ラストシューティングとは、「最後の一発」である。
![]() |
この記事では『機動戦士ガンダム』最終話と 劇場版『めぐりあい宇宙編』のネタバレを解説しています。 |
見えるぞ!私にも概要が見える!
『機動戦士ガンダム』最終話「脱出」における、RX-78-2ガンダムの最後の攻撃。
アムロ・レイ駆るガンダムは、シャア・アズナブル最後の乗機・ジオングとの激戦の中にあった。左腕を失いながらジオングの胴体を撃ち抜いたものの、シャアはジオングの頭部コクピットへ移動していた。分離するジオングヘッドのメガ粒子砲により、ガンダムの頭部は蒸発する。
「まだだ! たかがメインカメラをやられただけだ!」と、宇宙要塞内部へ逃げるジオングヘッドを追うアムロとガンダム。そして要塞内の吹き抜け上空にシャアがいることを悟ったアムロは、ガンダムを自動操縦モードに切り替え、コクピットから脱出する。
吹き抜けに出たガンダムは右腕のビームライフルを掲げ、最期の一撃を放った。ほぼ同時にシャアも最後の射撃を行い、それぞれのビームがそれぞれを掠める。ジオングヘッドは墜落、右腕と右足を失ったガンダムも崩れ落ち、遂に戦闘不能となった。
両脚で地面を踏みしめ、右腕のビームライフルを真上へ突き出し、直後に相打ちのビームを浴びる壮絶なこのカットは、時間にして僅か1秒くらいしかない。しかし劇場版第三作『めぐりあい宇宙編』ではポスターにこの構図が用いられ、予告編でも「GUNDAM LAST SHOOTING」とピックアップされた(本記事冒頭はその再現)ことで、そのカッコよさが広くファンに知れ渡ることになった。
よくいえばハッタリの効いた、悪く言えば作画のウソを使いまくったポーズであり、単に頭と左腕をもいだガンプラで再現しようとするとすっごく気の抜けたポーズになってしまう事でも有名。
ただし、それがむしろプラモ魂に火を付けるもので、改造を駆使してかっこいいラストシューティングが出来るようにしたり、ガンダムのキット自体も股関節や肩の稼働に優れた技術を開発したりと、多くのファンがシーンの再現に取り組んでいる名場面でもある。
まだだ!たかがニコニコプレイヤーをやられただけだ!
見えるぞ!私にもイラストが見える!
ラスト関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 7
- 0pt