ラジプリとは、「テニスの王子様オン・ザ・レイディオ」、「新テニスの王子様オン・ザ・レイディオ」の略称であり、ラジオ番組である。
概要
アニメ「テニスの王子様」「新テニスの王子様」に出演する声優が出演する30分間のラジオ番組。2003年4月3日に放送開始し、通算650回を越える長寿番組である。
現在は文化放送で毎週日曜日23時から放送。またインターネットラジオのジャスクリで翌週火曜日13時から24時間だけ配信されている。
初回から2006年9月までは一ヶ月分ごとにCDとしてリリースされた。
2014年3月までは月ごとにメインパーソナリティー(番組内での呼称はマンスリーパーソナリティ、略してマンパ)が2人、週替わりでゲストが1人という構成であった。
だがそれぞれ多忙なキャスト2人のスケジュールを合わせることが難しいからか、4月よりマンパ1人・ゲスト2人の構成に変更された。
また様々な事情により3人以上・以下での放送回もある(後述)。
そんな試行錯誤をしても声優ブッキングが困難だったのか放送開始から丁度13年目に当たる2016年4月3日放送分よりマンパ2人のみ、ゲストは別撮りという構成になった。
アニメ放送に伴い開始したいわゆるアニラジだが、7年近くアニメ放送が無い間も途切れること無く続いた少々珍しいラジオ番組である(その間OVAや劇場版があったので完全にアニメが無かった訳ではない)。
一年のブランクはあるが原作が続いていることや、ミュージカルなど他メディア展開が継続していたのが理由かもしれない。
アニラジにはよくある公開録音が行われたことは現在のところ無い。
コーナー
無印時代は前半にラジプリ中央委員会(ふつおた)、後半にテニプリドリームマッチ(様々なゲームで戦うコーナー)だったが、現在は前半に「おこり新党。」「Twitterで誰でしょう」で4週目のみ中央委員会、後半にテニプリドリームマッチという構成。
前半にはマンパにちなむ、もしくは発売日が近いキャラソンを、後半にはリスナーからのリクエスト曲が1サビまで流れる。
マンパに越前リョーマ役の皆川純子がいる場合のみ、番組冒頭の「(新)テニスの王子様オン・ザ・レイディオ」のタイトルコールが録音ではなく生読みになる。
- 現在のコーナー
- ラジプリ中央委員会
いわゆるふつおたコーナー。マンパ(かつては&ゲスト)によってはフリートークが伸びてコーナーが潰れることも。
無印時代は毎月季節に沿ったお便りテーマが決まっていたが、番組も長くなりゲストも大体季節ネタを話しきってしまったからか現在はテーマ無しになった。 - ラジプリ おこり新党。
何かに怒っているリスナーからのお便りを読み、マンパ(とかつてはゲスト)が解決法を話したり話さなかったりするコーナー。似たタイトルのテレビ番組があるような気がするがきっと気のせいだろう。 - ラジプリ Twitterで誰でしょう
テニプリ声優陣のツイートを読み上げてそれが誰かを当てるコーナー。
無印時代にテニプリドリームマッチで行われていたが、好評だったため前半入り。なお無印時代では負けるとTwitterかブログに謝罪文を書かされていた。 - ラジプリファンレターボックス
前半と後半の間に挟まれるコーナー。
かつて放送されていた『キャラクターへの質問』と似通っており、1週目と3週目は声優・2週目と4週目はキャラクターがリスナーからの質問に回答する。『キャラクター~』とは異なり質問内容も読み上げられる。
なお担当する声優はマンパの2人以外であり、また別撮りになる。現在の形式では実質上のゲストという扱い。 - テニプリドリームマッチ
マンパの2人が対決するゲームコーナー。以前はゲスト同士、もしくはマンパを含めた3人で戦うシステムだった。
開始前にはキャラ声で解説・意気込みを喋るのがお決まり。内容は毎週変わり、一度きりしか行わないものもある。複数回行われているのは早口言葉・リスナーのラジオネーム音読・フリスクを一粒だけ出す・ピノの早食い・質問に対する回答を全員揃える・カルタ・連想ゲームなどなど。
失敗すると罰ゲームを受ける。多いのは原作に登場するペナル茶や青酢などをイメージした激マズドリンク(大地の味がしたり翌日まで喉に味が残ったままと原作通りの威力)を飲まされたり、某カレー店の激辛カレー+デスソースなどの激辛料理を食べさせられること。また、ある特定の出演者がいる場合低周波マッサージ器を(主に乳首に)付けさせられる羽目になる。その他敗者だけ不憫な目に合わされたり、サインを書いた物をプレゼントするというリスナーには嬉しい罰ゲームもある。
なおゲームの多くが物理的に行うもののため、リスナーには動向が分かりにくい視覚的ラジオと化す。 - テニプリカルトクイズ
毎年8月に後半で行われるリスナー電話参加企画。ゲスト側にそれぞれ1人ずつリスナーが付き、テニプリに関するマニアックなクイズに答える。1・3問目がリスナー、2問目をゲストが回答。空気を読んで1問目を外した方のゲストが正答することが殆ど。回答時にはゲストにちなんだ台詞を叫ぶ。
勝ったリスナーには3人の声優のサイン入りの、負けたリスナーにはサイン無しの夏グッズがプレゼントされる。 - 名台詞ジングル(正式コーナー名不明)
前半開始前のCM開けにマンパが自身の演じるキャラの名台詞を言うジングル。ラジオではキャラが迷子になる声優やアニメ未使用の台詞の場合はふわふわすることに。 - ラジプリ ピンポイントスマッシュ
ゲストがラジプリ初登場の場合のみ前半に行われるコーナー。10個の質問に対し初登場ゲストにYesかNoだけで答えてもらう。演じるキャラクターによって質問は異なるが、「収録の際に『何だこの人は…』と思ったテニプリキャストがいる」(基本的に金髪の悪魔の話)と「見慣れない食べ物や飲み物には挑戦したいタイプだ」(Yesの場合ペナル茶を飲まされる)はほぼ確実に入っている。 - テニプリステーション
原作コミックスやアニメDVD、キャラソンの発売やイベント情報を告知するコーナー。後半終了後のCM開けに行われる。マンパがキャラ声で行うが、声優によっては方言が消失したり別人状態に。
- ラジプリ中央委員会
- 以前行われていたコーナー
- テニプリCD大作戦
キャラソンの歌詞を使って受け答えの答えを作るコーナー。当初は単純な受け答えだったが、徐々に高度なネタ(三段オチ、歌詞の「を知り」を「お尻」に変えるなど)が増えていき大人気コーナーであったため、何度か復活しているが、キャラソンが増えていったため、高度なネタが難しくなる結果になった。
元々は「コサキンDEワァオ!」でやっていた「意味ねぇCD大作戦」(更に言うとラジオ版「欽ドン」の「レコード大作戦」が元祖)の流れを汲んでいる。いわば、パクリ - 言わねぇテニプリ大作戦
キャラクターが言わなそうな台詞をリスナーが送り、それを読み上げるコーナー。言わなそうであれば「言わねぇボタン」を押すという、昔そんなテレビ番組があったような気がするコーナーであった。 - テニプリバスタイム
前半と後半の間にあった短いコーナー。入浴中のキャラクターが独り言を言うが、遊びに行く予定だとかリスナーも思っているだろう他キャラクターへの疑問や学校行事にまつわることなど、普段は見えない中学生らしい一面を垣間見られた。 - ショートコント
前半や後半終了後にあったコントコーナー。跡部様の庶民体験やドイツに行ったはずなのに越前の周囲でバイトをする手塚、樺地の日記や真田から入院中の幸村宛の手紙など題材は様々。殆どが録音なのでマンパ・ゲストではない声優のキャラクターが登場するが、「DJつんちょのつんちょでポン」など一部は生読みであった。 - 物真似ジングル(正式コーナー名不明)
前半と後半開始前のCM開けにマンパかゲストがテニプリキャラの物真似をするジングル。声のトーンが全く異なる・演じる相手キャラを覚えていない・イントネーションが分からない・テンションが合わせられないなど様々な壁があり、やり終えたあとに後悔の『間』が出来る声優が多い魔の数秒間。 - キャラクターへの質問(正式コーナー名不明)
前半と後半の間にあった短いコーナー。リスナーからの質問にキャラクターが返事をしてくれるが、リスナーからの質問内容を読むことはない。そのため回答を聞いて質問を推測するコーナーと化していた。 - 入れ替わり物真似ジングル(正式コーナー名不明)
後半開始前のCM開けにゲストがお互いのキャラを真似て台詞を言うジングル。出来栄えについて互いに褒め合ったり貶し合ったりする。
- テニプリCD大作戦
できごと
- 3人以上で放送した回がある
- 3人以下で放送した回がある
- 第170回…マンパの津田英佑が出演する舞台の大阪公演のため冒頭と終盤のみ電話出演し、もう一人のマンパ喜安浩平とゲストの小杉十郎太で放送。
- 第388・389回…放送自体は3人で行われたが、本来のマンパである小野坂昌也が別件で収録に参加できず代理で竹本英史が代わりに出演した。
- 「新」第49・50・51・52回…2012年12月はマンパが皆川純子のみ、ゲストは彼女が演じる越前リョーマと対戦した他校キャラの声優の2人で放送。2014年のマンパ1人体制以前に公式で唯一行われた1人マンパであった。
- 「新」第78・79回…マンパの森訓久が全編欠席。もう一人のマンパ川本成とゲストの井上優/どうじょう拓人で放送。欠席理由は現在に至るまで不明。
- 「新」第145回…放送日前日の2014年10月4日が誕生日&シングル発売ということで「跡部景吾オン・ザ・レイディオ」と題し、跡部景吾役の諏訪部順一が1人で進行。
- 「新」第182・183・184・185回…前2回は2015年6月のマンパ皆川純子、後2回は7月のマンパ甲斐田ゆきと、原作者許斐剛がゲストの2人で放送。
- テニプリ声優以外が出演した回がある
- キャラとの落差が激しい声優は多いが、特に無印時代のコーナー破壊神であり週刊少年誌漫画のラジオにピー音を入れまくる小野坂昌也と、適当なトークで翻弄する低周波マッサージ器大好きな楠大典が登場する回はカオスになる率が高い。
- ラジプリきっかけで広がった、もしくはラジプリのみでのキャラ付けがある声優がいる
- 番組冒頭の生タイトルコールを皆川純子が忘れる・間違えた回がある(「新」第26回など)
- 「新」第117回のテニプリドリームマッチにて、マンパの末吉司弥には予め偽の台本が渡されており、もう一人のマンパ津田健次郎とゲストの新垣樽助から本来の内容である「末吉司弥結婚記者会見」と題されたドッキリを受けた。
- 初期はラジオのOP・ED用にキャラソンが制作され、リスナーからの要望があればCD化する流れになっていた。その為、越前リョーマの「Dreaming on the radio」や手塚国光の「虹」などOP・ED曲用の歌詞にはラジオに関するフレーズが入っていることが多い。また声優ではなく歌手が歌唱する曲の時もあった。現在は発売日が近かったりマンパに関係するキャラソンが流れる。
関連動画
関連項目
外部リンク
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