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ライデンとは、SEGAから発売されているゲームシリーズ、電脳戦機バーチャロンに登場する機動兵器・バーチャロイドの内の1機種である。この項目では、初代HBV-05-E ライデンとその後継機について記述する。
大艦巨砲主義の具現化の代償は余りにも大きかった……
本機は元々支援型として開発されていた。だがテムジンでの設計・開発が膨大な時間と労力を消費しており
一から設計する手間を省くため重量物搬送用二足歩行貨物キャリアーをベースにして開発することになった。
……それが後に様々な問題を生み出すことになるとは0プラントのエンジニア達は誰1人予想してなかった……。
HBV-05-E 第一世代ライデン
HBV-05-E ライデンはテムジンと共に最初に実用化されたVRであり、カテゴリは重戦闘バーチャロイドに分類される。
本来は艦載兵器である対艦レーザー砲を両肩に搭載する事で、その攻撃力は第１世代のVRの中ではトップクラスを誇り、強靭な装甲によって高い防御力をも併せ持つ優秀な機体である。
ただ一つ問題があるとすれば、この機体一機を製造するのにテムジン27機分のコストを必要とする、と言う事だろう。
あまりに高価であるため、最初期に開発されたVRであるはずのライデンの量産計画はキャンセルされ、その生産数はたったの26機にとどまってしまった。
第一期生産計画では120機の生産を予定していた本機の試作型(D型)は、テストにおいて良好な性能を発揮。行く末は順風満帆に見えたのだが……予定生産分の予算が計上されたとき、関係者はそろって我が目を疑う事になったと言われる。
本機の特徴である艦載レーザーは、実は試作1号機（t01）の時点では搭載される予定がなかった。
テストにおいて、本来主力火器として搭載するはずだった弾芯内包型ビームランチャー(これは後にバイパーIIのセンターウェポンとして採用される)が期待されていたほどの火力を発揮せず、その代替案として候補に挙がったのが艦載レーザー砲Ali-02a(後にAli-02rとして採用)だったのだ。
当初の予定にないその兵器を急に搭載する事になったライデンは、それに伴う重心の変化、機動性への影響、射撃統制システムの変更などから完成していたt01の一部を流用した新機体、という形で設計し直される事となった。
しかし、膨大な数の作業が途中でねじ込まれたにも関わらず、開発スケジュールは最初期からまったく変更なしであったために作業は殺人的なものとなり、コストを完全無視した開発体制の元、生産の最適化が考慮される事はまったくなかった。その影響で脚部ホバーユニットは貨物キャリアーのものがほぼそのまま使われる事になり、機動性能は
当初の予定に届かなかったが手直しするスケジュールすら確保出来ない状態だった。
その結果、ひた隠しにしていたコスト面の問題はいざ量産、という時期になって大きな問題となってしまったのだ。
おまけにレーザー砲を生産していた会社はライデンの開発完了時には既に倒産、Ali-02rの生産ラインは別会社の手によって改装されており、今ある分のレーザーでライデンを生産した後、新たにライデンの生産を開始できるのは少なくとも5年後になる、という事実も判明した。
これではライデンの量産は望めない。どうすればいいのか、と悩んだ末に出された結論は、ライデンを超高級兵器ブランドとして位置付け、限定商品としての価値をアピールしていく事であった。
そして、ライデンを支給される事となった特殊重戦闘VR大隊（後のS.H.B.V.D.）もまた、自らの正当性を勝ち取るべく、この機体によって奮戦する。
「ライデンは決して最強の兵器ではない。しかし、決して扱いにくい機体でもない。我々はこれを使用して戦闘に勝たねばならない。我々のライデンは、我々が 扱うことによって初めて最強となる。また、そうならねばならない。それが、商品としてのライデンを成功させる唯一の道である」
この連帯意識の元に活躍した彼らの駆るライデンにより、ライデンは無敵のVRとして伝説化されていく事になったと言われている。
ゲーム中での性能
鈍重、重装甲、一撃必殺の高火力と、一部の方々はロマンを感じずにはいられない機体。特に他の七体に比べてセンターウェポンキャンセルダッシュ不可(硬直センターキャンセルレーザーは可)というゲーム上のシステムから対戦では最弱機体と名高い。
武装はバズーカ(RW)、グランドボム(LW)、レーザー(CW)。
バズーカは見た目は強そうだが実際は微妙。威力も追尾性能もほどほど、弾速は遅め。
横ダッシュしながらのバズーカはダダダダ……と連射しまくってハッタリ感抜群である。
但ししゃがみバズーカは脅威の対空誘導性能を誇る。距離250以内で飛んでる奴はコレで叩き落せ！
グランドボムは円盤のような形状のボムを投げる。
地表を這うようにゆっくり進んでいき、障害物に当たるか一定時間、あるいは接近することで爆発し、広範囲を巻き込む。
その性質から他の機体のボム系攻撃と同じ感覚で使う事はできない。後ろダッシュから出すと弾速が上がり、壁で反射するようになるのでちょっとトリッキーな感じに。熟練者はこの武器を直接ぶつけてきたり、爆風に隠れてしゃがみレーザーを撃ってきたり。
そしてライデンをライデンたらしめているのが両肩からのレーザーである。
特に立ちとしゃがみレーザーの威力はゲーム中トップなのだが、敵機をロックオンしていようが無かろうが基本的に正面方向にしか撃つことができず、発射直前の水平方向の角度補正(入力により仰俯角だけ僅かに補正がある)や発射後の追尾も無い。
その性質を利用し、熟練者は敵機の動きを先読みしてレーザーを照射する事でダッシュした敵機をレーザーに突っ込ませたりする。
また、ライデンのレーザーは他の機体のセンターウェポンのようにダッシュでキャンセルすること(センターウェポンキャンセル)ができない。
一旦入力すればレーザーを出しきりモーションが終了するまで他の動作に移ることができない。
読み間違えて空振りすれば大きな隙を晒してしまうだけでなく、ダッシュ攻撃直後の行動も他の機体に比べ大きく制限される。
そのロマンっぷりからバーチャロンを初めてプレイする際にライデンを選びたくなる人もいると思いますが、操作に慣れるまではテムジン等の比較的挙動が素直な機体を使ったほうが良いかと。
但し、後年発見されたテクニックや仕様を駆使した熟練ライデン乗りは凄まじく強い為、正にS.H.B.V.D.の如く暴れ回る。先読みでレーザーを偏差射撃してきたり、ショートダッシュを駆使し異常な程小回りが利く動きをする。又はしゃがみ攻撃でダメージを軽減する仕様を最大限活用、固定砲台化しレーザーの威力で逆転狙いを図るライデン乗りもいる。
そしてライデン相手に一番侮ってはいけないのは、近接格闘である。反応距離、範囲こそ狭いがどの武器も威力があり、センターウェポン入力はレーザーがそのまま出る。そしてガードリバーサルレフトウェポン近接入力で出るショルダータックルは異例の全機体中最速(有識者によると発生が14F)である。そもそもレーザーが撃てる状態のライデン相手に近接格闘戦を挑む愚はしないだろうが……。
HBV-502 第二世代ライデン
第二世代型バーチャロイド開発競争を開幕させた一機。
RNA陣営のアファームドシリーズの圧倒的な稼働率を前に、対するDNA陣営の盟主、第8プラントこと「フレッシュ・リフォー」は親DNAである3つのプラントに第二世代型バーチャロイドを発注した。
その中で第5プラント「デッドリー・ダッドリー」の様相は他の2プラントとは異なっていた。そこは奇しくもそのプラントは旧HBV-05ライデンの開発に携わった末に大赤字を生む失敗作として左遷されたスタッフが多く在籍しており、無茶振りに近いこの発注にかつての失敗という汚名の返上を賭けて応えたのである。
秘密裏に進めてきたバーチャロイドの基礎研究と尋常ならぬ士気によって作り上げられたその機体は、フレッシュ・リフォー肝入りの第3プラントよりも先んじて発表され、意図的に似せた機体特性と開発チームの祈りもあいまって「ライデン」の名を世襲することとなった。
第一世代型からブラッシュアップされ、特に肩周りに関してはかなりコンパクトになり、胴回りもともすれば中量級と同程度までスリムになっているが、均整が取れつつもマッシブなシルエットは「重量級」の三文字を雄弁に物語っているといえよう。だが機体構造的観点から見ると「重量級なのに装甲外せば軽量級以上の速度でダッシュ移動が可能」とか
「その性能実現の為フレームの強度はMV-03エンジニアが呆れる程堅牢」とか「操縦・稼働の調整幅か極端に小さく
専属ベテラン整備士でないとまともに整備･稼働できない」とか兵器としてだけでなく運用面の重要項目をことごとく
無視したVRとなった。（こんな仕様になったのはS.H.B.V.D.から出向していたピエゾ・バイモルフの『好み』でもある……）
電脳戦機バーチャロン・オフィシャルストーリー＃2.42『One-Man Rescue』にもプロトタイプが“試作雷電”として登場して獅子奮迅の戦いぶりを見せ付けるなど文字通りDNA陣営の希望の星となる ハズだった。
その完成度に絶対の自信を持っていた第5プラントは意趣返しとばかりにこの機体を敵陣営RNAにも販売。そしてこのことが盟主「フレッシュ・リフォー」にバレてしまった結果、プラント丸ごと限定戦争の舞台にされた末に焼け野原になるという大粛清を受けるハメに。結果、開発機材や技術者も散り散りとなり、ライデンも生産打ち止めに。
そのため、オラトリオタングラム時点で予備パーツの少なさを技術者のマンパワーで補わざるを得ないデリケートなレア機体という汚名をまたしても被ることとなった。
（後に第3プラントが既存機体のメンテ用に回収した設備とメンテナンスデータから再量産。但し一部簡略化された。）
ちなみに、DNA陣営とRNA陣営では機体形式の命名ルールが違うため、RNA側（ゲームで言うところの2P側）で機体を選択した場合、型式番号はRVR-75と表示される。
公式の設定資料集によると、設定上はRNA側所属の機体はOS等に若干のアップデートが施されており、名称もRAIDEN Ⅱとなっているが、ゲーム中での表記はRAIDENのまま。当然、性能に差異はない。
武装・ゲーム内機体性能
一番の変更点は肩部に格納された「レーザー」ことCW(スタイヴ800Z)の一形態『バイナリー・ロータス』。
当たれば中量級のライフを50%奪い去る威力はそのままに、キャンセルタイミングが増え、俗にいう「パカキャン」によって前作の硬い挙動が噓のようと評される身軽な地上戦が可能。
また、LTCWで敵をスタンさせる『クロー・ストリングス』を射出。ステージに長く残る「壁」として機能するため、陣地制圧に使えるほか、条件さえ揃えば触れた相手に即死コンボを叩きつける事が出来る。
また、one-man rescue劇中で見せた照射モード、通称「スパイラルレーザー」がRTCWに搭載。
更にバグや仕様の穴を突いて「片側のレーザーだけを放ち、消費エネルギーを半減する」、「V字の軌道を描くようにレーザーの射出方向を曲げる」といった芸当が可能。
なにより「一発だけの博打兵器では無くなった」ことがゲーム内でのライデンの威力に反した手数の多さを形作っている。
RWは伝統の『バズーカ』。通常発射での回転率こそテムジンのライフルには劣るが、特定のモーションではマガジン知らずの大量の弾を吐き出す。また、斜め前スライディング入力ではライフル顔負けの弾速を発揮するためバズーカの名で侮るとその尋常ではない精度で差し込まれる弾丸に驚くこととなる。
LWの『グランドナパーム』は専ら牽制用。グランドボムからの追撃能力としてナパーム機能、左ターボ入力や空中ダッシュ中の入力や一部ステージで電磁ボム機能が付与されその有用性は上がった。
軌道が素直なライデンにとって地形を跳ねたりさせることで死角からの強襲が可能な武器としてしっかり使ってゆくと目に見えて相手を抑止できる変り種ともなる。
装甲値も高く、ライフ2位、Vアーマー3位と堅牢（Vアーマーは上位２機が突出しすぎている感だが）
また、ライフの9割とVアーマー全てを犠牲にして装甲を排除する『アーマーパージ（通称：脱衣）』機能もone-man rescueから引き継がれた。
ライフル1発がカスっても敗北する状態になるものの、「誘導中の敵の弾丸をすれ違って回避する」、「LWのグラボムを自分で追い抜いて敵機体を挟み撃ちにできる」など、そのスピードたるや軽量機すら上回る。
近接攻撃は相変わらず積極的に振る性能ではないが、先代から継続の高速発生のLW近接と、広範囲のRW近接を備え、迎撃力は高め。念願のCW近接はショートレンジながらレーザー顔負けの大威力の放電攻撃を行う『フラグメントクロー』だが、発生が遅い裏技チックな性能。各近接モーションも独特で、RTLW、QSLW近接は伝統のショルダータックル、RTRW近接はバズーカを金棒の様に叩きつける。RTCW近接は『フラグメントクロー』を左から吠え掛かる様に押し付ける。その他の各種近接も独特だが、一番見た目が派手なのはしゃがみCW近接と小ジャンプCW近接。前者はドルドレイ相手に行うとちゃぶ台返しの様に見え、後者は何とジャンピング式ヒップドロップである。(ジャンピング式ヒップドロップは雷電ドロップと呼ばれる事もあるがよもや……)
欠点は空中戦の幅が広がったオラタンにおいて空中での機動力も攻撃力も着地硬直も長い（ジャンプキャンセルに限れば硬直は少ない）という3重苦。空中に追い詰められて反撃もままならず着地を狙い打たれるのはよくある負けパターン。
重量級らしからぬ地上の機動力を活かしてどこまで地上で粘れるかが運用の上手さの指標とも言える。
……と、繊細な詰ませ合いと駆け引き、そしていかなる状況でも大逆転を狙って戦い続けられる性能から重量級入門機として最適な性能を獲得したといえよう。
Ver5.66では機体の強さを順位付けした場合にトップに近い評価をつけるトッププレイヤーも多い。
HBV-512 第三世代型ライデン
大粛清の末、崩壊した第五プラントの一部はかつてのライバルである第三プラントことムーニー・バレーが母体の企業体「アダックス」に吸収された。
新環境となるVクリスタルによるジャミング影響下での稼動を想定して設計を新たにしている。
課題だった生産性・整備面もグリス・ボックのユニット化構造のノウハウなどを継承することで解決し、大資本もあいまって初の安定供給を実現した「ライデン」である。
ゲームの仕様から第二世代型の一部機能がオミットされたものの、挙動面では硬直や滑りの少ない操作性の高い重量級となった。
武装・ゲーム内の性能
S.H.B.V.D.のみならずライデンのみの部隊も生まれた結果、派生機が生産された。
また、MARZに登場する S.H.B.V.D.は流通モデルよりも性能面に優れたチューンモデルを運用している（後述）。
E2型
伝統的な『RW：バズーカ・LW：グランドボム・CW：レーザー』の3種の神器をそろえた機体。初期支給。
ネットや手数は失ったものの、レーザーによる強烈な闇討ち能力を持ち、けして放置できないチームの壁となりえる要素を持つ。
また、グランドボムが“当てられる”性能になり、オラタン以上に自衛力に貢献してくれる武装となった。
E1型
E2型のRWを連装ビーム砲『フラットランチャー』に換装したone-man rescueの主人公、ミミー・サルペン機の再現モデル。
光学兵器一本に絞る事で動作が最適化されたらしく、レーザーの発生をはじめとした各種挙動が高速化しており、RWも単発ダウンを奪えるパンチ力を持つ等、タイマンでの性能が向上している。
欠点はRWの回転率や射程がE2より弱体化し、戦局に絡みづらくなっている点。
A型
ライデン運用部隊のニーズに応え、インファイトに絞った装備ユニットを開発した。
RWにビームソード、LWに帯電ナックルを備え、CWにフラグメントクロー機能を有した連射砲を備えたモデル。
近接特化と思いきや、強い誘導を持つLWや遠距離に届く誘導弾を連射するCWによりむしろ中～遠距離の援護力の高さが武器となる。コンセプトとはなんだったのか。
欠点は瞬間火力と近距離の迎撃手段。近接が強いとはいえ、テムジン等の本職には総合力で一歩譲るピーキーなモデル。しかし、対戦になるとかなり強い機体に位置する。
D型
肩部をスタン効果を持つビームを放つビットである『バックスパイダー』に換装したモデル。RWをマイザーΓ的なマルチランチャーに、LWを直進ナパームにする等、MBVを意識した装備を有する。。
CWでスタン効果のあるネットを射出。痺れた相手への追撃が脅威であるが、 かつてのオラタンのような大ダメージはなりを潜め、丁寧に硬直を刺して削り合う凡庸な機体となった。TCWでレーザーを発射できるが、本職のE系列に比べて勝手が良いわけではないため重量機としても物足りなさがある。
但し、TCWは射出されたバックスパイダーがワンテンポ遅れて多段ヒットする極太レーザーを撃つという性質上、中ボスのヤガランデ相手には「機体側は回避動作を取りつつ」「TCWを多段ヒットさせる」ことが可能になり、僚機（ヤガランデのHPは自機＋僚機の合計HPに比例する）によっては上手に当てることで、一撃で100％以上ごっそり削ることも起きうる、ストーリーのタイムアタックにおいて重要な装備だったりする。
特徴こそ丸いがライデン系列では珍しい空中機動力に優れたモデルであり、高汎用である点をどう活用するかがポイントとなる機体。
N型系
かつて没案になったユニットを搭載し、採算の取れるように改修したフロート脚部のライデン。ドムへ先祖帰り。
フラットランチャー装備のN1、バズーカ装備のN2が存在する高レアリティモデル。
機動力は中量級の水準に達するが、バーティカルターンが不能になったり、軽量化のためか装甲が軽量機並に薄い等の欠点が多く、決して強い機体ではない。
S.H.B.V.D.所属機
第一世代ライデンを全機配備し、その全てが独自にチューンアップされ、そして戦場伝説を生み出したS.H.B.V.D.(特殊重戦闘バーチャロイド大隊)。
実は第三世代のE1、A型の原型になる武装や、中には大口径チェーンガンを初めとしたロマン武装を装備した機体もあった。(その中には彼らが主役のone-manRescue劇中で、『こいつは、ナンセンスだ……』と言わしめる武器もある。ブースター付きバトルアックス"デスギガント"がそう呼ばれる代物)
時系列的に後となる電脳戦機バーチャロンマーズでは、そのS.H.B.V.D.並びに同部隊仕様の第三世代型ライデンが登場する。
機体の外見はカラーリングが違うのみで、HBV-512-E1およびE2に準ずる（厳密にはSvt.gfk-512-E1は指揮官機であり、HBV-512-E1/cと同一デザインだが、型式番号に/cはつかない）ものの、設計から別物の高性能フレームを使用しているという設定があり、実際ゲーム中の性能も別物。
具体的には、（高機動より中量級の）テムジン707Sと同等のダッシュ速度と、そのテムジン707Sの2倍近い装甲(ゲーム中最高級)を持ち、武器のゲージ効率は普通のライデンより良くなり、各種硬直も軽減されている超性能っぷり。スペックで言えばゲーム内でも屈指の強機体である。
当初はストーリー内で敵として出現するが、条件を満たすことによってプレイヤーも使用可能。
なお、マーズのストーリー中でSvt.gfk-512-E1に搭乗するギル少尉は、前衛である事を意識したのかやたらダッシュ近接をガンガン振ってくる。フラットランチャーは割と武器としては大きく、当たり判定が馬鹿に出来ないとはいえ、機体の使い方としては……。誰かA型かデスギガント&ボルト・ゴッチでも支給してあげて。
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