ラジカル・ドリーマーズ -盗めない宝石-
タグとしては中黒の無い「ラジカルドリーマーズ」の方が普及している。
概要
主人公(デフォルト名はセルジュ。変更可能)の一人称形式でシナリオが進むサウンドノベルゲーム。ランダムエンカウントによる敵との戦闘があり、攻防等の選択肢はリアルタイム制を採用している。
マルチエンディングで、シナリオは全8種類。選択肢によってキッドの好感度が増減し、それによってエンディングが分岐する場合もある。
メインシナリオ「キッド 盗めない宝石編」は、スーパーファミコンで発売されたRPG『クロノ・トリガー』の続編であり、プレイステーションで発売されたRPG『クロノ・クロス』の原点でもある。そのため、本作を『クロノ』シリーズのひとつとして位置付けることもできる。作曲は『クロノ』2作を手掛けた光田康典で、本作の曲は『クロノ・クロス』にも登場する。
サテラビューで期間限定で配信されたゲームのため、入手はとても困難であったが、2022年4月に発売された『クロノ・クロス』のリマスター版である『クロノ・クロス:ラジカル・ドリーマーズエディション』に同時収録されることとなった。
シナリオ
元・旅の楽師の主人公セルジュ(名前変更可能)が、盗賊の少女キッド、魔術師ギルとともに、三人組の盗賊団「ラジカル・ドリーマーズ」として、「凍てついた炎」と呼ばれる宝物を求めてヤマネコ大君の邸宅へ潜入する、という物語。
Kid 盗めない宝石編
本作のメインシナリオ。キッドとヤマネコの因縁の対決を描くストーリー。シナリオ担当は『クロノトリガー』・『クロノクロス』・『ゼノギアス』の加藤正人。
ギル 愛と勇気の駈け落ち編
ギルと、ヤマネコの養女リデルとの恋物語。シナリオ担当は生田美和。
ひまわりとキッド編
激闘撲滅流星刑事編
ギルが宇宙刑事だった、というコミカルタッチのSF。シナリオ担当は種子島貴。
帰郷・灯のシェア編
幽霊が登場するなど、ホラー要素のあるシナリオ。シナリオ担当は種子島貴。
謎の巨神兵器・パラダイスX編
メインシナリオとほぼ同じだが、最終決戦に巨大ロボットが登場。シナリオ担当は福川大輔。
影の王国・死の女神編
キャラクター
各キャラクターはシナリオによって設定が変化し、特定のシナリオにしか登場しない人物もいる。以下は基本設定を中心に、多くのシナリオで共通する人物を記載。
- セルジュ
- 本作の主人公で、物語の語り手。名前変更可能。元・旅の楽師だった少年。3年前よりキッドやギルとともに盗賊稼業をしている。戦闘能力はそれほど高くない。
『クロノ・クロス』の主人公と同名だが、こちらの容姿は金髪で、設定も大きく異なる。また、無口だったあっちのセルジュと違い、こちらはかなり喋る。一人称は「ボク」。 - キッド
- 本作のヒロイン。盗賊団「ラジカル・ドリーマーズ」のリーダー。『クロノ・クロス』の同名ヒロインとほぼ同様の性格で、気性の荒いオレ少女。年齢はまだ17歳にも満たないが、その実力はかなり高い。
隠しパラメータとしてセルジュに対する好感度が設定されており、一部のシナリオではそれによって展開が分岐する。 - ギル
- セルジュやキッドと行動を共にする仮面の魔導師の男性。ハイクラスな闇の魔導士で、通称「影のギル」と呼ばれている。年齢は30歳くらいの見た目で、キッドとは昔からコンビを組んでいた模様。
謎の多いキャラということもあってか、シナリオによって大幅に正体が変化し、場合によっては大幅にキャラ崩壊もする。宇宙刑事トウバンジャン!激辛!!
『クロノ・クロス』には同名の人物は居ないが、よく似たそれっぽい雰囲気の人が出てくる。
※↓以下ネタバレ反転
メインシナリオ「Kid 盗めない宝石編」における彼の正体は、『クロノ・トリガー』にて登場する魔王ことジャキと同一人物である。
『クロノ・クロス』に登場するアルフともよく似ているが、ギルは魔王としての記憶を持つ、アルフには記憶が無いという違いがある。 - ヤマネコ大君
- 本作の悪役であり、キッドの宿敵。辺境レジオーナの貴族で、ネコのような長い髭を蓄えた男性。ただし、『クロノ・クロス』の同名人物とは違い、こちらは人間である。
- リデル
- ヤマネコの養女。かつてこの地一帯である西のゲルズブーレ地方を治めていた蛇骨大佐の娘。大佐がヤマネコに殺害された後、養女として引き取られ、囚われるように暮らしている。
『クロノ・クロス』にも同名人物がいるが、やはり設定が異なり、こちらは金髪である。
関連動画
プレイ動画
BGM
関連項目
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