リゾートしらかみとは、JR東日本が運行するリゾート列車である。なお、この項では同じダイヤで運転される五能線海彦山彦号についても述べる。
概要
リゾートしらかみは、秋田~青森(3号・6号は弘前発着)を五能線回り(弘前も経由)で運転するリゾート列車である。五能線の雄大な景色を眺められ、人気を誇る。
また、各駅でイベントが行われたり、車内で津軽三味線の演奏や津軽弁の語りべなど、リゾート列車以上のサービスなどもある。詳しくは、秋田支社のホームページで確認されたい。
リゾートしらかみは快速列車扱いではあるが、全車指定席である。そのため、青春18きっぷや北東パス、東北ローカル線パスなどでは指定席券を買うことによって乗ることができる。一方、定期乗車券では乗ることが出来ない。
夏季はほぼ毎日運転するが、臨時列車であることに注意されたい。市販されてる時刻表では臨時列車の欄を参照のこと。また、秋田支社管内の駅では、駅の発車時刻表などはほぼ定期列車と同等に書かれているので、乗り間違えないように注意されたい。逆に、盛岡支社管内の駅(青森駅・新青森駅)では、LED発車標以外表示されないのでこちらも注意が必要である。
臨時列車であるので、運転日や運転される号数は秋田支社のホームページで確認されたい。
車両
リゾートしらかみ専用の4両編成3本(HB-E300系1本・キハ40系2本)で運行している。どの編成が充当されるかは秋田支社のホームページで確認されたい。
- 青池編成
初代リゾートしらかみ。1997年、秋田新幹線開業と共に運行開始。青池と命名されたのはぶな誕生時。当初はキハ48形を改造した4両編成だったが、2006年に誕生したくまげら編成に1両を転用して3両編成化。更に2010年の東北新幹線新青森延伸開業に合わせ、新型ハイブリッド車両HB-E300系によって置き換えられ、このときに4両に戻された。以降はHB-E300系4両編成で運転されている。 なお、HB-300系の編成について、一部では「青池HB」や「ハイブリッド青池」と表示し、今までとは違う車両ということをアピールしているものが見受けられる。 旧青池編成は、中間車をぶなの増結に転用し、両先頭車のみの2両編成となって、各地で臨時列車等に利用されている。 - 橅(ぶな)編成
2003年誕生。キハ40形3両を改造し、形式をキハ48形に変更した3両編成で運転していた。東北新幹線新青森延伸開業とともに、旧青池編成の中間車1両を改造して増結し、以降は4両編成で運用されている。現在走っているのは2016年夏に投入されたHB-E300系4両編成による2代目で、3号車に沿線の特産品などを扱う「ORAHO(おらほ)」カウンターがある。初代編成は秋田港クルーズ列車「あきたクルーズ号」に転用され、2018年4月から運行している。 - くまげら編成
2006年誕生。キハ40形2両を改造し、形式をキハ48形に変更したものに、青池編成からの転用1両を加えた3両編成で運転していた。東北新幹線新青森延伸開業とともに、新たにキハ48形1両を改造して増結し、以降は4両編成で運転されている。
橅・くまげら用の編成は、リゾートしらかみ以外に臨時列車として首都圏や東北本線を営業運転したことがある。
概要(五能線海彦山彦号)
五能線海彦山彦号は、リゾートしらかみ1編成が検査をしてるとき、代理で国鉄色キハ40系2両で走っているものである。全車自由席であるため、リゾートしらかみとは違い定期乗車券でも乗れる。(ただし、知ってる人はかなり少ないため、またリゾートしらかみとは違い観光には不向きなため、あまり乗ってないことが多い。)
東北新幹線新青森駅開業前までは、リゾートしらかみ2号・5号のスジで走っていたが、ダイヤ改正によって3号・6号になった。(弘前~青森で乗せたくないのか・・・・)
なお、wikipediaで「海彦・山彦号」となっているが、正式名称は「五能線海彦山彦号」である。
その他
- 2010年から、自動放送を完備。放送は、ほぼE751系と同じ。(メロディが違うぐらい)なお、津軽三味線の演奏中とかでも容赦なく鳴る。
- ウエスパ椿山は、当初はこの列車しか停まらなかった。現在は普通も停車。
- 一部、景色を見せるために、減速する区間もある。
- 夕陽が沈む日本海がいちばん綺麗らしい。
- 五能線パスを使うと、指定席券が出せるので、この列車に乗るときは五能線パスがおすすめである。というか、五能線パスがリゾートしらかみ用というか。
- 快速列車扱いとはあるが、決して早いとは限らない。特に青森~弘前間では酷く、定期の快速列車で最短36分なのに、リゾートしらかみ5号は47分かかったり(しかもリゾートしらかみの方が停車駅少ない)する。また、2010年12月のダイヤ改正前の5号はもっと酷く、途中駅で特急に追い越されるわ、待ち合わせも長いわで59分かかっていた。これは、青森~弘前の最遅の普通と同じ時間であった。
- とある鉄道ファン雑誌に「リゾートしがらみ」と誤植されてしまったことがある。新型ハイブリッド車両導入の記事がmixiニュースにアップされた際の会員のつぶやきにも「『リゾートしがらみ』に見えた」とのコメントが続出。もっとも、営業係数600前後という大赤字路線の五能線にハイブリッド気動車方式の新型リゾート車両を投入すること自体いささか不思議なことではあるが、これが沿線自治体等のしがらみによるものなのかどうか定かではない(…というのはあくまでネタ。東北・秋田新幹線の需要喚起が当列車の主な仕事であるため、新幹線の売上を含めた観光投資の一環と考えるのが理にかなっている。)。
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関連項目
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