リゾチウムとは、ゲーム『ポケモン』シリーズに登場するアイテムである。
- リゾチーム(Lysozyme) - 加水分解酵素。ペニシリン発見で知られるアレクサンダー・フレミングによって発見された。グラム陽性菌の細胞壁を構成するペプチドグリカンを加水分解し、溶菌させる作用をもつ。かつてリゾチーム塩酸塩が医薬品として用いられていたが、2016年に販売が中止された。
概要
リゾチウムは、ゲーム『ポケモン』シリーズに登場する栄養ドリンク(ドーピングアイテム)である。ポケモンのステータスの仕様変更に伴い、その効果が変更された経緯をもつアイテム。
- 第一世代(赤・緑)では、「とくしゅ」の基礎ポイント(努力値)を2,560上げる。
- 第二世代(金・銀)では、「とくこう」「とくぼう」の基礎ポイントを2,560上げ、「なつき度」も上昇させる。第一世代の「とくしゅ」が第二世代で「とくこう」と「とくぼう」に分かれたため。
- 第三世代(ルビー・サファイア)以降は、「とくこう」の基礎ポイントを10上げ、「なつき度」も上昇させる。この世代でキトサンが追加されたため、「とくぼう」を上げる効果は分担された。
第三世代から第七世代において、「とくこう」の基礎ポイントが100を超えているか、基礎ポイントの合計が上限の510に達している場合、使うことができない。第八世代では、100を超えて使用できる。値段は10,000円(第六世代までは9,800円)と高価だが、簡単にポケモンを強化できるアイテムとして重宝される。ゲーム『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズにもアイテムとして登場する。
英語版の『ポケモン』シリーズでは、リゾチウムではなく“Calcium(カルシウム)”と呼ばれる。ほかのいくつかの諸外国語版でも、カルシウムを意味する言葉が充てられている。韓国語版ではリボフラビン(ビタミンB2)、中国語版ではそのまま特攻増強剤と呼ばれている。
関連項目
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