基礎データ | |
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正式名称 | ラトビア共和国 Republic of Latvia Latvijas Republika |
国歌 | ラトビアに幸あれ! |
国旗 | |
公用語 | ラトビア語 |
首都 | リーガ(リガ) |
面積 | 64,589km²(世界第130位) |
人口(’20) | 約189万人(世界第151位) |
通貨 | ユーロ(EUR) |
ラトビア(英語: Latvia ラトビア語: Lavija (ラトヴィヤ))とは、ヨーロッパの北東に位置するロシアと接した国。リトアニア・エストニアと共にバルト三国と呼ばれている。
北海道やロンドンより緯度が高いため日照時間が少なく、健康管理が大変な地域でもあるが、比較的温暖。中国地方と九州をあわせたような大きさの国である。
概要
正式名称はラトビア共和国(英: Republic of Latvia ラ: Latvijas Republika)。
もっと詳しい歴史や概要はWikipediaの該当記事に任せておくとしてここでは現在のラトビアを中心に触れていこう。
1991年にソ連崩壊と共に独立。首都のリーガ(ラ: Rīga リガとも表記される)は「バルト海の真珠」(The pearl of the Baltic Sea)と言われる風光明媚な港町。特に旧市街は中世のドイツらしさが残る美しい町並みで世界遺産にも登録されている、バルト三国最大の都市。
近年は観光業にも力を入れだしているようだ。またバルト三国の中間にあるため、中継地点として人気が高い。
公用語はバルト語派のラトビア語だが、全住民の24%がロシア系のため今でもスラヴ語派のロシア語が幅広く使われている。
”全住民” と言ったのには訳がある。1991年のソ連からの独立後、政府はラトビア語保護政策を強く推進し全住民にラトビア語のテストを受けさせ、基準に達しなかった人々に国籍を与えなかったからだ。スウェーデン、ドイツ、ポーランド、旧ソ連など、大国に占領され続けてきた歴史を持っているために民族意識が強い事、そして占領時に同じような仕打ちを受けたからというのが主な理由である。
その結果、全住民の8%にあたる約18万人のロシア系住民が市民権を有しておらず投票権などもなく、人権問題であるとして各国から批難を浴びている。旧ソビエト国籍の彼らはいわゆる無国籍と異なる物として扱われる。
こうした批判を受けラトビアは2020年以降に生まれた非市民には両親の同意を条件に国籍の付与を行う様になった。
ask.fm発祥の地である。
経済
ソビエト連邦時代は重要な工業地帯の一つで、ロシアの鉄道の9割はラトビア製といわれてるほど列車の製造が盛んだった。しかし独立後は、その需要がなくなり、技術が衰退。そのため現在は国際的な競争力を持つ企業も少ないうえに、2004年にEUに加盟した事で若者が他国へ流れ、雇用に困っている。
リーマンショックで大きな打撃を受けたが国際機関からの支援と緊縮財政、経済改革により安定的な経済成長に戻った。
2014年1月、法定通貨を従来のラッツ(Lats)から「欧州単一通貨」のユーロへと移行した。
ラトビアとの関係
日本
上でも書いたように国際的な企業がないため日本が投資している会社も数えるほどで、メディア的にはほとんど空気状態。たまにスポーツや世界遺産で話題になるぐらいだろう。
本来は輸入が常に輸出を上まっている状態で、輸出する物も少ない国なのだが、近年空気が売れると言うので売り出したそうだ。それに飛びついたのが日本である。そう、日本はCO2の排出権をこの国からも買っている。
ニコニコ動画
バスケットボールが盛んなのでその映像や音楽PVなどが多い。また国を擬人化した漫画(AxisPowersヘタリア)のキャラクターにもなっているようだ。
関連動画
関連項目
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