リューサンとは、FF11に登場するジョブ「竜騎士」の通称である。主にネトゲ実況板にて使われる。 また下記のネタを元に作られたキャラクターのリューサンについてもここで解説する。
リューサンの概要
竜騎士に対する他の呼称としては、ニコニコ動画上でも有名な「ガリ」というものがあるが、
「ガリ」は当時竜騎士が、性能等の問題から人気のないジョブだったことを揶揄した呼び方であり(「ガリ」の項を参照されたし)、蔑称的な性格を持つ言葉であった。
その為かどうかは分らないが、次第にガリという呼称は使われなくなり、現在では竜騎士に対する通称はほぼ「リューサン」で統一されている。
尤も、現在では竜騎士の性能が向上した影響もあってか、ガリについても蔑称というイメージは殆ど薄れており、第3回2ちゃんねる全板人気トーナメントではネ実のマスコットキャラクターとして「ガリ」が採用された。
余談だが、同時期に不人気だったジョブに「暗黒騎士」と「侍」があり、これらに竜騎士をあわせた3ジョブを総称して「エース(ジョブ)」と呼ぶ(「あまり私を怒らせない方がいい」のAAはこれが元ネタ)。
「エース」の由来は、2005年7月25日に行われたバージョンアップにて実装された頭装備「エースヘルム」を装備できたのがこの3ジョブであり、プレイヤーからは「どこがエースだ」と失笑され、皮肉ってこの3ジョブを「エース」と呼ぶようになった。
更に言うと、FFXI開発チーム内でもこの3ジョブはエースと呼ばれていた事が分かっている(一般にエースという呼び方が広まる以前から使われているらしい)。
尚、後にエース達はそれぞれ強化パッチを当てられ現在では三者ともかなり優秀なアタッカージョブとなっている。
また、ネ実エーススレではこれをネタにしたflashが数多く作られ、そのあまりの完成度によりリューサン人気がさらに加速した。
∧∧ /) キャーリューサーン!! )
( ゚∀゚)/ )\__ )
/!≡) ≧δ`∋ ) 希 望 と 書 い て
(/´U (`・ω・) PT ドウデスカ? )
ノ| 竜|) ∧∧ ) 妄 想 と 読 む ん だ よ ね …
(( ノ ̄ゝ ∩(゚ )∩ )
_______○_____ノ
o
__/( /(
∈´ δ≦ <゚了ノ ( ?
(・ω・`) ( "⌒ヽ______
OO⊂) ι⌒ζノ丶─"
……というような「大人気になった竜騎士、を妄想する竜騎士」AAが元ネタなので、本来の使われ方ではこっちの呼び方も蔑称っぽいのだが、実際はネガティブな意味で使われることはほとんど無い。
架空のキャラクターとしてのリューサン
上記のネタを元に生み出された人格を持った架空のキャラクター。主な特徴として
- 種族はエルヴァーン♂、フェイスタイプは不明(常に兜をかぶってるため)。
- 装備はドラケンアーマー(竜騎士のAF一式)、武器はランス系をよく使う。
- 初対面の相手には自身を「ブルーゲイル」と名乗るがその名で呼ばれることは全くない。
- なぜかとあるモンスターが使用する技(やばい!紫電の槍(ライトニングスピア)だ!)を使える。
- ブロントさんや内藤(ファイナルファンタジーXI)など発言や性格がアレなFF11発祥のネタキャラが多い中、比較的まともで良識のある人物として描かれている(ただし上記のネタで弄られた時や下記のMikanが関わる事態ではその限りではない。またそのせいかなにかと弄られキャラの設定がつきやすい)。
- 相棒の子竜Mikanを溺愛しておりMikanの事になると暴走し手がつけられなくなることも。ちなみに、竜騎士の連れている子竜は「Mikan」と呼ばれることが多い(Mikanは子竜につけることの出来る名前のうちの一つ)。
- 竜騎士実装当初からの過酷な時代(竜騎士関連の不具合に始まりほぼ子竜依存の戦闘能力、PTに誘われることが少なくソロプレイを余儀なくされていた時代背景、さらに前衛それも仮に騎士と呼ばれるジョブのわりに紙装甲(通称紫プラモ)のAF、おまけにコールワイバーンに始まる微妙なジョブアビリティ等…現在はかなり改善されている)を生き抜てきた為か不屈の精神力を持っている。
- ↑あまり私を怒らせない方がいい^^♯
- ↑落ち着きたまえ^^→凄く落ち着いた^^
が挙げられる。
FF14におけるリューサン
2.0開始直後、吉田Pが竜騎士は初心者にオススメのジョブですと発言しており、FFを代表するジョブという事もあり多くの人が竜騎士を選択した。
実際、序盤の竜騎士は扱いが易く火力を出しやすいジョブであったが、レベルがカンストし研究が進むに連れて、近接なのに遠隔未満のDPS、全ジョブ最低の魔法防御、攻撃スキルの硬直の多さで非常に使いづらいジャンプ系スキル等圧倒的な最弱ぶりが判明し、エンドコンテンツにおいて竜騎士がいる事が縛りプレイと揶揄されるまでの最弱職っぷりを誇った。FF11から続くリューサンネタジョブの輪廻からは逃れられなかった。
FF14における床ペロ士、気づいたら死んでる、ヒーラーのギミックが1つ増えるなどといった不遇は上の話が発端になっている。
これを受けて運営はパッチ2.1で竜騎士の大幅強化を発表する。方向指定のボーナスの強化、各スキルの強化、硬直の減少。パッチ2.1実装後、最初はこの竜騎士の強化を喜ぶリューサン達だったが検証が進むにつれてまた暗礁に乗る事になる。火力は上がったものの実質的にはキャス職とそこまで差がなく当時不遇とされていた黒魔道士が強化された結果、結局竜騎士は火力においても下から数えた方が早く、PTに有用なサポートも少なく、防御も薄いという問題が浮き彫りになった。実際の所、超強化ではあったが元が弱すぎたのである。
また、海外のフォーラムにて方向指定のシビアさと根本的にDPSが低いためミスができない事を考慮して最も難しいDPSという扱いやすく火力を出しやすいというコンセプトから大きく離れた評価を受けた。侵攻編2層の仕様上の問題で、当時近接2枠ということで竜騎士の枠は作られていたが、ジョブ性能に関してリスクに見合ってない、近接なのに火力が低いと疑問の声がフォーラムで相次いだ。
そしてトドメとなったのがパッチ2.4における忍者の実装である。実装当初忍者は竜騎士の完全上位互換といっても差し支えのない性能であり、基本的に魔法系大ダメージが多いバハムート真成編では入るだけで難易度が上がるという2.0時代のフラッシュバックが発生し完全に席がなくなる事案となる。
多くの竜騎士達は忍者をやるか、それとも迷惑を承知の上で意地で竜騎士を貫き通すかの二択を強いられる事になった。フォーラムは大きく荒れ、当時のトッププレイヤーにジョブとして根本的に欠陥のあるジョブという評価を受けた。それを受けて運営はパッチ2.45にて竜騎士の大幅強化を決定した。
パッチ2.45以降は方向指定の緩和、魔防の上昇、スキルの根本的火力の強化を実施され、DPS最弱の防御と歌われた防御力は元のHPも高さもHP回復スキルの豊富さも相まってDPS最高の防御力となった。また火力の上昇や方向指定の緩和によって火力面も安定し状況の変化にも強くなり、初期コンセプトにあった死ににくく安定した火力を供給することが出来るジョブとなっている。
パッチ3.0(拡張ディスク「蒼天のイシュガルド」発売)以降は、バトルリタニーによるPTDPSの強化が可能になったことにより、非常に高性能なジョブになった。一方、ランダム要素のある方向指定技の追加(後のパッチで緩和)など、やや不安定な要素も残しており、他の近接DPS(モンク、忍者)とのバランスを鑑みながら慎重に調整が行われている。
関連動画
関連項目
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