ラップとは、
- ラップ (wrap) - 「包む」「巻きつける」を意味する英単語。
- ラップ (lap) - 1周、1往復の事。
- ラップ (lap) - 英語で「膝」。ラップトップコンピュータについてはノートパソコンを参照。
- ジャン・ロベール・ラップ (Jean Robert Lapp) - 小説『銀河英雄伝説』の登場人物。
- ラップ (RAP) - 音楽手法の一つ。下記に記述。
概要
ラップ(RAP)とは、ヒップホップ、ハウスミュージック、レゲエ、その他ポップスやクラブミュージックで使われるメロディをあまり必要とせず、ビートに乗せてリズミカルに抑揚をつけ発声する歌唱法。
一定の拍に合わせて歌唱する方法を「オン・ビート」、合わせない方法を「オフ・ビート」と呼ぶ。
また、ラップする人を「ラッパー」と称するが、これは1979年にThe Sugarhill Gang(シュガーヒル・ギャング)のシングル「ラッパーズ・ディライト(Rapper's Delight)」のヒットに伴い後付けされた、メディア発信の通称とされている。その為、この呼称を嫌がる人は自らをRun-D.M.C.(ラン・ディーエムシー)が名付けたとされる「MC(Microphone Controller)」と称する。(※司会者の事も「MC」と称するが、この場合は「Master of Ceremonies」の略称である。)
日本におけるラップ
1984年5月にリリースされた佐野元春(さのもとはる)のアルバム「VISITORS」に数曲ラップが取り入れられており、これが日本のメジャーシーンにおける最初にラップが導入されたレコードであるといわれている。また1981年3月にリリースされたYMOのアルバム「BGM」にラップが取り入れられており、これが日本のメジャーシーンにおける最初にラップが導入されたレコードであるともいわれている。
また、1984年11月には吉幾三(よしいくぞう)が「俺ら東京さ行ぐだ」をリリースしている。一部の歌謡曲にみられる「語り」とは違い、語尾の統一性など、表現としてはラップに近いものがある。なお、吉幾三自身はこの曲を「日本で最初のラップ・ミュージック」 と自称している。
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関連項目
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