リースとは、
- リース - ゲーム『聖剣伝説3』の女性主人公の一人。本項で記述する。
- リース - PS2ソフト『ベルウィックサーガ』の主人公。
- リース - lease。金融業の一種で物品を契約期間貸し出すビジネス。レンタルとの違いは貸し出し期間が最初に契約で決まっている点。
- リース - wreath。花、草、枝等で作る輪飾り。壁やドアに飾ったりする。
- リース - Ries、Rieszなど。ユダヤ系に多くみられる姓。
- リース - 『突撃隊』という映画の主人公。スティーブ・マックイーンが演じている。
- リース - 空の軌跡 the 3rdのヒロイン。フルネームはリース・アルジェント。
概要
風の王国ローラントの王女であり、この若さにしてローラント国のアマゾネス軍のリーダーである。
家族は父ジョスター王と、弟エリオット王子の2人で、母ミネルバはエリオット出産と同時に逝去。
母国ローラントに侵攻してきたナバールによって弟エリオットを攫われ、父王の命も奪われ、そして王国をも滅ぼされてしまう。総てを奪われたリースは、いつか自分の手で王国を復興させることを強く誓い、連れ去られたエリオットを捜し求め旅に出る。
ファンの間では発売後20年以上たった今もずば抜けて人気が高い。それはニコニコ動画においても例外ではなく、聖剣3関連の動画で人目も憚らず、「俺の嫁」宣言をする勇者もかなりの確率で見受けられる。待て、俺の嫁だ。
彼女の人気の理由は、その容姿もさることながら、ゲーム本編における、あの時代のゲームキャラとしては珍しい、不遇な生い立ちによるものだろう。
キャラクターデザインを担当した結城信輝も自身の同人誌において、リースの容姿があまりにも「アマゾネス」ではないことについて、「ストーリーからインスピレーションを得たため」とコメントしている。当時Vジャンプに掲載されたコメントによれば結城自身はゲームを良く知らず、ゲームキャラクターデザインも初めてだった為、そういったクリエイター的手法を取ったと思われる。
ちなみに初期の設定画では貧乳だったが、スクウェアからのリテイクによって胸が膨らんでいったとのこと。
( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!
ゲーム中の性能
武器は槍で、踏み込んで鋭い突きを放つ。攻撃リーチは6キャラ中もっとも長く、敵と多少距離があってもヒットさせやすいのがメリット。
クラスチェンジすると能力補助系の魔法を覚える。また、クラス3はそれぞれが別の召喚魔法を習得できる。ダメージが高い上、多くが何らかの追加効果を秘めている。
光クラスの場合はパラメータアップ系、闇クラスは逆にパラメータダウン系の魔法が中心。どのクラスに進めようともパーティ内における役割に大幅な違いがなく、クラスチェンジシステムに沿うとその強化はやや地味。ただし確実にパーティを強化できる補助魔法の運用性は高いため、後述のバランスタイプの能力も相まって扱いやすいキャラクターであると言える。
ただし、アイテムによる代替やパーティのクラスによっては能力ダウンが使えるキャラもいるため、プレイヤーの運用次第で選ぶクラスも変わってくる。
『ToM』ではSFC版と違いバフ・デバフやセイバー魔法など補助魔法の仕様が変更され、一定時間が経つと効果が切れるようになったので活躍の場は少なくなった、かと思われたがアビリティによってバフ効果を代用したりクラスチェンジ次第ではSFC版と同様で効果がバトル中ずっと持続するようになっている。
クラス1
アマゾネス
平均的な能力のバランスタイプ。初期は他の前衛キャラ同様攻撃一辺倒の運用になるが、ブラックマーケットの魔法アイテムを過不足無く扱える強みがある。
必殺技は、遠心力を乗せた槍で鋭い突きを放つ「旋風槍」。一連のモーションが素早く、全キャラ中もっともスキが小さいのが特長。ただし攻撃回数が1回だけなのでダメージ効率はやや悪。『ToM』では前方に竜巻を発生させ敵を足止めした後に槍で突進する技に変わっているが、より多くの敵を巻き込みやすい上に空中の敵にもヒットするので使い勝手が良く、最終戦までお世話になることだろう。
クラス2
光:ワルキューレ
能力をアップさせる魔法を使えるようになる。対象が味方なので、中盤以降増えてくる、カウンターを持つ敵相手でも問題なく使えることや、一度使えばワンフロア内での戦闘で出てくる敵全てに優位を取れることから、闇のクラスのダウン魔法よりも扱いやすく、汎用性に優れる。ただし効果は単体であるため、全掛けに時間がかかる欠点を持つ。
『ToM』の場合はクラスチェンジすると、通常攻撃ヒット時、SPが1%増加する効果を得る「エインヘルヤル」の専用スキルを得る。精神を優先で強化して能力アップの魔法と「アップMPセーブ」のアビリティを習得すると良いだろう。
必殺技は、回転させた槍から衝撃波を発生させる全体攻撃「真空波動槍」。『ToM』の場合は槍を一閃し衝撃波を敵めがけ5回飛ばす技となったが、槍を振るうアクションにも攻撃判定がある。衝撃波は敵を貫通して飛ぶので、多くの敵(多くの部位を持つボス)にヒットしやすい。
闇:ルーンメイデン
光のクラスとは逆に、敵の能力をダウンさせる魔法を覚える。アップ魔法と異なり、同様の効果を持つ魔法アイテムが店売りされていないので希少性という点ではこちらが上。かける相手が単体であれば速攻性という意味でも優位であり、主にボス戦で効果を発揮。ただし、前述の通り一部の敵からのカウンターを誘発するので注意が必要。
『ToM』ではクラスチェンジすると自身のデバフ効果の時間を40%短縮する「守りのルーン」の専用スキルを得る。こちらも精神を真っ先に強化して能力ダウン魔法と「ダウンMPセーブ」を習得したいところ。知性を強化して、敵にかけるデバフ効果が強化される「ダウン強化」を得るのもオススメ。デバフ効果が長持ちする「ダウンカウント」も強力だが、後述の「フェンリルナイト」へクラスチェンジさせる場合はクラス3以降は実質的に死にスキルとなるのが惜しい。
必殺技は、高く飛翔して上空から敵を一突きする全体攻撃「飛天槍」。
クラス3
クラス3になると能力アップ・ダウンの魔法に加えて神々や魔獣を召喚し攻撃する召喚魔法も習得できる。
『ToM』でも同様で、ダメージに加え何かのステータス異常を付与する召喚魔法(ラミアンナーガは除く)は、状態異常の敵を攻撃すると有利な効果を発揮するアビリティを持つネクロマンサー(シャルロット)やナイトブレード(ホークアイ)などと相性が良いので積極的に使おう。
光:ヴァナディース
クラスチェンジには「ブリーシンガメン」が必要。公式イラストは清楚なお姉さんって感じで、ストッキングが実にセクシー。衣装も「神話上の女神」の名にふさわしいデザインになっている。
武器攻撃の威力が高い攻撃主体のクラスで、リースのクラス3で唯一全体を対象にした必殺技を習得する。アップ系魔法を併用すると、攻撃性能ではリースのクラス3でトップクラス。ただしパラメータアップ魔法の効果範囲は単体のままなので味方の全掛け補助に時間がかかるのはそのまま。魔法の選択と掛ける対象はよく考えておきたい。あとシャドウゼロにも気をつけたい。
『ToM』ではクラスチェンジするとバトル勝利時に味方全員のHPを7%回復する「女神の祝福」という専用スキルを得る。SFC版と同様で後述のスターランサーに隠れがちだが、リンクアビリティ「天啓」は必殺技発動時に全てのステータスのバフが掛かるという我流奥義の超強化版と言うべきもので、予めSPを溜めておきボス戦開幕と同時に必殺技を撃てば有利に戦闘を進められる。バフ効果を自分にも同時に付与する「ダブルアップ」など他にも便利なアビリティが揃っている。
召喚魔法の「フレイア」は、敵全体をかいがらハンターに変えてしまう。変化した敵はもはやザコ以下なので、無力化という意味ではとんでもない性能の魔法。ただしEXPとアイテムを入手できなくなるので注意。雑魚散らしや、強敵からのピンチ回避で使うのが吉。『ToM』でもクラス4の試練にてエンプレスビーとの対決で取り巻きのビー族を片付けるのには最適だが、NPC操作の場合アイテムを狩りたい時に限ってカイザーミミックをはじめ虹色アイテムの種やレアアイテムをドロップする敵を勝手に無力化してしまう事もある点に注意。
ところでヴァナディースっていうのはつまりフレイアのことなんだけど…あれ?
必殺技は、無数の光の槍を雨のように降らす全体攻撃「光弾槍」。ワンダーの樹海にいるクインビーの、この技に泣かされたプレイヤーも多いだろう。
光:スターランサー
クラスチェンジには「明星のクサリ」が必要。
ステータスアップ魔法の全体化という大きなアドバンテージを持つクラス。この全体補助が戦闘時にパーティに与える恩恵は非常に大きく、総合パラメータの低さに関わらず最終クラスにスターランサーを選ぶプレイヤーは多い。
先述したとおりアップ魔法は扱いやすいので、リースのクラスチェンジに悩んだらとりあえずこれにしておくのがベター。『ToM』ではステータスのバフ効果がバトル終了まで永続となる専用スキル「流星の光」を得られる上に味方全員の能力をバトル中5~7%強化する「〇〇アップオール(攻撃・防御・魔攻・魔防)」も習得できる。
習得する召喚魔法は「マルドゥーク」。沈黙の追加効果がついており、強力な必殺技や厄介な魔法攻撃をまとめて封じることができるのが長所。
必殺技は、星の力で2体の分身を発生させトライアタックで敵を攻撃する単体攻撃「流星衝」。『ToM』でも同様に敵単体への技だが、技演出中は敵が硬直状態になるので他の味方が追撃すれば更なるダメージを叩き込める。
闇:ドラゴンマスター
クラスチェンジには「騎竜のクサリ」が必要。
SFC版ではクラス2と比較して大きな強化点がなく、必殺技は単体攻撃で攻撃力も低めだが、召喚魔法「ヨルムンガンド」は毒の追加効果を持ちスリップダメージで弱らせていく。また、純ダメージにおいてもトップの召喚魔法である。地味に短期大ダメージで発動しやすいカウンター対策になる。
召喚魔法との連携で単体の敵をパラメータダウンと重ねて弱め尽くしていく点では強力で、また、毒によるダメージを利用して、他の味方の大技発動をアシストする意味もある(とりわけアンジェラがグランデヴィナで使用可能なダブルスペルとの相性がいい)。
『ToM』ではHPが100%の時に攻撃力が20%強化される専用スキル「覇龍の加護」を得られるので戦闘ではHPが満タンの状態をできるだけ維持したいところ。特技で敵にデバフを付与したあと逆のバフ効果を自身に付与する「リバースアップ」、強攻撃がヒットすると20%で何かのデバフ効果がランダムでかかる「ランダムダウン」などのアビリティを習得でき、専用スキルや後述の必殺技と合わせ、プレイヤーが自分でリースを操作する場合はフェンリルナイト以上にゲームが面白くなることだろう。
必殺技は、竜を模した気をまとって強力な突進をかます単体攻撃「竜牙槍」。『ToM』では龍の形の巨大なエネルギー波を3回発射する技へと変更されており、上記の「真空波動槍」と同じでエネルギー波が敵を貫通して飛ぶので多くの敵をまとめて薙ぎ倒せる。ザコ戦闘での必殺技の使い勝手の良さはフェンリルナイトにも勝るので「召喚SP+」を習得させたりSPを回復するリンクアビリティを装備して、必殺技の回転率を強化しよう。
闇:フェンリルナイト
クラスチェンジには「グレイプニル」が必要。公式イラストがとにかくすごくてふぅ…。スターランサーと並ぶリースの人気クラスだが、まず間違いなくこの公式イラストの影響と思われる。ふぅ…。
ダウン魔法を全体がけできるようになるため集団戦に対応。補助性能の高さはスターランサーに並ぶ。攻撃力はヴァナディースには一歩劣るものの、武器攻撃力の高さがこれをカバー出来るので、単騎での攻撃力はヴァナディースにも引けを取らないなど、全体的に高性能なのが特長。
『ToM』では特技のデバフ効果がバトル終了まで永続となる専用スキル「魔狼の災禍」を得られる。防御力と引換に攻撃力を強化する「アタッカー」を習得すれば、デバフ魔法と合わせてかなり強力。
「ラミアンナーガ」は唯一追加効果を有していない、純粋な攻撃魔法である。召喚魔法での異常効果が期待できないため、別途パラメータダウン全体がけと併用する形になる。
必殺技は、素早い動きで敵の懐へ飛び込み何度も何度も刺突を繰り返す単体攻撃「百花乱舞」。『ToM』でも単体攻撃の技だが、こちらも技ヒット中は敵の動きがロックするので他のキャラが追撃する事もできる。ボス戦で特に有用。
余談だが、SFC版ではフェンリルナイトの最強装備「巨人のヤリ」を倉庫に入れるとそのままアイテムが消滅してしまうというバグが存在する。倉庫のデータに巨人のヤリのスペースがない事が原因であるため、避けることが不可能。利用の際はくれぐれも気をつけて。
さらに余談となるが、公式攻略本「基礎知識編」では「敵の全ての能力を下げ、いたぶるような戦い方を好む」という解説があり、普段のリースからは想像もつかないさまに驚いた読者はおそらく少なくないだろう。公式イラストが示す通り『ToM』ゲーム中でも衣装の肌の露出の多さは他のクラスと比較しても随一で、全ての戦いが終わりローラント王国へ帰還したリースの姿を見たエリオット王子の性癖が心配。普段お淑やかなリースがベッドの上で苛烈なサディストと化す、薄い本が流行りそうな予感である。
クラス4
『ToM』から新規に追加された、更なるクラスチェンジ。リースに課せられた試練をクリアする事で入手できるアイテム「慈愛のオーブ」を使用して、下記のクラスへとクラスチェンジが可能となる。
リースのクラス4は光闇どちらのクラスに進めても、召喚魔法の消費MPを20%アップして与ダメージを35%強化する「アンリミテッド」のアビリティを得られるのは共通している。
光:ミーティア
必殺技使用時に味方全体のHPを10%回復する専用スキル「救済の光」を得られる。
「攻撃力アップオールⅢ」「防御力アップオールⅡ」など味方全体に常時バフ効果を与えるスキルが習得でき、これに特技と「ラッキーアップⅡ(特技でのバフ効果を確率でさらに20%アップ)」の効果が乗ればパーティ全員をかなり強化できる。
必殺技は、聖なる力で上空から隕石を落とし広範囲を攻撃する「天星槍」。ダメージを受けるとSPが10%増加する「ダメージSP+Ⅳ」があれば強力かつ広範囲なこの必殺技を一層撃ちやすくなるだろう(ノーダメージ勝利を狙う場合は不向きかもしれないが)。
闇:フレースヴェルグ
リースの闇クラスのクラス4。クラス名は北欧神話に登場する鷲の姿をした巨人からきており、「死体を飲み込む者」という意味。衣装も、鳥をモチーフにしたと思わしき姿になっている。
必殺技使用時にランダムな味方のSPを35%増加させる専用スキル「神鳥の飛翔」を得られる。
「アタッカーⅡ」はアタッカーの強化版アビリティで、デバフ魔法と合わせて格闘戦で一層活躍できる。召喚魔法を使うとSPが35%増加する「召喚SP+Ⅱ」も、「アンリミテッド」と合わせて装備するのがベター。
必殺技は、極限まで高めた闘気を纏いながら突撃し、連続攻撃を叩き込み最後に落雷を伴った攻撃で大ダメージを与える単体技「煌鷲槍」。技発動中はリースにも鷲の翼が生え、華麗な空中戦も披露する。
単体技につき初撃が空振りするとSP400%が無駄になってしまうので注意。
お絵カキコ
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