ラ・マンチャの男とは、ミゲル・デ・セルバンテスの小説、ドン・キホーテと
著者であるセルバンテス自体の人生をモチーフにしたミュージカル作品、または映画作品である。
脚本はデール・ワッサーマン(カッコーの巣の上で)、音楽はミッチ・リィ、初演リチャード・カイリー
概要
あらすじ
時は1600年頃のスペイン
劇作家であるセルバンテスはレパントの海戦で捕虜となり、投獄される。軍法裁判を待っていた。
(またはカトリック教会を冒涜したと言う罪で逮捕、投獄されて宗教裁判を待っていた。)
牢獄ではガラの悪い囚人たちが牢名主の主導のもと裁判と称してセルバンテスの荷物に手をだそうとする。
セルバンテスは自身のドン・キホーテの原稿を守るために牢名主に即興劇による弁明を申し出る。
人出が足りないからと囚人たちに役を与え、劇に巻き込んでいくうちに---
ミュージカルナンバー
1. 序曲
2. 芝居を始めましょう
3. ラ・マンチャの男-我こそドン・キホーテ-
4. 食い物だ!酒だ!アルドンザ!、同じことさ
5. 気高いお方
6. ドルシネア
7. あの方が心配で
8. 信書「最高の貴婦人」
9. 記念の品って何んだい?
10. 旦那が好きなのさ
11. 何が望みなの?
12. 誰かがやって来る!
13. 床屋の唄
14. 黄金の兜を引き渡せ
15. マンブリーノの黄金の兜
16. 私のドルネシア
17. 何故こんなことを?
18. わが使命、見果てぬ夢
19. 騎士叙位の唄
20. 憂い顔の騎士
評価
ラ・マンチャの男はセルバンテスと対になる劇中劇ドン・キホーテ、
そして劇中の現実であるアロンソ・キハーナ、アロンソの妄想の世界であるドン・キホーテと三重の構造になっており、
演じる方も見る方も理解を求められる非常に難しい演目となっている。
日本におけるラ・マンチャ
松本幸四郎を主演とする公演が有名である、
市川染五郎時代には実際にブロードウェイで歌も含めて代役を立てることなく全て英語で熱演し、
脚本家であるデール・ワッサーマンから
「彼こそがラ・マンチャであり、ラ・マンチャこそが彼だ!」と叫ばれるなど、その公演は伝説になっている。
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帝国劇場 ミュージカル 「ラ・マンチャの男」公式ホームページ
関連項目
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