巨大化が、
止まらない。
ランペイジ 巨獣大乱闘(原題:Rampage)とは、2018年5月18日に公開された映画である。
概要
アメリカのアーケードゲーム「RAMPAGE」を元に制作されたモンスターパニック(怪獣)映画。
監督はブラッドペイトン、主演はロック様ことドウェイン・ジョンソン、ナオミ・ハリス、ジェフリー・ディーン・モーガン他。監督のブラッド・ペイトンと主演のドウェイン・ジョンソンのコンビの映画はこれで3作目となる(1作目は「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」、2作目は「カリフォルニア・ダウン」)。
ゲーム「RAMPAGE」について
1986年にアーケードゲームとして登場したゲーム。人間から突然変異した巨大な怪物が暴れて街を壊すゲーム。3人のプレイヤーが同時に遊べるという珍しい特徴があった。スネ夫「悪いな、のび太、このゲームは3人用なんだ」。後にシリーズ作品が出回った。日本ではほとんど出回らなかったため知名度は低い。
あらすじ
サンディエゴ野生動物保護区で働くデイビスは白いゴリラのジョージと手話を使って友情を育んでいたが、ある日ジョージが巨大化・凶暴化してしまう。困惑するデイビスの元に遺伝子学者のケイトが現れ、ジョージを治療出来るのは自分だけだと説明する。しかし、ラッセル捜査官率いるOGA(別種政府機関)がデイビス・ケイト・ジョージを拘束する。
一方、ワイオミング州南部の森では巨大化した狼、ラルフが暴れまわっていた。一連の動物の巨大化はエナジン社によるものだった。エナジン社の宇宙ステーションで行われていた遺伝子実験のサンプルが事故により地球に落下し、そのサンプルを動物たちが摂取したことにより巨大化・凶暴化してしまったのだ。エナジン社のワイデン姉弟はサンプルを利用して軍事利用しようと目論んでおり、巨大化した動物を確保するためシカゴにあるビル、ウィリス・タワーから低周波を発生させる。低周波を聞いたジョージは檻を壊して逃亡しシカゴに向けて移動、ラルフもシカゴを目指し始める。ラッセルの助けもあって、デイビスとケイトはジョージを助けるため解毒剤のあるシカゴのエナジン社に向かう。
シカゴではジョージとラルフが暴れており街はパニック状態だった。そこに巨大化したワニ、リジーも現れる。3匹の巨獣は街を破壊しながらシカゴのエナジン社があるウィリスタワーを目指していた…
登場する巨獣
ジョージ
10年前、ルワンダで発見された色素欠乏症のゴリラ。デイビスに保護された後サンディエゴ野生動物保護区で平和に過ごしていたが、エナジン社の遺伝子実験サンプルを浴びて巨大化・凶暴化した。
最終的に身長12.1m、体重9.06tとなった。高い知能を持ち、驚異的な再生能力を持つ。また、類人猿故に登攀能力は高く、ビル群を自在に移動できる。周囲の物を武器として使って戦う事も出来る。
ラルフ
ワイオミング州キャスパーの森林地帯に生息していた狼が遺伝子実験サンプルを浴びて巨大化・凶暴化した。仲間の狼を食い殺した後に、鹿の群れを狩り、ワイデン姉弟が派遣させた傭兵部隊を壊滅させた。その後、低周波を聞いてシカゴを目指す。
最終的に体高14m、体長26m、体重13.8tとなった。ムササビのような皮膜がついており、これを使って滑空することが可能で、高い機動能力を持つ。さらに尻尾の棘を投げ飛ばして相手に攻撃でき、その棘は戦闘ヘリを簡単に射貫いてしまう。
リジー
フロリダ州エバーグレイズ国立公園の沼地にいたワニ(クロコダイル)が遺伝子実験サンプルを飲み込んで巨大化・凶暴化した。シカゴまでの行程はほとんど海中を泳いで移動したため発見が遅れた。
最終的に体高18.5m、体長68.5m、体重150tとなった。エリマキトカゲのようなヒレを持ち、ヒレの付け根には魚のようなエラがある。尻尾の先端では皮骨がスパイク状に密集している。歯の数は1118本で、強靭な皮膚を持つ。サンプルの接収量が多く、爬虫類独自の成長率の高さから3匹の巨獣の中では最大・最強クラスの存在となった。
関連動画
関連項目
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