リコーとは、日本の光学機器、事務機器を製造・販売するメーカーである。
概要
1936年に、理化学研究所の発明成果物を販売する理化学興業から、「理研陽画感光紙」の製造、販売のために独立、「理研感光紙」という社名であった。
1938年に「理研光学工業」と変更し、カメラの製造を開始する。
1955年にはジアゾ式複写機として「リコピー101」を発売、国内でコピーという呼び名を普及させるきっかけとなった。その後も国内でのコピー機、複合機のシェアでキヤノン、富士ゼロックスとともにしのぎを削っている。
1963年に「リコー」に改称。その後2度にわたってCIを変えている。
カメラ事業においては、安価な二眼レフを販売して国内で数多くのメーカーが乱立するほどのブームを作り、一眼レフではペンタックスのKマウントを採用した互換機を安価で販売していた。一方でGRシリーズといった高級コンパクト機でも人気を得た。
1995年にデジタルカメラとして「DC-1」を発売、カシオのQV-10と並んで、日本のデジカメの黎明期を支えていた。
その後はデジタル一眼レフには参画していなかったが、2011年にHOYAからペンタックスのイメージング事業を買収し、翌年には業務用のコンパクト機を残して自社の事業を移管、リコーイメージングとして設立された。
そのほか、日本語フォントの開発を手掛け、Windows標準のMS明朝、MSゴシックとしてマイクロソフトに採用されたほか、CD-RWの研究、開発を手掛けている。
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関連項目
外部リンク
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