リダイレクト(英:redirect)とは、『(手紙など)を転送する』などと、向き先を変える意味を持つ単語である。
言葉の成り立ちは「re」+「Direct」。再直接。向け直し。
概要
リダイレクトは、日本ではコンピューター関係の用語としてもよく使われており主に以下のようになる。
- コンピュータプログラムの入力と出力の方法、デバイスを変更すること。
- HTTPにおいて、クライアントが要求したページが別の場所にありますよ、とサーバが応答すること。クライアントはこの応答に応じて別の場所へ要求をし直す
- インターネットで一般的に、ブラウザから要求したページとは別のページへ飛ばすこと
ニコニコ大百科におけるリダイレクト
ニコニコ大百科では2008年11月4日にリダイレクト機能が(ようやく)実装され、別記事へのリダイレクトが可能となった。それ以前は「もしかして→○○」などといった感じの簡潔な記事表記と誘導リンクによって別記事へ誘導すること*1をリダイレクトと呼んでいた(自動転送はされない)。リダイレクト機能が導入された現在でも、この旧来の誘導方法のままとなっている記事が多数存在する。
なお、一部の例外(⑨など)についてはニコニコ大百科:仕様を参照。
ニコニコ動画のタグ検索(単語記事)や視聴画面(動画記事)・ニコニコ市場(商品記事)など、ニコニコ大百科の記事が表示される場合で、該当記事がリダイレクト記事の場合は、リダイレクト先の記事が代わりに表示される。
*1…複数記事への誘導は曖昧さ回避と呼ばれる。
リダイレクトの作成方法
記事によっては特定の記事の略称だったり、表記ゆれなどで微妙に違っていたりするので、正確な名称の記事へリンクさせる必要が生じる。そういう場合は以下のようにすると、その記事を開いたときに自動で正しい記事へ飛ばすことができます。
- 転送元(リダイレクト元)の記事の編集画面を開く。
- 記事の内容(テキストエリア)上部に「リダイレクト(自動でページの移動)先のページ番号」と書かれた部分があるので、その横のボックス内に転送先のページ番号(記事下段、作成日などが書かれた部分にあります)を記入する。
- 普通に編集する要領で記事を投稿する。
以上で記事のリダイレクト化作業終了です。これにより、例えば「A'」という記事から「A」という記事にリダイレクトさせた場合、「A'」のページを開くと自動的に「A」のページを表示されることができます。
リダイレクト記事から飛んできた場合、リダイレクト先の記事上部に「○○から転送されました。」と表示されます。
また、リダイレクト元にアクセスすることも、リダイレクト元の記事を編集することも可能です。
リダイレクト作成に関する仕様
- リダイレクト記事をリダイレクト先に指定することはできない。従ってループにすることもできない。[1]
- リダイレクト先の記事をリダイレクト化しようとするとエラーが出てリダイレクト元のリストが表示される
。
- 異なる種類の記事間(単語記事から動画記事・ユーザー記事[2]・商品記事など)でもほぼリダイレクト可能である。
- 単語記事-生放送記事間のリダイレクトは2010年11月2日に仕様変更があり、以降はできなくなった[3]。それ以前にリダイレクト設定されている記事は機能するが、重複記事として削除依頼された場合は削除処理される可能性が高い。
リダイレクトにより発生する事態
リダイレクトの設定に伴い、以下のようなことが起きる。
- リダイレクト元の掲示板は閲覧は可能だが、書き込みが出来なくなる(一時は可能だった)。
URL「https://dic.nicovideo.jp/b/a/記事名/1-」(単語記事の場合)を直接参照するなどで閲覧は可能。 - リダイレクト元の編集は後述のような手順を踏まなければ編集できなくなる。
- リダイレクト元の記事では「ウォッチリストに追加する」「ほめる」のボタンが表示されなくなる。しかしウォッチリストへの登録は不可能ではない。方法はこちら。
- リダイレクト元の記事に固有の情報(動画記事であれば、再生数など。単語記事であればタグのついている動画数やタグ検索へのリンクなど)には、下記の編集方法2を行わないとアクセスできなくなる。
- リダイレクト元とリダイレクト先の関係が自明でない場合は、飛ばされた閲覧者がとまどう。
リダイレクト化に際しての注意事項
従って、リダイレクト化に際して下記のような点に配慮することが望ましい。
- 元の掲示板に重要な書き込みがなされていないかどうか。(アクセス不可能にはならないが、不満が出ることが多い。)
- リダイレクト先にリダイレクト元の説明が書かれているかどうか(表現のぶれ回避などリダイレクト理由が明らかなものを除く)。
- リダイレクトよりもアンカーを使用したリンクにする方がいいかどうか(リダイレクト先のページの後半にリダイレクト元の情報が書かれている場合など)。
- 異なる種類の記事間のリダイレクトの場合、リダイレクト元の記事固有の情報が見づらくなって困る人が出ないかどうか。レイアウトや編集可能な人の種類が変わることによる支障が出ないか。
- 蛇足だが、ページ番号とリビジョン番号を間違えて記入して無関係なページにリダイレクトしてしまうミスが散見される。
- 記事編集に不慣れな編集者が、リダイレクト機能の意味がわからずにリダイレクト先としてページ番号「1」を代入してしまうことがある。ページ番号「1」の記事は「ニコニコ大百科」なので、まったく無関係の記事からニコニコ大百科へリダイレクトされている場合はこのケースと考えていい。
リダイレクト記事の編集方法
間違えてリダイレクトをかけてしまった場合などは編集履歴から元に戻すことが出来る。
方法
- リダイレクトが設定されている記事にアクセスする。リダイレクト先に転送される。
- 記事の先頭に「~から転送されました。」とリダイレクト元が青色で表示されているのでクリックする。
- リダイレクト元の記事が表示されるので、「編集履歴を閲覧」をクリックして編集履歴を表示する。
- リダイレクト設定前のリビジョンの右端にある「基に執筆」をクリックすれば通常の編集画面に移動する。
- 「リダイレクト先のページ番号」の欄を空欄にした後、必要なら編集も行い「投稿する」を押して投稿すればリダイレクトは解除される。
新規にリダイレクト記事を作成する際の注意事項
「略称」「愛称」等を新規のリダイレクト記事として作成されている事もあるようだ。
そのような記事を作る際にはちょっと考えて欲しい。
「その単語(略称、愛称)は、ある特定の事柄だけを指す単語なのか、どうか」
を……。
複数の事柄を表している場合、安易にリダイレクトさせてしまうと利用者の混乱を招く恐れがあるので注意が必要だ。
関連動画
ぴったりの動画はあまり無いと思われる。動画の開始っ端に@jumpで別の動画に飛ばしてしまうようなものはリダイレクトに似ているかも。
関連商品
関連項目
- 記事名変更機能
- 削除しました
- 記事削除の合意について
- ニコニコ大百科開発日記
: 最新情報はこちらから
- ニコニコ大百科:仕様
- ニコニコ大百科:記事の編集方法
- リダイレクト記事の一覧
- 掲示板に書き込みがあるリダイレクト記事の一覧
- 表記ゆれ
- から転送されました。
- この記事へのリダイレクト
脚注
- *記事のリダイレクト機能&編集かぶり検出機能を追加しました。-ニコニコ大百科開発日記
- *2009年10月2日の仕様変更
でユーザー記事をリダイレクトにすることはできなくなった(ユーザー記事へのリダイレクトは可能)。既存のリダイレクトになっているユーザー記事については強制解除は行なわれなかったが、2009年12月2日の仕様変更
でユーザー記事をリダイレクトにしている編集者は編集ができない仕様に変更された。
- *生放送記事カテゴリ成立以降に生放送記事と同名の単語記事を作成して生放送記事側にリダイレクトさせる編集(重複記事の作成)が横行したため、対応措置として導入された。→参考発言リンク
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