リトルトウキョー殺人課 (Showdown in Little Tokyo) とは、1991年に公開されたアメリカの警察映画である。
概要
内容は二人組の刑事を主人公にし捜査活動を描く、いわゆるバディムービーである。
舞台はカリフォルニア州ロサンゼルス市で、主人公の二人はロサンゼルス市警察(LAPD)の刑事という設定。また主人公が所属している部署は、LAPDに実在するアジア系犯罪組織を専門に扱うアジア特捜隊(Asian Crime Unit)。二人がロサンゼルスを拠点に暗躍する日本の暴力団を捜査していく、というのが物語の軸である。
あらすじ
ロサンゼルス市警察刑事部アジア特捜隊。中国系やベトナム系など、アジア人の組織犯罪対策に関し捜査及び他部署の捜査支援を行う部署である。組織犯罪は人種ごとの文化が内部ルールや手口に反映されるため、その文化に精通した警察官の手助けがなければ捜査は進まない。アジア特捜隊の存在意義はまさにそこにある。
特捜隊に一人の刑事がいる。クリス・ケナー。勤続15年で、白人ながら日本の文化に精通している人物だ。ある日、彼にムラタという新たなパートナーがつけられた。ムラタは日系人ということでアジア特捜隊に配属となり、日本の暴力団対策担当となった。ところがアメリカ育ちで日本の文化をあまり知らない。
ケナーは日本の文化についてムラタに丁寧に教えつつ、二人は協力して日本の暴力団への捜査を行っていく・・・。
登場人物
制作と背景
警察映画としてはリアルさを重視した作品であり、綿密な事前取材に基づいて脚本が練られた。映画の中で主人公らが行う捜査手法や装備は、当時のLAPDが実際に行っていたものを参考にしている。但し、映画公開によって捜査が妨げられないよう一部を簡略化したり、また架空の装備や設定を用いているという。それがどの部分なのかについては明らかにされていない。
映画制作の背景にあったのは、1980年代から活発化した日本の暴力団のアメリカ進出である。山口組や稲川会が積極的にアメリカに進出し、当地の犯罪組織と手を組んで合法・非合法問わず様々な経済活動を活発に行い始めたことが、アメリカ側の司法関係者の間で警戒されていた。特にLAPD、ロサンゼルス郡保安官、ロサンゼルス地方検事らの懸念は強かったという。
しかし市井の人々にはマフィアや中国系、中南米系、アフリカ系ストリートギャング程には暴力団が認知されていなかった。日系人による犯罪は少数であり、組織犯罪においても日系人の割合は小さい。皮肉なことに、「善良なマイノリティ」という日系人への信頼が、暴力団に対する警戒感や問題意識を弱めることに繋がっていた。
善良な日系人の尊厳を守りつつも、組織犯罪という「どの人種・民族でも抱える負の集団」についてアメリカ市民に周知する、という制作意図があったと思われる。
リアリティの追求
先述の通りアリティを追求した本作品だが、その手法には本作品以前に制作された刑事ドラマ及び警察映画の影響が指摘されている。
一つは1950年代に制作された刑事ドラマ「ドラグネット」(原題:Dragnet)。このドラマはロス市警が実際に取り扱った捜査を基に脚本が書かれており、また当時ロス市警に所属していたジャック・ヴィンセンス巡査部長がテクニカルアドバイザーとなり、警察官の話し方や仕草などについて細かく指導していた。リアルな刑事作品を後世に示したドラマである。
尚、ヴィンセンス巡査部長は麻薬や風紀関連の捜査に従事していたが、捜査中に何者かに心臓を撃たれて殉職した。
もう一つは1988年に公開された「カラーズ ~天使の消えた街~」。 この映画はロサンゼルス市サウスセントラル地区のストリートギャング(カラーギャング)と、それを取り締まるギャング特捜隊C.R.A.S.Hの活動を描いている。ストリートムビーとしての側面もあり、ロサンゼルスが抱えるギャングや人種の問題を社会に改めて示した作品である。
また本作品が以後の警察ドラマ・映画へ影響を与えたという評価もある。
その一つが、ロス市警のパトロール警官や刑事の活動を描く群像劇の警察ドラマ「サウスランド」。優れた撮影手法と演出により、視聴者が「事件現場に臨んでいるかのよう」という高い評価を得ている。
もう一つは2012年にアメリカで公開され、日本では2013年に公開される「エンド・オブ・ウォッチ」。 これもまたサウスセントラル地区が舞台となっており、当地を担当するパトロール警官のコンビ二人を主人公にストリートギャングとの闘いを描いたもの。サウスランドに負けず劣らずリアリティがあるとの評判である。
LAPDは多数の映画・ドラマで描かれているが、本作品はその中でも突出した特長があると言えるだろう。
備考
長文を散々読んでもらってなんだけど、ここまで大嘘。本当のところは以下を読んで欲しい。
Gaiyo
ロサンゼルスの日本人街小東京 (Little Tokyo) を舞台に、ロス市警の刑事とYakuzaの闘いを描く。
全篇に亘って曲解された日本文化が紹介されており、どこから拾ってきたのか分からないNIPPONが描かれている。本国ではアクション映画としてマジメに作られた(はずだ)にも拘らず、日本人が観れば爆笑必至である。
Nippon no Bunka
- 口を割らずに首を折る。
- 皿は生。
- 恥辱を受けた女は喉を斬ってseppukuする。
- Futonが無くともkotatsuは暖かい。
- 闘魂の鉢巻をシメ、裃とも法被とも付かないようなものを素肌の上に羽織、袴のようなモノをはき、M-16を携えて敵に突撃。
Kanren Doga
Kanren Nama Housou
Kanren Shohin
Kanren Komoku
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