概要
「まもって守護月天!」シリーズや「フェアリアルガーデン」等でおなじみの桜野みねね氏が贈る近未来SF系漫画。
GPS(全地球測位網)やAR(拡張現実)が発達した世界を舞台に、東京のとある部活動の日常を送るストーリーとなっている。
人気漫画家のまさかのニコニコ漫画界降臨に多くのファンが度肝を抜かれ話題を呼んだ。
※2013年12月3日に公開された「No.1-3/3」をもって「終了」とのアナウンスが出ているが、ナンバリングが振られており、これ以降に続きが出るかどうかは不明。
あらすじ
栃木の山の方から東京の学校に転校してきた少女・味兎。
新しい高校では生徒一人一人が不思議な生物を連れて歩いていた。
驚きと謎が連続する新しい日常に味兎は踏み込んでいく―――。
登場人物
- 望月 味兎(もちづき あじと)
- 本作の主人公。栃木から東京に引っ越してきた少女。
田舎で生活してきたため、コンピュータ絡みの知識には疎く、ユグドライブシステムのことについては全くの無知。ユグドライ部の部員たちの話にもほとんどついていけてない。
自身のアバターもデフォルト設定のままのため、かなり地味な印象になってしまっている。
メガネタイプのモニターを着用している。 - 檜垣部長(ひがきぶちょう)
- ユグドライ部の部長。顧問の依頼でユグドライブシステムに無知な味兎にいろいろ指導している。
コンタクトレンズタイプのモニタを着用しており、常にユグドライブシステムが作り出すARの世界で生活している。
自身の世界を作り出すためにコンピュータの容量を徹底的に節約しており、初対面の人間をブロック人間に置き換えたり、興味の無いものはモニタに認識しないようにしている。(端的に言えば「現実を見ていない」ということ)
自身のアバターは犬耳と尻尾を生やした獣人のような姿をしている。また、「篤姫」と言う名のアシストシステム用のアバターも連れている。 - 茶野 由衣加(ちゃの ゆいか)
- ユグドライ部の部員。先輩として味兎に分からないところを丁寧に説明してくれる(それでも味兎はほとんど理解できてない)。
意外に腹黒い一面があり、部長を困らせようとしている節がある。
自身は髪型をツインテールにしているが、アバターはショートヘアの少女となっている。 - 高辻 旋風(たかつじ せんぷう)
- ユグドライ部の部員。入院中のため、アバターを使って登校している。本体は未登場。
面倒臭がりな性格なようで、説明を省いたり他人に丸投げしたりしている。話し方にも何かと遠慮がない。 - 蓮田 るるる(はすだ るるる)
- ユグドライ部の部員。アバターを使って登校しており、その姿はスタイルのいい女の子だが、実はネカマ。本体は未登場。
高辻と違ってこちらは趣味でアバターを使っていると思われる。「蓮田」は本名だが「るるる」は偽名とのこと。
用語集
※付きは本作限定の用語
- ユグドライブシステム(※)
- GPSで家具や壁などの位置情報を読み取り、それを元にウェアラブルコンピュータで計算し、モニタにアバターや仮想世界を映し出すARシステムの総称。
物語の舞台では、ここ5年ほどの目覚しい技術の発展によって産み出されたとされている。 - GPS
- 「グローバル・ポジショニング・システム」の略。日本語では「全地球測位網」という。
衛星からの信号を受信機で受け取り、受信者が自分の現在位置を知ることができるシステム。 - AR
- 「オーグメンテッド・リアリティ」の略。日本語訳は「拡張現実」。
現実と仮想現実を重ね合わせる技術。
現実に存在するテーブルの上に架空のアバターを出現させたり、現実の普通の学校の部室を豪華な応接室に改変することができる。 - ウェアラブルコンピュータ
- 身に着けて使用することができる小型のコンピュータ。
本作ではイヤリング型の超小型タイプのものが登場している。「WC」と略記される。トイレではない。
劇中の東京ではこのコンピュータとモニタのセットが装着指定地域となっており、転居してきた者には役所から配布されるようになっている。 - ユグドライ部(※)
- 檜垣部長が率いる部活動。ユグドライブシステムの活用法を研究することを目的としている。
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関連項目
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