ヨーロッパ企画とは、京都を中心に活動する劇団である。結成は1998年。
概要
主催である上田誠が本公演すべての脚本、演出を務める。一貫してコメディを上演しており、特殊な劇構造、巧みな伏線、仕掛けが凝らされたシナリオが高い評価を集めている。
「サマータイムマシン・ブルース」「曲がれ!スプーン(原題:冬のユリゲラー)」など人気の舞台作品がいくつか映画化されている。2017年には第35回公演「来てけつかるべき新世界」が「演劇界の芥川賞」の異名をとる岸田國士戯曲賞を受賞した。
ニコニコ動画ではヨーロッパ企画内で制作されたムービーゲームが実況動画で注目を集めた。ちなみにこれを期に自主制作番組「ヨーロッパ企画の暗い旅」で実況に向いた面白いゲームの発掘企画が行われたが、自分たちで作ったゲームが全然クリアできず四苦八苦したもよう。
主なメンバー
上田 誠(うえだ まこと)
主催。諏訪、永野とともに同志社大学の演劇サークル内でヨーロッパ企画を立ち上げる。アニメ「四畳半神話大系」の構成・脚本でも知られる。実家である上田製菓本舗の二階や裏庭は事務所、稽古場として使われている。(通称「ヨーロッパハウス」)
永野 宗典(ながの むねのり)
旗揚げメンバー。全本公演に出演しているほか映像監督として演出、脚本も務める。ドラマ「闇金ウシジマくん」では宇津井雄一役を演じた。
諏訪 雅(すわ まさし)
旗揚げメンバー。全本公演に出演しているほかチラシやパンフレットの編集長、ムービーゲームのプロデューサーなども務める。「四畳半神話大系」第5話の胡散臭い会長役の演技は必聴。
本多 力(ほんだ ちから)
おかっぱ頭がトレードマークの個性派俳優。NHKで放送されたミニチュアドラマ「タクシードライバー祇園太郎」では自身にそっくりな主人公キャラを演じた。
石田 剛太(いしだ ごうた)
本多と共に第二回公演から全公演に出演している看板役者の一人。イベントなどでMCを務めることが多く、自主制作番組「ヨーロッパ企画の暗い旅」では酒井と共にレギュラー出演している。
酒井 善史(さかい よしふみ)
ヨーロッパ企画のツッコミ、美術、発明担当。「所さんの目がテン!」ではその技能を活かして実験プレゼンターを担当している。ちなみにWikipediaにある彼の記事は石田が書いたもの。
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関連項目
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