ユキノオーとは、ポケットモンスターに登場するNo.460のポケモンである。初登場はダイヤモンド・パール。
基礎データ | |||
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名前 | ユキノオー | タイプ | くさ こおり |
英語名 | Abomasnow | 高さ/重さ | 2.2m/135.5kg (通常) |
分類 | じゅひょう | 2.7m/185.0kg (メガ) |
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性別比率 | ♂:50.0% | 特性 | ゆきふらし |
♀:50.0% | ― | ||
グループ | かいじゅう | 夢特性 | ぼうおん |
しょくぶつ | メガ特性 | ゆきふらし | |
孵化歩数 | 5120歩 | 捕捉率 | 60 |
世代 | 第4世代 | 努力値 | 攻撃+1 特攻+1 |
進化 | ユキカブリ → ユキノオー(Lv.40) | ||
基礎データ | |||
全国図鑑 | #460 | 図鑑の色 | 白 |
シンオウ | #143 | イッシュ | #― |
カロス | #089(マウンテン) | アローラ | #― |
ガラル | #097 #032(カンムリ) |
ヒスイ | #218 |
パルデア | #??? |
図鑑説明
- ポケットモンスターダイヤモンド、ブリリアントダイヤモンド
- まんねんゆきの つもる やまで くらし ブリザードを まきおこす。 ゆきおとこの しょうたいだ。
- ポケットモンスターパール、X、オメガルビー、シャイニングパール
- ブリザードを はっせいさせて あたりいちめんを まっしろに してしまう。 べつめい アイスモンスター。
- ポケットモンスタープラチナ、ブラック・ホワイト、ブラック2・ホワイト2
- ゆきのはなが さくころ どこからか すがたを あらわし はながちると また どこかに すがたを かくす。
- ポケットモンスターハートゴールド・ソウルシルバー、Y、アルファサファイア
- まんねんゆきが つもる さんみゃくで しずかに くらす。 ブリザードを はっせいさせて すがたを かくす。
- ポケットモンスターソード
- おおきな うでを ハンマーのように ふりおろし ユキカブリを ねらう ダルマッカの むれを おいはらう。
- ポケットモンスターシールド
- ブリザードを まきおこす ポケモン。おおきな からだを ゆすれば あたりいちめん すぐに まっしろだ。
- Pokémon LEGENDS アルセウス
- きょがんも たやすく かちわる ごうのもの。 たとの かかわりを このまず ふかやまにて ゆきと たわむれ ひそやかに くらす。
御大の概要
- 霰パーティーの御大将。
- 不遇といわれる草と氷の二つのタイプを併せ持ち、種族値合計は494と500にも達せず、鈍足で、弱点は数いるポケモンの最高数の7つで4倍弱点もある、と一見不遇ポケモンの要素を持つように見えるが、実は種族値合計680族のひしめくGSルールですら最前線で戦うすごいポケモンである。
- 水・電気半減、氷等倍という相性のおかげで氷技をサブウェポンに据えることの多い水・電気の特殊アタッカーを安定して迎え撃つことができる。大抵の草が氷技のせいで水や電気に迂闊に出していけないことを考えれば、弱点の多さを差し引いてもこのタイプは第四世代環境にうまくマッチングしていた。
- また「ゆきふらし」という優秀な特性を持っているため、数多く存在する雨パや砂パへのメタとなる上に、霰による定数ダメージを蓄積させることでエースによる抜きを補佐することもできる。
- GSルールではミュウツーとのコンビ(通称「ノオツー」)で一緒に吹雪を放つ戦法が有名である。
- キッサキジムリーダー・スズナが使ってくる。DPでは切り札。アニメでもスズナのポケモンとして登場する。
エイセツジムリーダー・ウルップも使用。1匹目に出してくるため後続が強化される。 - X・Yではフィールドグラフィック持ち。フロストケイブの奥に1体と、エイセツシティに2体いる。
- 「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U」ではモンスターボールから登場。
周囲に「ふぶき」を発生させて敵を引き寄せ、「れいとうパンチ」で吹っ飛ばす。
霰パの御大
霰パとは、天候:霰(あられ)状態で戦う事をメインとしたパーティーのこと。うっかり「かすみ:霞」とか「きり:霧」とか読んじゃって恥を掻かないように注意。霰状態では「氷タイプのポケモンは霰によるダメージを受けない」「吹雪が必中になる」「特性『ゆきがくれ』のポケモンは回避が上がる」「特性『アイスボディ』のポケモンは毎ターン回復」といった恩恵があるため、主に氷タイプを中心に組まれるパーティーである。ゴウカザルとヒードランが天敵。鋼全般やヘラクロスにも弱い。
その中でもユキノオーは霰パーティーには必ずといっていいほど名を連ねている。これは特性「ゆきふらし」によって「ユキノオーが出るだけで天気が半永続的に霰になる」という便利すぎる性能のため。正直この特性の効果は禁止級伝説ポケモンであるカイオーガ・グラードンにも匹敵する。(同時にバンギラス・カバルドンという砂の非伝説類友や、第五世代の夢特性で天候特性を得たポケモンも登場したが)
このように霰パーティーのカギ、中核である存在といったことから、通称・御大と呼ばれている。なお、ユキノオーが居るからといって敵が霰パの体裁をとっているとは限らないので注意。
しかし、第六世代で「天候変化特性による天候変化の非永続化」という調整を受けた結果、天候系パーティが全体的に弱体化。霰パーティの中枢となる御大には大きな逆風となってしまう。第七世代では、ゆきふらしと天候が霰の時にのみ発動でき物理・特殊を半減可能なバリア技「オーロラベール」を両立したアローラキュウコンがメジャーな天候要員となり、ユキノオーはやや影が薄くなった。第八世代ではユキノオーもオーロラベールを習得したが、ダイマックス技により天候がころころ変わるので天候パ自体にさらに逆風が吹く状況になった上に、オーロラベール役としては素早いアローラキュウコンや霰なしでオーロラベールを張れる「キョダイセンリツ」を使えるキョダイラプラスが重宝され、おまけに飛行技のダイジェットがどこからでも飛んでくる有様ではユキノオーが生き残るには厳しい環境であった。
向かい風が強い環境が続いていたが、第九世代ではダイマックスがなくなり天候パが運用しやすくなると同時に天候「霰」が無くなり天候「雪」に変更されるという仕様変更が入る。雪は霰のスリップダメージの代わりに氷タイプのポケモンの防御が1.5倍になる効果を持つ。そのためユキノオーは物理に対して非常にタフなポケモンになった。DLC前のSV環境では他のゆきふらし持ちが未実装であり、雪パを使う場合にはユキノオーを採用することになるため再び御大将として返り咲いている。
メガ御大
- 第6世代X・Yでメガシンカが追加された。四つん這いになり、ヒラヒラが増えて逆立ち、背中から氷柱が生える。
- 素早さががくっと下がるが、代わりに攻撃力・防御力が上がる。清々しいほど鈍足パワータイプ。
- 特性は通常時と変わらず「ゆきふらし」。上記にあるように天候変化が永続ではなくなったので、上書きされたもしくは元に戻った天候を再びあられ状態にする目的でメガシンカさせることもできる。
- 第6世代でメガシンカさせることを前提とするユキノオーは、音技を無効化する夢特性「ぼうおん」を採用していることがある。これは、「みがわり」を無視するという性能が音技に追加された事や「ハイパーボイス」を主力技とする「○○スキン」系統の特性を持つ特殊アタッカーの登場から、音技の需要が増えているためである。通常のユキノオーであられを降らせてからメガシンカしてもあられのターン数が伸びるのではない、といった理由もある。
関連動画
霰パ(タグ)も参照。
関連項目
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