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ユニーグループ・ホールディングス株式会社(2012年~2016年) 〒492-8680 愛知県稲沢市天池五反田町1番地 各事業を中心とした企業グループの運営企画・管理(純粋持株会社) 東証1部 8270(2016年8月29日上場廃止) 2016年9月1日、ファミリーマートと合併(ユニー・ファミリーマートホールディングス)。 |
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ユニー株式会社 〒453-6119 愛知県名古屋市中村区平池町4丁目60番地12グローバルゲート 食料品・衣料品・住居関連品の販売 非上場 ユニー・ファミリーマートホールディングスの子会社 |
ユニーとは、愛知県名古屋市に本社を持つ流通企業である。ユニー・ファミリーマートホールディングス子会社。
持株会社方式でユニーグループ・ホールディングス株式会社(以下、ユニーグループ)として展開していたが、2016年9月1日にファミリーマートと経営統合した。
概要
小売業としては、イオンとイトーヨーカ堂に次いで日本第3位の売上高を誇る。しかしながらドミナント方式(地域集中出店)を先駆けて採用してきた企業であるゆえ、その店舗は愛知県を中心とした東海地方に大半が集中しており、出店していない地域での知名度はさほど高くない。
もともと衣料を取り扱う店として名古屋市で創業した西川屋と、横浜市で創業した古川呉服店→ほていやが源流であり、その名残で東海4県の他には横浜市周辺での出店が目立っている。
なおユニーの前身である西川屋は、滋賀県彦根市で創業した平和堂にそのドミナント出店の手法を教授したりもしている。
以前は企業名である「ユニー」の名前で総合スーパーを出店していたが、2008年に衣料・食料系スーパーの「ユーストア」を吸収合併したのを機にブランド再編を実施し、現在では大型総合スーパー(GMS)は「アピタ」、中小スーパーは「ピアゴ」にブランドを統一している。
一方、ライバル同業他社の最大手のイオンは買収した店舗も含めて、全ての店名を「イオン」ブランドに統一させたが、比較的に対極的な運営方針と言える。。
また2016年まで、コンビニエンスストアの「サークルK」「サンクス」を運営するサークルKサンクスを傘下に置いていた。
サークルKはユニーがアメリカの同名のコンビニエンスストアとライセンス契約を結んで始めたコンビニチェーンで、サンクスはユニーの同業他社である長崎屋が出資して始め同社の経営危機(後に倒産)で親会社を転々とした後にユニーとサークルKへ経営譲渡されたコンビニチェーンである。
2004年に両者が経営統合されてサークルKサンクスになったが、ブランドを統一せずにそれぞれのブランドを維持し続けて運営された珍しいケースである。
ファミリーマートとの経営統合、ドン・キホーテによるスーパーマーケット事業買収
2015年3月にコンビニエンスストア大手のファミリーマートとの持株会社制の経営統合方針を表明し、2016年2月3日に吸収合併契約が締結、同年9月1日に合併を実施した。
ファミリーマートがユニーグループ・ホールディングスを吸収合併し、存続会社は商号を「ユニー・ファミリーマートホールディングス」に変更した(ユニー自体は存続)。
また、統合会社のCVS事業はユニーグループHDの完全子会社であるサークルKサンクスが承継するが、同社は商号をファミリーマートに変更し、店舗も順次ファミリーマートに統一される。
2017年にディスカウントストアの「ドン・キホーテ」を運営するドンキホーテホールディングスがユニーの発行済株式の40%を取得し業務資本提携を行う。さらに残りの60%の株式も追加取得することが2018年に発表され、翌2019年にユニーはドンキホーテホールディングスの完全子会社となった。
奇しくも、かつてユニーグループだったサークルKサンクスのサンクス部門を始めた長崎屋も2000年に倒産し親会社を転々とした後にドンキホーテの子会社となっており、ユニーと長崎屋は『コンビニ事業はファミマに吸収、スーパーマーケット事業はドンキの傘下』という同じ運命をたどることとなってしまった。
ユニーのマスコットキャラクター
ユニーのおとくちゃん
「ユニーのおとくです!」「ユニー恒例、日曜朝市!」「ユニー恒例、火曜特売!」と言う幼女。
2000年代から姿を消すが、火曜特売のテーマソングは健在である。
ゆにぴょん
「ユニコカード公式キャラクター」参照。
名前は公募により決定。
ユニーに関する雑学
- ユニーの本部社屋は、アピタタウン稲沢の裏手にある倉庫を改造したものを利用している。
- 現在、「アピタ」「ピアゴ」で流されている愛唱歌の「いつも家族と一緒に」は、ブランド再編の2009年に誕生した。
「アピタ」「ピアゴ」ともに、店舗名に「ピ」と「ア」の文字が入っていることを活用した歌詞である。 - それ以前では、1979年にユニー8周年を記念して作成された「パパとママとぼく」を店内ソングとして流していた。
- ロシア民謡「一週間」の替え歌で「火曜特売」のテレビやラジオCMを流す。
関連動画
関連項目
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