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ライカンスロープとは、TRPG「ソード・ワールド2.0」に登場する一種族である。
一般的にライカンスロープとは人狼を指すが、この作品においてはあらゆる獣人を統括する種族名である。
ワーウルフをはじめ、ワータイガーやワーラットなども一括りにライカンスロープと呼ばれる。
概要
サプリメント「バルバロステイルズ」により実装された種族であり、プレイヤーとして使用することもできる。
蛮族としては特異な種族であり、そのすべてが「元人間」であると言われている。
外見は獣人としての力を解放しなければ人間のそれと変わらず、人間社会にも何食わぬ顔で溶け込んでいることもある。
基本的に蛮族にも人族に対しても「中立」であり、お互いの争いにもあまり関心は示さない。
これは種としての誇りによるものと思われ、実際プライドの高い者が多いのだとか。
繁殖については、独自で殖えるのでなく誘拐した人間を儀式によって同族にするという手法を取っている。これには色々な解釈が可能で、単純に生殖能力そのものがなくなってしまう、ライカンスロープとしての遺伝子が遺伝しない（もしくは存在しない）、相応しい（屈強な）人間以外を同族に加える気がない、など。真実は不明だが、明示されていなければ勝手に解釈してしまえばいいのがTRPGである。都合の良い方向へ考えておこう。
獣人としての姿は「全身が剛毛に覆われる」「顔や手がその獣のものになる」とのことで、当然人に見られれば一発で蛮族と看破される。無論、ライカンスロープ側も熟知しているため、人目のあるところではまず獣化しない。
ライカンスロープの儀式（ワーウルフの場合）
4.を実行に移される前までならば【リムーブ・カース】で生還させることが可能。
2.と3.には一昼夜掛かり、4.の為に満月の晩に行われる。
シナリオのソースにどうぞ（但し、満月の晩なので儀式当日のワーウルフたちは強化されている）。
種族の特徴
| 器用度 | 敏捷度 | 筋力 | 生命力 | 知力 | 精神力 |
| B※ | B※ | B※ | A+ | B- | B- |
（全「生まれ」の平均+ダイスの期待値が基準。生まれによって±1ランク程度の誤差が発生）
※はダイスを振った後、さらに一つを選んで+6（A+）させることができる。
かなりの戦士的なステータスを持ち、種族特徴もそれに追従している。
厳密な経過日数管理が必要になるが、満月の夜は命中・回避に+1のボーナスを得られる。しかし、太陽の下では上手く力を発揮することができず、命中・回避に-1のペナルティを負うことになる［獣人の力］。また、蛮族らしく［暗視］も完備。そして、極力人目につかないことが重要ではあるが、［獣化］することによって、格闘武器<牙>を得、さらに通常の武器に対してのみであるが冒険者レベル分だけ防護点を引き上げることができる（獣化は主動作で行う）。
銀属性を弱点に持ち、弱点の隠蔽に成功したとしても獣化で引き上げた防護点はなかったことにされる。
尤も、銀属性の攻撃をデフォルトで持つ敵はほとんどおらず、登場する場合は大体ナイトメア殲滅を掲げる人族の戦士だったりする。
因みに、キャラ作成時に「どのライカンスロープ」かも選ぶことになるが、どう考えても＜牙＞が合わない種族にもでき、実際敵として設定されているワーウルフの攻撃手段に<牙>はない。グラップラーとしても正直扱い辛い武器なので、気にしなくても良いような気はするのだが。
ライカンスロープの種族特徴強化は、まず［獣化］を補助動作で行えるようになる。基本的に前衛を担当するライカンスロープだけあって、1R目から攻撃行動に出られるのは大きい。ただ、あまりの使い勝手の良さに周囲の目を避けることを忘れてはならない。大惨事一直線である（キャンペーンが）。
レベル11になると、満月でなくても夜になれば命中・回避のボーナスを受けられるようになる。そして、煩雑極まりない満月日の管理から解放される（GMが）。なお、満月の日だからと言ってボーナスが+2になったりはしない。GMがしんでしまいます。……したければしてもいいけどね（ハウスルールで）。
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関連項目
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