ラインラント=プファルツ州(Land Rheinland-Pfalz)とは、ドイツ連邦共和国を構成する16連邦州のひとつである。ドイツの西部ないし南西部に位置する。
概要
ラインラント=プファルツ州は、ライン河畔とプファルツ地方のうち、主にライン左岸(ライン川の西側)をその領域とする州である。ワインの産地が連なっており、夏から秋にかけて河畔の葡萄畑が見事な景観美を成すことでも知られる。
ラインラント=プファルツ州は、その北はノルトライン=ヴェストファーレン州と、東はヘッセン州およびバーデン=ヴュルテンベルク州と、南西はザールラント州と接しているほか、南はフランス、西はベルギーおよびルクセンブルクとの国境を成している。
日本人には観光船によるライン川下りの人気が高いほか、ライン河畔の古城ホテルなども人気。国際空港のあるフランクフルトからケルンまで移動する際に寄り道してみると良いかもしれない。なお、世界的に知られるサーキット場「ニュルブルクリンク」の所在地でもある。
主要都市
人口10万人を超える都市は次のとおりである(2012年現在、人口の多い順に配列)。
- マインツ(Mainz):約20万人、ドイツ第39位、州都
- ルートヴィヒスハーフェン(Ludwigshafen am Rhein):約16万人、ドイツ第45位
- コブレンツ(Koblenz):約11万人、ドイツ第69位
- トリーア(トリア)(Trier):約11万人、ドイツ第74位
この外には、サッカーチームで知られるカイザースラウテルン(Kaiserslautern)、世界遺産の大聖堂を擁するシュパイアー(Speyer)といった中小規模の都市や、ライン河畔のビンゲン(Bingen)、オーバーヴェーゼル(Oberwesel)、ザンクト・ゴアール(St. Goar)、ボッパルト(Boppard)などの町村も立地。
世界遺産
関連項目
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