ライオン(けものフレンズ)とは、アプリゲームを始めとしたメディアミックス作品『けものフレンズ』に登場するアニマルガール・フレンズ(動物が擬人化した女の子キャラクター)である。
概要
お馴染み「百獣の王」ことライオンのフレンズ。オスライオン特有の立派な鬣(たてがみ)を模した髪型が特徴。百獣の王の呼び名に恥じぬパワーの持ち主。しかし、結構ぐうたらで怠け者な性格で、基本一日のほとんどを寝て過ごす。寝てたりごろごろしたり、後述のような演技をするのが大好き。戦闘時や腹が減った際には本気を出す。
オスライオンは「プライド」と呼ばれる群れを率いるリーダーを務める(又は目指す)習性を持ち、プライドを保つために奮闘する。その習性のためか、フレンズ化した後も自らを強く見せる演技が得意で、身振りから発声方法まで様々な表現方法に精通している。
外見
白色の半袖シャツと赤のチェック柄スカートを着て、ネクタイを締めている。その姿は女子高生のよう。ライオンの肌の色を模したニーソックスを履いている。
特徴的な大きく広がりボリューム一杯な髪とその色はライオンの鬣を表現している。なおライオンの鬣はオスの成獣での特徴である(稀にメスライオンでも鬣を持つ)が、「けものフレンズプロジェクト」コンセプトデザイン担当の吉崎観音によれば「けものフレンズの世界では、雄も雌も容赦なく女の子になってしまいます。元雄だった個体もあると思います。」「雌だけど雄の特徴を獲得した個体もいます。」[1]とのことであるため、元がオスだったのかメスだったのかは不明。
また、胸がデカい。
NEXON版での扱い
基本、寝てる……。
寝させて。お腹減ったら、起きるよ。
これでも、天才女優って言われてる。
豊かな身振りと表情、豊富な発声法で、表現力には定評がある。…意外?
力は強い、けど……演技が好き。寝るのは、もっと好き……ぐぅ。
ピュア属性(緑)のレアリティ度4のフレンズとして登場。コストは350・攻撃タイプは近距離・サイズはL。ネコ科肉食動物(神獣も可)から構成されるグループ「百獣の王の一族」に所属している。固有スキル「一撃粉砕の拳」は敵集団の内先頭1体に対して自身の攻撃力×8のダメージを与える。
ゲームにはライオンの他にも亜種が登場する。通常種では、マサイライオン(通称マイラ)・トランスバールライオン(通称トーリャ)・白変種のホワイトライオン、絶滅・絶滅危惧種ではケープライオン・バーバリライオン(通称バリー)がゲームでは入手可能。属性はバラバラだがレアリティは総じて高い傾向にある。
交友関係が大きいサーバルに「けもけも小劇場」という演劇を行うために新メンバーを探していたボブキャットとシベリアオオヤマネコが相談しにやってきた。それに対してサーバルが推薦したのがライオンだった。普段はぐうたらで直ぐ何処でも寝てしまい、勧誘に対しても鈍い反応だったライオンだが、演技の腕前はピカイチで聞いていた面々が見入り感涙するほど。また、一度作品世界に入るとセルリアンが来ても気付かない程熱が入る。
ストーリークエストでは第6章で登場。ホートクチホーで開催される「スカイレース」において、サーバル達のチームメンバーとして参戦した。ただし、レースの荷物役としてであり、本人は終始寝っぱなしだった。
アニメでの活躍
ネコ目 ネコ科 ヒョウ属 ライオン Lion |
第6話「へいげん」にて登場。へいげんちほーにて、ヘラジカとの他愛もない勝負から発展した両陣営入り乱れての合戦を繰り広げていた。今まで51試合ほど合戦を行い、勝敗はライオン陣営の51勝。オーロックス・アラビアオリックス・ニホンツキノワグマを配下としている。そのうちオーロックスとアラビアオリックスの2人だけで勝ちを収めて来た。へいげんちほーにある和風天守閣風の木造建築物を本拠地としている(ココを巡る陣取り合戦らしく、負けたら立ち退くという)。
堂々とし強者オーラを漂わせる、リーダーの風格溢れている。この状態は配下にリーダーとしての威厳を見せるため演じている姿であり、本来はごろごろしたりするのが大好きで、気さくな性格。合戦の勝ち負けはどうでもいいと思っているが、部下と相手がやる気なので続いている。爪とぎをしたり紙風船にじゃれついたりと、ネコ科動物としての習性も根強い。
オーロックスとアラビアオリックスが不審者として連行してきたサーバルとかばんちゃんの尋問を1人で行い、3人きりになった途端に本来のぐうたらな性格を現した。合戦に飽きて辞めたいので2人をヘラジカ陣営のアドバイザーとして派遣して勝たせようと依頼する。
かばんちゃんのアドバイスのおかげで52戦目の合戦(かばんちゃんの提案で、筒状に丸めた紙を武器とした紙風船割り勝負となった)は互角な戦いとなり、ついに天守閣に乗り込んできたヘラジカとの大将戦に突入。最初は負ける気だったライオンも勝負になると血が騒ぎ、本気モードに突入。激しい応酬の末に引き分けとなった。
本気の勝負を終えてすっかり仲良くなった2人。以降も穏便に勝負をする事を決め、としょかんに向かう一行を見送った。
第6話内では「とうぶどうぶつこうえん きたはまおにいさん(さいたま)」によるライオンの解説が入り、群れのメンバーらによってチームワークのいい狩りをする動物であることが説明された。
第8話「ぺぱぷらいぶ」のCパートでも登場し、ヘラジカ達とかばんちゃんの提案したボール遊び(恐らく、サッカーに近い何か)をルールに乗っ取って楽しんでいた。アライグマの言う「かばんちゃん帽子泥棒説」は信じなかった。
第12話「ゆうえんち」ではコノハ博士とミミちゃん助手が率いるフレンズ軍団の一員として登場。トキに空中運搬される形で空に上がり、そこからヘラジカと共に急降下攻撃を敢行。強烈な一撃で巨大セルリアンにダメージを与えた。大切な仲間であるかばんちゃんを傷つけた敵に怒り心頭な様子で、「うちの子にー(素の声)手出してんじゃねーぞ(リーダー時の声)」とドスの効いた声と共に攻撃、軍団を率いるリーダーとしての威厳を見せ付けた。
戦闘終了から1ヵ月後に開かれたセルリアン撃退&かばんちゃんが何のフレンズか判明記念パーティーにも参加。廃遊園地の観覧車のカゴにキタキツネと一緒に入室し寛いでいた。本質はぐうたらな性格であるライオンとスーパーインドア派なキタキツネは気が合ったのかもしれない。また、同じネコ科大型肉食動物としてシンパシーを感じたのか、一瞬ながらジャガーと談笑するシーンも映っていた。ちなみに、その少し前のシーンではヘラジカもジャガーに「おぉ!強そうな腕だなぁ!ちょっと勝負しないか?」と誘っている。ジャガーには強者を惹きつける何かがあるのだろうか。
ゴコクチホーへの旅立ちに向かうかばんちゃんの船出式にも立ち会っている。
ぱびりおんでの扱い
「やっぱりライオンって、しょっちゅう寝てるイメージよね。うん、否定しないわ。"百獣の王"なんて言われてるから、ホントはお手本になるような振る舞いをしないとだけどね。ただ、強さの象徴とも見られてるから、衰えないよう、陰ながら努力してるのよ」
けものフレンズぱびりおんフレンズあーかいぶより引用
第?世代と第2世代の両方のエリアで観察が可能なフレンズでプロフィールは両世代で共通となっている。やはりというかアニメ版設定の第?世代と自己紹介とで性格や口調などに違いがある。なお世代間の立ち絵の変化は主に頭髪周りが大きく変化しているため変化が分かりやすい方である。
第?世代
「だらだらしたいよねー。」
リリース時の初期メンバー。けもトークアイコンの背景色は赤。一人称は「わたし」、他のフレンズのことは「きみ」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。ただし、本気モードの際に「お前」という呼称を使用する場合もある。
アラビアオリックス・オーロックス・ニホンツキノワグマからは大将呼びされているなど、アニメでの関係性はそのまま引き継がれているようだ。ただしリリース当初にはライオンしか実装されていなかったことなどもあり、ライオン陣営とのけもトーク自体はそこまで多い訳ではない。また「かっせん」は一段落しているようで、「ここ(へいげん)に来るのは久々ですね」とニホンツキノワグマが言っていることや「かっせん」を再開しないか部下達がやきもきしている事、ヘラジカ陣営側でも「久々に全員集まったね」といったけもトークがあるため、一回解散して自由行動になっている可能性が高い。
実は「かっせん」をしていたことは知るフレンズぞ知る状態だったようで、イワビーから「もうヘラジカたちと戦わないのかよ。」と言われている。その際に「たまにやってるよー。この前は引き分けだったねー。」と言っていたり、別のけもトークでは「かっせん以外で勝負」という話題に対して、アラビアオリックスが「前にもやりましたよね、そういうの。あれは面白かった。」と言っていたりもする。この引き分けや「他の勝負」というのがアニメでの出来事を指している可能性もあるが、ライオンがあまり積極的ではないにせよ「勝負はもうしていない」とは言っていないため、不定期で「かっせん」以外の勝負をしているのかもしれない。
本人は「だらだらしていたい」ようで、ハンターの修行相手も含めて「ちからくらべ」的な行為はのらりくらりと回避することが多いようだが、ヘラジカからは「近頃ライオンはのらりくらりと勝負しようとしない!」、シロサイからも「たまにはヘラジカ様の相手をしてくださいませんと」と言われている。しかし力強いフレンズの宿命なのか、ヘラジカに限らず最近は挑んでくるフレンズ達が増えてきているようで、「年中、勝負しよう!って吹っかけてくる子はいるしさ!仲間になれって誘いに来る子もいるし。んもぉ~、めんどくさいんだからねぇ~。」と悩みのタネとなっている様子が見られる。ライオンの平和なお昼寝の行方は如何に。
珍しい行動は「爪研ぎ(高床ベッド)」、すごく珍しい行動は「何度でも勝負!(縁側の稽古場)」でヘラジカとのペア。
アーカイブ7では「ベッド」を作っているが、珍しい行動をするあそびどうぐの「高床ベッド」は木製であり、あーかいぶ7のなかでは製作したベッドについて「すっごいフカフカだー。板とか草の上より気持ちいい!!」と言っていることから、初期フレンズによくある珍しい行動用とあーかいぶでの制作物が一致していないパターンだろう。
第2世代
「眠れる獅子を起こしたのは、だーれ?」
2018年10月30日の第2世代エリア「サバンナ」解禁と同時に観察可能になった。けもトークアイコンの背景色は緑。一人称は「私」「わたし」、他のフレンズのことは「あなた」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
第?世代はどちらかといえば「だらだらしたい」方向で休息という感じだったが、第2世代ではよく寝ている印象でよく寝落ちもしており、本人曰く「いくら寝ても寝たりない」とのこと。
唐突に演技のスイッチが入ってしまう時があり、唐突に演技を始めてしまうときがある。結構上手いようだが、急に始めるからかビックリされてしまうときもあるようだ。
関連動画
関連静画
関連お絵カキコ
関連立体
関連チャンネル
関連項目
脚注
- *吉崎 観音 on Twitter: "素朴な疑問であると思うのですが、けものフレンズの世界では、雄も雌も容赦なく女の子になってしまいます。元雄だった個体もあると思います。雌だけど雄の特徴を獲得した個体もいます。"
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