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ラギュ・オ・ラギュラとはワイルドアームズシリーズに登場する隠しボスである。
某円谷プロの某宇宙恐竜某ゼットンが元ネタ。
概要ッ!
特撮好きのスタッフと3Dでモデリングできるゲームが邂逅した結果の愛の結晶である。荒野なんてどこ吹く風。
シリーズにおいて究極の力の象徴とされ全能※[1]の守護獣達はおろか上位の貴種守護獣、竜機ロンバルディア(2nd,3rd)を超え、全ての宇宙を生み出した泥の守護獣を含めたすべての守護獣の集積存在とされる超越のガイアと同等以上※とされる。
太古の昔、守護獣達を血祭りにあげたがガイアにより封印された(2nd)※
全作品共通で、クリア直前~クリア後にならないと戦えず(作品によっては2周目以降でないと戦えないことも)、どのボスよりも強い。
シリーズ毎に強さは異なるが、一貫して初見では太刀打ちできないように設定されており、最高レベルに達していても対策をしていなければ敗北すること間違いなしである。そのためには知識と経験を総動員しなければならず、まさしく作品の締めを飾るにふさわしい隠しボスである。 ゆえに、製作側とプレイヤー側との間で「ワイルドアームズはトニーに始まり、ラギュ・オ・ラギュラに終わる」という共通認識が存在する。
体の構造ッ!
10thアニバーサリーブック、他書籍で公開された設定にされていた情報によると、
- レーダーレシーバー・センシティブソナー
- いわゆる生物的な視覚を持たないラギュ様だが、2つの感覚器官を複合的に扱う事で、音や温度、臭いや不可視の物さえ「視て」補足できる。
- プロテクトタイトスキン
- 皮下から分泌される体液が硬質化し、甲羅としての役割を果たしている。攻撃を受けても甲羅の一部が砕けて衝撃を分散させる効果を発揮。砕けた瞬間に甲羅は、分泌された体液によって一瞬で再生する。
- レギュレイトオーガン
- 頭脳にあたるこの器官により、ラギュ様の非常に攻勢的な活動が制御されている。感情や意思といったものは無く、機械的な印象を与える。
- コンポジットボーン
- 金属に似た物質によってラギュ様の骨は作られている。また硬度の高いA骨と弾性に富んだB骨が蝶旋構造となって組成されており、自身が生み出すケタ外れな破壊力にも耐えられるようになっている程
- テンタクルロッド
- 各触腕にはそれぞれ独立した脳を持ち、「別の存在」として活動している。ラギュ様には死角が無く全方位からの攻撃にも容易に対応出来る。
- モレキュールコントロール
- 周囲の分子運動を制御、加速させ一瞬で超々高温度を発生させる。逆に分子運動を停止させる事によって、一瞬で絶対零度以下という法則を軽々と超えて行うことも可能。
- ヴォイドジェネレイター
- ラギュ様の心臓は、空虚な黒い孔となっている。その心臓はありとあらゆる別宇宙、次元・時空※へと繋がっており、一息でリンク先の数多の宇宙がエネルギー枯渇で消滅する程汲み上げる事が可能※。その汲み上げたエネルギーを一兆度の炎として放ち、ありとあらゆる宇宙を崩壊させ更に高位の時空にも影響を与えるほどで、当たり前だが現実の一兆度が及ぼす影響を遥かに超越した威力を持つ※。
別名「無限の心臓」。また、「戦姫絶唱シンフォギア」で同名の用語が登場した。
シリーズごとの特徴ッ!
使う技や容姿はシリーズ毎にに多少異なってはいるが、「『1000000000000℃(1兆度)』という名の火属性の攻撃を使う」点や「『百魔獣の王』という異名を持つ」など、いくつかの共通点がある。
なお、「封印されているダンジョンがショボければ強い」という説があるトカないトカ。
余談だがこの「1000000000000℃」、その余りの数字部の長さゆえに、攻撃時にゲーム中のウィンドウからはみ出そうなほど数字が並ぶことになる。そのインパクトは色々な意味で圧巻。むしろ暑苦しささえ感じる。
初代ッ!
ワイルドアームズ(無印)に登場。「ABYSS」と呼ばれる隠しダンジョンの最深部にいる。
体色は白く、金色の角が特徴的で宇宙恐竜…というよりは月光怪獣(エレキング)である。
振りかぶって渾身のチョップを放つなど、シリーズの中でもひときわ機敏かつシュールな動作を見せる。
また1兆度ではなく「ヴォルカニックボム」という名前の技を使用してくる。もっともこの時点で「1兆度の火を吐く」という裏設定は存在しているが。
ラスボスよりも遥かに強い戦闘能力を誇るが、ヤギが身代わりになってくれたり、カエル形をしたバッチをつけていたりすれば勝てる。しかし、ゼロアーマーアタックなどの強力な攻撃も持っているので油断は禁物である。
二代目ッ!!
2ndに登場。元々2nd自体が特撮をより強く意識した作風であるためか、体表にオレンジ色の発光体が追加されていたり、配色が変化しているなど元ネタにかなり近い姿となっている。ちなみに円谷プロ公認。
他のシリーズのように特別な場所には封印されておらず、何故か炭鉱に封印されている(しかも最深部じゃなくてかなり微妙な位置)。
全シリーズ中1,2を争う手ごわさである。
火属性全体攻撃の「1兆度」だけでなく、闇属性全体攻撃の「ブラックノヴァ」という技を所持しており、これらの技はレベルカンストでも瀕死に近い特大ダメージを受けてしまう。こちら側には行動不能になるが完全無敵となる「インビジブル」を除き、それらを無効化する手段がない。属性リングと防御を併用しても1/4までしかダメージを軽減することができず、初見ではその一撃でワンターンキルされかない。その上、前者と後者は技の属性が異なっており交互に放ってくる。さらにこちらの補助魔法を無効化する技や強力な物理攻撃も持っており、運が悪ければあっという間に壊滅的な状況に追い込まれてしまう。
攻略法としては、とにかく初手から大ダメージのアビリティを連発して速攻をかけること。瀕死になると無属性全体攻撃の「インパクトボマー」を連発する発狂モードになるが、1兆度やブラックノヴァよりは威力が低いため逆に安定して戦えるようになる。また、低確率だが眠らせることもできるのでそれに賭けてみるのも一興。
ちなみにバグ技で「クレッセントファング(敵に投げると25000の固定ダメージを与える)」を増殖すると、最短2ターンで撃破可能。
三代目ッ!!!
3rdに登場。今回はリフォームされた「ABYSS」に戻り、一度倒しても完全体となって再度主人公達の前に立ちはだかるなどの芸達者ぶりを見せる。
おなじみの1兆度や他の属性攻撃、さらにはこちらの攻撃に逐一反撃してくるなど、前作に比べると性能が大幅に強化された。
しかしそれだけ強化されたにも関わらず、主人公達は"べらぼうな"強さに強化できるため前作ほど手強くはない。特にガーデニングでニンジンを大量に育てておけば、「時を止める→ガトリングwithファイネストアーツ→そして時は動き出す→時止め(以下ループ)」でほとんど何もさせずに倒せてしまう。
むしろ「ABYSSの最深部に至るまでの道がとてつもなく険しい」ことの方がやっかいである。
人の作った砂上艇のほうが遥かに強いのは秘密
四代目ッ!!!!
Fに登場。今回もマイホームのマゾダンジョン「ABYSS」にて主人公達を迎え撃つ。
今回はなかなか特殊な構成であり、最深部にいるのは幼生体で、特定の条件を満たすと晴れて完全体と戦うことができるようになる。
紋章魔法に対し無属性全体攻撃の「パラダイムポリューション」で反撃するようになり、しかもパラダイムポリューションは最大四連発してくる。1兆度も使って来るが、パーソナルスキルで完全無効化できるので空気。
と、強さは上がっているのだが、ロディ達の火力は相手の力を遥かに上回っており、万全の態勢で望めば意外とすんなり勝ててしまう。
ちなみに一撃で倒すことも可能。
五代目ッ!!!!!
4thに登場。今回は大人の事情で「ABYSS」から左遷され、「遥かに掲げし決意の塔」と呼ばれるノーマルダンジョンの最上階に封印されている。
前々作、前作で「弱いッ!」と不評だったのか、火力が猛烈に強化された。
こちらが最大レベル+最強装備でも一撃で瀕死になるバ火力に加え、高い反応値ゆえに行動順が回ってくるのがやたらと早い。初見時にはたいていの人が瞬殺され、軽く絶望を覚えること間違いなし。
が、こっちはこっちでインチキくさい戦法が2つも用意されており、これに気づけば絶望することなく倒せてしまう。
その1:ラクウェルの一撃に全てを賭けるッ!戦法
WAシリーズ最強剣士と名高いラクウェル・アップルゲイト。
彼女に最高級の装備とバッジ「シェリフスター」を装備させ、その後ラクウェルのいるHEXにハイパー(与ダメ2倍)をかけた後攻撃させる。ここで運よくクリティカルヒットがファイネストアーツに変化すれば特大ダメージを与えられる。シェリフスターの装備状況次第(最大3つ装備可能)では一撃必殺も可能。
その2:アルノーの知略ッ!戦法
実は4thのラギュ様は行動ルーチンに重大な欠陥を抱えている。
というのも行動の優先順位が「移動>遠距離攻撃」となっているため、2HEX空けた状態で閉じ込めるとウロウロするだけになってしまう。そこで、アルノー以外のメンバーで肉の壁を作り(敵の接近を阻めればいいので生死は問わない)、残ったアルノーがひたすらハイ・ブラストで遠距離攻撃を繰り返すことで楽勝で倒せる。雑誌で取り上げられたこともあってか、発売直後はこちらの戦法の方が主流だった。
六代目ッ!!!!!!
5thに登場。今回は見事マイホームに復帰した。
近作はおなじみの一兆度だけでなく、「-1000000000000℃(マイナス1兆度)」という物理法則を完全に無視した攻撃を習得した。火力の高さも4thを受け継いでおり、逆にこちらの火力は下げられているため一撃必殺は不可能。
しかし、弱点や抜け道が用意されており、それらを駆使すれば4thよりは楽に倒せる。
その1:ずっと俺のターンッ!戦法
この戦法について語る前に、5thにおいて追加された「DP」について解説したい。
各種攻撃には「DP」と呼ばれる値が設定されており、敵に攻撃を当てるとこのDPに応じて行動順が回ってくるのが遅くなる。イメージ的には「怯み、のけぞりを表現している」「貯まっているATBのゲージを減らす」といった感じである。
話をラギュ様に戻す。
本作のラギュ様は1兆度&マイナス1兆度を使用する前に身構えるのだが、この構え中は一部能力が弱体化しており、ここに高DPの攻撃を加えることで行動順を大きく遅らせることが可能。
下記の動画では「パンチグローブ(クリティカルヒットがファイネストアーツに変化)」「ヴァイオレイター(通常攻撃が2~5回の連続攻撃に変化、ただし威力半減)」「オールオーバー(通常攻撃に必中&クリティカルヒット発動率100%化を付与)」の3つのバッジを装備させてファイネストアーツを連発することで、構え以降の行動を一切許さずに封殺している。
その2:バッジ「オレンジ100」によるゾンビアタックッ!戦法
装備者に下記の効果を与える。
1.「装備者の与ダメージ、装備者の被ダメージ、装備者から他者への回復行動の結果、装備者へのMP回復行動の結果」を全て100固定にする。
2.装備者へのHP回復行動および蘇生行動を無効化する。
つまりこいつを装備した者は不沈艦になるので、「オレンジ100装備者を回復役に据え、残り2人をアタッカーにしてひたすら攻撃&蘇生」という戦法が成立し、難易度が大幅に下がる。
とは言え長期戦になればオレンジ100を装備していても倒されてしまうし、そうなった場合蘇生が不可能、控えメンバーとの交代も仕様上不可能になるのでほぼ勝てなくなる。さらにオレンジ100の作成にはシェリフスターが必要になるため、作るかどうかはよくよく考える必要がある。
余談だが、本作のバトル調整担当者は、このバッジを作った時点でこういうことができるであろうことはわかっていた。わかった上であえて実装し、「オレンジ100は救済策です。これを使わないで倒せるようにしてあります」と発言している。
七代目ッ!!!!!!!
XFに登場。今回は「灼熱の心臓」という所に新居を構えている。
本作のラギュ様は「ある意味でシリーズ最強、またある意味でシリーズ最弱」という、ちよっと何言ってるのかよくわからない評価である。
ステータスは相変わらず高く、各クラスの厄介なパッシブスキルをこれでもかと習得。さらに「MAP全域が効果範囲の大ダメージ技」まで所持しているため、半端なレベルでは相手に近づく前に全滅させられてしまう。
しかし、バランスブレイカーが跳梁跋扈しているのが『WAXF』という作品。特に「行動順を操作する」スキルが充実しており、
- 反応値に関係なく、バトル開始時に最速行動を約束するパッシブスキル
- 自分の行動順を味方一人に譲る。その後、自分は次に行動順が回ってくるまで反応値にボーナスを得る(=より早く行動順が回ってくる)
- 使用後自分の行動順を2回分得る ※連続使用可能
- ヒット時に相手の「反応蓄積値(=ATBのゲージのような物)」を減らす攻撃スキル。いくつか存在し、物によってはゲージをスッカラカンにできる
- 行動終了後、ランダムで反応蓄積値にボーナスを得るパッシブスキル。引きが強いと2連続行動になる位ボーナス値が高い
- 敵単体に「次に行動順が回って来た時、その行動順を奪って自分の物にする」デバフを付与する
といった、他のSRPGが「なにそれずるい」と言いたくなるようなスキルが揃っている。
これらのスキルを駆使すれば開幕から何もさせずに完封することが可能…というか1回でも行動順を渡してしまったら勝率がガタ落ちする。これが先ほどの評価につながっているというわけ。
八代目ッ!!!!!!!?
ワイルドアームズシリーズから離れるものの、戦姫絶唱シンフォギアGにて、異端技術の決勝である聖遺物の一つ「ネフィリム」の最終話における第一形態および暴走体ネフィリム・ノヴァが「どう見てもラギュ様」(もしくは大元のネタのゼットン)と評されている。
その最たる理由として、
- 原作・シリーズ構成・脚本として金子彰史氏が参加している
- 第一形態が「顔の横に角の如く突き出した感覚器のようなもの・長い腕・至る所にクリスタルのようなものがある」
- 吸収したエネルギーが臨界に達すると「1000000000000℃(一兆度)」のエネルギーを放つ巨大爆弾と化す。
……どう見てもラギュ様です、本当にありがとうございました。
元々、金子彰史氏がWAネタをセルフパロディとしてそこかしこに仕込んでいる(→シンフォギアセルフパロディ集)
当然ながらラギュ様のデザインを模してるだけでラギュ様でそのものでもないため、上記の設定上の強さなんてことはあるわけはない。
ラギュ様そのものだとしたら一息でいくつもの宇宙が消え、守護獣も守護獣の戦士も竜機も焔の黒騎士もいないため抗う事なんて出来ない・・・。
だが、彼女達ならきっと大丈夫だろう。なぜなら、この世界には『歌』があるのだから・・・。
まとめッ!!
このように、どのシリーズでもちょっとやそっとやり込んだくらいでは勝てないようになっており、まさにプレイヤーの最後の壁として全シリーズにわたり登場し続けている。
いずれ1000000(略)000000℃を放つラギュ・オ・ラギュラが登場するのは想像に難くない。
ここまで読んでこられれば分かる通り、ラギュ・オ・ラギュラにも「ラギュ様」と呼ばわるような患者ファンがいる。
でも多分ブラックボックスより先に倒してしまう人のほうが多いのではないか。
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脚注
- *ザ・プレイステーション2002/5/特別増刊号,2004/1/30冊子 また当時はヴォイドジェネレーター、無限の心臓ではなく内臓器官と記されていた
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