ラスタ(頼狩人)は、モンスターハンターフロンティア(MHF)のシーズン5.5より実装されたシステムである。
概要
人間のハンターがNPCとしてクエストに同行するシステム。基本的にオトモアイルーのハンターバージョンと思って差し支えはない。
厳密にはラスタは後述の契約を結ぶタイプのものを指すが、人間のハンターNPC(以下サポート狩人)全般をラスタと呼ぶこともある。
時間カウントにおけるラスタ表記
ラスタ実装以降、モンスターの討伐時間を○針ではなく○ラスタと表記する人が現れ、次第に浸透していった。
これはリザルト画面で表示されるギルド貢献ポイントが1ポイント=1分であることを活かし、針表記よりも更にクエスト終了時間をより細かく、そして簡単に表現することができるようになったためである。
ちなみに、ギルド貢献ポイントは増減要素があるので必ずしもリザルト画面のポイント数=クエスト時間でない。
ギルド貢献ポイントなのにラスタと呼ばれるのは単に呼びやすいからだろうか。
特徴及び仕様
ラスタには以下のような特徴や仕様があり、基本的にはサポート狩人全種類に共通する。
下記はあくまで仕様の一部であり、詳細は公式のオンラインマニュアル等を参照してほしい。
- 装備できる武具は貸す側が用意する(貸主の装備が直接反映されるのではなく、ラスタ専用の装備欄が存在する)。
- 装備できる武器防具には制限があり、ギルド貢献ポイントにより解放していく。
※ギルド貢献ポイントはクエストでかかった時間分もらえるポイント(1分=1ポイント) - 最初は片手剣しか装備できないが、特定の条件を満たすことで他の武器種を開放できる。
- クエストの上限人数にカウントされる(参加者数が上限人数に満たない場合にのみ出現)。
- クエスト報酬のゼニーはラスタも含めた人数で頭分けされるがどこにも還元されない。
- 貸主と一緒にクエストに出発すると、借りているラスタは出現しない仕様だったが、MHF-Gから同一人物でも同行可能になった。
- 常時スタミナ減少無効(ハンターがスタミナ減少無効状態で走っても遅れずついてくることから)。
- 武器の斬れ味の低下がない(常に斬れ味最大時のゲージ状態が維持される)。
- 以下の行動を取る。
・回復薬、解毒薬、消臭玉などを状況に合わせ使う(効果あり)
・武器を砥石で研ぐ動作やこんがり肉を食べる、モンスターの剥ぎ取りをする(全て効果なし)
・ペイントボールを中・大型モンスターに投げる 等 - ラスタが一定以上のダメージを受けた場合、青い煙とともに一旦離脱するが1分後に復活する。これはクエスト失敗の死亡回数にカウントされないので、クエスト中は何回でも蘇ることが可能。
- 最大HPが350とかなり高く(ハンターの最大値の2.33倍)、スリップダメージや強制即死判定無効。
- 一部の吹き飛ばし効果のある攻撃(ガンランスの砲撃、竜撃砲、狩猟笛の叩きつけ等)をラスタが行っても、巻き込まれたハンターが吹き飛ばず、尻餅をつくだけであった。現在はハンターはラスタの行動では一切怯まない(雪だるまなどの解除は可能)。
- アイテムの貸し出しにより「粉塵」「笛」「投げナイフ」「罠」による支援を行う(ただしタイミングの指定は不可)
アホの子(Ver シーズンF.4)
アップデートにより徐々に改善してきてはいるが、普通のラスタは基本的にアホの子である。
以下にシーズンF.1時点でのアホの子な様子を記載する。
- 麻痺中や、罠にかかったモンスターに対して攻撃を行わないことがある(捕獲への配慮の可能性もある)
- 超速射の射線上に割って入ってはあばばばば(いたわり+1以上があると弾がすり抜ける)
- 敵モンスターの睡眠時には攻撃しないよう設定されているが、笛の演奏や雑魚モンスター掃除の巻き込みで叩き起してしまうことがある
- いつでもどこでも猪突猛進。尻尾回転時だろうが平気で突っ込む。エスピナス亜種が溜めモーションに入っていても突っ込む
- 火事場のためにタル爆を蹴ろうとしている時でも平気で側に付いている。愛ゆえなのか、単にアホなのかは分からない
- 潜っているバサルモスを平気で攻撃する。2頭クエストでは片方を眠らせるともう一方に直行してしまうから困りもの
- 風圧無効スキルがあるのに風圧をガードしちゃう
- でもバインドボイスは防御しない
- 敵がいない場所に罠を仕掛ける
- 罠が効かない古龍種などが相手でも構わず罠設置
- ホバリング中のレウスの足元で素振り
- シビレ罠にかかったモンスターに麻痺投げナイフや眠り投げナイフを投げつけて捕獲を妨害
- 風圧無効+ガード不可武器の場合、降りてくるモンスターが着地する前に攻撃→エリチェンがしばし
種類
- ラスタ
- 一時ラスタ
直接の契約が必要なくログアウトまで借りられるラスタ。 - レジェンドラスタ
課金コースなどで同行させられる強力なラスタ。 - バスタ
大討伐の賑やかしだったが、G6で削除された。 - フォスタ
自動で付いてくる数合わせ要員。 - パートナー
育成要素がある自分専属のサポート狩人。 - パートニャー
ようはオトモアイルー。サポート狩人には含まれない。 - 狩衛士
ギルド貢献ポイントで歌姫狩衛戦の猟団迎撃戦に同行させることができる。
同行設定していると通常のハンター枠を無視して1プレイヤーにつき一人同行する。
ラスタ
ハンター同士で契約を結び、自分(プレイヤー)が不在の時に自分の分身(キャラクター)がハンター仲間のクエストの手助けをする、というシステム。
契約は同行契約(他プレイヤーのキャラをラスタとして借りる契約)と救援契約(自分のキャラをラスタとして貸す契約)に分かれており、地下の酒場にあるテーブルで契約することで即日使用できる。借りるのは1人まで、貸し出しは3人にまで行える(なお、1クエストだけ参加してくれる『お試しラスタ』というのもある)。
多くの場合、麻痺サポート要員として運用されるため、麻痺属性の片手剣や狩猟笛が装備されていることが多い。しかしシーズン7.0アップデートでそれなりに攻撃力の高い武器が装備可能になったことから、サポート要員としてだけではなくダメージ源として活躍させるラスタを同行させるプレイヤーも出てきた。
ラスタ向きのスキルも増え、秘伝スキル+覇種武器まで可能になったことから火事場を発動して火力貢献も可能だが、G級の奥がメインの現在は覇種武器では物足りないところもある。また、武器防具はHR帯のものに制限されているが装飾品は無制限のためG級の装飾品を使ってG級スキルを発現させることも可能。
また、広場のハンターのステータス画面からそのプレイヤーのラスタをログイン中だけ借りる「一時ラスタ」というシステムもある。こちらは、毎ログイン借りる必要があるが相手との合意などが必要ないので手軽。他のプレイヤーに一時ラスタとして借りてもらうために放置する専用のワールドもある。
教官ラスタ
HR10以下の初心者達を鍛えるため「はじめてのクエスト」の一部等に登場する(MHFでは「訓練所」がないのでラスタとして登場)。かなり多くのアドバイスをチャットしてくるため、初心者である間は学習になる。
お試しラスタ
ラスタ受付が無償提供しているAIラスタ。通常のラスタとは一部異なるものの、ラスタをよく知らない未経験ハンター、特定の契約をむすんでいないソロハンターでも酒場にて気軽に借りることができる。
- 通常のラスタの契約資格を満たしていればラスタ受付に話しかけることで借りられる
- レンタルする際に、男性と女性どちらにするか選べる(能力に差はないので好みの問題)
- 1クエストごとの同行であるため、再び参加させるにはラスタ受付にまた話しかける必要がある
- 装備は「クロオビソード」と「シロオビシリーズ」に固定されていて変更できない
- このラスタを連れていてもギルド貢献ポイントは入らない
レジェンドラスタ
シーズン9.0にて実装された特別なラスタ。ようはお助けキャラ。
全員が剛種及びそれに匹敵する高ランクの武器を所持し、通常のラスタの仕様とは様々な部分で異なっている。
彼らの雇用には3日間で1000円というアシストコースに加入するほか、現在はレジェンドラスタ同行券というアイテムを消費することでコース課金していなくてもそのクエストに限り同行させることが可能。
通常ラスタとの区別の為「レスタ」と呼ばれる事が多い。
(→詳細はこちら)
- 武器は剛種武器、またはそれに匹敵する高ランク武器を所持。ハンターがG級の場合は、G級武器(レジェンドラスタの名前が入った武器)も装備出来るようになった
- 防具のスキル以外に火事場や餓狼などが別途発動。スキル数制限なんてなかった
- 常に火事場餓狼(剛種やHCクエストにおいてはナターシャとユウェルは共に、ティアラは餓狼のみ発動。剣士レスタは剛種及びHCでは発動しない)
- 武器制限だろうが武器貸与だろうが無視して参加(狩人道場等、参加できないクエストも存在する)
- レジェンドラスタが剥ぎ取った素材は契約者がクエスト終了後にもらえる。ただし個数は1~3個のランダム
- プレイヤーが攻撃しても怯まない(というか気絶や睡眠時以外はハンターの攻撃に対しての当たり判定自体がない)。今で言ういたわり+1常備。
- 攻撃にハンターに対しての判定がなくすり抜けるため、SAがなくても安心・快適
- 捕獲ラインに入ったらチャットで教えてくれる
- 各種粉塵、笛、ナイフが使える(使うアイテム選択可能、罠はない)
- 復帰が早い(30秒。ただし、狩人応援コース(旧・フォワード応援コース)に入っている場合は戦闘から離脱しない)
- 相手の攻撃をかなり回避するなど普通のラスタとAIが異なる
- ナターシャのむっちりTバック(*´Д`)/ヽァ/ヽァ
などなど…
ちなみに現在はG3.2に実装されたパートナーを育成すると(特に追加課金要素は無い)ある程度のところでレスタを超える。
レジェンドラスタ一覧
クエスト中に喋ったり歌姫ストーリーに登場したりするためキャラ付けがされているのだが、いずれも一筋縄ではいかない性格をしている。
シーズン9.0
シーズン10
- フラウ(双剣):明るい元気っ娘の双剣使い。見かけによらず古参ハンター疑惑がある。
- リア(大剣):お淑やかなお姉さんの大剣使い。しかし・・・時折豹変しチャットNGワードをかます。
- タイゾウ(ガンランス):修造もかくやという暑苦しいガンランス使い。
- ティアラ(ライトボウガン):貴族のお嬢様なライトボウガン使い。
フォワード.1
- キース(太刀):ゴザル口調の生真面目な太刀使い。
- チルカ(狩猟笛):緩い雰囲気の狩猟笛使い。
- エドワード(ランス):元貴族というランス使い。M疑惑あり。
- ユウェル(ヘビィボウガン):ティアラの姉のヘビィボウガン使い。殺人的メシマズ。
G5
Z1
- クロエ(スラッシュアックスF):優等生なスラッシュアックスF使い。実はポンコツ。
ZZ
パートナー
HR2になるって酒場のレジェンドラスタに話しかけると紹介してもらえる自分専属のサポート狩人。
話しかけるレスタ(G級から解禁の武器種は不可)で最初の武器種が決まり、性別、性格、名前、髪型、髪色、インナー、顔、声を決められる。名前と性格はアイテムで、容姿などは美容院で後から変更可能。
クエストに同行設定しておくことでPRP(パートナーランクポイント)や武器熟練度ポイントを入手しPRPでPR(パートナーランク)を、武器熟練度Pで武器熟練度を上げてパートナーの攻撃力や武器の属性値を強化することができる(どちらも最大999)。上述したように強化していくとレスタを超える。
また、一定PRランク毎にギルド貢献ポイントを消費して新しい武器種を解禁することが可能。
更に、ギルド貢献ポイントを消費してスキル(基本ハンターが発動させるものと同じ)を習得させることができ、それを決まったコスト内で組み合わせてクエスト中に発動させることができる。スキルの習得はPRや前提スキルなどの条件もついている。
武器熟練度は最大になると武器皆伝度という先のステータスを解放可能で、これを上げるとスキル枠増加、コスト上限拡張、攻撃力上限解放といった自動発動スキルを覚えさせることができ、最大の999にするとパートナーがその武器を装備しているときの攻撃力が上がる。
ちなみに、好感度も設定されており上昇することでチャットなどの会話内容が変わったりマイハウスで添い寝できるようになったりする。
装備はハンターが作成・装備するものと同じ中から、最初から工房でパートナー用に生産するかハンターの装備を譲渡するかできるが、性能の仕様はハンターの場合とかなり異なる。
武器は斬れ味、属性の種類、状態異常値、リーチ、及び武器種に特有のステータスはその武器のものを参照し、攻撃力は◯◯武器というカテゴリ毎に決まった値、会心は0%固定、属性値は武器熟練度によって決定する。属性値はなんと最大1500にもなるので、適する武器を選べば空ゲージの複属性1500(+スキル補正)長リーチ片手剣を振り回させることも可能。各種特殊効果は発動しない。
防具も防御力はカテゴリ毎に決定しており遷悠防具以外はG、GF、GXといった段階による差もないので強化する必要もない。また、こちらも剛種防具などの特殊効果も一切発動しないので防御力が高いカテゴリの中から見た目で選んでいい。
また、同行設定しているとパートナーも剥ぎ取り素材を持ち帰ってくれる(最大3枠)。剥ぎ取り素材であればHC素材やレア素材も持ち帰ることがある。素材の質や量は好感度によって変わるらしく、好感度最大のパートナーは自分よりいい素材を剥ぎ取ってくれると感じているハンターも多い。
これ以外の部分は基本的にラスタと同様。
関連動画
ラスタ
レジェンドラスタ
関連項目
- モンスターハンターフロンティア
- レジェンドラスタ
- オトモアイルー
- チャチャ(MH) / カヤンバ
- ホルク
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