ユルキモチワルいれみりゃとは、野愛におし氏のレミリア・スカーレット、及びその東方四コマシリーズの名称である。
概要
東方手書き作者の野愛におし氏が描写したレミリア・スカーレット、及びその四コマのシリーズ名である。
一貫して「れみりゃ」表記となっており、一度もレミリアと呼ばれたことはない。
元々、レミリア・スカーレットというキャラは「カリスマのオン・オフ」という概念があるため作者によって描写の変化が激しく、カリスマが抜けきったSD等身幼女として描写され、咲夜が母親代わりというのは二次創作で比較的良くあるパターンであり、本シリーズも広義にはこれに属する。本作品のれみりゃ(及びフラン)は、SD等身であるだけでなく、濃いピンク色の服、黒楕円の目、ケツみてぇな口という極限までカリスマが抜け切った姿で描写される。
そして、このれみりゃはいわゆる「幼女」や「ロリ」ではなく完全に「小さい子供」として描写されており、さまざまないたずらや無茶をしたり良かれと思って失敗する様子は、さながら野原しんのすけである。
れみりゃ及びフランはフキダシで長いセリフを言うことはなく(セリフは直書きされる)、ほぼサイレントまたはれみりゃの行動に対する咲夜の反応によって話が進む。
尚、幻想郷の技術水準は15~20年前程度の日本と同等で、工業製品等は一通り存在する。
これだけならただのユルイ4コマなのだが、この4コマはユルキモチワルイのである。そう、何かがおかしい。
具体的に言うと、このユルキモチワルイれみりゃ、全身がゴムやスライムのような状態になっており、叩くとつぶれる、熱いとダレる、引っ張ると尋常じゃなく伸びる、関節でないところでも自由に曲げられる、空気を入れれば膨らむとやりたい放題であり、それに起因するネタが多数ある。(作者曰く、元々コロコロやボンボンなどのギャグマンガと同じノリでオーバーリアクションを取らせてるうちに、いつのまにか骨の無い生物になってしまったとのこと。)
また、れみりゃに限らずときどき凄まじいレベルの顔芸を披露する場合や、瞬間的・部分的にいやな方向でリアルになる場合があり、普段のユルさや可愛さとのギャップでなんともヒドいことになる。
主な登場人物
- れみりゃ
謎多き軟体吸血鬼、これでも紅魔館の主である。
5にも満たない幼児の様な外見で、日常に一喜一憂したり、いろいろなものに巻き込まれたり、いたずらしたり、咲夜を喜ばせようと奮闘したりする。成長速度はものすごく遅いが、一応少しづつ成長している
また、先述のようにとてつもない軟体で、体全体が伸縮性に富んでおり自在にねじったり膨らませたりできる、柔らかいせいか妹とくらべると力で大幅に劣り全力でキックしてもマッサージにすらならないレベル
頭にツギハギがあるのはコウモリ化したときに一匹なくしたせいで、未だにその部分はえぐれている。
この1匹が5cmぐらいのれみりゃになった - 咲夜
紅魔館の家事を一手に取り仕切る所謂オカン、描写上は胸はあるが設定上は胸がない、つまりPADか。
鼻から忠誠心などのネタはある程度健在で、さまざまな工作で話をエロ方向に引っ張ろうとする「下咲夜モード」も搭載しているが未遂で終わる・・・のではなく、『完遂しても結果が伴わない』ために毎度不発に終わっている。
他の二次創作と異なる点としては、性格にクールさやシャープさはなくナイフを投げることは稀で、懐中時計も銀ではなく鉄(ステンレス?)製ということ。また、本家は使用しないタイムワープの能力を作中で習得している。れみりゃからも「おかーさんのようなもの」と認識されている。 - フラン
れみりゃの妹、れみりゃとまったく同じ顔だったが最近白目(カラーでは赤目)になった。
悪戯をすることは今のところなく家事を手伝うなど基本的にいい子だが、時折残忍さを見せることも
姉のような軟体ではないかわりにギュッとしてドカーンが使え、物理的にも大木を一撃で両断するほどの凄まじい怪力。 - 美鈴
紅魔館の門番なのかいまだに不明、常識的な範囲で力持ち。
やや薄幸なのは他の二次創作同様だが、咲夜がナイフを投げない関係か仕事をサボっている様子はなく
実際働き者なのだが周りからの評価が低い。 - パチュリー
紅魔館の図書館に小悪魔同伴で鎮座しているれみりゃの友達。
インドア派だったりトラブルの発生源になったりする点は他の二次創作同様だが、あまり登場しない。
スピンオフ作品・5cmぐらいのれみりゃ
上記のユルキモチワルイれみりゃが蝙蝠として分裂した際、一匹無くしてしまったイラストである。
それと時を同じくして単発イラストとしての『5cmぐらいのれみりゃ』がスタートし、その本家に負けないチャーミングでホラーな挙動を見せ、また、一部イラストで登場する『やたらリアルな指』の主が誰なのかという疑問を抱かせた。
その後、『5cmぐらいのれみりゃ飼ってるんだけど質問ある?』として漫画化、同人誌化したがどういう経緯で5cmぐらいなのか、飼い主は誰なのかなどまだ色々と謎のままであった。
その後、二冊目を前にしてようやく、5cmが上記のイラストで迷子になったユルキモチワルイれみりゃの一部であること、飼い主の設定などが公開され、正式に本家からの派生シリーズとしてピンオフした。
5cmであるが故の壮絶すぎる身体変化と小動物的可愛さがポイントである。
登場人物
- 5cmぐらいのれみりゃ
上記のれみりゃから分裂してはぐれた蝙蝠の一匹が結界を超えて現代入りし単独でれみりゃになったもの。現代の食べ物が気に入ったため幻想郷に帰る気はない。本名は「レミリア・スカーレット」なのだが、5cmぐらいしかない。本家同様物凄く柔軟なボディを持つ。
単独イラストだと本家とどちらだか解りにくいため、途中からコウモリ耳が生えてきた。 - 尾舞田たかし(おまいだ たかし)
気付いたら部屋にいたれみりゃを保護と言う名目で飼っている大学一年生。
彼女募集中ということや、たまに出てくる文物からゲーヲタかアニヲタらしき部分が若干見て取れる程度で、基本的にはどこにでもいるようなごく普通の学生である。小動物と美少女フィギュアが好き。
関連静画
本家
5cm
関連項目
外部リンク
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