ライダー(Fate/Zero)とは、Fate/Zeroに登場するサーヴァントである。CV:大塚明夫
この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
概要
真名は征服王イスカンダル(アレキサンダー大王)。Fate/stay night本編から十年前の第四次聖杯戦争においてウェイバー・ベルベットが召喚したサーヴァント(サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)を参照)で、その存在はFate/Zero発表以前より本編やside materialで語られていた。
性格は一言で言うならば豪放磊落。他を省みない暴君(と、いうか細かいことをものすごく気にしない)ではあるが、その欲望が結果的に民を幸せにする奔放な王。人間の理想像であるアルトリアとも、人間を超越したギルガメッシュとも違う、人間のまま君臨者となった征服王。生前も今も願望は世界征服。ただし、それは自らの手によって行わなければ意味のないものと考えており、聖杯に託す願いは『受肉』、すなわち二度目の生だった。
本編では生前同様やりたい放題。召喚直後に夜中の図書館から本を(無断かつ色々破壊しながら)持ち去るという初っ端からとんでもない事をしでかす。風が気持ちいいからと言う理由で魔力消費など知るかとばかりに常に実体化している。真剣勝負していたセイバーとランサーの間にいきなり割って入り、それまでの二者の探りあいを完全否定するような名乗りを上げて「余に聖杯を譲って臣下になって欲しいんだ!」と言わんばかりにヘッドハンティングを始め、その場の一同を呆然とさせた。さらに、「王同士の格付けチェック問答」を行うためにアインツベルンの城に堂々と入り込み、ギルガメッシュと共にセイバーの「王としてのあり方」に説教していた(しかも、セイバーにとっては結構グサリとくる言葉で)。
好きなものは冒険と目新しいこと。そのせいか、(一定の現代知識が付与されるサーヴァント補正を差し引いても)現代社会に恐ろしいほど溶け込んでいる。曰く、
- ウェイバーの友人「アレクセイ」としてウェイバーが催眠をかけて居座っているマッケンジー夫婦と勝手に交流…っていうか普通に馴染んでいる。
- 戦争史のビデオを煎餅齧りながら鑑賞
- 戦略爆撃機を数機欲しがり、何故かクリントン大統領を現代世界征服最大の強敵と見なす。
- 通販でTシャツを買う。しかも、そんなに多くないウェイバーの財布を勝手に使って。アニメでは「征服王イスカンダル」という受け取りサインを書いていた。
- とりあえず、家ではぱんつはいてない(アニメではさすがに規制されました)。ズボンを穿け!ていうかそれ以前にパンツ穿け!という、ウェイバーの当たり前なツッコミに対して「あれは、必須か?」と真顔で返す。
- やっぱりウェイバーの財布を使い、ハードごとシミュゲーのアドミラブル大戦略(しかも初回限定版)を購入。
神経質な性格で小柄な体格がコンプレックスのウェイバーとは色々な意味で正反対。彼の力量不足も相まって、「宝の持ち腐れ」・・・かと思いきや、「頭の固い典型的な魔術師でなく」「他人の能力を的確に分析できる」ウェイバーとの相性は実はかなりいい(実戦でも上記の現代謳歌でも)。性格面でも、未熟でやや卑屈気味なウェイバーを振り回しながら時には諭すなど、主と従者と言うよりは親子や(人生の)師弟関係に近く、他のマスターとサーヴァント達が主従関係に苦労する中、凸凹コンビとして実に理想的な関係を築いている。もうこいつら正式に主人公でいいよ。
最終決戦では言峰の策略によりセイバーと対決し宝具である『神威の車輪』を失い、その後英雄王ギルガメッシュと対峙する。
ギルガメッシュの『天地乖離す開闢の星』により『王の軍勢』を破られるも、あと一歩のところまで肉薄する。しかし神性を持つものを捕らえる『天の鎖』によって身動きを封じられ、乖離剣によって心臓をえぐられて敗北する。そして三度目の征服を行う事を夢見ながら果てていった。
ステータス
- クラス:ライダー
- マスター:ウェイバー・ベルベット
- 真名:イスカンダル
- 性別:男性
- 身長・体重:212cm 130kg
- 属性:中立・善 副属性:人
- イメージカラー:朱色
- 特技:出鱈目な論破・リーダーシップ
- 好きな物:冒険・目新しさ
- 嫌いな物:既成概念・既得権益
- 天敵:母親
- パラメーター
筋力:B | 耐久:A | 敏捷:D | 魔力:C | 幸運:A+ | 宝具:A++ |
クラス別能力
対魔力:D |
魔術への耐性を得る能力で大雑把には、同ランク以下の魔術を無効化する。 Dランクは一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 大魔術、儀礼呪法はもちろんのこと、二節以上の詠唱を持つ魔術でさえ、直撃すれば致命傷となる可能性がある。 補足: |
騎乗:A+ |
乗り物を乗りこなすための能力で騎乗の才能。 |
保有スキル
カリスマ:A |
大軍団を指揮する天性の才能で、複数対複数の戦闘で自軍の能力を上げる。 Aランクは人間として獲得しうる最高峰の人望といえる。 同スキルの比較対象としては英国王であるアルトリアはBランク、古代バビロニア王であるギルガメッシュはA+(人望ではなく魔力、呪いの類)となっている。 |
軍略:B |
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。 |
神性:C | |
雷の征服者:EX |
Fate/Grand Orderにて追加された新スキル。 ゲーム上Fate/EXTELLA LINKでは自身の剣に雷を纏わせ、通常攻撃の攻撃力アップ、攻撃範囲の上昇という効果となっている。 |
宝具
神威の車輪(ゴルディアス・ホイール) |
ランク:A+ / 種別:対軍宝具 / レンジ:2~50 / 最大補足:100人 |
彼が「騎乗兵」たる所以である、二頭の『飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)』が牽引する戦車(チャリオット)。『飛蹄雷牛』の位階は神獣。
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遙かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ) |
ランク:A+ / 種別:対軍宝具 / レンジ:2~50 / 最大補足:100人 |
『神威の車輪』による蹂躙走法。真名解放によって放たれる『神威の車輪』完全解放形態からの突進。雷気を迸らせる神牛の蹄と車輪による二重の攻撃に加え、雷神ゼウスの顕現である雷撃効果が付与されている。 |
王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ) |
ランク:EX / 種別:対軍宝具 / レンジ:1~99 / 最大補足:1000人 |
征服王・イスカンダルたるライダーの切り札であり真の宝具。広大な荒野が広がる固有結界で、死してなお果てることが無かった臣下達の征服王への忠義と、彼らとの絆を昇華させた究極宝具。 |
・ミトリネス
・エウメネス
・プトレマイオス
金色の鎧兜を装備した将。褐色肌の男性。イスカンダルの遺言によって起きた後継者(ディアドコイ)戦争において生き延び、プトレマイオス朝エジプトを開いた。 ・へファイスティオン幼馴染であり友人関係にあった将。アケネメス朝ペルシャを打倒したのちダレイオス三世の娘ドリュペディスを娶ったがすぐ病死してしまう。 ・へファイスティオンの妹イスカンダルの母オリュンピアスにより魔術的な影武者として育てられたヘファイスティオンの妹。ディアドコイ戦争の顛末を知ったことで「王の軍勢」の召喚に応じない。 |
※王の軍勢の設定は下記を参照。 『Fate/Zero <2> 王たちの狂宴(2007/3/31)』より 実体化していく騎兵たち。 『Fate/Zero <4> 煉獄の炎(2007/12/29)』より イスカンダルの切り札たる『王の軍勢』の面々は、その総勢を一気に揃えるとなれば固有結界を展開して世界からの干渉を免れる必要があるものの、未遠川で伝令役を請け負ったミトリネスがそうであったように、わずか一騎を具現化させるだけならば通常空間でも許容の範囲となる。 もとより彼らのいた固有結界は、召喚された英霊たちの総魔力によって維持されていたものだ。 『Fate/Zero アニメビジュアルガイドⅠ(2012/3/26)』より P017 『王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)』 P82 『三者三様の王道』 P083 『イスカンダル旗下のサーヴァントたち』 P084 『ブケファロス』 P134 『各話視聴会誌上コメンタリー』より P172 『王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)』 |
明確な点軍神、マハラジャ、王朝の開祖といった掛け値なしの英霊が呼び出される。 召喚される部下の中にはBランク以上のカリスマの持ち主が複数存在する。 軍勢は数万単位でいる。(正確な人数は不明。) 総勢を一気に揃えるには固有結界が必要(世界の干渉を避ける)、単騎ならば通常空間でも可能。 固有結界はサーヴァントの総魔力で維持され、過半数を失うと結界は破綻する。 聖杯戦争のルールにそったクラスには割り振られない。(クラス別能力は無し) ライダー(イスカンダル)の能力の限界からサーヴァントの宝具は具現化できない。 召喚されたサーヴァントはランクEマイナス相当の「単独行動」スキルを保有している。(“王の軍勢”は最大30ターンに及ぶ現界を可能としている。) 不明確な点冬木の聖杯戦争では、人の手に余る複雑な魔術儀式を聖杯の補助で行っているが、イスカンダルの場合は何らかの方法で“英霊の座”にアクセスし、号令に応じた英霊を分身であるサーヴァントとして召喚、何らかの方法で実体化、存在の“世界に対する座標”を固定させている。(クラスという筐を持たない?、もしくは“王の軍勢”というクラス?) ランクEマイナス相当の「単独行動スキル」に関して、具体的な設定は不明。 土地、知名度、マスターの魔力と言った“冬木の聖杯戦争”で召喚されたサーヴァントが受ける影響を、イスカンダルが召喚したサーヴァントも受けるかは不明。(イスカンダルの能力限界から宝具の具現化は不可とされており、イスカンダルの影響は受けている模様。) |
Fate/Grand Order
Fate/Zeroでの姿での参戦より早く、若き日の姿「アレキサンダー」として参戦。容姿はまさに華奢な美少年といった感じで、後に至るとZero本編での筋肉だるまの姿から繋げるのは相当難しいだろう。
詳細はアレキサンダー(Fate)の記事を参照。
2016年4月~5月に開催されたFate/Zeroとのコラボイベント「Fate/Accel Zero Order」にて満を持して登場。愛馬ブケファラスに騎乗しての参戦となる。
ゲーム内性能
イベント「Fate/Accel Zero Order」で実装。限定星5ライダー。
「復刻版:Fate/Accel Zero Order -LAP_2-」にてモーションリニューアル。
- キャラクター性能
HP (Lv1/Lv90/Lv100)
1938/13219/14482ATK (Lv1/Lv90/Lv100)
1786/11560/12654COST 16 コマンドカード Quick/Arts/Arts/Buster/Buster 所持属性 サーヴァント、人属性、中立属性、善属性、人型、男性
騎乗、神性、愛する者、王、ギリシャ神話系男性、ヒト科 - スキル
保有スキル カリスマ:A
(CT7→5)味方全体の攻撃力をアップ[Lv.](3T) 軍略:B
制圧軍略:A
(CT7→5)味方全体の宝具威力をアップ[Lv.](1T) 味方全体の宝具威力をアップ[Lv.](3T)▲
&クリティカル威力をアップ[Lv.](3T)▲雷の征服者:EX
(CT8→6)自身のBusterカードの性能をアップ[Lv.](1T)
&スター発生率をアップ(1T)クラススキル 対魔力:D 自身の弱体耐性を少しアップ 騎乗:A+ 自身のQuickカードの性能をアップ 神性:C 自身に与ダメージプラス状態を付与 アペンドスキル EX攻撃強化[Lv.]/NPチャージ[Lv.]/対ランサー特攻[Lv.] - 宝具
王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ) カード種別:Buster ランク:EX 敵全体に強力な攻撃[Lv.]
&防御力をダウン(3T)〈OCで効果アップ〉敵全体に強力な攻撃[Lv.]▲
&防御力をダウン(3T)〈OCで効果アップ〉
&クリティカル発生率をダウン(3T)▲〈OCで効果アップ〉
関連動画
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
- TYPE-MOON関連の一覧
- サーヴァント(聖杯戦争)
- Fate/Zero
- Fate/Grand Order
- Fate/EXTELLA Fate/EXTELLA LINK
- ウェイバー・ベルベット
- セイバー(Fate/Zero)
- アーチャー(Fate/Zero)
- アキレウス(愛読書イリアスの主人公。生前は聖地巡礼したり戦のさなか真似をしていた気合の入ったファンだった。人類最古のオタクセレブというやつである。)
- ダレイオス三世(ライバル)
- アレキサンダー(若い頃の姿)
- アレクサンドロス大王
- ぱんつはいてない
- お前らの忠義で見えない / お前らの忠誠心で見えない
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