ラッキーマンとは、
- 一般的についている(幸運に恵まれている)人の意味。
- ゲームSFC版『ドラゴンクエストIII』の性格のひとつ。運のよさがとても上がるが、それ以外もバランスよく伸びる。
- 『週刊少年ジャンプ』連載のガモウひろしの漫画『とっても!ラッキーマン』に登場する(ある意味チート)主人公。
本項では3.について説明しよう!
概要
ラッキーマンとは、「とっても!ラッキーマン」に登場する主人公である。声優は田中真弓。
今日も元気だ、らっきょがうまい! 実力はないが、ついてついてつきまくる宇宙一ラッキーな正義の味方!ラッキーマン、ただいま参上!ラッキー、クッキー、〇〇キ~
追手内洋一
埼玉県蒲生市在住の、日本一ついていない中学生。生まれた時から不幸に見舞われている。
作家の父と元アイドルの母を親に持ち、人並み以上の生活を送っているがやはり不幸。体の一部が野菜と同化してしまう(髪の毛は玉ねぎと、耳はきゅうりと同化)などの超常的な不幸にも見舞われる。
趣味はラブレターを書くことで、「日本一美しい中学生」である奇麗田見代(通称みっちゃん)に頻繁にラブレターを書くが、「日本一不細工な女子中学生」である不細工です代の手に、毎回ラブレターが何らかの不幸により渡ってしまい、その度にです代から濃厚なキスをされたりとことんついていない(因みにラブレターの内容自体はとても素晴らしい物だという)。
ある日、学校に通学する際に、逃走中だった宇宙人のUFOに押しつぶされ1話でいきなり不幸にも死亡するが、それがきっかけでラッキーマンと出会い、初代ウルトラマンと同じように合体して生き返る。それからラッキーマンに変身できるようになるが、そのことは地球人では誰も知らない。ラッキーマンに変身したくない時にはしてしまい、したいときにはなかなか変身出来ないという、不幸な彼ならではの問題がある。
ラッキーマンの時に特吉(後述)になると変身解除後、その反動でいつもよりひどい不幸を被る。
ラッキーマン
幸運の星出身の、宇宙一ラッキーなヒーロー。
ある日幸運にも落ちていた「ヒーロー認定証」を拾い、試験も受けずにヒーローになる。それからヒーローとして活躍していたが、地球を侵略しようとする宇宙人を追う際に、洋一が事故で死んでしまったので、合体して洋一を生き返らせる。それからは元の人格は鳴りを潜め、主導権を洋一に任せている。合体前のラッキーマンは区別の為「元祖ラッキーマン」と呼ばれる。
とにかくラッキーで、体には胸に大きく大吉のマーク、福耳を持ち、さらには額の湯のみに「今世紀最大の茶柱」が立ち、足の裏には「サイコー」と描かれるなど、ラッキーを体で表している。
洋一の時には嫌われているみっちゃんとは、変身している際は相思相愛となり、ラブラブである。逆にです代からは冷めた目で見られるようになる。
純粋な戦闘力については「皆無」と断言してよく、技はあるがどれも普通の地球人以下の攻撃力である。ラッキーパンチ・キックはふにゃふにゃで相手に直撃するのに時間が掛かり、ラッキービームはガラスすら破れず、ビームそのものがぐにゃぐにゃしている。だが、彼の最大の武器である「ラッキー」がそこに加わることにより、実戦ではどれも驚異的な技と化す。
その最大の武器の「ラッキー」には種類があり、パワーアップしたりパワーダウンする。それは後述するが、状態が変わるとそれに応じて胸のマークと体の色が変化する。
背中には文字が出るスペースがあり、そこに今の心の声が表示され、精神状態や突っ込みが出ることが多い。これは、他の一部のヒーローにも搭載(?)されている。
また、登場時の台詞「ラッキー、クッキー、○○キー」の時には、ラッキーマンの前に「キーワード選択器」というものが出現し、その時の状況に応じて一番最適な道具や行動を、777のワードの中から自動的に選択し「○○キー」といった時にそれを実際に出現させたり、発動させたりする(ここまで一瞬であり、普通は過程を視認できない)という無駄にハイスペックな能力も持つ。
性格の主導権は洋一が握っており、とにかく戦いが嫌いで徹底的に戦おうとしない。いつも自分が不幸なためラッキーマンのラッキーを疑ってかかることがあり、戦いにおいて自分の陣営が不利になると平気で相手側に寝返るなどする。だが基本的に優しく、仲間思いである。
弱点は、力の源である幸運の星が雨雲などで見えなくなると「凶」となり、やることなす事全てが上手くいかなくなることである。
胸マークの種類
ラッキーマンの胸のマークは劇中では状態変化すると代わり、状況とは一切関係ないが、ネタで一瞬表示されるものもあるなど多岐にわたる。
- 大吉
- 通常状態。文字通りラッキーで、この状態で十分に強い幸運を呼び寄せる。
- 凶
- 幸運の星が雲などで隠れて見えなくなった時になる状態。やることなす事全てが洋一の時のように不幸になる。体など色も黒ずむ。が、それでもわずかに幸運は残っているらしく、この状態にされても本編では敗北したことはない。
- 大凶
- 凶の状態を引き起こしている雲がさらにひどくなったりするとなってしまう形態であり、もはや不幸どころではなく体すら動かせなくなってしまう。しかしやはりこの状態にされたとしても敗北したことはない。また、「凶」や「大凶」は雨雲に覆われていたとしても、会長がヒーローパワーを搾り出しラッキーマンに与えている間のみ「大吉」に回復することが可能。
- 特吉
- 怒りを覚えた時に変化する状態。体は金色に光り輝く。別名「ゴールデンラッキーマン」。特定のポーズで「つるかめ波」を出せたり、大吉よりもラッキーであったりする。が、洋一に戻ると反動でいつもよりひどい不幸が襲う。会長の手から直接ヒーローパワーを供給された事でこの状態になった事もある。
- 激吉
- 特吉よりもさらに激しい怒り(約100万倍相当)を覚えた時に変化する状態。体は本物のプラチナで覆われる。別名「プラチナラッキーマン」。ボディの総額は時価400億2万円。特吉よりもさらにラッキーである。背中の文字が出るところには幸運の女神が出現しており、さらに顔も凛々しくなり、体はプラチナなのでビームを反射。さらには茶柱もプラチナ製になっているため重みでサーベルの切れ味も増すなど色々パワーアップしているが、非力さは相変わらずで茶柱を伸ばすと重量の関係でまともにサーベルを持ち支えることができなくなる。怒りがなくなるとプラチナが剥がれ、大吉に戻る。
- 大吉圏外
- 幸運の星が「隠れた」のではなく、幸運の星の力が及ばない遠い所に来てしまった、文字通り「圏外」の時に変化する状態。この状態ではラッキーが起こらないどころか、「凶」「大凶」の時のように碌でもない事ばかりが降りかかる。
- 空吉
- 文字通りラッキーが「空」の時に変化する状態。短時間で多量のラッキーを発生させるとなってしまい、大吉圏外と違いアンラッキーに見舞われはしないもののラッキーは発動せず、この状態のラッキーマンは戦力にならない。こちらは休めば「小吉」→「中吉」→「大吉」と回復する。
- ∞大吉
- ラッキーマンが(偶然ラッキーにも)宇宙の平和のことを考え、自ら戦う意志を見せた時に、それに感動した幸運の星が降臨し、小型化して合体した時になる、ラッキーマン最強最後の状態。体の色などは変わらないが、幸運の星を背負った形になり、まるで後光が差しているかのようなシルエットになる。顔付きは激吉と同じく凛々しくなり、幸運の星の中枢とラッキーマンの脳がつながっているため、頭も非常に良くなり、更には身体能力も格段にアップし普通に白兵戦でも強い。また、「幸運の星が隠れる」「ラッキーが切れる」なんていうことも後ろにひっついているのであり得なくなり、弱点も完全にクリアされる。さらにラッキーも最高潮に強くなり、ラッキービーム一発で、破壊された400の星々とその生命を全て復元させるなど、不可能を可能にしてしまう人智を超えたラッキーを発揮。さらには人にラッキーを分け与える事もできるというチートぶりであるが、唯一の弱点は幸運の星がかなり情けなく無責任で、重要な判断を下す場面となると直ぐ逃げる事である。
だが、胸のマークは∞大吉にしたままにできる。
よくアニメや漫画のキャラで「ラッキーマンが最強」と言われるが、真に最強なのはこの∞大吉であるといえよう。
- それ以外の要因で変化したもの
- 巨大吉
- 幸運の星から支給されるラッキー牛乳を飲むことで巨大化するとこのマークになる。
- 不吉
- 文字通り不吉な出来事が起きることを知らせるマーク。実際にこのマークになった際、ラッキーマンの仲間に大きな危機が訪れることに…、
- 小苦→中苦→大苦→超苦
- ラッキーマンが生命の危機に瀕した時、胸のマークが点滅しながらこの状態になる。超苦の状態で点滅が止まると死亡し「御臨終」に変化する。
- やる吉
- H-1グランプリの優勝賞品としてみっちゃんのキスを提示されたことでやる気満々にな璃った時この状態になった。
- 特凶
- ある理由で第3小宇宙神によって強制的にこのマークに変えられたことがある。福耳は超高速で萎み、湯飲みは剥がれ落ち、金縛り状態と化す。
- 予告ホームラン
- 胸の「大吉」が変化した「予告」と股間のチャックを開けることで出てきた「ホームラン」を合わせたマーク。文字通りの予告ホームランである。
- 大宇宙神吉
- 最終章におけるマーク。「宇宙神」は「大」の左側に小さく書かれている。
ラッキーマンに勝負で勝つ方法
ラッキーマンに正々堂々勝負を挑んで勝つことは非常に難しい。だが、我々一般人にも彼に簡単に勝てるのだ。
最強議論などにより誤解されているが、ラッキーマンとは「絶対に相手を倒すキャラ」ではない。「絶対に自分の都合のいいように状況を持っていくキャラ」なのである。つまり「ラッキーマンにとって負けたほうがラッキーである状況を作る」ことにより彼に簡単に勝つことが出来るのである。事実、勝利マンがそれで勝利しているのだ。
だが考えるとラッキーマンほど恐ろしいキャラはいない。彼の特性上、例え戦闘で死んだとしてもその死自体がラッキーマンにとってはラッキーなのである。古今東西自分の死で自分がラッキーになるキャラなどいない。ラッキーマンに真の意味で勝てる存在などいないのかもしれない。
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関連項目
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