ランス・アームストロング(Lance Armstrong 1971年9月18日-)は、
アメリカ・テキサス州出身のプロ自転車ロードレース選手。
通称はランス、ボスなど。たまーにアームストロングを和訳してひっくり返して豪腕さんとか呼ばれるけど、一部の人から小橋建太や潮崎豪に間違えられるのでやめた方が良いとは思う。
概要
当初はトライアスロンの選手としてキャリアをスタート、後に自転車ロードレースに転向。
いくつかの大きなレースで優秀な成績を修めるが、25歳で精巣ガンを発病。闘病生活による肉体的影響で
選手生命は絶たれたかに思われたが、再びロードレース選手として活動を開始する。
その後リハビリやレースを経て、世界最大のロードレース「ツール・ド・フランス」において1999年~2005年の間に
前人未到の7連覇を成し遂げた後、引退。
…と、思ったら2008年に現役復帰を表明、今後の成果が期待される。
ちなみにtwitterのフォロー数が2,556,268人(2010年7月6日現在)とか意味不明な事になっている。おそらく自転車選手としては最多。
…一部の人にはツール・ド・フランス以外でまじめに走らないから嫌われてます。
レーススタイル
脚質的にはオールラウンダーと呼ばれるタイプで、ゴールスプリント以外なら何でも対応する。全盛期は山でもタイムトライアルでも勝てる人の方が少数だったぐらいに。
「軽いギア比でたくさんクランクを回す」高ケイデンスな走法を実践して成果を上げ、それによってロードレース業界の主流はトルク重視からケイデンス重視に塗り替わった。よく「クランクは90rpmで回せ」と言われるのはアームストロングの影響による。
さすがに38歳の今では色々と負けるが、発言力だけはやはりトップクラス。ランスに物を言える人なんて(監督のブリュイネールを除けば)居ない。ランスのパワーはチーム外だけでなくチーム内にも及ぶので、エースじゃないのにランスが出場した場合は本来のエースが大変な事になる。例えばジロ・デ・イタリア2009では「ランスにトラブルが出た時に駆けつけたアシストの人数>本来のエースであったリーヴァイ・ライプハイマーがパンクしたときに駆けつけたアシストの数」であったし、同年のツール・ド・フランスでも本来アルベルト・コンタドールがエースなはずなのに、アシストはほとんどランスをサポートしてるとか意味不明だった。ツール・ド・フランス2010ではランスがエースなので問題にはならなそうだが。
栄光からの転落
ここまでの記述は2011年7月までのランスアームストロングの記事であり、ここからは2013年7月現在の記事になる
2012年6月12日、全米アンチドーピング機関がランスアームストロングのドーピング疑惑を告発し、同年12月にドーピングの事実が確定された。これにより「ツール・ド・フランス」7連覇など過去の全ての記録は抹消され、ランスはロードレース界から永久追放された。
2013年フォーブス誌のアンケートでメッタ・ワールドピース、カート・ブッシュ、アレックス・ロドリゲス、タイガー・ウッズなど錚々たる面子を抑えアメリカで最も嫌われているスポーツ選手1位に選ばれた。
現在、ナイキなどのスポンサーからは契約を解除され、ツール・ド・フランスの報奨金詐欺や虚偽広告などで複数の訴訟を起こされている。
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関連項目
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