク僧。後に王になった。本項で記述する。
• Jan van Leiden（1509-1536年） - オランダ出身の僧。ドイツのミュンスターで反乱を起こし王を名乗ったが処刑された。1.との関係は不明。

概要

• 名前 ：ヤン・ファン・ライデン
• 年齢 ： 35歳
• 声（DS版）：玄田哲章
• 身長 ： 182cm
• 体重 ： 76kg
• 利き腕は両手。

ファブール国の僧兵団長。ゲーム中での呼称は「ヤン」で統一されている。

「モンク（monk）」は僧侶を指すので「モンク僧」は冗語なのだが、これが彼の正式な肩書きとなっている。FFシリーズのモンクと言えば単に肉弾戦のスペシャリストという印象が強いが、ヤンの場合は精神鍛錬や山での修行といった「僧」っぽい部分も描かれているのでこの名称なのだろうか。

トレードマークの弁髪と髭はSFC版のゲーム画面では黒いが、天野喜孝の設定画やDS版では金髪。外見や戦闘スタイルは完全に脳筋タイプだが、性格は非常に真面目で礼儀正しくこの辺も僧っぽい。

ホブス山で修行中にモンスターの襲撃を受けていたところをセシルたちに助けられ、彼らとともにファブールに迫る危機に立ち向かうべく行動する。

能力

FF4のキャラでも随一の前衛型。強力な武器防具は装備できないが、レベルと共に急上昇する素手の攻撃力とHPでカバーする。

彼が装備する爪はSFC版では攻撃力0だが、持ち替えることで敵の弱点属性を突いたり状態異常を与えたりと多彩な戦い方ができる。

ためる

ちからを　ためて　こうげきりょく2ばい！
通常の「たたかう」より発動まで時間のかかる物理攻撃。長期決戦ではこちらの方がトータルでの与ダメージが高い。
DS版では自動攻撃せず、次の攻撃時のダメージを増やす貯め技となった。重ねがけできるので強烈な一撃が放てるが、貯めてる最中は防御力がガタ落ちという諸刃の刃。

けり

敵全体に弱めの物理攻撃。雑魚散らしに使える（威力が向上したDS版では特に）。

がまん

防御力を向上させる。事実上、自分にプロテスをかけるコマンド。MPは消費しないが時々失敗する。
DS版では強化版ぼうぎょと言ったところだが、少し隙ができてしまう。

ストーリーでの活躍

この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。

セシルたちとともにファブール城で赤い翼を迎え撃つが、奮闘虚しくクリスタルを奪われてしまう。これを取り戻すべくヤンたち一行は船でバロンに向かうが、途中でリヴァイアサンに襲われる。海に落ちてしまったリディアを助けようとして飛び込んだヤンとはここで一度お別れとなる。

その後セシルはバロンの街でヤンと再会する。が、このときヤンは敵に操られており、一戦を交えることになる。正気を取り戻してからはパーティに加わり、共に戦う。

パーティ加入期間は、最終決戦に残る5人に次いで長い。また、途中でしばらくテラとシドという二人のじじいに主人公のセシルを加えた4人での旅が続くが、ヤンの弁髪がハゲっぽいことから「じじいイケメンハゲじじい」と呼ばれてよくネタにされる。

新大陸、空中要塞、地底世界と転戦し、地底のドワーフ王ジオットの要請を受けてバブイルの塔に潜入する。しかし、ドワーフたちを狙う砲台の司令室を制圧する目前で敵に装置を暴走させられてしまう。決心したヤンは「妻に会うことがあれば伝えてくれ、私の分も生きろと」と言い残し、セシルたちを司令室から締め出すと大爆発に巻き込まれながら砲台を食い止めて地底世界を救った。

ヤンを愛する方々

セシルたちから見ても、プレイヤー視点で見ても死んだかに思われたヤンだが、ストーリーをしばらく進めるとあの大爆発を生き延びていたことが判明する。それも、爆風で塔から遠く離れた洞窟の入口に吹き飛ばされて。

そこは妖精の姿をした幻獣シルフたちが隠れ住む洞窟だった。彼女たちは大怪我をして昏睡状態のヤンを介抱し続けていたのだ。シルフはセシルたちには冷たいがヤンには尽くしまくる。そのせいで彼女たちが登場するシーンにはヤンデレというコメントやタグがよくつけられる。

しかし彼女たちがどれだけヤンに愛情を注ごうとしても、彼は目覚めない。起こすためにはより強い愛で結ばれた人物の協力が必要だ。すなわち、ヤンが別れ際に言い残した彼の奥さんである。

ヤンの奥さんにはファブール城を初めて訪れたときから会える。このときはバロン兵をフライパン一つで追い返したというエピソードも聞けるのだが、まさにこの妻ありにしてこの夫ありといったところ。いや、家庭内では明らかに妻の立場の方が上っぽい。

そしてヤンが眠り続けていることを知った奥さんがセシルに託すのがあいのフライパンである。これが二人の愛の形……。これをどう使うのかと言えば、料理を作るのでもなく、何かで叩いて音を出すのでもなく、直接ヤンの頭をゴツンと殴るのだ。ヤンは一発で目覚める。ついでにシルフたちには怒られる。

このあいのフライパンをヤンの奥さんに返すと、今度はお礼にとほうちょうをもらえる。これはエッジの「なげる」でしか使えないが、FF4の最高の攻撃力を誇り、ほぼ確実に9999ダメージを与える凶悪な武器だ。DS版では強力なデカントアビリティ「カウンター」までくれる。もしかしたら奥さんもヤン並みに戦力になるのでは……

ヤンは療養のためパーティには復帰できない（GBA版除く）が、バブイルの巨人に突入する際と最終決戦のときには応援してくれる。そしてエンディングでは王から禅譲を受け、相変わらず修行に出かけて奥さんに呆れられているようだ。

ジ・アフター

続編となるファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-では、引き続きファブール王として国をまとめながらも修行を怠らぬ様子がうかがえる。娘のアーシュラが登場し、父娘の絆がストーリーの中で描かれる。

奥さんに「シーラ」という名前がついた。

ついでに、シルフたちは前作にも増してヤンデレである。

関連動画

関連商品

関連項目

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• ファイナルファンタジーIV
• ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-
• じじいイケメンハゲじじい
• ヤンデレ シルフ