ライデンファイターズ(RAIDEN FIGHTERS)は、1996年セイブ開発によって製作・リリースされた
アーケード用縦スクロール型シューティングゲーム、 又はそのシリーズの総称(略称RF)
続編として、ライデンファイターズ2・ライデンファイターズJETがある
下記ストーリーから見て雷電(STG)シリーズの外伝的作品となる
ストーリー
AD2090. 地球を植民地にするべく外宇宙より飛来してきた未知の侵略部隊の作戦は
地球側の2度にわたる最新鋭戦闘機「雷電」を投入した大規模な迎撃により、失敗に終わった。
戦力の大半を失った侵略部隊は後退を余儀なくされ、事実上地球側の勝利により休戦
再び平和な日々が訪れようとしていた。
この戦争により侵略部隊の仲間に見放され、捕虜となった者も数多く、それらの兵士の話によると
彼らの惑星では、過去に5度にも及ぶ世界大戦が勃発し、2大勢力の長期にわたる戦闘が続いていた。
そのためか、自然破壊による環境の悪化により、彼らは、植民地を求めて宇宙に旅立ったものと
母星に残留したもので分かれたという
宇宙に旅立った者たちは、漂流中に緑の星 -地球- に目をつけた・・・。
それはかつて
2世紀以上前に反乱軍が切り札として持っていた
高性能戦闘機部隊の再来に見えたという・・・。
概要(ゲームシステム)
ステージ構成は1週ENDで全7面
大戦をイメージした作りなのか、3面・6面・7面では巨大ボスが出現し、1・2面及び4・5面はランダムで入れ替わる
(ただし裏技を使うとステージ構成を固定できる)
操作方法はレバー+2ボタン(ショット・ボンバー)で、雷電シリーズと変わらない。
複数の機体より選択し、機体毎にレーザー系[L]とミサイル系[M]パワーアップがある(サブ武装扱い)
[L]・[M]どちらかしか選択できないがそれぞれメイン武装と共に4段階までパワーが上がる
雷電と違い、交互に取っても必ずパワーアップする(機体により性能は異なる)
ショットボタン押しっぱなしで溜め撃ちが可能となる(機体によって溜める時間が異なる)
他アイテムとして、最大ストック7のボンバー・フェアリー・スレイブ・勲章がある
スレイブは最大2機まで自機を追尾しながら追加攻撃を行ってくれる。
勲章の種別として、正式呼称不明だが「10点勲章」「100点勲章」「1000点勲章」「大型特殊勲章」が存在する
機体紹介
通常機体
通常機体のボンバーは共通して「フォトンブラスター」となる
フォトンブラスターはボンバーボタンを押している間は真っ直ぐに火の玉状に飛んでいき
ボンバーボタンを離した瞬間に炸裂する
炸裂前・炸裂後、共に敵弾消去+ダメージ判定あり
AEGIS
ライデンファイターズの主役機、バランスの取れた機体
メイン武装:ショットガン
サブ武装:[L]ホーミングビーム・・・後方発射後、目標物に向かって飛んでいく
[M]スプレッドミサイル・・・ほぼ直線に飛んでいき、目標物に当たると小爆発する
BEAST ARROW
移動速度は遅いがそれをカバーできる武装が魅力
メイン武装:ワイドバルカン
サブ武装:[L]スクリューレーザー・・・前方に強力なレーザーを発射する
[M]ホーミングミサイル・・・一度周囲に発射後、高速で目標物に飛んでいく
CHASER
通常機体では一番移動速度が速い
メイン武装:ガトリングガン
サブ武装:[L]プラズマビーム・・・前方の目標物をロックしながら飛んでいく
[M]2WAYミサイル・・・左右に発射され、前方に目標物を捕捉するとそこに飛んでいく
DEVASTATOR
BEAST ARROWと同じタイプの機体
メイン武装:ワイドショットガン
サブ武装:[L]サーチレーザー・・・発射後敵をサーチし、目標物をロックすると一定時間連続ダメージ
[M]ナパーム・・・ロケット状のものがまっすぐ飛んでいき、目標物に当たると前方に爆炎を発生させる
ENDEAVOR
[L]武装のチャージ時間が最短であることが強み
メイン武装:セミワイドバルカン
サブ武装:[L]ワイドレーザー・・・真正面には撃てないが、やや広範囲のレーザーを放出する
[M]デストラクトマイン・・・前方に一定時間経過すると爆発する空中機雷、爆発時敵弾も消せる
ゲスト機体
ゲスト機体は[L]がメイン武装、[M]がサブ武装の扱いとなる、溜め撃ちは使用できない。
RAIDEN-MkⅡ
雷電シリーズ本編でも活躍した機体(レプリカと思われる)
メイン武装:プラズマレーザー・・・雷電Ⅱのメイン武器の1つで、俗称リーマンレーザーとも呼ばれることも
サブ武装:ホーミングミサイル・・・雷電シリーズでおなじみのサブ武装、発射後、目標物に飛んでいく
ボンバー:雷電式ボンバー(正式呼称不明)・・・発射後、炸裂までラグがあるため、緊急回避には向いていないが強力。
JUDGE SPEAR
セイブ開発でリリースされたViper Phase1という作品での機体、当時はVP1という機体名だったとか・・・
メイン武装:バルカン(正式呼称不明)・・・真っ直ぐにしか発射されない武装
サブ武装:ナパーム・・・バルカンの横をロケット状のものが高速で飛んでいき
目標物に当たると広範囲に爆風を展開する
ボンバー:ディメンジョンマイン・・・発射後、炸裂までラグがあるので、緊急回避には向いていないが
雷電式ボンバー(正式呼称不明)より炸裂までの時間はやや短く高威力
SLAVE
通常なら機体をトレースしている小型支援機だが、コマンドを使用することで使えるようになる機体
こちらの機体はメイン武装であるバルカン(正式呼称不明)のみとなるが、セミオート連射となり
ボタン1回で数発発射され、更に[L]・[M]どちらでもパワーアップする仕様となっている。
パワーが上がると攻撃範囲が広範囲になるが、接射すると高火力が期待できる
移動速度はコマンド使用時に選択された機体に依存し、ボンバーはフォトンブラスターとなる。
隠し要素(ボーナス等)
主に特殊ボーナスについて記載、()及び「」内はゲーム中での表記
- 即破壊(QUICK SHOT!)
中型機・大型機が攻撃してくる前に破壊すると点数が10倍になる - 同時破壊(DESTROYED AT A TIME!)
特定した2~3箇所の目標物(主に並列に並んだ大型機や固定砲台等)を同時に破壊するとボーナス点が入る - フェアリー(DISCOVERED THE FAIRY!)
特定箇所で特定行動を取るとフェアリーが出現する、ボンバーをくれるフェアリーもいて
取得すると10万点だが、誤って射殺(?)すると「KILLED THE FAIRY!」となり10点となってしまうので注意 - ミクラス(DISCOVERED THE MICLUS!)
フェアリーと同じく、特定箇所で特定行動を取るとミクラス(青い怪獣のようなキャラ)が出現する
こちらはフェアリーと違い撃ち込むことで最大9個の勲章を吐き出す
最大数の勲章を吐き出させると爆発し10万点が入る - 民家護衛(DEFENDED THE HOUSE!)
特定場所で特定の敵に特定の家(背景扱い)を狙撃させてからボンバーやスレイブなどで
敵弾を消したりすると民家護衛ボーナスが成立しボーナス点が入る - かすりボーナス
このシリーズの特徴の1つ
各機体には被弾判定とかすり判定の範囲がそれぞれ存在し、敵弾にあえて接近し
かすり判定の範囲で敵弾を維持し続けている間"ジャリジャリ"といったSE、火花エフェクトと共に点数が入り続ける。
このシステムのおかげか"危険行為推奨ゲーム"の1つとして数えられ
主にサイヴァリアシリーズの「BUZZ」システム、東方Projectの「グレイズ」システム等の原点とも言われている。
10万点モード
このシリーズの特徴の1つ
他の隠し要素(上記)より複雑なため、詳しく解説
「10点勲章」はスレイブが1機もない状態で出現する
「100点勲章」はスレイブが1機ある状態で出現する
「1000点勲章」はスレイブが2機ある状態で出現する
「特殊大型勲章」はスレイブの数に左右されずに出現する
第一段階
「10点勲章」「100点勲章」「1000点勲章」はフィールド上に勲章が残っていない状態で
新たに勲章を出現させ、それを取得すると
「10点勲章」なら10点・20点・30点・・・
「100点勲章」なら100点・200点・300点・・・
「1000点勲章」なら1000点・2000点・3000点・・・
といった感じで1つ辺りの勲章の点数が増えていく仕組みとなっている。
上記3つの勲章をそれぞれ最大点数(90点・900点・9000点)の状態にしたうえで
フィールド上に勲章が残っていない状態で、新たに勲章を出現させ、それを取得すると「特殊大型勲章」となり
取得すると10000点となる(10万点モード第一段階)
特殊パターン
スレイブ無しの時に90点・800点・8000点
スレイブが1機でもある時に80点・900点・9000点
スレイブ無し又は2機ある時に90点・800点・9000点
スレイブが2機ある時に80点・800点・9000点
上記4つのうちいずれかの状態で、フィールド上に勲章が残っていない状態で
新たに勲章を出現させても第一段階が発動する
第二段階
更にその第一段階の状態で、画面上に勲章を9個以上表示させると勲章が爆発し、10万点モード発動となる
10万点モード発動中は、フィールド上に勲章が残っていない状態で新たに勲章を出現させ
それを取得すると、10000点・20000点・30000点・・・と最大10万点まで増えていくが
勲章を取りこぼすと初期状態にリセットされる(10000点に戻るので再度上記作業をやり直す事になる)
ただし、救済処置(?)として勲章を(2~10万点の状態で)取りこぼした時にフィールド上に勲章が残っていた場合は
点数が(2~10万点の状態のまま)維持される
その他(Tips等)
- 開発中はタイトルが「GUN DOGS」として進められていたが、リリース前急遽タイトル変更された
「GUN DOGS」のデモ及びタイトルはRAIDEN FIGTHERS ACESで見ることができる(体験版含む) - SE・BGM担当は雷電シリーズでもおなじみの佐藤豪氏
- アーケード版では「電源ランク」という特殊な難易度変化システムが存在
その仕組みは”デモ稼働中、難易度が変化する”といったとんでもないシステムだった。
移植作品
かつてPS2やXboxなどでの移植が検討されていたが、どちらも断念。
3度目の正直なのか、RAIDEN FIGHTERS ACES(XBOX360)として12年の歳月をまたぎ復活した
又、ゲームオンデマンドにて2000MSPでダウンロード購入することができる
関連動画
関連商品
関連項目
外部リンク
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