リネット・ビショップ(Linette Bishop)とは、「ストライクウィッチーズ」シリーズの登場人物である。
概要
愛称「リーネ」。ブリタニア空軍所属のウィッチで階級は軍曹→曹長。第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズのメンバー。モデルは公式では明確にされていない(戦闘機スピットファイア・シリーズの擬人化等諸説あり)。
リーネはエースではなく、優秀なウィッチを温存したいブリタニア空軍の意向で501JFWに配属された新兵である。優しさと萎縮しがちな性格が災いして、配属時は戦果を挙げられず謝ってばかりだった(現在も「ごめんなさい」発言回数ナンバーワンである)。501JFWメンバーの中にも実力を疑問視する意見があったが、坂本美緒の指導と宮藤芳佳のサポートで初戦果を挙げて以来、才能を開花させることになった。
8人兄弟姉妹の真ん中。おっとりしていて家庭的でおっちょこちょい。501JFWではシャーロット・E・イェーガー(94cm)に次ぐ巨乳(88cm)。大きな胸を恥ずかしいと思っている(が、501JFWは悲しきかな巨乳好きが多い)。
パーソナルデータ
- 姓名:リネット・ビショップ
- 出身:
ブリタニア連邦
- 階級:軍曹(『SW』)→曹長(『SW2』以降)
- 原隊:ブリタニア空軍第11戦闘機集団610戦闘機中隊
- 所属:
連合軍第501統合戦闘航空団<ストライクウィッチーズ>
- 使い魔:スコティッシュフォールドのコンセルティナ
- 原隊:形式上の所属。養成学校を出て即501JFWに配属となっているため、実質的な所属経験はもたない。501JFWの解散中でも原隊には戻っていない。
- 固有魔法『弾道安定』:銃弾に念動力を作用させ、発射速度、威力、射程を向上させるもの。
- 第一次ネウロイ大戦におけるブリタニア空軍のエース、ミニー・ビショップは実母、ワイト島分遣隊所属のウイッチ、ウィルマ・ビショップは実姉。リーネは姉ウィルマ以上の素質が見込まれていた。
- 固有魔法から狙撃に適性が高かったが、気が弱く引っ込み思案なため実戦では実力を発揮しきれずにいた。芳佳との共闘をきっかけに落ち着きと自信を取り戻し、優秀なスナイパーとなった。
- ちなみにリネットがその場で思いついた『敵が初弾を避けた後、その避けた位置を推測して撃ち抜く』という方法は、第二次世界大戦中、アメリカで高射砲の制御装置を作成、活躍した数学者ノーバート・ウィナーの提唱したフィードバックコントロール(サイバネティクス理論)と類似する。
- スナイパーの性として敵の急所を撃ち抜こうとする癖がある。『SW2』6話においてエイラのシールド展開訓練を手伝った際には、エイラに護衛される役を買って出たペリーヌを的にする羽目となり、パニック状態でひたすら的確にペリーヌのヘッドショットを狙う恐怖の狙撃手と化した。
- 家事全般をこなすが、料理の技術はいまだ発展途上。よく芳佳と一緒に料理をしている。ブリタニア料理は501JFWでは不評だが、アフタヌーン・ティーはメンバーに定評がある。
- 裁縫はあまり得意ではなく、芳佳のために夜なべで白衣を縫った時は手を傷だらけにしている。
- 将来は退役して「お嫁さん」になるつもりだったが、微妙に心境が変わりつつある。いっぽう、ミーナなどからは指揮官向きとの評価を得ている。
- 危機回避能力が妙に高いため、一部には実は腹黒ではないかとの評価が存在する。中の人の名塚佳織からも同様に評価されている。この件の詳細は『黒リーネ』を参照のこと。
経歴
- ウィッチを多く輩出したブリタニアの名家にして、ロンドンにデパートを持つ裕福な大商人の家であるビショップ家の8人兄弟姉妹の真ん中として生誕。幼少時ガリア陥落に伴うブリタニア撤退戦(ダイナモ作戦)の惨状を目撃。ウィッチ志願の動機のひとつとなる。
- ウィッチの姉ウィルマに憧れ自らもウィッチに志願。職員含め女性しかいない全寮制のウィッチ養成校に入る。母ミニーは空軍に影響力のある存在だが、娘を特別扱いはさせなかった。
- 優秀なウィッチを手元に留めたいブリタニア空軍の意向で、養成校を出て新人のまま直接501JFWに配属。超エース集団の501JFWで萎縮しお荷物状態になるも、直後に着任した宮藤芳佳とのロッテで実力を発揮し、以降は長距離狙撃(と家事全般とティータイム)で活躍するようになる(『SW』)。
- ガリア解放後は原隊復帰せず一時休暇を取り、自ら助力を申し出てペリーヌ・クロステルマンやアメリー・プランシャール、実姉ウィルマらと共にガリア復興に尽力した(『キミとつながる空』)。援助要請のため扶桑にも訪問している。『SW2』1話でブリタニア空軍所属でありながらガリア軍令部から通信を送ったり、ペリーヌの寄付状況を知っていたのはこのためである。
- 『SW2』では、ヴェネツィア陥落による501JFW再結成に駆けつけ、ペリーヌと共に復帰。しばらく前線を離れていたことから『SW2』序盤では再訓練を受けることになるものの、その後は狙撃手として活躍。扶桑艦隊の護衛のため単機で大型ネウロイを相手取る敢闘も見せている(『SW2』8話)。
- ヴェネツィア解放後は再びガリアに戻り、ペリーヌのシャトーに居住して復興の支援にあたる。
- ガリア復興支援中、戦災孤児のユリウス、ローズ兄妹を助けた際には、ペリーヌが地上でピンチに陥ったところに颯爽と空から駆けつけ、給水塔に篭るネウロイの真上の水道管を見事撃ち抜いて撃破に貢献した(『SW O.V.A.』Vol.3)。
- 『SW劇場版』ではヘルウェティアの医学校へと向かう芳佳をパ・ド・カレーにて出迎え、餞別として白衣を贈っている。芳佳の危機にはペリーヌとともに駆けつけ『バトルシップ』のダイマをした。
他ウィッチとの関係
- 宮藤芳佳とは、今更いわずもがなの大親友。
- ペリーヌ・クロステルマンとは、本来そのバックアップとしての配属だったにも関わらず性格が合致せず、配属時の低調の原因のひとつともなっていた。ガリア解放を経て関係は大きく好転し、ともにガリア復興にあたるなど親友同士のような関係性となっている。
- アドルフィーネ・ガランド(カールスラント空軍ウィッチ隊総監)の好みらしく、欲しいものとして挙げられたことがあるとか。
- パトリシア・シェイド(504JFW)とは、父同士が大学の同学寮で親しい仲。ただしパティは貿易商の父について海外に出ていることが多かったため、娘同士の親交はあまりないとのこと。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- ストライクウィッチーズ
- ストライクウィッチーズ2
- ストライクウィッチーズ劇場版
- ストライクウィッチーズO.V.A.
- ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN
- ブリタニア連邦
- 宮藤芳佳
- ペリーヌ・クロステルマン
- 名塚佳織 (中の人)
- 黒リーネ
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