ラグナロクオンライン(RagnarokOnline)とは、オンラインゲーム作品のひとつ。略称はRO。
概要
韓国のGRAVITYが開発したMMORPG。原作は韓国の漫画『RAGNAROK INTO THE ABYSS』で、漫画の世界から数百年前が舞台になっている。
その名の通り、北欧神話をモチーフとしており、それに登場する神の名前がサーバに使われている(原作に登場するキャラクターの名前も使われている)。
プレイヤーはルーンミッドガッツ王国の冒険者としてモンスターと戦っていく。
初期は剣と魔法を中心としたルーンミッドガッツ王国領内のみだったが、エピソードが追加されるにつれ世界が広がり、機械工学の発達したシュバルツバルド共和国、狂信的宗教国アルナベルツ教国、とある事件で繋がった異世界アッシュ・バキューム、新種族ドラムが住むパースタ大陸などが追加されている。
日本ではガンホーが運営権利を持っており2002年12月にサービスを開始、オンラインゲームサービスとして運営期間が20年を超える長寿作品である。
ゲームアカウントとプレイ料金
ゲームをするためには、ガンホーIDを取得し、さらにその下にゲームアカウントを作成することが必要である。ゲームアカウントを作成する際、男性か女性かを選択する。この性別は一度決定すると変更することは出来ない。ゲームアカウント1つにつき、1ワールドあたりキャラクターを15人作成することが出来る。キャラクターの性別は、キャラクター作成時に男性、女性のどちらかを選択する。以前は、ゲームアカウント作成時の性別に固定されていたが、2016年3月15日のアップデートで性別選択が可能になった。
プレイ料金は月額課金制(1,500円/月)であり、課金はゲームアカウントに対して行う。
月額課金に加え、一般的には無料ゲームで施行されている経験値効率改善のためのアイテム、精錬時有利になるアイテム、限定物販に添付された限定高性能装備、有料装備クジなどといったいわゆるアイテム課金も非常に充実しており、事実上の多重課金システムとなっている。無くてもゲームの進行には支障はない。一人遊びがちょっと難しくなるだけである(ということにしておこう)。
twitterなど、OpenIDを用いてアカウントを作成すると、ガンホーIDとゲームアカウントが同時に作成される。Breidablik サーバーでのみ遊ぶ場合はここで作成したゲームアカウントを課金せずにそのまま使えばよい。性別の異なるキャラクターを作りたい場合はゲームアカウントを無料で追加することが出来る。
ただし、月額有料のサーバにログインしたり、課金アイテムを使うなど、お金を使う遊びをするときには、ガンホーIDに対して正確な個人情報や支払情報を設定する必要がある。(OpenIDでアカウントを登録した際にはゲームアカウント作成画面が優先されて表示されるので分かりづらいが、このときOpenIDにヒモ付いたガンホーIDが裏で自動作成されている。)
システム
プレイヤーは最初ノービスとしてゲーム内に生まれ落ち、訓練所を卒業して最後の面談で各職業にゆかりのある町へと旅立っていく。
敵を倒したり、クエストをクリアすることで経験値がもらえる。経験地はBASE(キャラクター自身のレベル)とJOB(職業のレベル)に分かれており、個別に獲得していく。ゲーム内では%で表示され、100%になるとレベルが上がる。
ちなみにBASE経験値のみ、キャラクター選択画面で現在の値を見ることができる。
転職・転生
プレイヤーはJOBレベルが一定値まで上昇していると別の職業に転職できるようになる。
ノービスからは1次職と拡張職に転職でき、必要なJOBレベルは10。
1次職からは、2次職へ転職できる。このとき必要なJOBレベルは40となる。
1度転職すると他の職業に変わることはできない。
BASE・JOBレベルが共に最高(99/50)まで育つとキャラクターを転生させることが可能。
BASEもJOBも1に戻ってしまうが、以前よりもステータスを多めに振ることができたり、
転生2次職のレベル上限が50から70に上がっていて転生前より大きく成長するようになっている。
また転生職は転生前の職業のスキルに加えて新たにスキルを取得できる。
但しレベルアップに必要な経験値が転生前より多くなっており、職業の系列や周囲の環境によってはレベルアップが非常に困難になる場合がある。
3次職への転職は、日本サーバーにおいては、「転生職のBaseレベル90以上」のキャラクターのみ可能。
jobレベルは不問。
なお先に3次職が実装されている韓国では仕様が異なっており、転生・非転生問わず、Lv99のキャラクターが転職可能となっている。(他にもゲームプレイ料金など日本と韓国で異なる点がある。)
2023年1月現在のレベルキャップは三次職、及び忍者・朧・リベリオン、スーパーノービス(限界突破後)はBase200/Job70、ドラムはBase200/60である。
なお、ニコニコ動画の広告欄で転職順序が「ソードマン(1次職)→ナイト(2次職)→ルーンナイト(3次職)」のように大幅に端折って宣伝されているが、実際はそう簡単ではなく、正しくは「ノービス→ソードマン(1次職)→ナイト(2次職)→ノービス・ハイ→ソードマン・ハイ(転生1次職)→ロードナイト(転生2次職)→ルーンナイト(3次職)」である。
4次職への転職は、「3次職のBase200/Job70」のキャラクターのみ可能。それぞれの転職クエストをすることで転職可能となっている。
2023年1月現在の4次職レベルキャップはBase220/Job40である。
職業
現在以下のような職業が存在する。すべてはノービスから始まるため、ノービスの欄は省略した。
また転生2次の前には転生ノービス、転生1次職が存在するが、これも省略した。
2010年7/6の大型アップデート(メンテは前日7/5の10時から7/6の15時まで、なんと29時間!)において
3次職が実装された。
1次職 | 2次職 転生2次 |
3次職 | 4次職※1 |
---|---|---|---|
ソードマン | ナイト ロードナイト |
ルーンナイト | ドラゴンナイト |
クルセイダー パラディン |
ロイヤルガード | インペリアルガード | |
シーフ | アサシン アサシンクロス |
ギロチンクロス | シャドウクロス |
ローグ チェイサー(ストーカー※2) |
シャドウチェイサー | アビスチェイサー | |
アコライト | プリースト ハイプリースト |
アークビショップ | カーディナル |
モンク チャンピオン |
修羅 | インクイジター | |
マジシャン | ウィザード ハイウィザード |
ウォーロック | アークメイジ |
セージ プロフェッサー(スカラー※3) |
ソーサラー | エレメンタルマスター | |
アーチャー | ハンター スナイパー |
レンジャー | ウインドホーク |
ダンサー(女のみ) ジプシー |
ワンダラー | トルヴェール | |
バード(男のみ) クラウン(ミンストレル※3) |
ミンストレル(※4) | トルバドール | |
マーチャント | ブラックスミス ホワイトスミス(マスタースミス※2) |
メカニック | マイスター |
アルケミスト クリエイター(バイオケミスト※3) |
ジェネティック | バイオロ | |
テコンキッド/ガール | ソウルリンカー | ソウルリーパー(※5) | ソウルアセティック(※6) |
拳聖 (テコンマスター※3) |
星帝(※5) | 天帝(※6) | |
スーパーノービス | スーパーノービス(限界突破)(※5) | ハイパーノービス(※6) | |
ガンスリンガー | リベリオン(※5) | ナイトウォッチ(※6) | |
忍者 | 影狼(男のみ)(※5) | 蜃気楼(男のみ)(※6) | |
朧(女のみ)(※5) | 不知火(女のみ)(※6) | ||
ドラム | サモナー | スピリットハンドラー(※6) |
※1 2020年末時点で日本サーバーでは未実装。4次職はBase200/70で転職可能となり、上限レベルがBase250を予定されている。また4次職では通常のステータスの他に特性ステータスなどシステム面での変更も予定されている
※2 もともとはストーカーであったが、日本に実装される際、「日本ではストーカーと言う言葉は犯罪のイメージが強い」と言う理由からチェイサーに変更された。日本以外の国ではストーカーのまま。
※4 国際サーバでのクラウンの名称はミンストレルであるが、3次職の名前も現在日本と同じミンストレルと言う名前が(暫定的に)使われている。(iROでも未実装)
※5 これらの職業はベースレベル/ジョブレベルの上限が200/70まで開放されており、装備制限等を除けば事実上3次職と同じような扱いである。
※6 現在、jROでは未実装である。2023年夏を目処に実装を予定しており、スピリットハンドラー以外は「上位特殊2次職」という職業カテゴリとなる。
近況
2018年には人間とは違う異種族「ドラム」が実装された。さまざまな職のいいとこどりをしたようなスキル編成であるが、職業は「サモナー」で固定である。
初心者向けと銘打たれているだけに様々な特典がある。zenyをあまりかけずに並の3次職を圧倒する性能を誇るので、復帰者なら1度触ってみてもいいかもしれない。
2019年にはマスタープログラムなるサモナーに実装されていたクエストプログラムが3次職すべてに導入された。課金が必要だが専用装備が手に入るパッケージも存在する。かなり三次職になるまでは短縮できるので育成マンドクセって人にはいいかも。
2020年にはゲーム面ではレベル上限の開放とスキルの大幅調整やが新職の追加、サーバー面では対人サーバーであったUrdrの通常鯖化、全ワールドのユーザーでの攻城戦が行えるYggdrasillサーバーなどシステム面での大幅な変更があった。またkROでは4次職が発表された。
2022年には更にレベル上限の開放とスキルの大幅調整、MDの追加そして待望の4次職の実装となった。またこの年、日本でサービスを開始してから20周年という記念すべき年となった。
2023年のロードマップでは上位特殊2次職の追加や対人が刷新が予定されており、まだまだ癌畜に磨きをかけられr楽しいROライフが待っていそうだ
サーバー
2012年4月に大規模なワールド統合が行われた。さらに2013年5月に特設サーバーとして Breidablik_ブレイザブリク が新設された。これらの経緯より、現在14のサーバーが存在する。詳しくは ラグナロクオンラインのサーバ一覧 もしくは該当するサーバーの記事を参照のこと。
World Group 1 | Lif | Mimir | Olrun | Sigrun |
---|---|---|---|---|
World Group 2 | Alvitr | Hervor | Idavoll | Trudr |
World Group 3 | Frigg | Gimle | Radgrid | Vali |
グループ外 | Urdr | Breidablik | Noatun(※1) | Yggdrasill(※2) |
※1 Noatunは露店専用ワールドで、通常ワールド間倉庫を通じてすべてのワールドからアイテムが持ち込めるほか、新アイテム「小為替」を利用して、通常よりも高額なアイテムが露店取引可能。
※2 Yggdrasillは全ワールドの冒険者が集うことのできるワールド。「攻城戦YE」といった対人戦や、「ティアマト攻城戦YE」といった多数の冒険者と協力して攻略するコンテンツが楽しめる。
ニコニコ動画でのRO
2007年11月末、動画撮影に関する規約が改訂されプレイ動画の撮影がOKとなったため、2007年末~2008年から投稿数が大幅に増えた。
但しニコニコ動画には自称最強な人が大量に存在するため、大抵の場合「俺のほうがうめえ、つええ」「別職のほうが効率いい」などといった辛口コメントが付く。そのため動画upする場合は、この手のコメントを華麗に受け流す能力が求められる。
2008年4月、ラグナロクオンラインを含む特定ゲームのみが撮影可能な『DxRec2試供版』(無料)が公式にリリースされた。また、同時期に動画コンテストが開催された。
ラグナロクオンライン Mobile Story
Android2.1以上か一部のFOMAでプレイ可能な、Mobile Storyという作品もある。
2010年3月からサービスを開始していたが、2016年12月27日を以ってサービス終了した。
開始直後こそは勢いがあったものの、ここ3年くらいは手を抜いた「お荷物アプリ」な感じがあったため
パズドラを始めとした、別のモバイルアプリに力を入れたいというのが、本音だったのだろう。
ちなみにパソコン版と連動するような要素は1つもなかったので、別ゲーと捕らえる人も多かった。
ラグナロクマスターズ
2019年6月にサービスを開始したスマートフォンタイトル。
元は韓国などの外国で展開していたタイトルをローカライズしたもので、基本無料とも相まってROの雰囲気を感じたい古参などもプレイしているようだ。
本家ではチート扱いの自動戦闘なども導入されており、プレイ時間で色々なペナルティがつくタイプ。
内容はガチのMOであり、スマホで本格的なMOというある意味挑戦的なタイトルである。
当然ながらスマホの熱なども半端ないことになる。もうブルスタとかでプレイすればいいんじゃね
ラグナロクオリジン
2021年6月にサービスを開始したスマートフォンタイトル。
ラグナロクマスターズとは違い、ラグナロクオンラインをより再現したタイトルとなっている。ラグナロクマスターズの自動戦闘ではなくアクション性のある戦闘など違いはあるようです。どちらも優れている点があり問題点もあるが精力的なアップデートが行われているため今後に期待かと思われる。
関連タグ
主な関連タグを示す。見出しをクリックすると動画タグの検索結果が表示される。
- ラグナロクオンライン、RagnarokOnline
- ROと共につけられることがある。
- RO狩り動画
- ROにおける基本的なプレイである、モンスターとの戦闘の様子を撮影したもの。一般的なものもあれば、特徴的なキャラクターや装備、シチュエーションなどによるものもある。
- ROクエスト動画
- RO内で起こるクエストを撮影したもの。
- RO GvG、RO PvP
- ROにおける攻城戦(GvG)、対プレイヤー戦(PvP)の様子を撮影したもの。
- RO Chaos、Loki、Iris、Fenrir などサーバ名
- 動画の撮影が行われたワールド(サーバ)名。 全てのワールドを列挙すると新旧含めて多量になるので思い切って略。
- RO BOTホイホイ、など
- 自動操作プログラムなどを利用している規約違反者のキャラクターを撮影したもの。 動画撮影禁止の頃はBOT対策が甘く、このような告発動画が多かった。
余談
数年前にアニメ化されたものがあるが、もはや黒歴史扱いである。見かけたら即通報してしまえばいいよ!(投げやり)
おまけ:これで君もゼフェル先生!かも!?>わむてるらぶ/wiz.html?10eKakoAfOdqnfbxHNhX
- 運営のお客様に対するありがたい言葉として「BOTはお客様です」「癌砲癌ばってます」などがある。
「BOTはお客様です」は、BOTが溢れていた時期のユーザによる風刺であり、ガンホーがこのようなコメントを発表した事は無いので注意。
「癌ばってます」は、昔ガンホーが公式サイトで実際に「ガンホー頑張ってます!」と言う宣伝文句を使用したことに由来。溢れかえるBOTの対処が全く出来てもいないのに頑張っているとは何事かと、ガンホー→癌砲と同じような当て字をされた上で風刺の文句として流行した。 - また、メンテナンス中にキムチパーティーをした世界初のMMORPGとしても有名。
これも実際にキムチパーティをしていたという確たるソースがある訳ではない。元は、定期メンテナンスを定刻通り終える事が出来ないどころか頻繁に臨時メンテナンスを行っていたために、メンテナンスと称して遊んでいるのではないか(キムチは開発元&初期の運営のGRAVITY社のある韓国の食べ物) と言う風刺ネタである。
ある時海外のハッキングチームによってROサーバーがハッキングを受け、メンテナンス告知文が以下のように改竄されてしまったことで大きく広まった。
なお、このハッキングの際にはゲーム内でゲームマスター専用コマンドを乗っ取られるなどのザルさを露呈した上、このハッキング事件があった直後、それまで不具合でまともに機能していなかったパーティ機能が正しく機能し始めたという事実が、余計にキムチパーティ説を広める要因になった。
ラグナロクオンライン運営チームです。現在、各ワールド(Chaos,Loki,Iris,Fenrir)においてサーバーの増設・増強作業を行うと見せかけてキムチパティーしてますが、満腹のためねちねちごろごろするための時間を取らせて頂きたいと思います。その為、予定しておりましたサーバーオープン時間をキムチパーティーが終って一服した後に延期させていただきます。テスターの皆様におかれましては長時間にわたりご不便をおかけているが1つ言いたいことがある「少しくらい待て、このRO中毒が!」。バイト生一同で普及作業を行っておりますので、ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。』
- ラグナロクオンラインといえばBOTが有名であり、過去には一般ユーザの中にも気軽にBOTやツールを利用している者がいた。
支援ツールについては昔は「自己責任で」だけで禁止されていなかった(それどころか初期の頃は公式ページで支援ツールについて取り扱っていたりしたほど)だったが、あまりのBOTの氾濫に個々の事例の対応が面倒くさくなったのか、「ROクライアントに干渉するあらゆる外部ツール」を禁止する事に。
と言っても、クライアント起動から狩り場への移動、収集品を倉庫にしまうまで全自動でやるような明らかなものは別として、例えば「自動芋」と呼ばれていた、Fキーを1回押すだけで10数回分の回復アイテム連打を行ってくれる支援ツールは、「機能の一部分を抜き出しただけでBOTと何が違うのか」と言う声もあり、ユーザ間でも一律禁止すべきと言う声も無いわけではなかった。
現在でもツール一律禁止と言う立場は変わっていないが、公認の動画撮影ツールでのみ動画撮影を許可するなど、一部例外が出てきている。 - あまりにもリベラルな管理にブーンBOTなど通常のMMORPGではありえないような遊びが流行り、同時に抗議活動が盛んに行われた。
ブーンBOTとは、プレイヤーが多数溜まっている街中において、制限に引っかかるギリギリの行数まで発言を高速連打し、即座に別の場所にテレポート→発言連打・・・を繰り返すBOTである。普通BOTとは(多くはRMTを念頭に置いた上で)狩りを自動で行い、ゲーム内アイテム・ゼニーを手に入れるためのものだが、こちらは大量のログ流しを行う事による、純粋な他プレイヤーの妨害行為である。
このようなBOTが流行った要因としては、いつまで経っても消えないBOTに業を煮やした元一般ユーザがぶち切れてゲームそのものを荒らしに走っただとか、健気にBOT反対運動を行う一般ユーザをからかう為に真性BOTerがわざわざ投入したものだ等、諸説ある。 - 2005年12月14日、「nProtect」と言う外部ツールからの干渉を遮断するプログラムが実装された。
これは一部の他のネトゲでも不正ツール対策として使われていたものだが、ROでも効果覿面で一時的にBOTの根絶に成功。そのためそれまでBOTに依存していた不正プレイヤーが騒ぎ出す。それまでのちょっとした対策はBOTのソースの一部分を変えるだけで容易に突破出来ていたが、プログラムの根本的な見直しを迫られる程に難しい対策に、諦めて匙を投げる者が続出。
諦めきれない一部のBOTerはわざわざ手動でBOTの振りをして狩りをし、既にnProを突破し対策が完了したという嘘アピールをし出すなど、しばらくはかなりの大騒ぎが続いた。 - 上記のnProtectによる一時的なBOT壊滅の影響はゲーム外でも大きかった。
ごく一部の愉快犯的にBOTツールの開発&配布者に依存していたミジンコBOTerは、まるで禁断症状を発症したかのように、「対策済みBOT」と称するプログラムがアップローダーに上げられると、速攻で飛びついていた。しかしその実態は対策済みBOTではなくウィルス入りの偽プログラムであり、引っかかった者は勝手にあちこちの掲示板に自分が使っている本アカウントのキャラ情報やID・パス等を書き込んでしまう。
IDパスは不正アクセス禁止法違反(幇助)に繋がるためすぐにIDパスは書き込まないバージョンに修正されたが、引っかかる者が後を絶たず、幾つかの掲示板は機能不全に陥る。「名前欄が空欄のままでは書き込めない」と言う対策を施した板もあったが、ウィルス配布側も「自動で名前欄にも適当な文字列を入れる」等ご丁寧に対策を施したバージョンをさらに配布するなど、混乱は暫く続いた。
また、こうやって本キャラクターを晒しあげられた者の中には、有名ギルドの中心人物やブログで有名な人物も含まれており、何人もの有名人が裏でBOTを使っていた事を暴露され、引退に追い込まれた。 - 2008年9月29日からショートカットアイコンからの起動ではなくブラウザ(主にIE)を使った起動に変更された。
それまではROのアイコンを実行するとパッチクライアントが立ち上がり、パッチ当てを終えてパッチクライアントのゲーム開始を押せばゲームクライアントが立ち上がり、その後IDパスを入力するという手順だった。別アカウントに切り替える際はキャラクターセレクトからさらに戻り、IDパス入力画面まで戻って入力をし直すだけでよかった。
しかし、上記の日からROのアイコンをクリックするとIEが立ち上がるようになり、まずガンホーのアトラクションセンターへログインさせられるようになった。アトラクションセンター内のゲーム起動ボタンを押すと以前のようにパッチクライアントから始まるが、ゲームクライアント起動後のID・パス入力画面が省略される。
これにより、ガンホーIDとそのパスワードのみでログインが可能になったが、以前はガンホーIDは元々チケット購入などゲーム外の手続きをする時にしか使わなかったものであるため、手順としてはIEを開かなければならない分1段階増えてしまっている。
また、ゲームクライアントでのIDパス入力作業が廃止された事により、今まであったROのゲームID・パスは使う必要が無くなり、存在そのものが廃止された。これはID・パスを一元化することによる管理の効率化と言えるが、同時にアカウントハッキングされた時に致命傷になるリスクを高めるというものでもあった。
一概にいいか悪いかを決める事は出来ないが、総じて起動の仕様変更に対してユーザーはかなり不満を持っている。
ちなみに公式には2つの起動方法がある、と書かれているがIEからの起動しか受け付けない(ショートカットアイコンを使うとIEが開き、自動的にガンホーのサイトが開かれる)ため事実上起動方法は1つである。
RO厨
RO厨とは○○厨と言う一連の言葉の例に漏れず、ROと言うコミュニティに所属しそのコミュニティの特徴を持つ、マナーのなっていないユーザーの総称である。
実際問題、コミュニティが存在すれば如何なるものでも厨集団と言うものは出てくるものであり、ROだけが特別に劣悪な環境であるという訳ではない。
しかしRO自体が日本のネトゲの中ではかなり成功した部類に入る大規模MMOでありユーザー総数が非常に多いこと、かわいらしい絵柄・比較的低い要求スペックなどで若年層の取り込みにある程度成功している事、特徴的なマナー規定が存在する事などから、他ゲームの厨集団に比べてかなり目立つ結果となっている。
特に3つ目の特徴的なマナー規定が一番目立っている。
例えば他人が戦闘しているモンスターに対して、横から割り込んで攻撃を仕掛ける「横殴り」と呼ばれている行為は、ROの中ではマナーのない行為だとされている。
実際ROに限って言えば、この行為は取得経験値システムの都合上実際に他プレイヤーに損をもたらす場合があるので、良くない顔をされて当然の行為であると言えるが、システムの異なる他ゲームではそうとは限らない。
それにも関わらず、他ゲームの動画などで横殴りが云々とRO内でのマナー観念を押し付けるようなケースがたびたび発生していたため、RO厨と言う言葉を広めさせてしまう結果になったのである。
コミュニティ
サーバー別
職業別
関連項目
- MMORPG
- ラグナロクオンラインのサーバ一覧
- ラグナロク
- ネトゲ
- ネトゲ廃人シュプレヒコール
- RAGNAROK THE ANIMATION
- 職業
- ゼフェル先生
- 韓国
- キムチパーティー
- 鯖缶
- エミュ鯖
- BOT
- 0ヒール
- S県月宮
- ゴスアドベ
- カード
- AS
- FCAS
- DS
- ギルド
- エンドレスタワー
- サーバー
- ユーザー生放送:RO配信者の一覧
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