リアリティ(英:reality)とは、現実、真実性、事実、本質などを意味する英単語。
曖昧さ回避
語源
日本語のリアリティは直接は英語realityに由来。そして、英語のrealityはフランス語のréalitéに由来する。これは、さらに中世ラテン語realitasの対格realitatemに遡り、この語は、後期ラテン語で、realの語源であるrealisに、性質を現す接尾辞 '-tas' をつけることで出来た派生語。このrealisもラテン語で"もの、こと"の意味を表すresに形容詞の接尾辞'-alis'がついて出来た形容詞。
概要
よく「フィクションにリアリティを求めるな」と言われるが、リアルにリアリティを求めてもリアリスティックではないので、求められるのは常にフィクションである。そしてどうフィクションにリアリティを混ぜ込むか、無視するか、という作業を怠っているアーティストは一人たりともいないだろう。
realityを日本語にすると「現実」「現実性」などとなるが、また「迫真性」、あるいは「説得力」とも言い換えられる。現実の物理原則に沿っているか、というだけではなく、作品世界での理論が一貫しているか、事物・人物描写が自然に感じられるか、などということも含めるためである。ライトセーバーで切り合おうが美男美女しか出てこなかろうが、スター・ウォーズとガンダムにもリアリティは存在できるのだ。
事実は小説より奇なりという言葉もあるように、また、リアリティの感じられないリアルが存在したりと、リアリティとリアルは明確に異なるものである。
有名なシュールレアリズムは、現実とは意識で捉えきれないところにある、という前提によって成り立っている。その結果として部外者には、無秩序で非現実的なものと映るのである。このように、各人の感じる「リアリティ」の相違は険しく、決着の見えない問題となっている。
関連項目
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https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3




読み:リアリティ
初版作成日: 10/12/12 00:45 ◆ 最終更新日: 17/04/08 11:10
編集内容についての説明/コメント: 冒頭に曖昧さ回避を追加。事実は小説より奇なりの一文追加。関連項目にバーチャルリアリティ追加。
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