ラーミアとは、ドラゴンクエストシリーズに登場する伝説の不死鳥である。
概要
ドラゴンクエストIII
高い岩山に囲まれ地上からの侵入が不可能であるバラモスの城へ行くため、「空を飛ぶ」ための手段として復活を目指す。
世界地図南端に存在する氷の大陸・レイアムランドにある祠の中で卵の状態で眠りについており、世界に散らばる6つのオーブを祠の祭壇にそれぞれ捧げることによって復活する。
復活させると空飛ぶ乗り物として利用でき、高い岩山に囲まれて徒歩や船では行けない場所にも行くことができるようになる。
FC版では金色の光る鳥の姿だったが、SFC版以降は白い体に赤い鶏冠、緑色の首周りに孔雀のような尾羽を持った姿になった。
ラーミアで空を飛んでいるときのBGM「おおぞらをとぶ」はDQ史上屈指の名曲として人気が高い。
なお、「ロトの紋章」は不死鳥ラーミアを象ったものだという説がある。
確かにそれっぽい形をしており、DQ3が世に出る前に雑誌インタビューで「鳥をモチーフにしている」との旨の回答がなされたことがあるが、その後それがラーミアだと明言はされていない。ドラマCDやゲームブックなどのスピンオフ作品では「不死鳥の紋章」だの「ラーミアの意匠」だのとほぼ明言されているが、本編ゲーム中および本編に関するインタビューでは触れられていない。[1]
ドラゴンクエストVIII
神鳥「レティス」として登場。
同じく人間の背丈より大きい姿の白い鳥であり、レティスに仕える巫女がいる。また、DQ8にはレティスとは直接関係ないが各色の「オーブ」を集めるイベントもあり、何より後述の「おおぞらをとぶ」によって、DQ3を知るプレイヤーはラーミアとの関連を連想したようだ。
こちらはレティス本人は闇の世界に実態が囚われてしまっており、の背に乗るのではなく、魔物の策略によって生まれる前に死んでしまったレティスの子供が魂の姿で主人公たちに協力してくれる事となり、一体化して自ら黄金の鳥になって空を飛ぶ。
この時に「おおぞらをとぶ」が流れる。さらにはラスボスとの戦闘はレティス本人の背中に乗って空中戦を行うのだが、この時のBGMも「おおぞらに戦う」というアレンジBGMである。
そしてエンディング。子供の魂を連れて別の世界へと旅立つレティスは最後に主人公たちに一言言い残す。
「私が生まれた世界ではラーミアと呼ばれていた」
数々の伏線の通り、レティスは世界を超えたラーミアの再登場であった。
モンスターバトルロード
DQ8内のイベントではなく独立したゲームの「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」では、スペシャル技でロトシリーズの主人公達が登場する際にはラーミアに乗ってくるのだが、そのラーミアのデザインはIIIでのあの孔雀ではなく、レティスのものである。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズ
GB版「ドラゴンクエストモンスターズ2」に隠しモンスターとして登場。
またPS版「ドラゴンクエストモンスターズ1・2」には他国のマスターの使うモンスターとして登場し、肉で懐かせることにより仲間にできた。なおいずれも配合では作り出せない。
関連動画
関連商品
GB版のパッケージにはラーミアに乗って空を飛ぶ勇者一行が描かれている。
関連項目
脚注
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