『ライブダンジョン!』とは、dy冷凍によるWeb小説である。『小説家になろう』と『カクヨム』と『作者の公式サイト』において連載している。(小説家になろうは更新停止)
2016年よりKADOKAWAのWeb小説レーベル『カドカワBOOKS』より書籍化された。書籍化の際のイラストはMika Pikazoが担当している。既刊3巻。
概要
小説家になろうでの連載(Web版)は完結として最終話後の後日談を掲載した後に終了し、作者の公式サイト上で後日談が2022年5月現在も定期的に連載されている。
2022年4月21日にWeb版がカクヨムにも掲載され、第9章のうち小説家になろう掲載分まで一気に掲載されたが、その後は一定日に1話ずつ更新している。いずれブログで連載している最速の更新話に追いつく見込みとのことである。それでもブログより1話ほどカクヨム版更新は遅れている。
その代わりにカクヨム版ではギフト限定者(有料課金者)のSSが毎月制作されている。
Web版にはサブタイトルがついていないが、書籍版では1巻では「支援回復のススメ」、2巻では「神竜人のギルド長」、3巻では「姫と廃人」のサブタイトルが付属している。全体的に書籍版では改稿・加筆が行われているが、第3巻においては、大規模に改稿がなされており、書籍版とWeb版とは別ルートで目的の展開に進行している。
2017年12月に作者により3巻以降の書籍版は出版される見込みがないことが告知された(→ソース)。 なお文庫化や書籍版の継続がオファーされた際にも、新作話の更新を優先するため受けない予定だとしている。
漫画版について
2018年3月30日に、様々な要因と応援によりコミカライズが開始されることが告知され、2018年4月6日よりニコニコ漫画/ドラドラドラゴンエイジ→ドラドラしゃーぷ#(KADOKAWA)レーベルにおいてコミカライズが連載されている。作画はことりりょうが担当。2023年9月現在既刊11巻。
2018年9月7日に漫画版1巻がドラゴンコミックスエイジレーベルにおいて刊行され、2019年5月には2巻、2019年8月には第3巻が発売され、2020年2月には第4巻、2020年5月には第5巻が発売された。基本的には書籍版の設定・内容に沿って進行しているが説明や設定が加筆されている部分もある。
漫画版が第32話を以って書籍版原作3巻の最後まで追いついたが、続きは書籍版3巻の内容からWeb版と同様に接続できる、Web版にある「迷宮都市」がスタンピードに陥るエピソード「竜の宴」編という形で連載が継続することが明らかになった。漫画版6巻が2021年1月に発売され、7巻が2021年8月に発売され、2022年1月に発売された8巻において「竜の宴」編は終了し、クラン「無限の輪」の結成、メンバー加入へ物語が続くことが明らかになっている。
漫画版の単行本の書籍版のカバー裏側には原作者書き下ろし小説が収録されている。
あらすじ
MMOゲーム「ライブダンジョン!」のサービスが終了することになり、重度の「ライブダンジョン!」プレイヤーでありこのゲームをこよなく愛していた京谷努は思い出づくりもあり、夏休みを利用して5PCを一人で操作して「ライブダンジョン!」をクリアすることを思いつき、見事実行してクリアした。
クリアした際に謎のメッセージにより、「ライブダンジョン!」と似た世界に落とされる。そしていきなり100階層にいる「爛れ古龍」に殺され、黒杖以外の装備は没収されてギルドに転移してしまう。
そこに現れたギルドの職員によりモグリと認定されつつも、「神のダンジョン」のルール説明を受けギルドに登録、唯一の財産である黒杖を売却し当面の資金を得る決断をした。
「神のダンジョン」では致命傷を受けても死ぬことは無く、追い出されるだけで済む。そのため治療薬の存在もあってヒーラーが軽視されており、(努から見れば)非効率な戦いをしていた。「ライブダンジョン!」で得た知識を元にヒーラーの役割を広めつつ、当面の活動を得るためにクランを設立し、この世界の「神のダンジョン」の100階層をクリアして元の世界を戻ることを目指すことになる。
登場人物
主要人物
- ツトム/京谷努(きょうたに つとむ)
- 大学4年生の22歳。MMOゲーム『ライブダンジョン!』をこよなく愛していた重度のプレイヤーで主に白魔道士のヒーラーとして活動していた。最後の思い出に一人で5PCを同時操作しクリアしたところで謎のメッセージにより、ライブダンジョン!と似た異世界に落とされ、ライブダンジョン!の100階層にいる爛れ古龍に殺されて、迷宮都市のギルドに漂着した。以降は神のダンジョンをクリアすることで元の世界に戻るため、探索者となる。漂着後も唯一手元に残っていた、ゲーム内で数年間強化していた武器「黒杖」を売り払い当面の資金を得るものの、その出処を秘匿したことで「運だけで大金を手に入れた新人」として嫉妬され、騒動に巻き込まれてしまう。迷宮都市でもジョブは白魔道士。
- ガルム
- ギルド職員でジョブは騎士。約20歳。適性はタンクだが、アタッカーとして活動していた時期がある。過去には狂犬と呼ばれていたほど活躍していた。孤児院出身で孤児院に多額の寄付を行っている。努がライブダンジョン!の世界に落ちてきた際に護衛を依頼され快諾する。
- エイミー
- ギルド職員でジョブは双剣士。18歳。アタッカーとして活動していたが、過去のこともあり現在はギルド職員として活動している。ギルドでは鑑定士のスキルを活かして鑑定の仕事をしていたが、ツトムが持っていた「黒杖」を鑑定した際にその価値を公表してしまい、ツトムが嫉妬に晒される原因となってしまう。その代償として、ツトムの名誉回復までの間パーティーを組むことになった。過去のクランで追い出されたことがトラウマになっており、馴れ合いに関して敏感となっている面もある。迷宮都市のアイドル的存在であり、ファンクラブも存在しているが、それが原因でさらなる騒動が……。
クラン
黒魔団(Web版:紅魔団)
少数精鋭ながら迷宮都市一の大手クラン。最初に赤竜の討伐に成功した。
- アルマ
- 女性アタッカー。黒魔術師。ツトムが売り払った「黒杖」を使うことでヴァイスと並ぶほど活躍することになった。ヴァイスとのコミュニケーションが上手く行っていなかったことや、「黒杖」のあまりの性能により力に取り憑かれ「黒杖」に依存してしまい、性格が歪んでいってしまう。
- ヴァイス
- クランリーダー。ジョブは剣士。ユニークスキル「不死の魂」(効果;諦めない限り致死性の攻撃を受けても精神力を代償に再生する、全ての武器に炎属性が付く)を持っているアタッカー。ジョブはマルチウエポン使い。ガルムとは旧知の仲で会えば自身のクランに勧誘する。過去数々の迷宮を制覇してきた古参の探索者の一人。ただしガルム以外は寡黙であり、その事がクランに混乱をもたらしてしまう。
- セシリア
- 女性ヒーラー。白魔道士。アルマがおかしくなった際、ヴァイスにクビ覚悟で直訴するが、逆にヴァイスから自身の悩みを告白される。その後ヴァイスを支えてクランが正常化する流れを作った功労者の一人。黒魔団(紅魔団)は三種の役割を取り入れていないが、一軍に定着しておりヒーラーとして努の技術を取り入れるために神台に通っている努力家。
アルドレッドクロウ
大手クラン。ユニークスキル持ちはいないものの、調査員を配置し研究熱心で、ツトムたちの活躍を見て早速3種の役割を取り入れた。約20軍までを擁しているほか設備・裏方の人材も充実している。
- ルーク
- クランリーダー。ジョブは召喚士でアタッカーを務める。種族はハーフエルフなため27歳でも若く見られる。男性。
- ステファニー
- 女性ヒーラー。ジョブは白魔道士。パッとしなかったが努に指導されメキメキとヒーラーの知識を吸収し、それまで倒せなかった火竜を倒すことに成功する。その後努からヒーラーの指南書を渡された事で努がいる場所が自身より遥か高みにあることを痛感し努力に励み、アルドレッドクロウの一軍に定着することになる。
- ソーヴァ
- ステファニーとは幼馴染のアタッカー。ヴァイスに憧れておりジョブもマルチウエポン使いとヴァイスと同じ。当初は努が提唱した三種の役割を否定していたが、火竜戦の事もあり後に改めることになる。
- ピットマン
- 古参の探索者。兵士であった過去があり軍人のような風貌をしている。ガルムも一目を置いていた。タンクを担当している。
- ポルク
- パーティーではバッファーの役割を持つ付与術士のジョブをもつ。一時期付与術士の需要が無かったため実家に帰り、農業の傍ら付与術を駆使して絵を描いていたが、迷宮都市で三種の役割が浸透し環境が変わったことによりアルドレッドクロウより請われた事で探索者に復帰した。性格は傲慢かつ自信家で小太りなので反感を持たれやすい。
金色の調べ
中規模クラン。レオンを中心としたハーレムのクランで、他の所属メンバーは女性ばかり、かつ殆どがレオンの妻となっている。アタッカーであるレオンを全力で支援するものの、状況が悪化しレオンを守るために身代わりになったり、レオンが死ぬとパーティーが瓦解して全滅するなどよくも悪くもレオン中心のクラン。
- レオン
- クランリーダー。種族は絶滅が危惧されている金狼人で、種族の再興のために多くの女性と関係を結んでいる。敏捷性が著しく高くなるユニークスキルを持つ。
- ユニス
- 金色の調べのヒーラー。狐人。数年にわたり神のダンジョンを潜っている。自信過剰でありツトムに対して強く当たっている。ツトムの実力を目の当たりにして評価を改めるが態度は変えなかった。ツトムの技術を見て独自のヒール技術を開発した。パーティーでは指揮や戦術・戦略を担当している。書籍版ではレオンの実の妹としてクランの姫扱いされ、レオン中心の一軍が瓦解しないための重要な楔となっている。
シルバービースト
中堅クラン。書籍版ではカットされているシーンが多い(漫画版では一部描写が救済された)。孤児を助けるために設立されたクランで獣人系の種族が多い。
- ミーシル(Web版ではミシル)
- クランリーダーの中年の男性。ジョブは冒険者。努に悪評が回っていた際に努を邪険にせず普通に対応したことで風評が誤解だと気づきそこから努と交流が深まった。努からは好意的に思われている。
- ロレーナ
- シルバービーストのヒーラー。兎人族。ユニスやステファニーと違い、戦闘もしながらヒーラーとしての役割をこなす。努の一番弟子にあたる。飛ばすヒールが苦手なため置くヒールを鍛え重視している。後に「走りヒーラー」という独自の運用を編み出した。
迷宮制覇隊
大手クラン。神のダンジョンを主戦場とせず、都市外部のダンジョンや定期的に発生するスタンピードの対処を行っている。ただしスキルの恩恵を得るためにある程度まではレベルを上げるために神のダンジョンには潜っている。
- クリスティア
- クランマスター。ヒーラーを担当している女性ダークエルフ。性格は寡黙で笑顔を見せない。時折会話中に腕で口を押さえる癖がある。年齢は数百歳以上でエルフの里で護衛隊長をしていたが、ある出来事により外の世界に出た事から追放されている。講習会を経てスタンピードでの活躍からツトムに興味を持つ。ジョブは白魔道士だが、ダークエルフの種族の特長であるエルフ固有のポーション系の作製能力がない代償としての身体能力の高さから弓術も得意である。
- 副隊長
- 迷宮制覇隊の副隊長。三種の役割と放つヒールについて教える講習会で努に異議を唱えた。男性。
無限の輪
ツトムが設立したクラン。書籍版ではツトム、エイミー、ガルムの3人で設立したが、Web版では当初メンバーはツトム、ダリル、アーミラ、ディニエル、ハンナの5人。
- コリナ
- ジョブは祈祷師で探索者になる前は看護師をしていた。ヒーラーを担当する。無限の輪の所属前はヒーラークランである「白撃の翼」に所属していたが解散してしまい野良パーティーで活動していた。看護師をしていた経験から死ぬ予兆を予見できる「死神の目」を持っているためヒーラーとしてもよく活躍していた。食いしんぼうでギルドの食堂で食べながら観戦する事も趣味にしていた。24歳。
- ダリル
- ジョブは重騎士。犬人。ガルムの弟子で小さい頃から面倒を見ていたが、ツトムがクランを設立するとガルムが聞き改めて鍛え直した。タンクを担当する。16歳。
- アーミラ
- カミーユの娘。無限の輪に加入する前にはあるクランのリーダーだったが、あまりの独りよがりな振る舞いにより瓦解し、カミーユの懇願もあって無限の輪に加入した。カミーユと同じ神竜人で「龍化」のユニークスキルを持つ。16歳。
- ゼノ
- ジョブは聖騎士でタンクを担当する。妻帯者でクランハウスには寝泊まりせず自宅から通っている。王都出身で首席で学業・武道とも卒業したものの迷宮都市に住み着いていた。自信家で発言もポジティブで暑苦しいものが多いが、雰囲気を読んで配慮を見せることもある。迷宮都市では妻とともに神のダンジョンについてのライターとしても活動していた。23歳。
- リーレイア
- 竜人の女性アタッカーでジョブは精霊術師。大手クラン・アルドレッドクロウの第二軍にいたが、ある理由により無限の輪の募集に応募し移籍。実家は王都にあり、騎士の家系であるとのこと。16歳。
- ディニエル
- 女性の金髪エルフでジョブは弓術士。役割としてはアタッカーを担う。年齢は100歳以上。クラン・金色の調べに所属していたが、ある出来事と親友であるエイミーの勧めもありツトムに興味を持ち加入した。弓術士でも迷宮都市の中でも屈指の実力を持つ。性格は怠け者(適度に手を抜く)で自分の時間を大事にする。その性格で故郷のエルフの里から追い出された過去がある。
- ハンナ
- 女性タンクで翼をもつ鳥人。ジョブは拳闘士。元々はアルドレッドクロウにおいて、アタッカーで活躍していたが、ガルムに憧れを持ちタンクに転向して以降は全く活躍することが出来ず「羽タンク」と呼ばれ、失意により故郷に帰っていた。ツトムがこういうメンバーが欲しいと他クランに打診していたこともあり、諸々の経緯からクランメンバーを募集した際に加入した。民族衣装のような服を着ており、胸が大きい。性格は構われたがりな面を持ち若干お調子者かつ頑固、そしておバカな面をもつ。ただし直感的なセンスは優れている。17歳。
- オーリ
- 無限の輪のクランハウスの使用人である30代の女性。バーベンベルクの使用人だったがスタンピード後に解雇され、スタンピード後設立されたクラン「無限の輪」の使用人として収まった。能力不足というわけではなく意味もわからず解雇されたため戻りたい気持ちもありつつ戸惑っていたが自分の居場所を見つけることになる。やがて迷宮マニアやライターの女性と交流して迷宮等の情報を収集するようになり秘書の役割を担うようになった。
ギルドの人々
- アブソリュート・カミーユ
- 迷宮都市のギルド長。女性で種族は神竜人。未亡人で夫から託されたギルドを大切に思っており、アーミラの母親でもある。過去にはアタッカーとして活躍しており、神のダンジョンでは58階層まで到達していたが引退。ソリット社の捏造記事によってエイミーがソリット社に殴り込みを掛けたことにより、ツトムの名誉回復のためにパーティーを組む契約が果たせなくなったため代役としてパーティーに加入し、一時的にギルドの職務を副ギルド長に委任した。ユニークスキルとして「竜化」を持ち、効果としては全ステータスは上がるものの、意識は本能を持って動くため制御できないというデメリットがある。自信家で世話好きな32歳。酒好きだが酔いやすいためすぐ酔いつぶれる。
- 副ギルド長
- カミーユの右腕として活躍する壮年の男性。ジョブは精霊術師。捏造記事を書いたソリット社への交渉などを担っていたが状況の悪化と、ギルド長業務の経験を積むために一時的にギルド長を委任された。委任されている間は多忙によりどんどんやせ細っていった。
迷宮都市の人々
- 森の薬屋のお婆さん
- 薬屋を経営している老エルフ。エルフからはポーション技術を確立させエルフの立場を向上させたため森の賢者と言われている。巷に売っているポーション(治療薬)より割高だが効き目も風味も良く、努も利用している。努がソリット社の捏造記事で風評が地に落ちた際にも努を信じていた。少なくとも500年以上は生きており過去に冒険者として活動していた時期もある。努が迷宮都市に来てしばらくして弟子(エルフ)を取った。
- ギルドの受付嬢
- ジョブはマイナーである灰魔導士でエイミーの同僚。たいてい彼女の受付は混んでいるようで努は寄り付かないが不満を持っている。
- ブルーノ
- 迷宮都市の警備団の取締役を務めるオカマ。筋肉を強化できるユニークスキルを持っている。過去に迷宮都市で跋扈していた犯罪クランを討伐し警備団の創設を含んで取り立てられた過去がある。常識人。
- メルチョー
- 迷宮都市を治める領主・貴族『バーベンベルク』家の私兵団の団長。初老(40以上かつお爺さん)の男性。ジョブは拳闘士であるが、魔石の魔力を全身に巡らせ一点に集中し敵に当て撃破する「魔流の拳」という技術を持っており強い。スタンピード中に出会うものの、その後もある理由から一時無限の輪のパーティーに参加しライブダンジョンに潜る事になった。
- 換金所の少女
- ドワーフで15歳。努が迷宮に潜り始めた際にはよく利用していたが、努がギルドの換金所を利用するようになり機会が減っていた。幸運者・捏造記事騒動の際には努を冷ややかな目で観ていた。ドーレン工房の工房主のドーレンの孫でもある。
- ドーレン
- ドーレン工房の工房主で無限の輪にとってはガルムやダリルの武器防具に世話になっている。また無限の輪のスポンサーの一つ。ドワーフで老齢の男性である。
- バーベンベルク
- 迷宮都市の領主である貴族。ユニークスキルを持っており障壁魔法を使う事ができる。障壁は身体の感覚と直結しており、攻撃を受けたり、壊された際には身体にフィードバックが来る。思想としては徐々に貴族の力が弱くなり探索者の力が強くなることを時代の変化として受け入れている節がある。
- スミス・バーベンベルク
- 迷宮都市を治める貴族バーベンベルクの長男。ユニークスキルを父親から引き継いで所持している。貴族の面目や貴族である矜持を重視している面がある。後に父親に言い渡され神のダンジョンに潜ることになる。ジョブは剣士。
- スオウ・バーベンベルク
- バーベンベルク家の長女。父親や兄と同じくユニークスキルの障壁魔法を所持している。頭首である父親に言い渡され兄とともに神のダンジョンに潜るようになる。容姿は金髪かつ長髪の美少女でダリルが見惚れるほど。性格は礼儀正しく、努に別け隔てなく教えを請うていた。ジョブは聖騎士。
- ミルル
- 迷宮都市のシェア1位の新聞社であるソリット社の女性編集者。種族は狸人。巨乳でしっぽが大きい。エイミーを崇拝しており、自身の妄想からエイミーが被害を受けていると勘違いして、ツトムの評判を落す捏造記事を書き、色仕掛けを駆使してまでも編集長へ記事掲載の同意を勝ち取る。結果ツトムの評判は地に落ちてしまいエイミーがソリット社に殴り込みを掛ける原因となる。エイミーが記事の訂正を要求しても自身の説を曲げようとせず盲信していた。
- 「虫」の冒険者(達)
- 実力もなく、向上心もない、新人狩りをしている最底辺の冒険者でチンピラ。ツトムに目を付けて評判を落とそうと試みていた。
職業(ジョブ)の種類と技
タンク系
共通してコンバットクライ、ウォーリアーハウルといった敵のヘイト(敵愾心)を煽る技を使い、他のメンバーに攻撃が向かないよう耐え続けるスタイル。
アタッカー系
ヒーラー系
バッファー系・中間系
マイナー系職業であり、白・黒の中間系職の灰魔道士のようにギルドの受付として活動しているものもいる。
物語の全体展開
第6章途中で挿入された登場人物紹介が削除されたため以後の数字はマイナス1話換算が正しい数字となっている。
Skebやカクヨムの有料エピソードについては記載していない。
章 | 話数 | 概要 | 備考 |
---|---|---|---|
第1章 | 第1話-第48話 | 「幸運者」払拭・ 50階層「シェルクラブ」討伐 60階層「火竜」討伐 |
|
第2章 | 第49話-第95話 | 3種の役割・ヒーラー指導 スタンピード戦 |
|
第3章 | 第96話-第140話 | クラン「無限の輪」設立 70階層「マウント・ゴーレム」の討伐 |
|
第4章 | 第141話-第206話 | 80階層「冬将軍」討伐 | |
第5章 | 第207話-第248話 | 王都周辺・スタンピード戦 | |
第6章 | 第249話-第304話 | 81~90階層「成れの果て」挑戦 | |
第7章 | 第305話-第381話 | 91~100階層「爛れ古龍」挑戦 | |
第8章 | 第382話-第411話 | 古龍挑戦~エピローグ~後日談(6) | 小説家になろうではここまで |
第9章 | 第412話-第508話 | 迷宮都市帰還、刻印・ オルファンによる襲撃 |
作者サイトで連載 カクヨムでは遅れて掲載 |
第10章 | 第509話~第542話 | 160 階層「ウルフォディア」挑戦 | 作者サイトで連載 カクヨムでは遅れて掲載 |
第11章 | 第543話~連載中 | 161階層以降探索 | 作者サイトで連載 カクヨムでは遅れて掲載 |
収録内容
書籍版対応表
書籍版 巻数 |
Web版 章 |
Web版 収録対応話数 |
備考 |
---|---|---|---|
1巻 | 第1章 | 第1話-第15話 | 多数加筆 |
2巻 | 第1章 | 第16話-第43話 | 多数加筆 ただしシルバービースト関連の展開はカット |
3巻 | 第1章 第2章 |
第43話-第48話 第49話-第77話 |
第二章部分を中心にWeb版より大規模改稿 シルバービースト指導・20軍指導関連も等変更 |
書籍版店舗特典ショートストーリー(3巻はなし)
巻数 | 店舗別 | サブタイトル | 備考 |
---|---|---|---|
1巻 | アニメイト | エイミーの屋台巡り | |
とらのあな | エイミーと朝ごはん | ||
ゲーマーズ | ガルムとパン屋 | ||
2巻 | とらのあな | カミーユの習慣 |
漫画
ニコニコ漫画/ドラドラドラゴンエイジにおいて連載中。内容は書籍版を元にしている。漫画は、ことりりょうが担当している。
関連項目
外部リンク
- 作者公式サイト(後日談のみ連載・最速連載中)
- カクヨム(Web版原作配信サイト)※本編&後日談も連載。
- 小説家になろう(原作配信ページ)※411話で更新停止
- 書籍版シリーズ紹介ページ(カドカワBOOKS)
- 漫画版配信ページ(ドラドラドラゴンエイジ・ニコニコ漫画/本連載)
- コミックウォーカー配信ページ(コミックウォーカー) ※ニコニコ漫画と同時掲載
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