リン・ヤオとは、鋼の錬金術師に登場する人物である。
概要
細目が印象的なシン国第十二皇子。50万人からなるヤオ族の出身で、ヤオ族の地位向上と次期皇帝になるため、不老不死の法を求めてアメストリス国に不法入国してくる。ふとしたきっかけで出会ったエルリック兄弟が目的達成に通じるものとして追跡する。基本的に笑顔で陽気な性格。だが、「王は民のために在る者」と王族として揺ぎ無い信念の持ち主である。一時は目標達成の鍵となるグラトニーを捕えたが逆に飲み込まれ、お父様の手によりグリードとなる。
グリードとなる過程で元のグリードに飲み込まれそうになるが、逆に受け入れると啖呵を切ったことを気に入られ、精神的にはグリードとリン、二つの意識が共存する不思議な関係を築く。事実、リン自身の野望(王となる事)を気に入ったり、彼の力を用いる場合はリンの人格を表にするなど、一概に利害関係の一致による関係とは言えない。当初はお父様に従っていたが、ビドーを殺した際に記憶が戻り錯乱。後にブラッドレイを襲撃したことを期に(グリードとしては改めて)他のホムンクルスと敵対することとなる。この時、表向きはエドワードを部下として従わせることになる。終盤ではフーやブリッグズ兵らと共同でブラッドレイと戦い、彼に致命傷を負わせる。そして、あるものを欲するグリードに対して諭したことが、後の運命を決めることとなる。そして彼は皇帝となった。
細目は目つきが悪いことを気にして、意図的にしているもの。また、大変な大食漢で、登場当初は食い倒れることもしばしば。メイ・チャンは異母兄妹であり、ランファンとフーを護衛として従わせている。普段はこの三人なのだが、だいたいリンが勝手にはぐれる。護衛とはなんだったのか。 シン国の手練れ故に気の流れを読むことができ、このおかげでホムンクルスの気配を察知することが可能。また、体術にも優れており、初期は柳葉刀と体術を駆使して戦っていた。これは幼い頃より暗殺者に狙われた事から、自ら鍛える必要に迫られていた為である。
グリードとして
通称:グリリン(命名者:エドワード・エルリックさん)
前述の通り、前グリードの元となった賢者の石を注入されたことで誕生。硬化能力は以前のままだが、決定的な違いは人格交代である。同じ人間ベースであるブラッドレイとは違い、グリリンさんの場合は素体であるリンの人格は丸々残っている(その代わり、グリリンになる前のグリードさんの記憶は失くしていた)。そのおかげで、リンの人格に切り替わった際には気を読む力が使え、暗闇でも気配察知にて攻撃を回避することが可能である。この能力をもって、ランファンと共にグラトニーをフルボッコにした。
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関連項目
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