リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore, 1945年4月14日 - )は、イギリス出身のロック・ギタリストである。
HR/HMの巨頭バンド、ディープ・パープル、レインボーのコアメンバーとして活動後、現在は中世ルネサンス期の音楽を基調としたブラックモアズ・ナイトを率いてプレイしている。
概要
活動遍歴
少年期にギターを買い与えられ、セッションマンのビッグ・ジム・サリヴァンに師事しスクリーミング・ロード・サッチやアウトロウズなどに参加。
1968年ジョン・ロードと中心になりHR/HMの始祖的グループ、ディープ・パープルを結成。大音量の過激なサウンド、アドリブでのバトル、クラシカルな音調の導入などで後進バンドのモデルとなる。
幾度かのメンバー・チェンジの末自らも音楽性の違いから脱退し1975年レインボーを結成。目まぐるしくメンバーを入れ替えながら活動し多くのミュージシャンを輩出した。
1984年第2期ディープ・パープルを再結成させるも1993年に再び脱退し再結成レインボーを経て、現在は妻のキャンディス・ナイトとともにブラックモアズ・ナイトでプレイしている。
ギタープレイ
ギターは指板をスキャロップ加工したフェンダー・ストラトキャスター、アンプはマーシャル~ENGLのハイゲインアンプ、他にはアイワのテープデッキを改造したエコー/ブースターやホームベース型ベッコウピックを使用している。
ブルース・ロック全盛の時代にクラシカルな音階と正確無比な早弾き、機材を破壊する過激なパフォーマンスでファンを魅了、ヘヴィメタル奏法の開拓者である。
開放弦を交えた関係上"Key=Gm"でのリフを多用した曲作りが多く、中でも「スモーク・オン・ザ・ウォーター」(『マシン・ヘッド』収録)は最も有名なギターリフを持つ曲として知られる。
現在は音楽性の変化とともにアコースティック・ギターをメイン楽器としている。
人物像
気難しく唯我独尊と言える性格の持ち主。大のいたずら好きとして知られている。以下に有名な例を挙げる。
- 1974年カリフォルニア・ジャムにてEL&P所有のTVカメラを無断で破壊、アンプをガソリンで放火し逮捕を逃れるため終演後直ちにヘリで他州へ逃亡
- 1977年ウィーンにて観客を冷遇した会場の支配人への義憤から顎を蹴り上げ暴行の罪で逮捕される
- 同年パリにてプロモーターのエリック・トムセンを全裸に剥きステージ空中に吊るし上げる。彼のガールフレンドはショックのあまり失神
- 1980年モンスターズ・オブ・ロックにてリハーサルでダイナマイトを爆破しステージ上の機材を全てダウンさせる
- 1993年バーミンガムにてギターソロまでステージに上がるのを拒み、カメラに水を吹っかける
- ジミー・ベインに火炎放射器を向け火炙りにする
- グラハム・ボネットの短髪に業を煮やし衣装を隠しギターで殴りつける
- 入国審査時、マネージャーのパスポート写真をE.T.の顔写真にすり替え
- 開演直前、ロジャー・グローバーのブーツにシェービングクリームを入れる
- 1993年来日公演直前に興行ビザを破り捨て「日本行きはキャンセルされた」と言い放つ
- 自らのうんこさんを入れたゴミ袋を各メンバーの楽屋にこっそりと置いていく
※BURRN!誌初代編集長の酒井康は一度だけ被害を受けた事があるらしい。
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「演奏してみた」動画
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関連項目
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