概要
1985年に新日本企画(後のエス・エヌ・ケイ)が発売した戦車シューティングゲーム『T・A・N・K』の主人公「ラルフ大佐」として初登場。
1986年から発売されたアクションシューティングゲーム『怒』シリーズでも同じく主人公を務めている。
1994年からは格闘ゲーム『THE KING OF FIGHTERS(KOF)』シリーズに出場。現在は同作のキャラクターとして広く認知されている。
KOFにおけるラルフ
怒シリーズの2Pキャラクラークと共に怒チームとして出場し皆勤。声は『XI』まで前塚あつし(前塚厚志、モンスター前塚)氏、『XII』からはしのや文秀氏。
本作では傭兵部隊の一員で出場目的は「任務」。年齢は39歳('94のみ38歳)。階級は怒シリーズと同じく大佐。初期は「ラルフ」表記で途中からフルネームになったが、劇中では名前だけで呼ばれることが多い。
メンバーは毎回ラルフ、クラークとオリジナルキャラクターのハイデルン、レオナ、ウィップから構成される。オリジナルキャラクターがストーリーの根幹に関わるためストーリー上での存在感が強い。
客演主人公にも関わらずチーム表の先頭はハイデルンやレオナであることが多かったが、近年の作品では先頭に置かれている。
ウィップに「ムチ子」と名付ける(当人は拒んだ)、技名に自分の名前や死語が入っていたりとなど卓越したセンスの持ち主である。
普段はマイペース。クラークとの漫才的会話や、クールなレオナとウィップからやかましがられるところ、さらには細かい字が並んだ報告書をクラークに押し付けているところを見ると本当に大佐なのか疑ってしまうほどいい加減な性格。しかし与えられた任務は確実にこなし、部下のためなら上司にも食ってかかる熱い男である。そのため無愛想なレオナやウィップからも厚い信頼を寄せられている。
性能
クラークとは見た目や技が酷似しているが、投げ技のクラークに対して打撃技を主体とする。初心者はラルフの方が使いやすい。
地上肉弾戦ではトップクラス。各種強パンチや地上ふっとばし攻撃(ギャラクティカマグナム)などの地上通常技がとにかく強く、殆どのキャラに優位に立てる。対空は若干弱いが急降下爆弾パンチなどで補える。また、強力な必殺投げを持つ。
タイトルによっては牽制だけで勝ててしまう扱いやすいキャラだが、使いこなすことで真価を発揮する技も多い。そして技が決まった時の爽快感は抜群であり、初心者から上級者まで幅広い支持を受けている。
男ならこの技を!「ギャラクティカファントム」
ガード不能な上、異常に攻撃力が高い。MAX版がカウンターヒットすればボスでも即死する。ただし発生が遅く見てから余裕で対応されるのが難点。魅せ技、ロマン技を語るときにまず名前が挙がる。
しかしKOF99〜2001ではストライカーを使って相手の動作を止め、ギャラクティカファントムをぶち込むという本牧の赤豹のごとく男らしく無い使い方が罷り通っていた。
KOFXIではスーパーキャンセル→ドリームキャンセルで連続技になる。
KOFXIIからは仕様が大幅に変更され、発生が早くなったがガード不能や異常な威力では無くなった。KOFXIIIではタメで威力が増加、最大タメではガード不能になり従来の性能に近くなる。七枷社のファイナルインパクトにも似ている。
その他の外部出演
2Dアクションシューティングゲーム『メタルスラッグ』シリーズにも『6』から参戦している。前述の通り初出が戦車乗り、怒シリーズではモンスターとも戦っている。さぞ馴染むであろう。被弾しても一度だけ起き上がる(少し移動速度が遅くなるが)、近接攻撃(素手)で戦車を破壊するなど型破りな性能となっている。
一方KOF以外の格闘ゲーム作品への出演機会には恵まれておらず、クラーク共々CAPCOMとのクロスオーバーにもネオジオバトルコロシアムにも出演していない。
関連動画
関連商品
関連項目
- エス・エヌ・ケイ / SNK
- T・A・N・K
- 怒(SNK)
- THE KING OF FIGHTERS
- メタルスラッグ
- 格闘ゲームのキャラクター一覧
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