リュウジは日本の料理研究家・YouTuber。2023年9月現在、YouTubeチャンネル登録者は426万人。手軽・時短をテーマに、見た目や手間よりも「簡単に作れて、ちゃんとおいしい」料理を創作し、動画やレシピ本として公開している。
この都合からうま味調味料を多用するため、食の伝統を重視する立場やスピリチュアル界隈、陰謀論者から批判を受けることもある。
概要
来歴
1986年5月2日、千葉県千葉市に産まれる。両親はリュウジが幼い頃に離婚したため母子家庭で、兄弟もおらず、中高は引きこもりでオンラインゲームに興じていた (高校は1年で中退) 。その後アルバイトでお金を貯めて世界一周旅行に行き、様々な料理を知る切っ掛けとなる。
帰国後は漫画喫茶で働きながら自炊をはじめる。その後ホテルマンになり、料理の提供時にコメントを添えることで料理がおいしいと感じることに気づく (これがYouTube活動にも活きているとか) 。
後にホテルが東日本大震災で潰れたため、イタリア料理店に就職するも、同じ料理を作ることに飽きて「料理人には向いていない」として老人ホームに転職。その施設の上司がリュウジの覇気がないことから、彼を元気づけるために夜にリュウジに料理を作らせてみることに。これによって老人ホームのクレームも激減したという。
こののち老人ホームも退職し、Twitter、YouTubeにて料理研究家として活動を開始する。リュウジが出したレシピ本は『料理レシピ本大賞 in Japan』では2018、2019、2020、2022の4年「料理部門」大賞に選ばれている。現在は株式会社バズレシピ代表取締役社長・菅澤竜士としても活動している。
簡単で手間いらず
料理研究家としてのリュウジは基本的に「手間暇かけた料理」よりも、「簡単で手間いらず」の料理を志向している。この都合から、「フライパンひとつだけで作る」「電子レンジ調理を用いる」「見た目より味を重視する」「洗い物も減らす」というところを重視している。
リュウジとうま味調味料
リュウジの料理で特に目立つのはうま味調味料 (主に味の素) の多用である。通常料理研究家が出汁を取るとなると、鰹節や昆布等を煮立たせるというところで、リュウジはうま味調味料を振る。こうした縁で味の素株式会社のウェブサイトにはリュウジとタイアップしたコーナーもあるほど。
これには、リュウジなりの考えがある。
- うま味調味料のレベルまでうま味を凝縮させようとするのは、鰹節や昆布から出汁を取ると実質不可能である
- 鰹節や昆布から出汁を取ると香りがついてしまうが、うま味調味料には香りがないため、香りをつけずにうま味だけ足すことができる
このことから、以下のような批判がなされることが多い。
- うま味調味料は体に悪いのにそれを多用するとは何事か
- うま味調味料やめんつゆ[1]は日本の手間ひまかけた食の文化を破壊する
- 味の素は胎児の細胞からアドレノクロムを製造している悪魔崇拝者の企業であり、味の素も中絶した赤ちゃんから作られている。それを使用するリュウジも悪魔崇拝者だ
1.に関してはうま味調味料 (味の素) は昆布や鰹節、菌類 に含まれるグルタミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウムを抽出したものであり、日常的に食品から摂取する成分であるためこれが危険ならそもそも出汁を取ろうが危険である。多くがLucas-Newhouse(1957)などの「人間に比べてグルタミン酸ナトリウムに対する反応が高いマウス」に「摂取ではなく皮下注射で投与」した実験を根拠に危険だと主張しているが、国際連合食糧農業機関 (FAO) と 世界保健機関 (WHO) が設置している委員会、合同食品添加物専門家会議 (JECFA) は猿などに投与した実験などから人間への毒性は極めて低いと評価し、一日摂取許容量を制限すらしていない。リュウジの記事で言うのもあれだが、wawawa (アル中カラカラ) レベルで味の素を料理に投入しても問題はない [2] 。
2.に関してはリュウジは「手間ひまかけるのは手段であって目的ではない」とし、時間や金がなくとも旨いものが食べられることが重要であるとしてこういった意見を唾棄している。
3.に関しては『プロビデンスの目』の記事も合わせて参照願いたい。元々味の素は陰謀論者やスピリチュアル界隈を中心に、胎児細胞からアドレノクロムを製造していると主張され、ディープステートや世界のセレブリティと繋がっているとされている。そして味の素にも胎児細胞が使用されているのだとするわけである (似たような話はマクドナルドでも言われている) 。
このことと合わせて著書『ひと口で人間をダメにするウマさ! リュウジ式 悪魔のレシピ』(ライツ社, 2019) の表紙の卵黄はプロビデンスの目に見立てたものだとか、コルナサインをしている映像があるとか、味の素にスポンサーされているといったことを根拠に、2023年9月19日、リュウジも悪魔崇拝者であると結論づけられ、スピリチュアル界隈や陰謀論者を中心に炎上したのである。当然、リュウジサイドは困惑したが、味の素と卵黄を使った「プロビデンス丼」を公開し、炎上を逆手に取って更にバズるという余裕を見せている。
関連リンク
- おいしい!簡単!料理のおにいさんリュウジさん直伝! 「味の素®」 レシピ | うま味調味料「味の素」|味の素株式会社
- 「MMOで人生が狂った」リュウジさんが人気料理研究家になるまで
- 否定するのは作らない側の人──料理研究家リュウジがうま味調味料にこだわる理由(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
- mama QAJF on Twitter: "#小児性愛 や #アドレナクロム のワードが #Yahooニュース にも出るようになりましたが、まだまだ陰謀論扱いされる時もあります🙄 ではこちらの事実はどうでしょうか。 私達が普段食べている #食品添加物 の一部に #胎児細胞 が利用されていると言ったらどうですか❓ #QAJF #Q https://t.co/gIH7wdeXT5"
- グルタミン酸ナトリウムの危険性|誰でもわかるように安全の根拠を解説
- 食品添加物のFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)による安全性評価 - 公益財団法人 日本食品化学研究振興財団
- 味の素 は危険? うまみ成分 グルタミン酸を薬剤師が解説 - YouTube
- リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ on X: "違います。決してこの丼の卵黄はプロビデンスの目を意識しているわけではありません 美味しいから乗せてるんです" / X
- Xユーザーのリュウジ@料理のおにいさんバズレシピさん: 「折角炎上したので 【プロビデンス丼】作りました 豚挽肉100g、玉ねぎ50gを塩胡椒で炒め、醤油小匙2、オイスターソース小匙1、砂糖大さじ1/2、悪魔崇拝者の素(味の素)3振り入れ炒め、プロビデンスの目に見立てた卵一個落とし、ピザチーズ35g入れ蓋をし半熟になったら黒胡椒、紅生姜 悪魔的にウマい」 / X
- リュウジ氏、「悪魔崇拝者」呼ばれ反論も… 公開した写真にツッコミの嵐 – Sirabee
- リュウジ氏、炎上逆手に“味の素”を使った丼レシピを披露 「悪魔崇拝者」で話題 – Sirabee
- バズレシピのリュウジお兄さん、なぜかお脳があっち側に行ってる人たちに悪魔崇拝者とか謎の文句をつけられている - Togetter
脚注
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